JPH0645688Y2 - ゆるみ止め締付けナット - Google Patents
ゆるみ止め締付けナットInfo
- Publication number
- JPH0645688Y2 JPH0645688Y2 JP4699790U JP4699790U JPH0645688Y2 JP H0645688 Y2 JPH0645688 Y2 JP H0645688Y2 JP 4699790 U JP4699790 U JP 4699790U JP 4699790 U JP4699790 U JP 4699790U JP H0645688 Y2 JPH0645688 Y2 JP H0645688Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- recess
- fitted
- loosening prevention
- pressure contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、回転中にゆるまないように回転体に螺合して
締付けることができるゆるみ止め締付けナットに関す
る。
締付けることができるゆるみ止め締付けナットに関す
る。
［従来の技術］ 従来は、回転体に螺合して締付けるナットは、ゆるまな
いように２つのナットをダブルナットとして締付けるよ
うになっていた。
いように２つのナットをダブルナットとして締付けるよ
うになっていた。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、ダブルナットになると、軸芯方向に高く
なって、回転中には障害となり、また、ナットの締付け
が強すぎたり弱くなったりして、被締付体側や、ねじ部
が損傷したり、締付不充分となったりする、といった不
具合を呈していた。
なって、回転中には障害となり、また、ナットの締付け
が強すぎたり弱くなったりして、被締付体側や、ねじ部
が損傷したり、締付不充分となったりする、といった不
具合を呈していた。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、そのような不具合を解決し、単一のナットに
よりゆるまないように良好に締付けることができるよう
にしたものであり、そのため、中心部にねじ孔を有する
ナットの締付面側には、軸芯より離間した側が高くなる
傾斜底面を有した凹部を形成するとともに、該凹部内に
は複数のボールを嵌装し、前記凹部に面するナットの締
付面側には、前記ボール群が内接できる圧接板を少なく
ともその一部が軸芯方向に移動可能に嵌装して構成した
ものである。
よりゆるまないように良好に締付けることができるよう
にしたものであり、そのため、中心部にねじ孔を有する
ナットの締付面側には、軸芯より離間した側が高くなる
傾斜底面を有した凹部を形成するとともに、該凹部内に
は複数のボールを嵌装し、前記凹部に面するナットの締
付面側には、前記ボール群が内接できる圧接板を少なく
ともその一部が軸芯方向に移動可能に嵌装して構成した
ものである。
［作用］ したがって、ナットを回転体に適度に螺合して締付けて
おくと、回転時には、凹部内のボール群が遠心力により
遠心方向に移動して、圧接板を被締付体側に圧接させる
ことになり、その圧接により、ナットが回転体に対し回
動するのを阻止されて、ゆるみ止めが行われる状態とな
る。
おくと、回転時には、凹部内のボール群が遠心力により
遠心方向に移動して、圧接板を被締付体側に圧接させる
ことになり、その圧接により、ナットが回転体に対し回
動するのを阻止されて、ゆるみ止めが行われる状態とな
る。
［実施例］ 次に、図面に示す実施例について説明する。
第３図は刈払機の斜視図を示し、エンジン部（６）、グ
リップ（７）、ハンドル杆（８）などを後部に装備して
伝動軸（９）を内装した長い操作桿（10）の先端部をギ
ヤケース（11）の上部に連結し、下端側にねじ軸（12
a）を有して前記ギヤケース（11）内に軸架した駆動軸
（12）と前記伝動軸（９）とを両ベベルギヤ（13）（1
4）を介して伝動連結し、前記ねじ軸（12a）の上部には
刈刃押さえ（15）を嵌合固定し、該刈刃押さえ（15）
と、ねじ軸（12a）に嵌合できる押さえ板（16）との間
に円板刃（17）を挟着できるようにして構成する。
リップ（７）、ハンドル杆（８）などを後部に装備して
伝動軸（９）を内装した長い操作桿（10）の先端部をギ
ヤケース（11）の上部に連結し、下端側にねじ軸（12
a）を有して前記ギヤケース（11）内に軸架した駆動軸
（12）と前記伝動軸（９）とを両ベベルギヤ（13）（1
4）を介して伝動連結し、前記ねじ軸（12a）の上部には
刈刃押さえ（15）を嵌合固定し、該刈刃押さえ（15）
と、ねじ軸（12a）に嵌合できる押さえ板（16）との間
に円板刃（17）を挟着できるようにして構成する。
（Ａ）は前記ねじ軸（12a）に螺合できるナットで、そ
の中心部にはねじ孔（１）を形成し、前記押さえ板（1
6）に接触することができる締付面（２）側には、軸芯
より離間した側が高くなる傾斜底面（3a）を有したリン
グ状の凹部（３）を形成し、該凹部（３）内には多数の
ボール（４）を嵌装し、前記凹部（３）に面するナット
（Ａ）の締付面（２）側には、前記ボール（４）群が内
接できるリング状の圧接板（５）を嵌装するが、該圧接
板（５）の中心部側に形成した筒部（5a）を、前記ねじ
孔（１）の端部側にそれより大径に形成した段部（18）
に嵌合して、圧接板（５）が外れないように、また、ボ
ール（４）群が内接する部分が軸芯方向に移動できるよ
うにして構成する。
の中心部にはねじ孔（１）を形成し、前記押さえ板（1
6）に接触することができる締付面（２）側には、軸芯
より離間した側が高くなる傾斜底面（3a）を有したリン
グ状の凹部（３）を形成し、該凹部（３）内には多数の
ボール（４）を嵌装し、前記凹部（３）に面するナット
（Ａ）の締付面（２）側には、前記ボール（４）群が内
接できるリング状の圧接板（５）を嵌装するが、該圧接
板（５）の中心部側に形成した筒部（5a）を、前記ねじ
孔（１）の端部側にそれより大径に形成した段部（18）
に嵌合して、圧接板（５）が外れないように、また、ボ
ール（４）群が内接する部分が軸芯方向に移動できるよ
うにして構成する。
なお、前記凹部（３）内にボール案内用の溝を形成した
り、圧接板（５）全体が外れないで軸方向に移動できる
ように取付けて構成することもできる。
り、圧接板（５）全体が外れないで軸方向に移動できる
ように取付けて構成することもできる。
