JPS643451B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS643451B2
JPS643451B2 JP2955379A JP2955379A JPS643451B2 JP S643451 B2 JPS643451 B2 JP S643451B2 JP 2955379 A JP2955379 A JP 2955379A JP 2955379 A JP2955379 A JP 2955379A JP S643451 B2 JPS643451 B2 JP S643451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetables
fruits
alkaline earth
earth metal
packaging material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2955379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55120744A (en
Inventor
Toshio Nakamura
Hideyuki Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication of JPS55120744A publication Critical patent/JPS55120744A/ja
Publication of JPS643451B2 publication Critical patent/JPS643451B2/ja
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  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は青果物の発芽防止方法に関する。 従来、青果物、たとえば、里芋は収穫して常温
に放置しておくと、通常1日で発芽し、その商品
価値が低下するため、流通過程においては冷蔵下
に保持されていた。しかしながら、冷蔵保存はか
なり経費高であるばかりでなく、里芋などは5℃
以下では生理障害を起して遂には腐敗に到るので
温度調節が必要であり、かつ他の青果物とは必ず
しも保有適温が一致しないなど取扱いが不便であ
つた。 また、里芋などは、青果市場や小売店頭では常
温で取扱われているが、ふつうプラスチツクのネ
ツトで包装されているため、目減りが大きく、こ
れをポリ袋などに封入して目減りを防止しようと
すると、すぐにカビが発生して商品価値を失うこ
とになる。 さらに、青果物の発芽防止法として化学薬剤に
よる処理も考えられるが安全衛生の面からみても
必ずしも好ましいものとはいいがたい。さらにま
た、放射線照射による処理法がばれいしよの発芽
防止に実用化されているが、設備、安全性その他
の点からも一般に利用しうる段階には至つていな
い。 本発明はこれらの欠点を克服したものであり、
流通段階における青果物の発芽防止を実質的に可
能にしたものである。すなわち本発明は青果物を
アルカリ土類金属の水酸化物とともに酸素透過度
100c.c./m2・24hr・atm以下の包材内に密封する
ことを特徴とする青果物の発芽防止方法である。 青果物を非通気性包材に密封し保存すると青果
物の呼吸によつて包材内の酸素が消費され、無酸
素状態になると共に炭酸ガスを発生する。無酸素
状態では青果物は発芽したりカビが発生すること
はないが、包材内に充満した炭酸ガスによつて内
部が褐変したり、肉質が軟化するなどの障害が生
じる。本発明で用いるアルカリ土類金属の水酸化
物は、この炭酸ガスを吸収除去する。アルカリ土
類金属の水酸化物の炭酸ガス吸収反応は青果物と
共に包材内に密封され、青果物から蒸散する水蒸
気を一旦、吸着してから開始されるので、アルカ
リ土類金属の水酸化物は乾燥下では反応せず、安
定であるという利点がある。また、アルカリ土類
金属の水酸化物は酸化物と比べ水分を吸収したと
きの発熱がないこと、アルカリ金属の酸化物や水
酸化物のように吸湿性がなくペースト化がないと
いう利点がある。 本発明において青果物とは各種の果実、野菜が
含まれ、常温で発芽することによりその商品価値
を低下するもので、これを具体的に例示すると、
例えば里芋、かんしよ、ばれいしよ、セレベス、
えびいも、やつがしら、ながいも、やまといも、
らつきよう、エシヤレツト、ゆりね、ペコロス、
マーリレツト、たまねぎおよびにんにく等の土物
類があげられる。 アルカリ土類金属の水酸化物としては、水酸化
カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウ
ムが好ましく、とくに水酸化カルシウムが好まし
い。アルカリ土類金属の水酸化物は単独、または
二成分以上組合わせて用いられる。アルカリ土類
金属の水酸化物の使用量は、対象青果物の重量1
Kg当り0.005当量(アルカリ当量、以下同じ)以
上、特に0.01当量以上が好ましく、使用量が少な
くなると発芽防止が困難となる。使用量は目的保
存期間により変化し、10日以上常温で保存する場
合、0.1当量以上必要とする。上記の酸化物、水
酸化物には必要に応じ活性炭、ゼオライト、活性
