JPS642903Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS642903Y2
JPS642903Y2 JP1983065508U JP6550883U JPS642903Y2 JP S642903 Y2 JPS642903 Y2 JP S642903Y2 JP 1983065508 U JP1983065508 U JP 1983065508U JP 6550883 U JP6550883 U JP 6550883U JP S642903 Y2 JPS642903 Y2 JP S642903Y2
Authority
JP
Japan
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ventilation
ridge
rain
tile
attic
Prior art date
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Application number
JP1983065508U
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English (en)
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JPS59170142U (ja
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Publication date
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Priority to JP6550883U priority Critical patent/JPS59170142U/ja
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Publication of JPS642903Y2 publication Critical patent/JPS642903Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、棟部において小屋裏の換気を行なう
棟換気における換気路の構造に関し、詳しくは、
換気が促進されたときに小屋裏側が負圧となつて
小屋裏側に雨水が逆流するのを防止しようとする
技術に関する。
〔背景技術〕
従来、棟部に換気口を設けて、小屋裏の換気を
行なうのに、台風時などの強風によつて、換気が
著しく促進されることがある。かかる場合、小屋
裏側が負圧となり、この負圧によつて、外部から
小屋裏側に雨水が浸入するという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、通常の換気を低下させることなく、
それでいて換気が著しく促進されることを防止し
て、小屋裏側が負圧となるのを回避し、小屋裏側
に雨水が浸入することがない棟換気における換気
路の構造を提供することを目的とする。
〔考案の開示〕
本考案は、雨切板10にて小屋裏aと棟瓦16
の裏面側の空間とを仕切り、この雨切板10に換
気口1を設け、換気口1に多数の小孔27,30
を有する通風抵抗手段を設け、棟瓦16の裏面側
と屋外側とを連通して成る棟換気における換気路
の構造に係るものであり、このように構成するこ
とによつて、上記目的を達成できるに至つた。
以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する。
棟軒方向に長いたる木4上に野地板5及びルー
フイング6を屋根全面にわたつて敷設し、これの
上に屋根材7を葺設してある。棟の頂部において
小屋裏aに連通する連通口14を形成してある。
棟部において棟長さ方向に長い棟棧8をパツキン
付釘9にて固定してある。雨切板10を両方の棟
棧8,8間に架設して、雨切板10をねじ釘11
にて棟棧8に固定し、雨切板10にて連通口14
を覆つてある。図中12は捨水切板である。雨切
板10には上下に貫通する換気口1を形成してあ
る。この換気口1は連通口14とは位置をずらせ
てある。雨切板10上に棟長さ方向に間隔をへだ
てて略逆U字状の支持金具15を上記ねじ釘11
で棟棧8に取付けてある。16は断面略逆U字状
の棟瓦であつて、第3図に示すように、長さ方向
の一端部に接続凹所17を形成してあり、他端部
には接続凹所17に入り込む接続部18を形成し
てある。棟瓦16には瓦換気口19を形成してあ
り、この瓦換気口19に目皿20を嵌め込んであ
り、すずめなどの鳥が入り込むことがないように
してある。そして瓦換気口19に嵌め込んだ目皿
20を支持金具15にボルト21及びナツト22
にて取付けることで、棟瓦16を支持金具15に
取付けてある。瓦換気口19と換気口1とは棟長
さ方向において位置をずらせてあり、目皿20を
通つた雨水が直接雨切板10の換気口1に入り込
むことがないようにしてある。又、目皿20には
水切り邪魔板23を垂下して、目皿20から入り
込んだ雨水が換気口1側に吹かれて飛散すること
がないようにしてある。
そして雨切板10の換気口1には、内周にねじ
を切つた円筒体24を取付けてある。25は通風
抵抗手段の一例としての有底筒状体であり、筒部
に雄ねじを切つてあり、又、底部26には小孔2
7…を多数形成してある。しかして、底部26を
上にして有底筒状体25を円筒体24にねじ込み
固定してある。かかる場合、小孔27を有する有
底筒状体25を使用しないときには、第4図に示
す範囲では換気口1の数は2個でよいが、小孔2
7を有する有底筒状体25を使用する場合には、
第4図に示すように4個形成することで、換気通
路bの横断面積を少なくしないようにしてあり、
通常の棟換気を充分に行なうことができ、それで
いて、台風のような強風時の吸引作用で、換気が
著しく促進されるようとする場合には、小孔27
…を設けた底部26が抵抗となつて、一定以上の
換気の促進を抑制し、小屋裏a側が大きく負圧に
なることがないようにしてあり、大きな負圧によ
り、外部から雨水が小屋裏aに浸入することがな
いようにしてある。第6図はその状態を示す図表
であり、通風抵抗手段を設けない場合には破線の
ようになる。
第7図及び第8図は同上の他の実施例を示し、
円筒下半体28に円筒上半体29を小孔30を有
する円形蓋31を介してボルトナツトにて取付け
ることができるようにしたものであり、円筒下半
体28の外周壁32には第8図に示すように小判
孔33…を多数個設け、更に円筒下半体28には
環状の邪魔板34を設け、そして、円筒上半体2
9にも環状の邪魔板34を設け、円筒上半体29
と円筒下半体28とを組合せて雨切板10に取付
けたとき、両者の邪魔板34,34にて蛇行径路
35を構成することで、通風抵抗手段を構成した
ものである。このように通風抵抗手段は種々設計
変更可能である。
〔考案の効果〕
以上要するに本考案は、雨切板にて小屋裏と棟
瓦の裏面側の空間とを仕切り、この雨切板に換気
口を設け、換気口に多数の小孔を有する通風抵抗
手段を設け、棟瓦の裏面側と屋外側とを連通して
あるので、通常の換気を損うことがなく、通常は
所定通りの棟換気を行なうことができるものであ
りながら、強風時の吸引作用で棟換気が著しく促
進されようとする場合に、通風抵抗手段にて換気
に抵抗を与え、このことにより、小屋裏が負圧に
なるのを回避することができ、小屋裏に圧力差で
雨水が浸入するのを防止できるという利点があ
る。又、小屋裏を大きな負圧にて損傷することも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2
図は同上の組立て後の棟方向と直交する方向の断
面図、第3図は同上の棟に沿う方向の断面図、第
4図は同上の通風抵抗手段の斜視図、第5図は同
上の平面図、第6図は同上の換気量と外風速との
関係を示す図表、第7図は同上の他の実施例の断
面図、第8図は同上の斜視図であり、aは小屋
裏、1は換気口、10は雨切板、16は棟瓦、2
7は小孔、30は小孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雨切板にて小屋裏と棟瓦の裏面側の空間とを仕
    切り、この雨切板に換気口を設け、換気口に多数
    の小孔を有する通風抵抗手段を設け、棟瓦の裏面
    側と屋外側とを連通して成る棟換気における換気
    路の構造。
JP6550883U 1983-04-30 1983-04-30 棟換気における換気路の構造 Granted JPS59170142U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6550883U JPS59170142U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 棟換気における換気路の構造

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JP6550883U JPS59170142U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 棟換気における換気路の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59170142U JPS59170142U (ja) 1984-11-14
JPS642903Y2 true JPS642903Y2 (ja) 1989-01-25

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ID=30195708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6550883U Granted JPS59170142U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 棟換気における換気路の構造

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JP (1) JPS59170142U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH042811U (ja) * 1990-04-24 1992-01-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH042811U (ja) * 1990-04-24 1992-01-10

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Publication number Publication date
JPS59170142U (ja) 1984-11-14

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