JPH0323761B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0323761B2 JPH0323761B2 JP61505572A JP50557286A JPH0323761B2 JP H0323761 B2 JPH0323761 B2 JP H0323761B2 JP 61505572 A JP61505572 A JP 61505572A JP 50557286 A JP50557286 A JP 50557286A JP H0323761 B2 JPH0323761 B2 JP H0323761B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- bodies
- nut body
- groove
- threaded rod
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
請求の範囲
1 略C字形の第一と第二のナツト体で、夫々が
内面にねじのある軸方向の孔部を有し、横方向に
切り口が孔部から外周まで開いており、前記第一
と第二のナツト体は相関的に回転が可能で、かつ
軸方向移動が可能な継接手段により連結されてお
り、前記継接手段は、一方のナツト体に同心溝を
有し、他方のナツトにそれに等しい同心の突起を
有し、それにより入れ子式に相互が一致して孔軸
にそつて自由に回転と移動が出来るが脱出できな
いように嵌合しており、かつ両ナツト体の切り口
が揃えられ、ねじ棒に噛合した状態で一方のナツ
ト体を他方のナツト体に対して回転させることに
よつて両ナツト体の間にロツクに必要な押圧力を
発生させるための間隙が形成されていることを特
徴とするロツクナツト。
内面にねじのある軸方向の孔部を有し、横方向に
切り口が孔部から外周まで開いており、前記第一
と第二のナツト体は相関的に回転が可能で、かつ
軸方向移動が可能な継接手段により連結されてお
り、前記継接手段は、一方のナツト体に同心溝を
有し、他方のナツトにそれに等しい同心の突起を
有し、それにより入れ子式に相互が一致して孔軸
にそつて自由に回転と移動が出来るが脱出できな
いように嵌合しており、かつ両ナツト体の切り口
が揃えられ、ねじ棒に噛合した状態で一方のナツ
ト体を他方のナツト体に対して回転させることに
よつて両ナツト体の間にロツクに必要な押圧力を
発生させるための間隙が形成されていることを特
徴とするロツクナツト。
2 第一のナツト体と第二のナツト体との間に軸
方向に形成される間隙は、両ナツト体の切り口を
揃えた状態で、ねじ巾の1/6から1/2の範囲内に形
成されていることを特徴とする請求の範囲1項記
載のロツクナツト。
方向に形成される間隙は、両ナツト体の切り口を
揃えた状態で、ねじ巾の1/6から1/2の範囲内に形
成されていることを特徴とする請求の範囲1項記
載のロツクナツト。
3 継接手段は、前記ナツト体の一方にアンダー
カツト溝があり、他方のナツト体にはそれに一致
する同心の鼻が協力し、そして軸方向の移動を制
限することによつて両者の完全な分離を防いでい
ることを特徴とする請求の範囲第1項記載のロツ
クナツト。
カツト溝があり、他方のナツト体にはそれに一致
する同心の鼻が協力し、そして軸方向の移動を制
限することによつて両者の完全な分離を防いでい
ることを特徴とする請求の範囲第1項記載のロツ
クナツト。
4 軸方向ねじ付き孔に切つたねじは、孔面の
180゜から220゜にわたつていることを特徴とする請
求の範囲第1項記載のロツクナツト。
180゜から220゜にわたつていることを特徴とする請
求の範囲第1項記載のロツクナツト。
5 両ナツト体の軸方向ねじ付き孔の長さはほぼ
等しいことを特徴とする請求の範囲第1項記載の
ロツクナツト。
等しいことを特徴とする請求の範囲第1項記載の
ロツクナツト。
6 第一と第二のナツト体の周囲にはナツト体を
把持する手段が形成されていることを特徴とする
請求の範囲第1項記載のロツクナツト。
把持する手段が形成されていることを特徴とする
請求の範囲第1項記載のロツクナツト。
7 第一と第二のナツト体は、それらの外周縁に
おける軸方向の長さがほぼ等しいことを特徴とす
る請求の範囲第1項記載のロツクナツト。
おける軸方向の長さがほぼ等しいことを特徴とす
る請求の範囲第1項記載のロツクナツト。
8 第一及び第二のナツト体は、前記の切り口を
並び揃えた場合にねじ山が元来あるべき状態に位
置することとし、かつメンバー相互間にはねじ巾
の1/6から1/2の軸方向間隔を置き、かつ上述のね
じの作動表面は180゜から200゜で、軸方向の長さは
両者共ほぼ等しく、なお前記第一及び第二ナツト
体には、一方のナツト体には溝が、そして他方の
ナツト体にはそれに一致する突起が設けられ、ナ
ツト体同志が相関的に自由に回転出来、かつ制限
内で軸方向に移動が可能でありながら、両者が離
別することなく結合していることを特徴とする請
求の範囲第1項記載のロツクナツト。
並び揃えた場合にねじ山が元来あるべき状態に位
置することとし、かつメンバー相互間にはねじ巾
の1/6から1/2の軸方向間隔を置き、かつ上述のね
じの作動表面は180゜から200゜で、軸方向の長さは
両者共ほぼ等しく、なお前記第一及び第二ナツト
体には、一方のナツト体には溝が、そして他方の
ナツト体にはそれに一致する突起が設けられ、ナ
ツト体同志が相関的に自由に回転出来、かつ制限
内で軸方向に移動が可能でありながら、両者が離
別することなく結合していることを特徴とする請
求の範囲第1項記載のロツクナツト。
9 第一と第二のナツト体が相互の間で回転する
ことが出来、その回転は切り口の並び揃つていて
ロツクされていない時の位置から、両者が相互に
軸方向に接合してねじ全体が連繋してロツクされ
た時の位置まで回転させることが出来、そしてロ
ツクされた位置にある時の第一と第二のナツト体
の切り口は互いに約180゜離れていることを特徴と
する請求の範囲第1項記載のロツクナツト。
ことが出来、その回転は切り口の並び揃つていて
ロツクされていない時の位置から、両者が相互に
軸方向に接合してねじ全体が連繋してロツクされ
た時の位置まで回転させることが出来、そしてロ
ツクされた位置にある時の第一と第二のナツト体
の切り口は互いに約180゜離れていることを特徴と
する請求の範囲第1項記載のロツクナツト。
10 夫々中心軸をもつ第一と第二のナツト体を
成形し、同心状に仕掛けを設けて第一と第二のナ
ツト体を加圧することによつて変形を生じさせ、
その変形によつて2コのナツト体を相互に結合さ
せ、かつ制限内で軸方向の移動を可能にし、相互
の移動を可能にし、かつ相関的に回転を可能に
し、前記のナツト体をクランプした状態で、それ
ら2コのナツト体にタツプ孔を加工し、第一のナ
ツト体を中心軸方向から見てねじ加工の回転方向
の逆に1/6から1/2回転だけ第二のナツト体に対し
て回転し、2コのナツト体をクランプした状態で
切り口加工をし、その切り口はねじ孔から外側に
向け、横方向に上述のナツト体の外周に届くまで
加工し、それによつて概略C字形になつて相互に
結合したナツト体を成形することを特徴とするロ
ツクナツトの製造法。
成形し、同心状に仕掛けを設けて第一と第二のナ
ツト体を加圧することによつて変形を生じさせ、
その変形によつて2コのナツト体を相互に結合さ
せ、かつ制限内で軸方向の移動を可能にし、相互
の移動を可能にし、かつ相関的に回転を可能に
し、前記のナツト体をクランプした状態で、それ
ら2コのナツト体にタツプ孔を加工し、第一のナ
ツト体を中心軸方向から見てねじ加工の回転方向
の逆に1/6から1/2回転だけ第二のナツト体に対し
て回転し、2コのナツト体をクランプした状態で
切り口加工をし、その切り口はねじ孔から外側に
向け、横方向に上述のナツト体の外周に届くまで
加工し、それによつて概略C字形になつて相互に
結合したナツト体を成形することを特徴とするロ
ツクナツトの製造法。
11 第一と第二のナツト体を成形するに当たつ
て、なお手順に含まれることは、第一ナツト体に
は同軸状凹部をもち、第二ナツト体には上記と等
しい同軸状の突起部をもち、この第二のナツト体
の突起部の寸法は上記の凹部の中に入れ子式には
め込ませることの出来る寸法に構成されているこ
とを特徴とする請求の範囲第10項記載のロツク
ナツトの製造法。
て、なお手順に含まれることは、第一ナツト体に
は同軸状凹部をもち、第二ナツト体には上記と等
しい同軸状の突起部をもち、この第二のナツト体
の突起部の寸法は上記の凹部の中に入れ子式には
め込ませることの出来る寸法に構成されているこ
とを特徴とする請求の範囲第10項記載のロツク
ナツトの製造法。
12 ロツクナツト組立体から鋭利な周縁を除去
するバリ取り加工をすることを特徴とする請求の
範囲第11項記載のロツクナツトの製造法。
するバリ取り加工をすることを特徴とする請求の
範囲第11項記載のロツクナツトの製造法。
13 ロツクナツト組立体に耐蝕性を付加するた
めのメツキ加工を施したことを特徴とする請求の
範囲第12項記載のロツクナツトの製造法。
めのメツキ加工を施したことを特徴とする請求の
範囲第12項記載のロツクナツトの製造法。
14 中心軸を夫々が有している第一と第二のナ
ツト体を成形し、第一と第二のナツト体を同心に
配備して相互に加圧し、その加圧によつて変形を
生じさせ、その変形によつて2コのナツト体を結
合させ、それにより制限された範囲内での軸方向
の移動を可能にし、かつ相互間の移動を自由に
し、なおかつ相互間の回転を自由にさせ、第一と
第二のナツト体の間にスペーサーをはさみこんで
両者を軸方向に隔離させ、その間隔はねじ巾の1/
6から1/2とし、スペーサーを2コのナツト体の間
にはさんだままの状態で両者をクランプしつつ両
者にねじ孔を加工し、それら2コのナツト体をク
ランプしたまま切り口を加工し、その切り口はね
じ孔から外周まで横方向の外側向きに切り通り、
そして概ね2コの結合したナツト体がC字形を形
成することを特徴とする請求の範囲第10項記載
のロツクナツトの製造法。
ツト体を成形し、第一と第二のナツト体を同心に
