JPS63902Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS63902Y2
JPS63902Y2 JP1982180747U JP18074782U JPS63902Y2 JP S63902 Y2 JPS63902 Y2 JP S63902Y2 JP 1982180747 U JP1982180747 U JP 1982180747U JP 18074782 U JP18074782 U JP 18074782U JP S63902 Y2 JPS63902 Y2 JP S63902Y2
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JP
Japan
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ventilation
rain
tile
frame
cutting board
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982180747U
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English (en)
Other versions
JPS5984132U (ja
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Publication date
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Priority to JP18074782U priority Critical patent/JPS5984132U/ja
Publication of JPS5984132U publication Critical patent/JPS5984132U/ja
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Publication of JPS63902Y2 publication Critical patent/JPS63902Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は換気楝に関するものである。
従来の換気楝としては、実開昭57−100132号公
報に記載されたものがあり、これは楝の頂部に天
井裏に連通する楝換気口を設け、この楝換気口を
覆う雨切に開路を設けるとともに、雨切上部に空
間を設けて覆うカバーを被着し、雨切とカバーと
の間を換気通路としたものがある。また、他の換
気楝としては、実開昭56−14130号公報に記載さ
れたものがあり、これは屋根裏と連通し上部通風
可能とした箱状体に、断面山形状の覆板を空間を
設けて被覆し、箱状体の側壁と覆板との側板にて
下側方に開口した換気口を形成し、この換気口か
ら空気を流通して屋根裏の換気を行なうものがあ
つた。
しかし、上述のいずれの従来例においても、換
気の効率が悪い問題があつた。つまり、前者にお
いては、カバーの側壁に小さな換気孔を設け、さ
らに換気孔から雨などの水が側方から入つて来る
ことを防止するように換気孔は下方に開口してあ
る。このため、換気通路内に上昇してきた熱気や
臭気は一旦換気通路内に溜まり、さらに熱気や臭
気が換気通路内に上昇してきたときの体積の膨張
力により、熱気や臭気は側壁に設けた換気孔から
僅かに排出される。しかし、熱気や臭気の大部分
はそれでも換気通路内の上部に溜まることにな
り、効率良く熱気や臭気を排出することができな
かつた。また後者においては、換気口に雨などが
入り込むことを防止するため、下側方に換気口を
形成し、しかも換気口内に多方向に向けて複数枚
の水切板が形成されている。このため、換気口か
ら流入される空気が水切板にて遮られ、空気の流
通が良くない。しかも換気口が下側方の形成して
あるから熱気や臭気がある程度以上に覆板内に溜
まつたときの膨張力を利用して熱気や臭気を排出
するしかなく、効率良く熱気や臭気を排出するこ
とは望めなかつた。
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、換気効率の良い換
気楝を提供することにある。
すなわち本考案は、楝の頂部において天井裏に
連通する楝換気口1を楝を跨ぐ雨切板2にて覆
い、雨切板2に上下に貫通する通気口4を設け、
雨切板2の上方を楝瓦3にて覆い、楝瓦3に雨切
板2の通気口4とは位置をずらせて瓦換気口5を
設けた換気楝において、雨切板2の通気口4に立
上り周壁6を形成するとともに立上り周壁6の上
周縁から外方に水返し鍔7を周設して成る換気楝
の防水構造に係るものであり、このように構成す
ることで上記目的を達成できるに至つた。
以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する。
楝軒方向に長いたる木8上に野地板9及びルー
フイング10を屋根全面にわたつて敷設し、これ
の上に屋根材11を葺設してある。楝の頂部にお
いて天井裏に連通する楝換気口1を形成してあ
る。楝部において楝長さ方向に長い楝棧12をパ
ツキン付釘13にて固定してある。雨切板2を両
方の楝棧12,12間に架設して、雨切板2をね
じ釘14にて楝棧12に固定し、雨切板2にて楝
換気口1を覆つてある。図中15は捨水切板であ
る。雨切板2には上下に貫通する通気口4を形成
してある。この通気口4は楝換気口1とは位置を
ずらせてある。雨切板2上に楝長さ方向に間隔を
へだてて略逆U字状の支持金具16を上記ねじ釘
14で楝棧12に取付けてある。3は断面略逆U
字状の楝瓦であつて、第2図に示すように、長さ
方向の一端部に接続凹所17を形成してあり、他
端部には接続凹所17に入り込む接続部18を形
成してある。楝瓦13には瓦換気口5を形成して
あり、この瓦換気口5に目皿19を嵌め込んであ
り、すずめなどの鳥が入り込むことがないように
