JPS6318659Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318659Y2 JPS6318659Y2 JP15114782U JP15114782U JPS6318659Y2 JP S6318659 Y2 JPS6318659 Y2 JP S6318659Y2 JP 15114782 U JP15114782 U JP 15114782U JP 15114782 U JP15114782 U JP 15114782U JP S6318659 Y2 JPS6318659 Y2 JP S6318659Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- corrugated
- roof
- corrugated roof
- wrapper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 11
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、波型屋根における棟の換気装置に
関するものである。
関するものである。
金属製の屋根板殊に波型に成形された屋根板を
葺いた場合には、屋根板と野地板等との間の熱気
が溜まつて夏期に異常に熱くなり、また寒冷期に
は屋根板の内側に結露が生じて腐れ等の原因とな
ることがある。このため、従来はベーチレータ等
の適宜の換気装置を設けて熱の強制放散及び結露
防止を図つている例もあるが、屋根全体を平均的
にコントロールするには複数個の換気装置を取付
けねばならず、経済的負担が大きいばかりでな
く、屋根の外観を損なう等の欠点がある。また、
従来の換気装置は、その取付作業が厄介であり、
かつ雨仕舞のための別部品を多く必要とする難点
があり、かなり高価なものとなつている。
葺いた場合には、屋根板と野地板等との間の熱気
が溜まつて夏期に異常に熱くなり、また寒冷期に
は屋根板の内側に結露が生じて腐れ等の原因とな
ることがある。このため、従来はベーチレータ等
の適宜の換気装置を設けて熱の強制放散及び結露
防止を図つている例もあるが、屋根全体を平均的
にコントロールするには複数個の換気装置を取付
けねばならず、経済的負担が大きいばかりでな
く、屋根の外観を損なう等の欠点がある。また、
従来の換気装置は、その取付作業が厄介であり、
かつ雨仕舞のための別部品を多く必要とする難点
があり、かなり高価なものとなつている。
本考案は、このような従来の不都合を解消する
ためになされ、きわめて簡単な構成により屋根板
を葺くときに棟の内側に組込むことができ、しか
も自然循環で屋根全体を平均的に換気できるよう
にした換気装置を提供しようとするものである。
この目的を達成するために、本考案は波型屋根板
を葺き、その棟の上部に沿つて棟包みを被覆した
屋根において、前記波型屋根板の棟に近い部分に
段部が形成され、前記棟包みの下端部に取付けた
エプロンと前記波型屋根板の谷部との間に空気逃
し用の隙間を設けると共に、前記棟包みの傾斜に
合わせて密着する山型上部を有し両側壁には一定
の間隔をあけて空気通孔が設けられた内側棟包み
の下部を、この内側棟包みと前記波型屋根板の谷
部との間を密封する波型止面戸を介して前記波型
屋根板の段部に取付けた構成を要旨とするもので
ある。
ためになされ、きわめて簡単な構成により屋根板
を葺くときに棟の内側に組込むことができ、しか
も自然循環で屋根全体を平均的に換気できるよう
にした換気装置を提供しようとするものである。
この目的を達成するために、本考案は波型屋根板
を葺き、その棟の上部に沿つて棟包みを被覆した
屋根において、前記波型屋根板の棟に近い部分に
段部が形成され、前記棟包みの下端部に取付けた
エプロンと前記波型屋根板の谷部との間に空気逃
し用の隙間を設けると共に、前記棟包みの傾斜に
合わせて密着する山型上部を有し両側壁には一定
の間隔をあけて空気通孔が設けられた内側棟包み
の下部を、この内側棟包みと前記波型屋根板の谷
部との間を密封する波型止面戸を介して前記波型
屋根板の段部に取付けた構成を要旨とするもので
ある。
以下、図示の一実施例により本考案を具体的に
説明すると、１は金属で成形された波型屋根板
で、２は棟の上部を被覆する棟包みであり、下端
部にはエプロン取付部２ａがそれぞれ形成されて
いる。この棟包み２は、前記波型屋根板１に釘３
等で固定された取付金具４に側壁部２ｂをリベツ
ト５等で固着することにより、棟の上部に沿つて
取付けられている。６はエプロンであり、前記棟
包み２のエプロン取付部２ａに嵌着して取付けら
れるようになつており、波型屋根板１の波型に対
応して設けられた波型の垂下片６ａと波型屋根板
１の谷部１ｂとの間に空気逃し用の隙間７がそれ
ぞれ設けられている。８は両側壁に一定の間隔を
あけて空気通孔８ａの設けられた内側棟包みであ
り、前記棟包み２の傾斜に合せた山型上部８ｂを
有し、横に張出した下部８ｃを波型止面戸９を介
して波型屋根板１の段部１ａにリベツト１０等で
固定することにより取付けられるようにしてあ
る。従つて、施工時には内側棟包み８を先に取付
けてから、棟包み２で被覆することとなる。両者
の取付けが完了すると、棟包み２の内部が仕切ら
れて空気溜り室１１が形成され、この室は波型屋
根板１と屋根表面材１２との間の空間に連通して
おり、さらに、空気溜り室１１は前記空気通孔８
ａ及び空気逃し用の隙間７を介して外気と連通し
ている。
説明すると、１は金属で成形された波型屋根板
で、２は棟の上部を被覆する棟包みであり、下端
部にはエプロン取付部２ａがそれぞれ形成されて
いる。この棟包み２は、前記波型屋根板１に釘３
等で固定された取付金具４に側壁部２ｂをリベツ
ト５等で固着することにより、棟の上部に沿つて
取付けられている。６はエプロンであり、前記棟
包み２のエプロン取付部２ａに嵌着して取付けら
れるようになつており、波型屋根板１の波型に対
応して設けられた波型の垂下片６ａと波型屋根板
１の谷部１ｂとの間に空気逃し用の隙間７がそれ
ぞれ設けられている。８は両側壁に一定の間隔を
あけて空気通孔８ａの設けられた内側棟包みであ
り、前記棟包み２の傾斜に合せた山型上部８ｂを
有し、横に張出した下部８ｃを波型止面戸９を介
して波型屋根板１の段部１ａにリベツト１０等で
固定することにより取付けられるようにしてあ