配備して相互に加圧し、その加圧によつて変形を
生じさせ、その変形によつて2コのナツト体を結
合させ、それにより制限された範囲内での軸方向
の移動を可能にし、かつ相互間の移動を自由に
し、なおかつ相互間の回転を自由にさせ、第一と
第二のナツト体の間にスペーサーをはさみこんで
両者を軸方向に隔離させ、その間隔はねじ巾の1/
6から1/2とし、スペーサーを2コのナツト体の間
にはさんだままの状態で両者をクランプしつつ両
者にねじ孔を加工し、それら2コのナツト体をク
ランプしたまま切り口を加工し、その切り口はね
じ孔から外周まで横方向の外側向きに切り通り、
そして概ね2コの結合したナツト体がC字形を形
成することを特徴とする請求の範囲第10項記載
のロツクナツトの製造法。
15 クランプを取りはずし、かつ挿入されてい
たスペーサーを除去することを特徴とする請求の
範囲第14項記載のロツクナツトの製造法。
たスペーサーを除去することを特徴とする請求の
範囲第14項記載のロツクナツトの製造法。
16 鋭利な周縁を取り去るためにバリ取り加工
を行なうことを特徴とする請求の範囲第14項記
載のロツクナツトの製造法。
を行なうことを特徴とする請求の範囲第14項記
載のロツクナツトの製造法。
17 耐蝕被膜をロツクナツト組立体に施すため
に電気化学的にメツキ加工をすることを特徴とす
る請求の範囲第14項記載のロツクナツトの製造
法。
に電気化学的にメツキ加工をすることを特徴とす
る請求の範囲第14項記載のロツクナツトの製造
法。
18 前記の第一と第二のナツト体を成形する手
順として、第一ナツト体には同軸の凹部を設け、
第二ナツト体には上記に等しい同軸の突起部を設
け、それらの寸法は入れ子式に第二のナツト体の
凸部が第一ナツト体の凹部にはまり込むようにす
る如く構成したことを特徴とする請求の範囲第1
7項記載のロツクナツトの製造法。
順として、第一ナツト体には同軸の凹部を設け、
第二ナツト体には上記に等しい同軸の突起部を設
け、それらの寸法は入れ子式に第二のナツト体の
凸部が第一ナツト体の凹部にはまり込むようにす
る如く構成したことを特徴とする請求の範囲第1
7項記載のロツクナツトの製造法。
19 自在継手は、第一と第二のナツト体は夫々
の端面を同軸上に組合せた時に協力関係をもつも
のとし、第一ナツト体の上記の端面には上述の軸
と同心に環状溝を設け、その溝内に横方向にアン
ダーカツト部を設け、上述の第二ナツト体には環
状突起部を設け、その突起上には変形し得る環状
鼻を設け、その突起部が第一ナツト体の溝に嵌入
される寸法に仕上げ、前記の鼻は第一と第二のナ
ツト体が相互に軸方向に加圧された時に鼻が変形
して、その横方向の変形によつて鼻が第一ナツト
体のアンダーカツト部分に入り込み、それによつ
て両ナツト体が軸方向に完全に分離するのを防
ぎ、かつ限度内での軸方向の移動を可能にし、な
おかつ上述の共通軸に沿つて相互に回転出来るよ
うに構成されていることを特徴とする請求の範囲
第10項記載のロツクナツトの製造法。
の端面を同軸上に組合せた時に協力関係をもつも
のとし、第一ナツト体の上記の端面には上述の軸
と同心に環状溝を設け、その溝内に横方向にアン
ダーカツト部を設け、上述の第二ナツト体には環
状突起部を設け、その突起上には変形し得る環状
鼻を設け、その突起部が第一ナツト体の溝に嵌入
される寸法に仕上げ、前記の鼻は第一と第二のナ
ツト体が相互に軸方向に加圧された時に鼻が変形
して、その横方向の変形によつて鼻が第一ナツト
体のアンダーカツト部分に入り込み、それによつ
て両ナツト体が軸方向に完全に分離するのを防
ぎ、かつ限度内での軸方向の移動を可能にし、な
おかつ上述の共通軸に沿つて相互に回転出来るよ
うに構成されていることを特徴とする請求の範囲
第10項記載のロツクナツトの製造法。
20 第一ナツト体のアンダーカツトは前記の溝
部から横方向内側に向けて切り込まれていること
を特徴とする請求の範囲第19項記載のロツクナ
ツトの製造法。
部から横方向内側に向けて切り込まれていること
を特徴とする請求の範囲第19項記載のロツクナ
ツトの製造法。
21 自在継手成形法は、第一ナツト体には中心
軸と端面があり、その端面には上述の軸と同心の
環状溝部をもち、その溝部内には横方向中心側に
切り込まれた凹部を有し、第二ナツト体には中心
軸と端面を有し、その端面には環状突起部が設け
られ、その先端部にはそこから上方に軸方向に立
ち上がつた形の変形可能な環状鼻を有し、前記の
突起部の鼻部は第一ナツト体の溝内に入れ子式に
嵌合する寸法とし、第二ナツト体の突起部を第一
ナツト体の溝部分に嵌入し、第一と第二ナツト体
を相互に加圧して第二ナツト体を設けた鼻部を横
方向に変形させて第一ナツト体と第二ナツト体と
を結合し、かつ制限された範囲内で軸方向の移動
を可能にし、なおかつ完全に分離するのを防ぎ、
かつ共通の軸に沿つて相互に回転するのを可能に
することを特徴とする請求の範囲第10項記載の
ロツクナツトの製造法。
軸と端面があり、その端面には上述の軸と同心の
環状溝部をもち、その溝部内には横方向中心側に
切り込まれた凹部を有し、第二ナツト体には中心
軸と端面を有し、その端面には環状突起部が設け
られ、その先端部にはそこから上方に軸方向に立
ち上がつた形の変形可能な環状鼻を有し、前記の
突起部の鼻部は第一ナツト体の溝内に入れ子式に
嵌合する寸法とし、第二ナツト体の突起部を第一
ナツト体の溝部分に嵌入し、第一と第二ナツト体
を相互に加圧して第二ナツト体を設けた鼻部を横
方向に変形させて第一ナツト体と第二ナツト体と
を結合し、かつ制限された範囲内で軸方向の移動
を可能にし、なおかつ完全に分離するのを防ぎ、
かつ共通の軸に沿つて相互に回転するのを可能に
することを特徴とする請求の範囲第10項記載の
ロツクナツトの製造法。
関連出願
本出願は「スリツプオンロツクナツト」の名称
にて第789216号にて1985年10月18日に提出した特
許の一部継続出願である。
にて第789216号にて1985年10月18日に提出した特
許の一部継続出願である。
発明の技術分野
この発明はロツクナツト及びその製造法に係る
ものである。更に詳しくは、この発明はロツクナ
ツトの改良型であつて、先ずねじ棒を横断しなが
ら位置づけてからそのねじ棒の周りを横方向に動
かし、その後に1回転以内の回転によつてロツク
するように固定するものである。
ものである。更に詳しくは、この発明はロツクナ
ツトの改良型であつて、先ずねじ棒を横断しなが
ら位置づけてからそのねじ棒の周りを横方向に動
かし、その後に1回転以内の回転によつてロツク
するように固定するものである。
発明の背景
ねじ棒と対象物の間を固定するためのロツクナ
ツトの使途には多数の適用法がある。従来のロツ
クナツト用法によれば、先ず第一のナツトをねじ
棒にねじ付けてから対象物に到達するまで回し、
次に第二のナツトを同じねじ棒にねじ付けてそれ
が第一のナツトに密着するまで回すことによつ
て、ねじが緩むのを防ぐことになる。このような
従来形式のロツクナツトは何年も使用されて来た
が、明らかに不利な点を内在している。例えば、
この方法では2コのナツトを必要としている。加
えて、各ナツトを夫々ねじ付けねばならず、多く
の場合ナツトが所定の位置まで回し込むまでのね
じ棒の寸法が非常に長いことがある。これは明白
に労力を時間を多分に必要とし、多くの場合ねじ
棒にナツトを適宜に配置させることが不可能な場
合があるが、それは特にねじ棒の中間点の所定の
位置にロツクナツトを固定させる場合は尚更であ
る。
ツトの使途には多数の適用法がある。従来のロツ
クナツト用法によれば、先ず第一のナツトをねじ
棒にねじ付けてから対象物に到達するまで回し、
次に第二のナツトを同じねじ棒にねじ付けてそれ
が第一のナツトに密着するまで回すことによつ
て、ねじが緩むのを防ぐことになる。このような
従来形式のロツクナツトは何年も使用されて来た
が、明らかに不利な点を内在している。例えば、
この方法では2コのナツトを必要としている。加
えて、各ナツトを夫々ねじ付けねばならず、多く
の場合ナツトが所定の位置まで回し込むまでのね
じ棒の寸法が非常に長いことがある。これは明白
に労力を時間を多分に必要とし、多くの場合ねじ
棒にナツトを適宜に配置させることが不可能な場
合があるが、それは特にねじ棒の中間点の所定の
位置にロツクナツトを固定させる場合は尚更であ
る。
ロツクナツト法の改良型を作るための試みにお
いて、各種の変形が提案されており、中にはばね
付きナツトを用いたものがあり、これらは締め付
けばねの如きものである。これのばねはナツトと
対象物を締めつける力を創造させるためのもので
あり、これによりナツトが緩むのを防ぐに充分な
力を維持させようとするものである。しかしこの
様な方法によつてしても同様な不利な点、つま
り、ねじ棒の一端から所定の位置にナツトが到達
するまで回しつづけなくてはならない。
いて、各種の変形が提案されており、中にはばね
付きナツトを用いたものがあり、これらは締め付
けばねの如きものである。これのばねはナツトと
対象物を締めつける力を創造させるためのもので
あり、これによりナツトが緩むのを防ぐに充分な
力を維持させようとするものである。しかしこの
様な方法によつてしても同様な不利な点、つま
り、ねじ棒の一端から所定の位置にナツトが到達
するまで回しつづけなくてはならない。
他の方法としてはねじ棒に対して横並びに2コ
のナツトを用いている。しかしこれらのナツトは
取りはずした状態では双方が余りに似通つていて
混乱し易く、商業ベースでは非実用的である。こ
の類の発明はロツクス名義の米国特許第2355679
号明細書に提示されている。別の方法としては単
数C形ナツトがあり、これらロツクス名義の米国
特許第2374309号明細書、及びデロング名義の米
国特許第1375781号明細書で提案されている。し
かし、これらの発明では、ねじ棒にかかる負荷が
偏在しており、かつ、C形ワツシヤーが放射状に
離脱するのを防ぐ機能に依存しなくてはならない
ものである。
のナツトを用いている。しかしこれらのナツトは
取りはずした状態では双方が余りに似通つていて
混乱し易く、商業ベースでは非実用的である。こ