してある。そして瓦換気口5に嵌め込んだ目皿1
9を支持金具16にボルト20及びナツト21に
て取付けることで、楝瓦3を支持金具16に取付
けてある。瓦換気口5と通気口4とは楝長さ方向
において位置をずらせてあり、目皿19を通つた
雨水が直接雨切板2の通気孔4に入り込むことが
ないようにしてある。又、目皿19には水切り邪
魔板22を垂下して、目皿19から入り込んだ雨
水が通気口4側に吹かれて飛散することがないよ
うにしてある。
雨切板2の通気口4には、第4図に示すよう
に、外周面にねじ23を切つた円筒体24を挿入
し、ナツト25をねじ23に雨切板2の下から螺
合することで、円筒体24を通気口4周部に立上
り周壁6として固定してある。円筒体24の上方
部にはゴムパツキン26を嵌着して、雨切板2に
ゴムパツキン26の下端面を圧接することでシー
ル性を維持してある。円筒体24の上周縁から外
方に水返し鍔7を周設してある。円筒体24と水
返し鍔7は合成樹脂製で一体に形成してある。し
かして目皿19を通つた雨水が目皿19から吹き
込まれた風で通気口4内に吹き込まれるのを立上
り周壁6にて抑制し、かつゴムパツキン26に付
着した雨水が風で吹上げられて通気口4内に入り
込むのを水返し鍔7で抑制することができるので
ある。
本考案は上述のように、楝の頂部において天井
裏に連通する楝換気口を楝を跨ぐ雨切板にて覆
い、雨切板に上下に貫通する通気口を設けるとと
もに、この通気口に上周縁から外方に水返し鍔を
周設した立上り周壁を形成し、雨切板の上方を楝
瓦にて覆い、楝瓦の上部に雨切板の通気口とは位
置をずらせて瓦換気口を設けているので、屋根裏
に滞溜する熱気や臭気は、その自然上昇力にて通
気口を通つて上昇し、楝瓦の上部に設けてある瓦
換気口から、上昇した熱気や臭気はそれらの自然
上昇力で自然にスムーズに外部に排出され、楝瓦
の内部に熱気や臭気が溜まることなく効率良く換
気を行なうことができる。しかも雨切板の通気口
に立上り周壁を形成するとともに立上り周壁の上
周縁から外方に水返し鍔を周設してあるので、瓦
換気口から入り込んだ雨水が風により雨切板の通
気口に吹き込まれようとするのを通気口に設けた
立上り周壁により抑制することができ、しかも立
上り周縁に付着した水滴が風の影響で立上り周壁
の上縁を越えて通気口に伝い込もうとするのを水
切り鍔により防止でき、通気口に立上り周壁と水
返し鍔を設けるという簡単な改良で、効果的な防
水機能を得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
同上の楝の長さ方向に沿う方向で断面した断面
図、第3図は同上の分解斜視図、第4図は同上の
通気口周部の分解斜視図であり、1は楝換気口、
2は雨切板、3は楝瓦、4は通気口、5は瓦換気
口、6は立上り周壁、7は水返し鍔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 楝の頂部において天井裏に連通する楝換気口を
    楝を跨ぐ雨切板にて覆い、雨切板に上下に貫通す
    る通気口を設けるとともに、この通気口に上周縁
    から外方に水返し鍔を周設した立上り周壁を形成
    し、雨切板の上方を楝瓦にて覆い、楝瓦の上部に
    雨切板の通気口とは位置をずらせて瓦換気口を設
    けて成ることを特徴とする換気楝。
JP18074782U 1982-11-30 1982-11-30 換気棟 Granted JPS5984132U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18074782U JPS5984132U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 換気棟

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18074782U JPS5984132U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 換気棟

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Publication Number Publication Date
JPS5984132U JPS5984132U (ja) 1984-06-07
JPS63902Y2 true JPS63902Y2 (ja) 1988-01-11

Family

ID=30391829

Family Applications (1)

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JP18074782U Granted JPS5984132U (ja) 1982-11-30 1982-11-30 換気棟

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614130B2 (ja) * 1975-10-07 1981-04-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936586Y2 (ja) * 1979-07-11 1984-10-08 積水ハウス株式会社 折版屋根の換気装置
JPS6125540Y2 (ja) * 1980-12-12 1986-08-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5614130B2 (ja) * 1975-10-07 1981-04-02

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Publication number Publication date
JPS5984132U (ja) 1984-06-07

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