る。従つて、施工時には内側棟包み８を先に取付
けてから、棟包み２で被覆することとなる。両者
の取付けが完了すると、棟包み２の内部が仕切ら
れて空気溜り室１１が形成され、この室は波型屋
根板１と屋根表面材１２との間の空間に連通して
おり、さらに、空気溜り室１１は前記空気通孔８
ａ及び空気逃し用の隙間７を介して外気と連通し
ている。
本考案は、上記のように構成されているので、
波型屋根板１の内側の熱気は、屋根板の裏側を上
昇して空気溜り室１１に流入し、空気通孔８ａか
ら棟包み２側に流出すると共に、空気逃し用の隙
間７から外部に流出することができる。従つて、
強い日差しに熱せられたとしても、波型屋根板１
の内側は自動的に換気され、しかも屋根全域に亘
つて平均的になされるから、換気効果はきわめて
顕著である。一方、冬期においても、これと同様
に自然換気がなされるので、波型屋根板１の内側
に生じる結露を未然に防止することができる。
波型屋根板１の内側の熱気は、屋根板の裏側を上
昇して空気溜り室１１に流入し、空気通孔８ａか
ら棟包み２側に流出すると共に、空気逃し用の隙
間７から外部に流出することができる。従つて、
強い日差しに熱せられたとしても、波型屋根板１
の内側は自動的に換気され、しかも屋根全域に亘
つて平均的になされるから、換気効果はきわめて
顕著である。一方、冬期においても、これと同様
に自然換気がなされるので、波型屋根板１の内側
に生じる結露を未然に防止することができる。
以上説明したように、本考案によれば、一年を
通じて常時自然換気がなされるようにしたので、
熱気や湿気から屋根を保護し、かつ屋根板を長持
ちさせる効果があり、また、構成が簡単であり、
外部から内側棟包み及び波型止面戸が見えないの
で外観を損うこともない。さらに、本考案の場合
は、屋根板の取付施工時に棟包みの内側に組込む
ことができるから作業上好都合であり、かつ内側
棟包みが棟包みの内側から密着して補強作用をな
すので強度の強い構造となる。なお、前記空気逃
し用の隙間から雨水が吹き込んだとしても、波型
屋根板の段部が水返しとなり、さらに内側棟包み
の側壁が立ちはだかつており、その下部と波型屋
根板の段部の谷部との間は波型止面戸で密封され
ているので、棟の内部に水が浸入することはな
い。
通じて常時自然換気がなされるようにしたので、
熱気や湿気から屋根を保護し、かつ屋根板を長持
ちさせる効果があり、また、構成が簡単であり、
外部から内側棟包み及び波型止面戸が見えないの
で外観を損うこともない。さらに、本考案の場合
は、屋根板の取付施工時に棟包みの内側に組込む
ことができるから作業上好都合であり、かつ内側
棟包みが棟包みの内側から密着して補強作用をな
すので強度の強い構造となる。なお、前記空気逃
し用の隙間から雨水が吹き込んだとしても、波型
屋根板の段部が水返しとなり、さらに内側棟包み
の側壁が立ちはだかつており、その下部と波型屋
根板の段部の谷部との間は波型止面戸で密封され
ているので、棟の内部に水が浸入することはな
い。
図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は
棟部の外観図、第２図は棟部の縦断面図、第３図
はそのＡ−Ａ線断面図、第４図は要部の分解斜視
図である。 １……波型屋根板、２……棟包み、３……釘、
４……取付金具、５……リベツト、６……エプロ
ン、７……隙間、８……内側棟包み、９……波型
止面戸、１０……リベツト、１１……空気溜り
室、１２……屋根表面材。
棟部の外観図、第２図は棟部の縦断面図、第３図
はそのＡ−Ａ線断面図、第４図は要部の分解斜視
図である。 １……波型屋根板、２……棟包み、３……釘、
４……取付金具、５……リベツト、６……エプロ
ン、７……隙間、８……内側棟包み、９……波型
止面戸、１０……リベツト、１１……空気溜り
室、１２……屋根表面材。
Claims (1)
- 波型屋根板を葺き、その棟の上部に沿つて棟包
みを被覆した屋根において、前記波型屋根板の棟
に近い部分に段部が形成され、前記棟包みの下端
部に取付けたエプロンと前記波型屋根板の谷部と
の間に空気逃し用の隙間を設けると共に、前記棟
包みの傾斜に合わせて密着する山型上部を有し両
側壁には一定の間隔をあけて空気通孔が設けられ
た内側棟包みの下部を、この内側棟包みと前記波
型屋根板の谷部との間を密封する波型止面戸を介
して前記波型屋根板の段部に取付けたことを特徴
とする波型屋根における棟の換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15114782U JPS5957621U (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 波型屋根における棟の換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15114782U JPS5957621U (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 波型屋根における棟の換気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5957621U JPS5957621U (ja) | 1984-04-14 |
| JPS6318659Y2 true JPS6318659Y2 (ja) | 1988-05-25 |
Family
ID=30335024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15114782U Granted JPS5957621U (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 波型屋根における棟の換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5957621U (ja) |
-
1982
- 1982-10-05 JP JP15114782U patent/JPS5957621U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5957621U (ja) | 1984-04-14 |
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