の類の発明はロツクス名義の米国特許第2355679
号明細書に提示されている。別の方法としては単
数C形ナツトがあり、これらロツクス名義の米国
特許第2374309号明細書、及びデロング名義の米
国特許第1375781号明細書で提案されている。し
かし、これらの発明では、ねじ棒にかかる負荷が
偏在しており、かつ、C形ワツシヤーが放射状に
離脱するのを防ぐ機能に依存しなくてはならない
ものである。
従つて、上記に概説したような不利な点を有す
る従来の方法を克服するため、改良型ロツクナツ
トを提供するのが本発明の目的である。
る従来の方法を克服するため、改良型ロツクナツ
トを提供するのが本発明の目的である。
より詳しくは、この発明の目的の一つとして、
ねじ棒上の所定の位置に近い箇所に、ねじ棒を横
断しながら配備させることが出来るので、ねじ棒
の端からナツトを回しながら所定の位置に到達さ
せる必要がないという改良型ロツクナツトを提供
することにある。
ねじ棒上の所定の位置に近い箇所に、ねじ棒を横
断しながら配備させることが出来るので、ねじ棒
の端からナツトを回しながら所定の位置に到達さ
せる必要がないという改良型ロツクナツトを提供
することにある。
更に、この改良型ロツクナツトの次の目的であ
り、利点とするところは、ねじ棒に一度位置づけ
したあとは、ロツクすべき位置までナツトを回す
ためにはねじ棒の回りを一回転以内で到達すると
いう能力である。
り、利点とするところは、ねじ棒に一度位置づけ
したあとは、ロツクすべき位置までナツトを回す
ためにはねじ棒の回りを一回転以内で到達すると
いう能力である。
更に、この改良型を提供する目的として、上述
の利点に加えて、この方法と製法によれば、これ
ら2つのナツトは結合部によつて永久に結合した
状態にあり、この結合部は相互の回転を可能と
し、2コのナツト間の軸方向の移動を制限してい
るので、この結合と一体化組立てにより、製造と
使用に当たつては恰も1コのナツトと同様に扱え
る。
の利点に加えて、この方法と製法によれば、これ
ら2つのナツトは結合部によつて永久に結合した
状態にあり、この結合部は相互の回転を可能と
し、2コのナツト間の軸方向の移動を制限してい
るので、この結合と一体化組立てにより、製造と
使用に当たつては恰も1コのナツトと同様に扱え
る。
更に次の目的としては、ロツクナツトを簡単に
製造する方法であり、この方法によつてロツクナ
ツトの2コの部分が軸上の定位置に確固に締め付
けた状態にあるという方法を提供するものであ
る。
製造する方法であり、この方法によつてロツクナ
ツトの2コの部分が軸上の定位置に確固に締め付
けた状態にあるという方法を提供するものであ
る。
他の諸目的は、引き続き明細書を読み、かつ図
面を調べて理解した者にとつて明白となろう。
面を調べて理解した者にとつて明白となろう。
発明の概要
改良型ロツクナツトという本発明では、相互に
同軸上に近接して位置づけられた第一と第二のナ
ツトを有し、その間には配備された突起部と溝部
があつて、これらの突起部と溝部によつて同軸上
に内部結合されたものである。この突起部と溝部
によつて内部結合した状態で、第一と第二のナツ
トは共通の縦軸上の同心的関係を保つて制限なく
回転出来る仕掛けとなつており、同時にナツト相
互は非常に接近しており、その間隔は好ましくは
ねじの1山より短いものである。とは言つても、
この突起部と溝部による内部結合によつてナツト
相互は同軸上を離別することはなく、常に結合し
たままであるので、単体としての機能を持つてい
るのである。ナツトには軸上を貫通状にねじが切
つてあり、各ナツトの外周から内部方向に切り口
が開いてねじ部に通じている。その切り口の巾は
ねじ穴の直径と同じが、若しくはわずかに巾広で
あり、切り口の中心線が開口ねじ部の軸と交差し
ているので、開口ねじ部はアーク状ねじ壁面とな
つて、その角度は約180℃にまたがついる。この
切り口は下の切り口の上に上の切り口が重なつて
おり、その様に切り口が揃つているのでナツトを
ねじ棒に取り付けるに当たつては直接に所定の位
置に当てがうことが出来、そしてこのナツトを棒
上に横にして取り付ければ、ねじ棒のねじ上に2
コが一体となつたナツトのアーク状ねじ壁のねじ
があてはまることになる。その後に、1コのナツ
トを他の1コに対してわずかに回転、例えば1/2
回転程度、させれば切り口の並びが不揃いとなつ
てねじ部がねじ棒全周を取り巻くこととなる。こ
の相関的回転と、ナツトとねじ棒がねじ合うこと
により、2コのナツトが軸上を相互に向けて動き
合うこととなり、これによつて2コのナツト間に
圧力をもつたロツキング結合が得られるのであ
る。このロツクナツトを取りはずすには上述の順
番を逆にすることによつて簡単に行うことが出来
る。
同軸上に近接して位置づけられた第一と第二のナ
ツトを有し、その間には配備された突起部と溝部
があつて、これらの突起部と溝部によつて同軸上
に内部結合されたものである。この突起部と溝部
によつて内部結合した状態で、第一と第二のナツ
トは共通の縦軸上の同心的関係を保つて制限なく
回転出来る仕掛けとなつており、同時にナツト相
互は非常に接近しており、その間隔は好ましくは
ねじの1山より短いものである。とは言つても、
この突起部と溝部による内部結合によつてナツト
相互は同軸上を離別することはなく、常に結合し
たままであるので、単体としての機能を持つてい
るのである。ナツトには軸上を貫通状にねじが切
つてあり、各ナツトの外周から内部方向に切り口
が開いてねじ部に通じている。その切り口の巾は
ねじ穴の直径と同じが、若しくはわずかに巾広で
あり、切り口の中心線が開口ねじ部の軸と交差し
ているので、開口ねじ部はアーク状ねじ壁面とな
つて、その角度は約180℃にまたがついる。この
切り口は下の切り口の上に上の切り口が重なつて
おり、その様に切り口が揃つているのでナツトを
ねじ棒に取り付けるに当たつては直接に所定の位
置に当てがうことが出来、そしてこのナツトを棒
上に横にして取り付ければ、ねじ棒のねじ上に2
コが一体となつたナツトのアーク状ねじ壁のねじ
があてはまることになる。その後に、1コのナツ
トを他の1コに対してわずかに回転、例えば1/2
回転程度、させれば切り口の並びが不揃いとなつ
てねじ部がねじ棒全周を取り巻くこととなる。こ
の相関的回転と、ナツトとねじ棒がねじ合うこと
により、2コのナツトが軸上を相互に向けて動き
合うこととなり、これによつて2コのナツト間に
圧力をもつたロツキング結合が得られるのであ
る。このロツクナツトを取りはずすには上述の順
番を逆にすることによつて簡単に行うことが出来
る。
第1図は本発明によるロツクナツトの好ましい
実施例の平面図で、ナツトは取りはずした状態に
ある。第2図は第1図の−線上に沿つたナツ
トの中心断面図である。第2A図はロツクナツト
の2コのナツト間において協働し合う突起部と溝
部が見えるようにした分解断面図である。第3図
は第1図に示すロツクナツト法の正面図である。
第4図は第1図のような平面図であるが、ナツト
がロツクされた状態を示している。第5図は第4
図の−線断面図である。第6図はロツクナツ
トの第2実施例の平面図であり、それが取りはず
された状態にある。第7図は第6図に示すロツク
ナツトの正面図である。第8図は第6図の平面図
と同様であるが、ロツクナツトがロツクされた状
態にある。第9図は第8図の−線断面図であ
る。第10図は第7図に類する部分断面を有する
正面図であるが、ナツトがロツクされた状態を示
している。第11図は組み付け前のナツト体の平
面図である。第12図は組付け前の相手側ナツト
体の平面図である。第13図は第11図の13−
13線断側面図である。第14図は第12図の1
4−14線断側面図である。第15図は部分的に
切断面された側面図で、ナツト体2コが互いに圧
着された状態を示す。第16図はナツト体2コを
同時にタツピング加工時をしている状態を示す側
面図である。第17図は2コのナツトに切り口加
工を施す時に固定された状態を示す斜視図であ
る。第18図は2コのナツトの変形加工でタツピ
ングと切り口加工を合同して加工する際にナツト
が圧着固定された時の側面図である。第19図は
第18図に用いられているスペーサの斜視図であ
る。便宜上の参照用に、次の状態を説明するため
の特定の用語を使つているが、その定義に限定さ
れるものではない。例えば、「上方に」、「下方
に」、「右方に」、及び「左方に」とあるのは、本
図を参照した上での夫々の方向を意味している。
「内方へ」及び「外方へ」とあるのはナツトアセ
ンブリ及び各部品の幾何的中心に対して夫々「中
心に向けて」及び「中心から遠ざかつて」を意味
している。上述の用語は特述した意味及び元来の
意味、及び同様の意味の言語をも含むものとす
る。
実施例の平面図で、ナツトは取りはずした状態に
ある。第2図は第1図の−線上に沿つたナツ
トの中心断面図である。第2A図はロツクナツト
の2コのナツト間において協働し合う突起部と溝
部が見えるようにした分解断面図である。第3図
は第1図に示すロツクナツト法の正面図である。
第4図は第1図のような平面図であるが、ナツト
がロツクされた状態を示している。第5図は第4
図の−線断面図である。第6図はロツクナツ
トの第2実施例の平面図であり、それが取りはず
された状態にある。第7図は第6図に示すロツク
ナツトの正面図である。第8図は第6図の平面図
と同様であるが、ロツクナツトがロツクされた状
態にある。第9図は第8図の−線断面図であ
る。第10図は第7図に類する部分断面を有する
正面図であるが、ナツトがロツクされた状態を示
している。第11図は組み付け前のナツト体の平
面図である。第12図は組付け前の相手側ナツト
体の平面図である。第13図は第11図の13−
13線断側面図である。第14図は第12図の1
4−14線断側面図である。第15図は部分的に
切断面された側面図で、ナツト体2コが互いに圧
着された状態を示す。第16図はナツト体2コを
同時にタツピング加工時をしている状態を示す側
面図である。第17図は2コのナツトに切り口加
工を施す時に固定された状態を示す斜視図であ
る。第18図は2コのナツトの変形加工でタツピ