アルミナ、パーライト、ケイソウ土等で例示され
る吸着剤等の各種添加物を添加してもよい。 本発明においては、酸素透過度100c.c./m2
24hr・atm以下の包材が用いられる。この包材を
用いることにより、青果物の呼吸によつて包材内
の酸素が消費され、包材内は無酸素状態に保たれ
る。例えば延伸ナイロン、ポリエステル、防湿セ
ロフアン、塩化ビニリデン、MXナイロン、塩化
ビニル、好ましくは各種塩化ビニリデンコートフ
イルム(KOP、KON、KPET、KDT等)、ビニ
ロン、エチレン・ビニルアルコール共重合物、ア
ルミ箔、アルミ蒸着フイルムなどであつて酸素透
過度が上記範囲内のものは好適に用いられる。 本発明において青果物を密封する際には例えば
次のように行なわれる。前述の包材の袋に青果物
を詰め、アルカリ土類金属の水酸化物を入れて密
封する。 本発明によれば流通段階における青果物は、発
芽が防止されるので、その商品価値の低下を避け
ることができる。 以下に実施例をあげて説明する。 実施例1、比較例1〜2 皮つき里芋200gを水酸化カルシウム100部、活
性炭25部、ゼオライト5部の混合物10gを紙に有
孔ポリエチレンをラミネートした袋に入れたもの
とともに、塩化ビニリデンコート延伸ポリプロピ
レン20μにポリエチレン40μラミネートした袋
(外寸200×300mm、酸素透過度10c.c./m2・24hr・
atm)に封入し、密封した後25℃の常温下に保存
した。 10日間保存後の皮つき里芋の品質を第1表に示
す。また比較のため開封のもの(比較例1)、ポ
リエチレンの袋にいれたもの(比較例2)につい
ても同様の試験を行ない結果を第1表に併記し
た。
【表】 実施例 2 塩化ピニリデンコート延伸ポリプロピレン20μ
にポリエチレン40μをラミネートした袋の代わり
にナイロン・ポリエチレン−ラミネート袋を用い
た以外は実施例1と同様にした。 2日及び10日保存後の皮つき里芋の品質を第2
表に示した。第2表から明らかなように、発芽は
なく、カビも認められなかつた。 比較例 3 ナイロン・ポリエチレン−ラミネート袋の代わ
りに塩化ビニールの袋に密封した以外は、実施例
2と同様にした。その結果を第2表に併記した。
第2表から明らかなように発芽があり、カビの発
生が認められた。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 青果物をアルカリ土類金属の水酸化物ととも
    に酸素透過度100c.c./m2・24hr・atm以下の包材
    内に密封することを特徴とする青果物の発芽防止
    方法。
JP2955379A 1979-03-14 1979-03-14 Method of preventing the germination of vegetable and fruit Granted JPS55120744A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2955379A JPS55120744A (en) 1979-03-14 1979-03-14 Method of preventing the germination of vegetable and fruit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2955379A JPS55120744A (en) 1979-03-14 1979-03-14 Method of preventing the germination of vegetable and fruit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55120744A JPS55120744A (en) 1980-09-17
JPS643451B2 true JPS643451B2 (ja) 1989-01-20

Family

ID=12279326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2955379A Granted JPS55120744A (en) 1979-03-14 1979-03-14 Method of preventing the germination of vegetable and fruit

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6423845A (en) * 1987-07-18 1989-01-26 Tamehiko Ikeda Freshness retaining agent and packaging material for retaining freshness

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4119668Y1 (ja) * 1965-02-18 1966-09-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55120744A (en) 1980-09-17

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