したがって、第４図に示すように、刈刃押さえ（15）と
押さえ板（16）との間に円板刃（17）を挟着させるとと
もにねじ軸（12a）にナット（Ａ）を螺合すると、ナッ
ト（Ａ）により押さえ板（16）を締付けて円板刃（17）
を締付け固定することができることになる。
押さえ板（16）との間に円板刃（17）を挟着させるとと
もにねじ軸（12a）にナット（Ａ）を螺合すると、ナッ
ト（Ａ）により押さえ板（16）を締付けて円板刃（17）
を締付け固定することができることになる。
作業時に、駆動軸（12）を回転させて円板刃（17）を高
速回転させると、第５図に示すように、凹部（３）内の
ボール（４）群が遠心力により遠心方向に移動して、圧
接板（５）を押さえ板（16）側に圧接させることにな
り、その圧接によりナット（Ａ）がねじ軸（12a）に対
し回動するのを阻止されてゆるみ止めが行われる状態と
なり、また、回転が停止した場合には、第４図に示すよ
うに、ボール（４）群が凹部（３）内の深所に落ちこむ
状態となって、円板刃（17）を取り換えるような場合に
は、ナット（Ａ）を容易に回動させて取り外すことがで
きることになる。
速回転させると、第５図に示すように、凹部（３）内の
ボール（４）群が遠心力により遠心方向に移動して、圧
接板（５）を押さえ板（16）側に圧接させることにな
り、その圧接によりナット（Ａ）がねじ軸（12a）に対
し回動するのを阻止されてゆるみ止めが行われる状態と
なり、また、回転が停止した場合には、第４図に示すよ
うに、ボール（４）群が凹部（３）内の深所に落ちこむ
状態となって、円板刃（17）を取り換えるような場合に
は、ナット（Ａ）を容易に回動させて取り外すことがで
きることになる。
なお、前記ナット（Ａ）は、グラインダ刃や、高速回転
する回転体の締付け用として、広く好適に実施できるも
のである。
する回転体の締付け用として、広く好適に実施できるも
のである。
［考案の効果］ このように本考案は、ナット（Ａ）を回転体に適度に螺
合するだけで容易に取付けることができることになり、
回転時には、ボール（４）群が遠心力により遠心方向に
移動して圧接板（５）を被締付体側に圧接させることが
できることになり、その圧接によりナット（Ａ）が回転
体に対し回動するのを阻止されてゆるみ止めが行われる
ことになり、従来のようにダブルナットにしないで単一
のナット（Ａ）でもって確実にゆるみ止めをして、しか
も容易に締付けが行なえることになり、簡単な構造にし
て好適に実施できる特長を有する。
合するだけで容易に取付けることができることになり、
回転時には、ボール（４）群が遠心力により遠心方向に
移動して圧接板（５）を被締付体側に圧接させることが
できることになり、その圧接によりナット（Ａ）が回転
体に対し回動するのを阻止されてゆるみ止めが行われる
ことになり、従来のようにダブルナットにしないで単一
のナット（Ａ）でもって確実にゆるみ止めをして、しか
も容易に締付けが行なえることになり、簡単な構造にし
て好適に実施できる特長を有する。
第１図は本考案の実施例であるナットの断面図、第２図
は分解して示すその平面図、第３図は刈払機の斜視図、
第４図はその一部の断面図、第５図は第４図の一部で示
す作動説明図である。 （１）……ねじ孔、（Ａ）……ナット （２）……締付面、（3a）……傾斜底面 （３）……凹部、（４）……ボール （５）……圧接板
は分解して示すその平面図、第３図は刈払機の斜視図、
第４図はその一部の断面図、第５図は第４図の一部で示
す作動説明図である。 （１）……ねじ孔、（Ａ）……ナット （２）……締付面、（3a）……傾斜底面 （３）……凹部、（４）……ボール （５）……圧接板
Claims (1)
- 【請求項１】中心部にねじ孔（１）を有するナット
（Ａ）の締付面（２）側には、軸芯より離間した側が高
くなる傾斜底面（3a）を有した凹部（３）を形成すると
ともに、該凹部（３）内には複数のボール（４）を嵌装
し、前記凹部（３）に面するナット（Ａ）の締付面
（２）側には、前記ボール（４）群が内接できる圧接板
（５）を少なくともその一部が軸芯方向に移動可能に嵌
装して構成したことを特徴とするゆるみ止め締付けナッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4699790U JPH0645688Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ゆるみ止め締付けナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4699790U JPH0645688Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ゆるみ止め締付けナット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH045507U JPH045507U (ja) | 1992-01-20 |
| JPH0645688Y2 true JPH0645688Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31562549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4699790U Expired - Lifetime JPH0645688Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | ゆるみ止め締付けナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645688Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50121146A (ja) * | 1974-03-11 | 1975-09-22 | ||
| JPS50126082U (ja) * | 1974-04-01 | 1975-10-16 |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP4699790U patent/JPH0645688Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH045507U (ja) | 1992-01-20 |
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