ングと切り口加工を合同して加工する際にナツト
が圧着固定された時の側面図である。第19図は
第18図に用いられているスペーサの斜視図であ
る。便宜上の参照用に、次の状態を説明するため
の特定の用語を使つているが、その定義に限定さ
れるものではない。例えば、「上方に」、「下方
に」、「右方に」、及び「左方に」とあるのは、本
図を参照した上での夫々の方向を意味している。
「内方へ」及び「外方へ」とあるのはナツトアセ
ンブリ及び各部品の幾何的中心に対して夫々「中
心に向けて」及び「中心から遠ざかつて」を意味
している。上述の用語は特述した意味及び元来の
意味、及び同様の意味の言語をも含むものとす
る。
好ましい実施例の詳細な説明
第1−5図に関連して、本発明になるロツクナ
ツト、若しくはその構造体11の好ましい実施例
が提示されている。このロツクナツト11には第
1と第2のナツトとして夫々12と13を有し、
それらを以後説明の便宜上、図面上で上と下に位
置しているところから夫々上部ナツト体(メンバ
ー)及び下部ナツト体(メンバー)と称する。ロ
ツクナツト11は第1に於いてはねじ棒14と共
に呈示されているが、後者は対象物若しくは事物
15から突出しており、その表面16にロツクナ
ツトが取り付くことになる。第1図のねじ棒14
と対象物15は描写上の便宜のために点線で描か
れている。
ツト、若しくはその構造体11の好ましい実施例
が提示されている。このロツクナツト11には第
1と第2のナツトとして夫々12と13を有し、
それらを以後説明の便宜上、図面上で上と下に位
置しているところから夫々上部ナツト体(メンバ
ー)及び下部ナツト体(メンバー)と称する。ロ
ツクナツト11は第1に於いてはねじ棒14と共
に呈示されているが、後者は対象物若しくは事物
15から突出しており、その表面16にロツクナ
ツトが取り付くことになる。第1図のねじ棒14
と対象物15は描写上の便宜のために点線で描か
れている。
第1若しくは上部ナツト体12を考察すると、
そこにはナツト体の中心縦軸19と同心に中央開
孔部がある。ナツト体12には切り口23が形成
されており、その切り口23はナツト体の厚み全
域に亙つて軸方向に延びており、そ開口方向は外
周側から内方向の半径方向に延びて中央開孔部に
通じている。この切り口23はナツト体の半径方
向に亙つているので、その中心線22は軸19と
交差する。切り口23は平行な側壁24が形成さ
れており、これらの側壁はねじ棒14及びねじ開
孔部の直径と同じ間隙か、好ましくはわずかに広
い巾となつている。これらの側壁24はナツトの
半径方向に内方向に、中心直径線26の間近ま
で、しかし好ましくはその点よりはわずかに短い
ところまで延びており、そこで側壁24は内壁若
しくは肩部25を終点とし、この肩部25は開孔
部21を形成する側壁27に通ずるようになだら
かな勾配をなす。中央開孔部21はアーク形状
で、その広がりは最小でも180゜に亙り、このアー
ク形側壁27は好ましくはアーク角の180゜をわず
か上まわつた角度で、190゜とか200゜に亙つてい
る。アーク角が180゜以内でも作用は働くが、不必
要な強度が低下する。
そこにはナツト体の中心縦軸19と同心に中央開
孔部がある。ナツト体12には切り口23が形成
されており、その切り口23はナツト体の厚み全
域に亙つて軸方向に延びており、そ開口方向は外
周側から内方向の半径方向に延びて中央開孔部に
通じている。この切り口23はナツト体の半径方
向に亙つているので、その中心線22は軸19と
交差する。切り口23は平行な側壁24が形成さ
れており、これらの側壁はねじ棒14及びねじ開
孔部の直径と同じ間隙か、好ましくはわずかに広
い巾となつている。これらの側壁24はナツトの
半径方向に内方向に、中心直径線26の間近ま
で、しかし好ましくはその点よりはわずかに短い
ところまで延びており、そこで側壁24は内壁若
しくは肩部25を終点とし、この肩部25は開孔
部21を形成する側壁27に通ずるようになだら
かな勾配をなす。中央開孔部21はアーク形状
で、その広がりは最小でも180゜に亙り、このアー
ク形側壁27は好ましくはアーク角の180゜をわず
か上まわつた角度で、190゜とか200゜に亙つてい
る。アーク角が180゜以内でも作用は働くが、不必
要な強度が低下する。
ナツト体12には環状平面28が上部、若しく
は外端にあり、同様の環状平面29が下部、若し
くは内端にある。
は外端にあり、同様の環状平面29が下部、若し
くは内端にある。
第2、若しくは下部ナツト体13は基本的には
上部ナツト体12と同じ構造になつているが、下
部ナツト体で上部ナツト体と同一部分に対しては
12と同一の参照番号を用い、それにダツシユを
付した。
上部ナツト体12と同じ構造になつているが、下
部ナツト体で上部ナツト体と同一部分に対しては
12と同一の参照番号を用い、それにダツシユを
付した。
ナツト体12と13が常に結合していて両者が
完全に離脱することを防ぎ、なおかつこの結合構
造物31が同時にナツト体相互の相関的回転を制
限することなく、そしてそれらの間隔が軸上で制
限されることを確保するため、この結合構造物3
1は基本的に協力関係にある突起部と溝部の組合
せから出来ており、実際、好ましくはこれら2つ
の仕掛けが同心的に一方が他方の内部に組み込ま
れているのがよい。
完全に離脱することを防ぎ、なおかつこの結合構
造物31が同時にナツト体相互の相関的回転を制
限することなく、そしてそれらの間隔が軸上で制
限されることを確保するため、この結合構造物3
1は基本的に協力関係にある突起部と溝部の組合
せから出来ており、実際、好ましくはこれら2つ
の仕掛けが同心的に一方が他方の内部に組み込ま
れているのがよい。
第2図及び第2A図に示すように、結合構造物
31には環状の凹部若しくは溝32があつて、そ
れは上部ナツト体12に形成されており、側壁4
1と42によつて限定された突起部33′と同心
になつており、そしてこの33′は基本的には反
対側にある環状側壁34と35で限定された環状
溝32の横巾と同じ、若しくはわずかに狭くなつ
ている。突起部33′には鼻若しくは出張り43
が先端にあり、この鼻43は横方向に出張つてい
る(言葉を替えれば、軸19に対しては内側とい
う関係である)。この環状溝32は下部ナツト体
13の上側表面29からナツトに向けて上方に掘
り込んでおり、この溝部32は下部ナツト体13
の上側表面29′から上方に突出している環状突
起部33′を受け入れるように作られている。
31には環状の凹部若しくは溝32があつて、そ
れは上部ナツト体12に形成されており、側壁4
1と42によつて限定された突起部33′と同心
になつており、そしてこの33′は基本的には反
対側にある環状側壁34と35で限定された環状
溝32の横巾と同じ、若しくはわずかに狭くなつ
ている。突起部33′には鼻若しくは出張り43
が先端にあり、この鼻43は横方向に出張つてい
る(言葉を替えれば、軸19に対しては内側とい
う関係である)。この環状溝32は下部ナツト体
13の上側表面29からナツトに向けて上方に掘
り込んでおり、この溝部32は下部ナツト体13
の上側表面29′から上方に突出している環状突
起部33′を受け入れるように作られている。
この結合部構造には更に環状突起部33があ
り、溝部32の内側に一緒に形成されており、そ
して33は下側表面29から軸方向下向きに突出
している。後者の突起部33は環状溝部若しくは
凹部32′の中に軸方向に突入し、そしてこの3
2が下部ナツト13において突起部33と同心に
なつている。後者の溝部32′は上端面29′から
軸方向下向きに掘り込まれている。
り、溝部32の内側に一緒に形成されており、そ
して33は下側表面29から軸方向下向きに突出
している。後者の突起部33は環状溝部若しくは
凹部32′の中に軸方向に突入し、そしてこの3
2が下部ナツト13において突起部33と同心に
なつている。後者の溝部32′は上端面29′から
軸方向下向きに掘り込まれている。
環状溝32は外側及び内側の夫々の側壁34と
35の間に限定されており、外側側壁34は下側
表面29から軸方向上方に掘り込まれて溝の奥壁
36の平面まで延びている。しかし内側側壁35
は溝部の奥壁までは延びずに、溝深さの中途まで
しか延びず、傾斜した環状側壁若しくは肩部37
のところまで部分的に延びており、つまり後者は
中心軸19に対して横方向内側に向けて傾斜して
おり、それに引き続いて軸方向上方に延びてい
る。この傾斜肩部37は内部側壁38まで延びて
そこで止まつており、この内部側壁38は側壁3
5と同心であるが、わずかに横方向内側に間を置
いている。この内側側壁38は更に軸方向上方に
延びて平底壁36で結合している。この事は、切
り口32は内部若しくは突き当たり部において横
方向内側に向けて出張つたアンダーカツト39を
有することであり、つまり切り口32の断面は基
本的にはL字形をしていることになる。
35の間に限定されており、外側側壁34は下側
表面29から軸方向上方に掘り込まれて溝の奥壁
36の平面まで延びている。しかし内側側壁35
は溝部の奥壁までは延びずに、溝深さの中途まで
しか延びず、傾斜した環状側壁若しくは肩部37
のところまで部分的に延びており、つまり後者は
中心軸19に対して横方向内側に向けて傾斜して
おり、それに引き続いて軸方向上方に延びてい
る。この傾斜肩部37は内部側壁38まで延びて
そこで止まつており、この内部側壁38は側壁3
5と同心であるが、わずかに横方向内側に間を置
いている。この内側側壁38は更に軸方向上方に
延びて平底壁36で結合している。この事は、切
り口32は内部若しくは突き当たり部において横
方向内側に向けて出張つたアンダーカツト39を
有することであり、つまり切り口32の断面は基
本的にはL字形をしていることになる。
切り口32の内部に限定された突起部33′は、
環状外側側壁と内側側壁の夫々41と42の間に
輪郭づけられており、側壁42から横方向への巾
の故に溝部の鼻部39に位置し得るようになつて
いる。鼻部43には傾斜壁若しくは肩部44が下
側にある。鼻部43の軸方向の寸法若しくは厚味
は溝内鼻部39の軸方向の高さより少ないので溝
部内において軸方向にクリアランスがあるのは第
2図に見る通りであり、これによりナツト体12
と13における限定された軸方向の移動が可能に
なつている。
環状外側側壁と内側側壁の夫々41と42の間に
輪郭づけられており、側壁42から横方向への巾
の故に溝部の鼻部39に位置し得るようになつて
いる。鼻部43には傾斜壁若しくは肩部44が下
側にある。鼻部43の軸方向の寸法若しくは厚味
は溝内鼻部39の軸方向の高さより少ないので溝
部内において軸方向にクリアランスがあるのは第
2図に見る通りであり、これによりナツト体12
と13における限定された軸方向の移動が可能に
なつている。
突起部33には外側環状壁35があり、この3
5は又溝部32を輪郭づける内側環状側壁であ
る。突起部33にも傾斜した内側側壁46があ
り、この46は軸方向下向に延び、かつ突起部の
先端を指向し横方向外側に向けて傾斜している。
反対側の溝部32′は同様な形状を有し、それに
は内側側壁47があり、この47は下方向外方に
向けて延び、ナツトの軸方向に内部に向けて掘り
込まれており、従つて反対側の傾斜壁46とこの
47は類似の傾斜壁となつている。溝32′には
外側環状壁があつて側壁42によつて形成されて
いる。
5は又溝部32を輪郭づける内側環状側壁であ
る。突起部33にも傾斜した内側側壁46があ
り、この46は軸方向下向に延び、かつ突起部の
先端を指向し横方向外側に向けて傾斜している。
反対側の溝部32′は同様な形状を有し、それに
は内側側壁47があり、この47は下方向外方に
向けて延び、ナツトの軸方向に内部に向けて掘り
込まれており、従つて反対側の傾斜壁46とこの
47は類似の傾斜壁となつている。溝32′には
外側環状壁があつて側壁42によつて形成されて
いる。
ナツト体12と13は第2図に示すように互い
に組み付いており、突起部33′は軸方向に突出
して溝部32に入り込んでおり、かつその場で自
由に回転出来るような具合に支持されており、同
様に突起部33は溝部32′に入り込んでおり、
かつその場で自由に回転出来る具合に支持されて
いる。突起部33′の鼻43が張り出しているの
で、かつそれが溝部35の鼻部39の中に収容さ
れているので、表面44は肩部37に接し、そし
てナツト体が軸方向に別離するのを妨げており、
それによつてナツト体同誌が常に結合された状態
にあり、その故に単一体としての取扱いの便宜を
形成しているのである。しかし、上述のように鼻
部44の軸方向の寸法が溝内の鼻部39の高さよ
り短いのでナツト体12と13の間には軸方向に
移動は出来るが、その距離は制限されているとい
う状態にある。第2図に示すように表面44が肩
部37に接する場合には、ナツト体12と13は
間を置いた関係にあり、その関係はロツクナツト
が開放若しくはロツクがはずされた位置関係にあ
る。この位置では、相対する表面29と29′は
間を空けており、突起部33′の上端面も溝部3
2の底部36から見て下方に間を空けており、か
つ相対する傾斜面46と47も又間を空けて位置
している。この実施例では、上述の間隙は好まし
くは軸方向寸法にして軸方向ねじ山の1/3若しく
は1/2ピツチに相当するものである。
に組み付いており、突起部33′は軸方向に突出
して溝部32に入り込んでおり、かつその場で自
由に回転出来るような具合に支持されており、同
様に突起部33は溝部32′に入り込んでおり、
かつその場で自由に回転出来る具合に支持されて
いる。突起部33′の鼻43が張り出しているの
で、かつそれが溝部35の鼻部39の中に収容さ
れているので、表面44は肩部37に接し、そし
てナツト体が軸方向に別離するのを妨げており、
それによつてナツト体同誌が常に結合された状態
にあり、その故に単一体としての取扱いの便宜を
形成しているのである。しかし、上述のように鼻
部44の軸方向の寸法が溝内の鼻部39の高さよ
り短いのでナツト体12と13の間には軸方向に
移動は出来るが、その距離は制限されているとい
う状態にある。第2図に示すように表面44が肩
部37に接する場合には、ナツト体12と13は
間を置いた関係にあり、その関係はロツクナツト
が開放若しくはロツクがはずされた位置関係にあ
る。この位置では、相対する表面29と29′は
間を空けており、突起部33′の上端面も溝部3
2の底部36から見て下方に間を空けており、か
つ相対する傾斜面46と47も又間を空けて位置
している。この実施例では、上述の間隙は好まし
くは軸方向寸法にして軸方向ねじ山の1/3若しく
は1/2ピツチに相当するものである。
しかし、次に述べるように、ナツト体12と1
3は後述の表面(複数)が接触するまでの距離を
軸方向に移動することが出来るのであるが、ここ
でいう後者の位置は第5図に示されており、これ
はロツクナツトにおいてロツクされた位置関係と
等しい。好ましくは、2つのナツト体のアーク形
ねじ付側壁の軸方向の寸法は図に示すように殆ど
同じであるのがよい。ナツト体相互のねじ接触面
積が極めて異なる場合、2つのナツト体にかかる
最大トルクが過度の圧力のために制限を受けるこ
とになろう。又、好ましくは2つのナツト体の周
縁の軸方向の高さも図に示すように同じであるが
よく、それによつて締め付けのためのレンチやそ
の他の工具の接触域を充分にとることが出来よ
う。
3は後述の表面(複数)が接触するまでの距離を
軸方向に移動することが出来るのであるが、ここ
でいう後者の位置は第5図に示されており、これ
はロツクナツトにおいてロツクされた位置関係と
等しい。好ましくは、2つのナツト体のアーク形
ねじ付側壁の軸方向の寸法は図に示すように殆ど
同じであるのがよい。ナツト体相互のねじ接触面
積が極めて異なる場合、2つのナツト体にかかる
最大トルクが過度の圧力のために制限を受けるこ
とになろう。又、好ましくは2つのナツト体の周
縁の軸方向の高さも図に示すように同じであるが
よく、それによつて締め付けのためのレンチやそ
の他の工具の接触域を充分にとることが出来よ
う。
ロツクナツト11は利用するためには、先ず切
り口23と23′は第1図及び第3図に示すよう
に互いに直接に並びに揃えておくのである。次に
この用具をねじ棒14の所定の場所に直接に接す
るように位置をとり、次いで棒に向けて横方向に
寄せればねじ棒14が半径方向に切り口23と2
3′を通り、そしてねじ壁27と27′と結合する
ことになる。ねじ壁27と27′がねじ棒14の
雄ねじと噛み合うのを確実にするため、ナツト体
12と13は第1図に示す如く最初は軸方向に間
隔を置いた状態のままにしておく。ねじ壁27と
27′の夫々のねじ山がねじ棒14のねじと噛み
合つた時にナツト体夫々が棒と揃い、かくして相
互のねじ山が接合し合うのである(つまり本来あ
るべき位置)。ナツト体の切り口が並び揃い、ね
じがねじ棒と噛み合つた位置についた時の表面2
9と29′の間隙はねじピツチの1/6から1/2程で
あり、好ましくはねじピツチの1/2がよい。
り口23と23′は第1図及び第3図に示すよう
に互いに直接に並びに揃えておくのである。次に
この用具をねじ棒14の所定の場所に直接に接す
るように位置をとり、次いで棒に向けて横方向に
寄せればねじ棒14が半径方向に切り口23と2
3′を通り、そしてねじ壁27と27′と結合する
ことになる。ねじ壁27と27′がねじ棒14の
雄ねじと噛み合うのを確実にするため、ナツト体
12と13は第1図に示す如く最初は軸方向に間
隔を置いた状態のままにしておく。ねじ壁27と
27′の夫々のねじ山がねじ棒14のねじと噛み
合つた時にナツト体夫々が棒と揃い、かくして相
互のねじ山が接合し合うのである(つまり本来あ
るべき位置)。ナツト体の切り口が並び揃い、ね
じがねじ棒と噛み合つた位置についた時の表面2
9と29′の間隙はねじピツチの1/6から1/2程で
あり、好ましくはねじピツチの1/2がよい。
このロツクナツトが一度横方向に移動してねじ
棒14と上述のように噛み合つた時、そして上部
ナツトの上部表面28が対象物15の底面16に
しつかりと接した場合には、上部ナツト体12は
回転し得ない状態に置かれたこととなり、その時
に下部ナツト体13を手動にて約1/2回転させて
上部ナツト体12に寄せつけるのである。この様
に下部ナツト体13を1/2回転回すことと、それ
がねじ棒14に噛み合つていることから、下部ナ
ツト体13がねじ棒14に沿つて軸方向上方に進
むこととなり、その軸方向距離がねじ山ピツチの
約1/2に等しいということになる。2つの表面2
9と29′が接合するに要する回転数を1/6から1/
2にするようにナツトを設計することになる。好
ましい寸法としては1/3回転であり、つまり2つ
の面が相互に接触してから、ナツトとねじ棒の弾
性限度内において互いに締め付け合うのが代表的
用法だからである。1/3回転の寸法で接触するな
らば、充分に締め付けた場合には第4図に示すよ
うに結果として1/2回転分に収る。
棒14と上述のように噛み合つた時、そして上部
ナツトの上部表面28が対象物15の底面16に
しつかりと接した場合には、上部ナツト体12は
回転し得ない状態に置かれたこととなり、その時
に下部ナツト体13を手動にて約1/2回転させて
上部ナツト体12に寄せつけるのである。この様
に下部ナツト体13を1/2回転回すことと、それ
がねじ棒14に噛み合つていることから、下部ナ
ツト体13がねじ棒14に沿つて軸方向上方に進
むこととなり、その軸方向距離がねじ山ピツチの
約1/2に等しいということになる。2つの表面2
9と29′が接合するに要する回転数を1/6から1/
2にするようにナツトを設計することになる。好
ましい寸法としては1/3回転であり、つまり2つ
の面が相互に接触してから、ナツトとねじ棒の弾
性限度内において互いに締め付け合うのが代表的
用法だからである。1/3回転の寸法で接触するな
らば、充分に締め付けた場合には第4図に示すよ
うに結果として1/2回転分に収る。
下部ナツト体13の1/2回転の移動に伴い、突
起部33′は上向きに動いて溝32に進入して全
深度まで進み、同時に突起部33は相対的に下方
に動いて溝32′に進入し、これによつて傾斜面
46と47を以つて相互にくさび結合状に作用し
合つて、ナツト体12と13の堅固で確実な結合
をもたらすのである。このような確固にロツクさ
れた状態では、切り口23と23′は、基本的に
直径方向が逆になつているのは第4図及び第5図
に示す通りであるが、これによつてナツトがねじ
棒14の全周360゜にわたつて確固なねじ合わせの
状態が生まれるのである。
起部33′は上向きに動いて溝32に進入して全
深度まで進み、同時に突起部33は相対的に下方
に動いて溝32′に進入し、これによつて傾斜面
46と47を以つて相互にくさび結合状に作用し
合つて、ナツト体12と13の堅固で確実な結合
をもたらすのである。このような確固にロツクさ
れた状態では、切り口23と23′は、基本的に
直径方向が逆になつているのは第4図及び第5図
に示す通りであるが、これによつてナツトがねじ
棒14の全周360゜にわたつて確固なねじ合わせの
状態が生まれるのである。
このロツクナツトをはずす場合は、逆の順を追
えばよく、つまり下部ナツト体13を1/2回転戻
し、そして切り口23と23′が揃うことになり、
そしてナツト体全部をそつくり棒の横に取りはず
すだけである。
えばよく、つまり下部ナツト体13を1/2回転戻
し、そして切り口23と23′が揃うことになり、
そしてナツト体全部をそつくり棒の横に取りはず
すだけである。
本発明に係るロツクナツト11は、略C字形の
第一と第二のナツト体12,13で、夫々が内面
にねじのある軸方向の孔部21を有し、横方向に
切り口23,23′が孔部から外周まで開いてお
り、前記第一と第二のナツト体12,13は相関
的に回転が可能で、軸方向移動が可能な継接手段
によつて連結されており、前記継接手段は、一方
のナツト体に同心溝32を有し、他方のナツト体
にそれに等しい同心の突起33を有し、それによ
り入れ子式に相互が一致して孔軸19にそつて自
由に回転出来るが脱出できないように嵌合してお
り、かつ両ナツト体12,13の切り口23,2
3′が揃えられ、ねじ棒14に噛合した状態で一
方のナツト体を他方のナツト体に対して回転させ
ることによつて両ナツト体12,13の間にロツ
クに必要な押圧力を発生させるための間隔が形成
されて構成されている。
第一と第二のナツト体12,13で、夫々が内面
にねじのある軸方向の孔部21を有し、横方向に
切り口23,23′が孔部から外周まで開いてお
り、前記第一と第二のナツト体12,13は相関
的に回転が可能で、軸方向移動が可能な継接手段
によつて連結されており、前記継接手段は、一方
のナツト体に同心溝32を有し、他方のナツト体
にそれに等しい同心の突起33を有し、それによ
り入れ子式に相互が一致して孔軸19にそつて自
由に回転出来るが脱出できないように嵌合してお
り、かつ両ナツト体12,13の切り口23,2
3′が揃えられ、ねじ棒14に噛合した状態で一
方のナツト体を他方のナツト体に対して回転させ
ることによつて両ナツト体12,13の間にロツ
クに必要な押圧力を発生させるための間隔が形成
されて構成されている。
前記継接手段の作用でナツト体12とナツト体
13とは軸線19のズレがなく、回転できるよう
に嵌合状態で結合しているので、恰も単一のナツ
トを使用するように取扱うことができる。
13とは軸線19のズレがなく、回転できるよう
に嵌合状態で結合しているので、恰も単一のナツ
トを使用するように取扱うことができる。
そしてこのロツクナツト11の切り口23,2
3′を揃えた状態でねじ棒14の横方より嵌合さ
せてそれに設けられているねじを噛合させて所定
の位置まで螺合し、次にナツト体13をナツト体
12に対して回転させてナツト体12に押圧する
ことによつてロツク力を発生させているので、そ
のロツキング操作は極めて容易である。
3′を揃えた状態でねじ棒14の横方より嵌合さ
せてそれに設けられているねじを噛合させて所定
の位置まで螺合し、次にナツト体13をナツト体
12に対して回転させてナツト体12に押圧する
ことによつてロツク力を発生させているので、そ
のロツキング操作は極めて容易である。
なお、前記のように2つのナツト体12と13
とは一体的に結合されているので、ナツトをロツ
クする時と弛める時にのみ両手を使用するが、そ
の他の時は片手の作業が可能であり、効率的にロ
ツクナツトを使用することができる。
とは一体的に結合されているので、ナツトをロツ
クする時と弛める時にのみ両手を使用するが、そ
の他の時は片手の作業が可能であり、効率的にロ
ツクナツトを使用することができる。
ロツクナツト製造法
第1−5図に示すロツクナツトは次に述べる方
法を用いて一貫して製造されることになる。
法を用いて一貫して製造されることになる。
方法の第一段階では第12図及び第14図に示
す第一ナツト体50を成形する。このナツト体は
好ましくは六角棒材を用いて回転加工、例えば旋
盤若しくはスクリユー機を使つて成形する。棒端
を加工して溝部32及びアンダーカツト部39を
第14図の断面図のように加工する。棒端の加工
が済んでからナツト体を棒材から切断して同じ加
工を繰り返す。次の段階では第11図の平面図及
び第13図の断面側面図に示す第二ナツト体51
を成形する。好ましくは、ナツト体は六角棒材を
用いて回転加工をする。しかしこのナツト体はプ
ラスチツクナツトを射出力成形を用いて成形した
り、ヘツデイング機を用いて冷間成形したりして
他の成形技法を用いることも可能である。
す第一ナツト体50を成形する。このナツト体は
好ましくは六角棒材を用いて回転加工、例えば旋
盤若しくはスクリユー機を使つて成形する。棒端
を加工して溝部32及びアンダーカツト部39を
第14図の断面図のように加工する。棒端の加工
が済んでからナツト体を棒材から切断して同じ加
工を繰り返す。次の段階では第11図の平面図及
び第13図の断面側面図に示す第二ナツト体51
を成形する。好ましくは、ナツト体は六角棒材を
用いて回転加工をする。しかしこのナツト体はプ
ラスチツクナツトを射出力成形を用いて成形した
り、ヘツデイング機を用いて冷間成形したりして
他の成形技法を用いることも可能である。
第二ナツト体には突起部33′とその上端の鼻
部43が設けられている。しかし、第13図に示
す鼻部43は第2A図に示す鼻部43とは形状が
著しく異なることに注意してもらいたいが、これ
は変形加工前の形状であるからである。第一ナツ
ト体50と第二ナツト体51は同心状ではめ込み
可能で、一方が他方の内部にはまり込んだ形状を
もつているが、それは第15図に示す状態であ
る。同心状態で双方がはまり込んだ時には、第二
ナツト体の突起部33′は第一ナツト体の溝部3
2の中に当てはまる。
部43が設けられている。しかし、第13図に示
す鼻部43は第2A図に示す鼻部43とは形状が
著しく異なることに注意してもらいたいが、これ
は変形加工前の形状であるからである。第一ナツ
ト体50と第二ナツト体51は同心状ではめ込み
可能で、一方が他方の内部にはまり込んだ形状を
もつているが、それは第15図に示す状態であ
る。同心状態で双方がはまり込んだ時には、第二
ナツト体の突起部33′は第一ナツト体の溝部3
2の中に当てはまる。
この方法の次の段階は2つのナツト体を軸方向
に圧着させて、第二ナツト体の鼻部43を押し曲
げて第一ナツト体のアンダーカツト39の中に入
れ込むことであり、これによつてナツト体相互が
離反しないように、かつ同軸上を回転することが
自由に出来る状態をもたらすのである。圧着する
には従来のプレス機にて成就することが出来、第
15図にスケツチしたようなプレス部品56と台
座58をもつたようなアーバープレスを用いるこ
とが出来る。
に圧着させて、第二ナツト体の鼻部43を押し曲
げて第一ナツト体のアンダーカツト39の中に入
れ込むことであり、これによつてナツト体相互が
離反しないように、かつ同軸上を回転することが
自由に出来る状態をもたらすのである。圧着する
には従来のプレス機にて成就することが出来、第
15図にスケツチしたようなプレス部品56と台
座58をもつたようなアーバープレスを用いるこ
とが出来る。
次のステツプとしては、第一及び第二ナツト体
の孔にねじを立てることである。第一と第二ナツ
ト体の組合せは第15図に示すように互いに回ら
ないように固く締めておく。クランピング機構は
クランプ具60のようにスケツチを描いて示して
あり、ナツト孔に近接するようにクリアランス孔
61を有している。2コのナツト体を堅固にクラ
ンプしておいてから第一と第二ナツト体にねじを
立てる。好ましくは回転タツプ62を使い、この
62がナツト孔の中を軸方向に通過するのである
が、ねじを立てるための他の種々の技法、例えば
スレツドシーリング、スレツドローリング、若し
くは単刃スレツドターニング等を使うことも出来
る。理想的にはタツプを使う前に第一と第二ナツ
ト体に揃い記号64及び64′という印を第16
図に示すように付しておくのがよい。
の孔にねじを立てることである。第一と第二ナツ
ト体の組合せは第15図に示すように互いに回ら
ないように固く締めておく。クランピング機構は
クランプ具60のようにスケツチを描いて示して
あり、ナツト孔に近接するようにクリアランス孔
61を有している。2コのナツト体を堅固にクラ
ンプしておいてから第一と第二ナツト体にねじを
立てる。好ましくは回転タツプ62を使い、この
62がナツト孔の中を軸方向に通過するのである
が、ねじを立てるための他の種々の技法、例えば
スレツドシーリング、スレツドローリング、若し
くは単刃スレツドターニング等を使うことも出来
る。理想的にはタツプを使う前に第一と第二ナツ
ト体に揃い記号64及び64′という印を第16
図に示すように付しておくのがよい。
ロツクナツト成形加工の次のステツプはねじ方
向の反対方向に90゜〜180゜回転させてナツト体同
志に相対的に角度をもたせる。好ましい角度は
120゜若しくは六角形の2辺分がよい。例えば、右
勝手ねじを使う場合に時計回りに回せば前進する
として、上部ナツト体を下部ナツト体に関して反
時計回りに回す。この新規の位置づけで再びクラ
ンプしてから次の加工、即ち切り口加工に入る。
この時、揃い記号64と64′によつて2コのナ
ツト体の相関的位置を確かめることが特に重要で
ある点に留意を促しておく。第16図に示すよう
に、ねじ立て加工中は揃い記号は並んでいる。そ
して第17図に示すようにナツト体を回転して新
位置について切り口加工をする以前の段階では揃
い記号が相互に120゜離れている。
向の反対方向に90゜〜180゜回転させてナツト体同
志に相対的に角度をもたせる。好ましい角度は
120゜若しくは六角形の2辺分がよい。例えば、右
勝手ねじを使う場合に時計回りに回せば前進する
として、上部ナツト体を下部ナツト体に関して反
時計回りに回す。この新規の位置づけで再びクラ
ンプしてから次の加工、即ち切り口加工に入る。
この時、揃い記号64と64′によつて2コのナ
ツト体の相関的位置を確かめることが特に重要で
ある点に留意を促しておく。第16図に示すよう
に、ねじ立て加工中は揃い記号は並んでいる。そ
して第17図に示すようにナツト体を回転して新
位置について切り口加工をする以前の段階では揃
い記号が相互に120゜離れている。
次のステツプは切り口23を加工することであ
り、この切り口は2コのナツト体の上から下まで
切り落としている。この切り口加工用の機械とし
ては種々の既存技法があり、例えば第17図にあ
るエンドミル70が普通用いられている。多量生
産に当つては、好ましくはブローチ若しくはチエ
インブローチがこの切り口加工に適していよう。
第17図に示すクランプ用具において、切り口加
工工具のクリアランスのために切り口68がある
のに留意されたい。切り口が加工されたならば、
ナツトは実際上完成したことになる。望ましくは
引き続いて追加のバリ取り加工をして鋭い縁を除
いたり、腐蝕を防ぐためのメツキ加工をしたりす
ることになる。このナツトは通常の技法としての
電気化学的メツキを行えばよく、2コのナツト体
間の部分にも適宜なメツキ被覆を得ることが出来
よう。
り、この切り口は2コのナツト体の上から下まで
切り落としている。この切り口加工用の機械とし
ては種々の既存技法があり、例えば第17図にあ
るエンドミル70が普通用いられている。多量生
産に当つては、好ましくはブローチ若しくはチエ
インブローチがこの切り口加工に適していよう。
第17図に示すクランプ用具において、切り口加
工工具のクリアランスのために切り口68がある
のに留意されたい。切り口が加工されたならば、
ナツトは実際上完成したことになる。望ましくは
引き続いて追加のバリ取り加工をして鋭い縁を除
いたり、腐蝕を防ぐためのメツキ加工をしたりす
ることになる。このナツトは通常の技法としての
電気化学的メツキを行えばよく、2コのナツト体
間の部分にも適宜なメツキ被覆を得ることが出来
よう。
好ましい実施例として図に示され、かつ説明さ
れたものは右勝手ねじのナツトであり、即ち時計
回りに回転した時には軸方向に前進するのであ
る。左勝手のねじをもつナツトを作るに際しても
同じ技術が使われることが、本発明の範囲内であ
ることは明白であるが、タツプを切つたり、横滑
りに回す際に反時計回りにナツトを回すことにな
る。
れたものは右勝手ねじのナツトであり、即ち時計
回りに回転した時には軸方向に前進するのであ
る。左勝手のねじをもつナツトを作るに際しても
同じ技術が使われることが、本発明の範囲内であ
ることは明白であるが、タツプを切つたり、横滑
りに回す際に反時計回りにナツトを回すことにな
る。
別の製法
ロツクナツト製造に係る別の方法に関して追加
説明をし、かつ第18と第19図に示す。
説明をし、かつ第18と第19図に示す。
先ずナツトを成形してから圧着するのは上述の
通りで、第11〜15図に示した。タツピングを
してから別途に回転させて切り口加工をする代わ
りに、タツピングとスロツテイングが同一位置に
て実施される。実は、第18図に示すスペーサー
74を用いてクランプすれば、ナツト体相互は間
隙をもつたままである。スペーサーの概略形状は
第19図に示してあり、そのスペーサーにはU字
型の開放部があり、クランプするに先立つて第一
と第二のナツト体の間隙に挿し込んでおく。スペ
ーサーの厚さはねじ山ピツチの1/6若しくは1/2の
範囲のものとする。好ましくは、スペーサーの厚
さはねじピツチの1/3がよい。2コのナツト体の
間にスペーサーを挿入したままで、第18図に示
すクランプ具72を用いてナツトの軸方向にクラ
ンプする。クランプ72にはクリアランス用に切
り口73があり、これによつてタツプ62とエン
ドミル70が自由に通過出来る。ナツト体の組合
せが確実にクランプされてから、ねじ切りステツ
プと、引続き切り口加工をすればよく、ナツト体
相互の回転作業はしないでもよい。その後にナツ
ト体の組み合せをクランプ具から取りはずしてス
ペーサー74を取り除くこととする。上述の方法
と類似するが、望むならばその次にバリ取り加工
やメツキ加工をすることになる。切り口加工を先
にしてからタツプ切り加工をしてもよいことに留
意されたい。しかし、若し従来法のタツプで切る
とすれば、過度の曲げ負荷が生じることがあり得
る。
通りで、第11〜15図に示した。タツピングを
してから別途に回転させて切り口加工をする代わ
りに、タツピングとスロツテイングが同一位置に
て実施される。実は、第18図に示すスペーサー
74を用いてクランプすれば、ナツト体相互は間
隙をもつたままである。スペーサーの概略形状は
第19図に示してあり、そのスペーサーにはU字
型の開放部があり、クランプするに先立つて第一
と第二のナツト体の間隙に挿し込んでおく。スペ
ーサーの厚さはねじ山ピツチの1/6若しくは1/2の
範囲のものとする。好ましくは、スペーサーの厚
さはねじピツチの1/3がよい。2コのナツト体の
間にスペーサーを挿入したままで、第18図に示
すクランプ具72を用いてナツトの軸方向にクラ
ンプする。クランプ72にはクリアランス用に切
り口73があり、これによつてタツプ62とエン
ドミル70が自由に通過出来る。ナツト体の組合
せが確実にクランプされてから、ねじ切りステツ
プと、引続き切り口加工をすればよく、ナツト体
相互の回転作業はしないでもよい。その後にナツ
ト体の組み合せをクランプ具から取りはずしてス
ペーサー74を取り除くこととする。上述の方法
と類似するが、望むならばその次にバリ取り加工
やメツキ加工をすることになる。切り口加工を先
にしてからタツプ切り加工をしてもよいことに留
意されたい。しかし、若し従来法のタツプで切る
とすれば、過度の曲げ負荷が生じることがあり得
る。
ロツクナツトの代替実施例
第6−10図にはロツクナツト用法111を本
発明による代替実施例として図示してある。従つ
てこの代替実施例における類似部分には第1−5
図と同一の参照番号を付し、かつ1桁増して100
台を用いてある。
発明による代替実施例として図示してある。従つ
てこの代替実施例における類似部分には第1−5
図と同一の参照番号を付し、かつ1桁増して100
台を用いてある。
このロツクナツト用法でも第一及び第二ナツト
体として夫々112と113を使つており、後者
は相互の回転が出来るような適宜の結合構造部1
31を有しているがその回転数は制限されてお
り、軸方向に制限された距離だけ移動出来、それ
によつてナツト体112と113が常時軸方向に
結合した状態にある。このロツクナツト111に
よれば、結合構造部131は基本的に突起部と溝
部の仕掛けによるところの単一内部結合になつて
いる。
体として夫々112と113を使つており、後者
は相互の回転が出来るような適宜の結合構造部1
31を有しているがその回転数は制限されてお
り、軸方向に制限された距離だけ移動出来、それ
によつてナツト体112と113が常時軸方向に
結合した状態にある。このロツクナツト111に
よれば、結合構造部131は基本的に突起部と溝
部の仕掛けによるところの単一内部結合になつて
いる。
図示してあるように、下部ナツト体113には
溝部132′があり、それは表面129′から下方
に向き、そしてナツト体外周まで横方向外側向き
に開放されており、したがつて溝部132′は底
壁151と内側環状側壁152によつて輪郭づけ
られている。この後者の壁部152は表面12
9′から下方に延びているが溝部の中途までで、
そこから内側向きの傾壁若しくは肩部153とな
り、更に内側環状側壁154に連なり、その15
4は更に下方に延びて底壁151に結ばれる。こ
の結果、溝部132′には側方に入り込んだ鼻部
155をもつことになり、実際上L字形溝を形づ
くつている。
溝部132′があり、それは表面129′から下方
に向き、そしてナツト体外周まで横方向外側向き
に開放されており、したがつて溝部132′は底
壁151と内側環状側壁152によつて輪郭づけ
られている。この後者の壁部152は表面12
9′から下方に延びているが溝部の中途までで、
そこから内側向きの傾壁若しくは肩部153とな
り、更に内側環状側壁154に連なり、その15
4は更に下方に延びて底壁151に結ばれる。こ
の結果、溝部132′には側方に入り込んだ鼻部
155をもつことになり、実際上L字形溝を形づ
くつている。
上記ナツト体112には環状突起部133があ
り、それは底部平面129から軸方向下方に延び
ている。この突起部133は上部ナツト体の外周
に近く位置しており、下方に突出して溝部13
2′に入り込む。突起部133には内側環状壁1
56があり、この156は環状壁152の外側を
包囲し、かつ152が回転し得る状態で支持して
いる。突起部133の先端部に近いところに、内
側に突き出た鼻若しくは突き出し157があり、
この後者は溝部の鼻部155に入り込む。この突
き出し157は、既述の第1−5図における突き
出し43と同様に、軸方向寸法は溝部の鼻部15
5より短く、従つてナツト体112と113の間
に軸方向の制限された移動を可能にするのであ
る。しかしながらナツト体同志全く離れてしまう
ことを防いている。留意すべき事は、ナツト体間
の軸方向移動はタツピング加工と横滑りの手順の
間におけるナツト体相互間の回転量と関係がある
ということである。ナツト体間の回転が1/3、つ
まり120゜とするならば、ナツト体間の移動量は軸
方向ねじピツチの少なくとも1/3なくてはならず、
これによつてナツト体間に充分な間隙をもち、故
にナツトを横方向からねじ棒に合てがつた時に両
者のねじが都合良く噛み合うことができる。
り、それは底部平面129から軸方向下方に延び
ている。この突起部133は上部ナツト体の外周
に近く位置しており、下方に突出して溝部13
2′に入り込む。突起部133には内側環状壁1
56があり、この156は環状壁152の外側を
包囲し、かつ152が回転し得る状態で支持して
いる。突起部133の先端部に近いところに、内
側に突き出た鼻若しくは突き出し157があり、
この後者は溝部の鼻部155に入り込む。この突
き出し157は、既述の第1−5図における突き
出し43と同様に、軸方向寸法は溝部の鼻部15
5より短く、従つてナツト体112と113の間
に軸方向の制限された移動を可能にするのであ
る。しかしながらナツト体同志全く離れてしまう
ことを防いている。留意すべき事は、ナツト体間
の軸方向移動はタツピング加工と横滑りの手順の
間におけるナツト体相互間の回転量と関係がある
ということである。ナツト体間の回転が1/3、つ
まり120゜とするならば、ナツト体間の移動量は軸
方向ねじピツチの少なくとも1/3なくてはならず、
これによつてナツト体間に充分な間隙をもち、故
にナツトを横方向からねじ棒に合てがつた時に両
者のねじが都合良く噛み合うことができる。
この実施例では、表面129と129′はナツ
トを取りはずした状態ではねじピツチの1/4位の
軸方向の距離をへだてているのが通常の状態であ
る。このように取りはずされた状態で切り口12
3と123′を第6図の如くに並び揃え、そして
ナツト体を横に回してねじ棒14を取り囲むこと
になる。アーク状ねじ壁127と127′がねじ
棒14の外側ねじと噛み合い、上部ナツト体11
2を静止させたまま下部ナツト体113を約1/4
回転回すと、第8−10図にあるようにナツトが
ロツクした状態になる。この1/4回転中に下部ナ
ツト体112はねじ棒とねじが噛み合つているの
で上方に移動し、そして表面129と129′は
しつかりと相互に密着し、ねじ棒に噛み合つたま
までロツクした状態になる。なお、切り口123
と123′は第8図に示すように互いに90゜の角度
をもつて位置しており、ナツトの円筒面がねじ棒
を全周にわたつて閉じるので、ねじ棒はとり囲ま
れて締めつけられることとなる。
トを取りはずした状態ではねじピツチの1/4位の
軸方向の距離をへだてているのが通常の状態であ
る。このように取りはずされた状態で切り口12
3と123′を第6図の如くに並び揃え、そして
ナツト体を横に回してねじ棒14を取り囲むこと
になる。アーク状ねじ壁127と127′がねじ
棒14の外側ねじと噛み合い、上部ナツト体11
2を静止させたまま下部ナツト体113を約1/4
回転回すと、第8−10図にあるようにナツトが
ロツクした状態になる。この1/4回転中に下部ナ
ツト体112はねじ棒とねじが噛み合つているの
で上方に移動し、そして表面129と129′は
しつかりと相互に密着し、ねじ棒に噛み合つたま
までロツクした状態になる。なお、切り口123
と123′は第8図に示すように互いに90゜の角度
をもつて位置しており、ナツトの円筒面がねじ棒
を全周にわたつて閉じるので、ねじ棒はとり囲ま
れて締めつけられることとなる。
このロツクナツト111は好ましくは丸棒材か
ら成形されており、第1−5図に示す従来から六
角材ではなく、かつナツト体の外周112及び1
13には滑り止めのギザギザをつけるのが好まし
い。こうしておけば、工具なしでナツトを指先だ
けで締めたり緩めたりする状況下において顕効を
もたらす。
ら成形されており、第1−5図に示す従来から六
角材ではなく、かつナツト体の外周112及び1
13には滑り止めのギザギザをつけるのが好まし
い。こうしておけば、工具なしでナツトを指先だ
けで締めたり緩めたりする状況下において顕効を
もたらす。
自在継手とその製造方法
自在継手はロツクナツトを成形する方法と同様
な方法で出来る。しかし、自在継手を製造するに
当たつてはねじ切り加工及び切り口加工の手順を
略す。第一素材は第12及び第14図に示すナツ
ト体50と同様に成形される。素材は六角で、第
12及び14図に示すような上部平面をもつか、
若しくは代わりに他の形状として例えば流体継手
に類するものでもよいが、兎に角第14図に示す
ような溝部32とアンダーカツト39をもつてい
るものとする。素材を形成するには回転加工が好
ましく、この事は既に述べたロツクナツトとその
製造法に関するものと同じである。第二の素材は
第11図及び第13図の第二ナツト体51と同じ
に成形する。素材は一般的に六角材若しくは他の
形状をしたものであり、素材の一端には盛り上が
つた環状突起部33′があり、その先端からなお
上方に突き出た変形可能な環状鼻43を有してい
る。第一と第二の素材は第15図に示すように、
入れ子式かつ同心的に一方が他方の中に収容され
る。同心的に収容された状態で2コの素材を軸方
法に加圧して鼻43を軸方向、かつ横方向、かつ
内側方向に変形させて、第一素状のアンダーカツ
ト39内に収まるようにする。これによつて自在
継手が完成する。第一と第二の素材は軸方向に結
合し、つ制限された範囲内での軸方向移動が可能
であり、同時に両者が完全に分離することなく、
なおかつ第一と第二の素材は共通軸上を相関的に
自由に回転出来る。この構造からなる自在継手は
簡単でかつ費用のかからない継手の働きをし、広
く機械的適用に有効である。
な方法で出来る。しかし、自在継手を製造するに
当たつてはねじ切り加工及び切り口加工の手順を
略す。第一素材は第12及び第14図に示すナツ
ト体50と同様に成形される。素材は六角で、第
12及び14図に示すような上部平面をもつか、
若しくは代わりに他の形状として例えば流体継手
に類するものでもよいが、兎に角第14図に示す
ような溝部32とアンダーカツト39をもつてい
るものとする。素材を形成するには回転加工が好
ましく、この事は既に述べたロツクナツトとその
製造法に関するものと同じである。第二の素材は
第11図及び第13図の第二ナツト体51と同じ
に成形する。素材は一般的に六角材若しくは他の
形状をしたものであり、素材の一端には盛り上が
つた環状突起部33′があり、その先端からなお
上方に突き出た変形可能な環状鼻43を有してい
る。第一と第二の素材は第15図に示すように、
入れ子式かつ同心的に一方が他方の中に収容され
る。同心的に収容された状態で2コの素材を軸方
法に加圧して鼻43を軸方向、かつ横方向、かつ
内側方向に変形させて、第一素状のアンダーカツ
ト39内に収まるようにする。これによつて自在
継手が完成する。第一と第二の素材は軸方向に結
合し、つ制限された範囲内での軸方向移動が可能
であり、同時に両者が完全に分離することなく、
なおかつ第一と第二の素材は共通軸上を相関的に
自由に回転出来る。この構造からなる自在継手は
簡単でかつ費用のかからない継手の働きをし、広
く機械的適用に有効である。
本発明の好ましい実施例として詳しく図面によ
り披露したが、ここで披露した器具や方法の変形
若しくは修正、及び部分や手順の変形や修正等も
本発明の範囲に含まれることが認識されよう。
り披露したが、ここで披露した器具や方法の変形
若しくは修正、及び部分や手順の変形や修正等も
本発明の範囲に含まれることが認識されよう。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US78921685A | 1985-10-18 | 1985-10-18 | |
| US789216 | 1985-10-18 | ||
| US908993 | 1986-09-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63501653A JPS63501653A (ja) | 1988-06-23 |
| JPH0323761B2 true JPH0323761B2 (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=25146941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61505572A Granted JPS63501653A (ja) | 1985-10-18 | 1986-10-14 | ロックナット及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63501653A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006005998B4 (de) * | 2006-02-08 | 2008-05-08 | Schnier, Dietmar, Dr. | Schraubenmutter mit mindestens zwei Teilen |
| CN111571146B (zh) * | 2020-05-29 | 2021-07-20 | 芜湖永辉汽车紧固件有限公司 | 组合式螺母及其加工方法 |
| JP7296645B2 (ja) * | 2021-02-22 | 2023-06-23 | 嘉彦 芋田 | スリットナットの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2628508A1 (de) * | 1976-06-25 | 1977-12-29 | Hilti Ag | Schwenkmutter mit zwei u-foermigen scheiben |
-
1986
- 1986-10-14 JP JP61505572A patent/JPS63501653A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63501653A (ja) | 1988-06-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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