JPS642105Y2

JPS642105Y2 -

Info

Publication number: JPS642105Y2
Application number: JP11776084U
Authority: JP
Priority date: 1984-07-30
Filing date: 1984-07-30
Publication date: 1989-01-18
Also published as: JPS6134070U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、空調機用室外機に関するものであ
る。

（従来の技術）第３図図示の如く、圧縮機１０，２０、四路切
換弁１１，２１、室外熱交換器１２，２２および
室内熱交換器１３，２３を備え、これら機器を系
統的に配管した２系統の独立した冷媒回路１４，
２４を有し、しかもデフロスト運転時において、
一方の冷媒回路１４（あるいは２４）の圧縮機１
０（あるいは２０）から熱交換器１２（あるいは
２２）に供給された吐出ホツトガスを他方の冷媒
回路２４（あるいは１４）の熱交換器２２（ある
いは１２）を経て圧縮機１０（あるいは２０）に
返戻しするようにした空気調和機は知られている
（特開昭56−137054号公報参照）。第３図におい
て、符号１は室外機、２は室内機、１５，２５は
室外機１において、冷媒回路１４，２４の室外部
分からなるユニツト、３１，４１は受液器、３
２，４２はアキユムレータ、３３，４３はデフロ
スト時開成される電磁弁、３４，４４はデフロス
ト時閉成される電磁弁、３５，３６，３７，４
５，４６，４７はいずれも膨張弁である。

また、同図中破線矢印は冷房、実線矢印は暖
房、波線矢印はデフロストの各運転時における冷
媒の循環系路を示している。

（考案が解決しようとする問題点）上記構成の空気調和機における室外機１におい
ては、両ユニツト１５，２５間を連絡する交互デ
フロスト用の連絡配管１６ａ，１６ｂ，２６ａ，
２６ｂが必要となる。

一方、上記室外機１は、具体的には第４図図示
の如く、断面コ字状の熱交換器１２，２２と該熱
交換器１２，２２内に位置する圧縮機１０，２０
とを底フレーム１７，２７上に載置固定してなる
ユニツト１５，２５を前記熱交換器１２，２２の
開放端を同一方向に向けて一体化して構成され
る。しかも各ユニツト１５，２５は共用化を図る
ために同一形状とされている。

かかる構造の室外機１においては、前記連絡配
管１６ａ，１６ｂ，２６ａ，２６ｂが一方のユニ
ツト１５（図示の場合）における熱交換器１２の
開放端前面を横断することとなる。このため、圧
縮機１０のサービス時において、前記連絡配管１
６ａ，１６ｂ，２６ａ，２６ｂが邪魔になつて、
作業性を悪化させるという問題が生じていた。

本考案は、上記の如き問題を解消せんとしてな
されたもので、空調機用室外機において、圧縮機
前方のサービス用スペースを確保することを目的
とするものである。

（問題点を解決するための手段）本考案は、上記問題点を解決するための手段と
して、第１図および第２図図示の実施例の如く、
断面コ字状の熱交換器１２，２２と該熱交換器１
２，２２内に位置する圧縮機１０，２０とをそれ
ぞれ底フレーム１７，２７上に載置固定してなる
ユニツト１５，２５を、前記熱交換器１２，２２
の開放端を同一方向に向けて一体化した空調機用
室外機において、前記底フレーム１７，２７に
は、熱交換器１２，２２の開放端前方位置に凹溝
１８，２８を形成するとともに、該凹溝１８，２
８内には、前記両ユニツト１５，２５の熱交換器
１２，２２を交互にデフロストさせるべく配管さ
れた交互デフロスト用の連絡配管１６ａ，１６
ｂ，２６ａ，２６ｂを収納せしめたことを特徴と
している。

（作用）本考案では、上記手段、即ち、底フレーム１
７，２７に凹溝１８，２８を形成して、該凹溝１
８，２８内に交互デフロスト用の連絡配管１６
ａ，１６ｂ，２６ａ，２６ｂを収納するという手
段によつて、各ユニツト１５，２５における圧縮
機１０，２０の前方にサービス用スペースを確保
することができるという作用が得られる。

（考案の効果）叙上の如く、本考案によれば、底フレーム１
７，２７に形成した凹溝１８，２８内に交互デフ
ロスト用の連絡配管１６ａ，１６ｂ，２６ａ，２
６ｂを収納するようにしたので、各ユニツト１
５，２５における圧縮機１０，２０の前方にサー
ビス用スペースを確保できることとなり、サービ
ス作業性の向上が図れ、又サービス中の配管損傷
等の事故も防止し得るという実用的な効果があ
る。

又、連絡配管１６ａ，１６ｂ，２６ａ，２６ｂ
を凹溝１８，２８に沿つて配管できるので、連絡
配管１６ａ，１６ｂ，２６ａ，２６ｂの固定を容
易に行えるという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例にかかる空調機用室外
機の概略平面図、第２図は第１図の−断面
図、第３図は従来公知の空気調和機の冷媒系統
図、第４図は従来例の空調機用室外機の概略平面
図である。１０，２０…圧縮機、１２，１２…熱交換器、
１５，２５…ユニツト、１６ａ，１６ｂ，２６
ａ，２６ｂ…連絡配管、１７，２７…底フレー
ム、１８，２８…凹溝。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

断面コ字状の熱交換器１２，２２と該熱交換器
１２，２２内に位置する圧縮機１０，２０とをそ
れぞれ底フレーム１７，２７上に載置してなるユ
ニツト１５，２５を２台前記熱交換器１２，２２
の開放端を同一方向に向けて一体化した空調機用
室外機において、前記底フレーム１７，２７に
は、両熱交換器１２，２２の開放端前方位置に凹
溝１８，２８を形成するとともに、該凹溝１８，
２８内には、前記両ユニツト１５，２５の熱交換
器１２，２２を交互にデフロストさせるべく配管
された交互デフロスト用の連絡配管１６ａ，１６
ｂ，２６ａ，２６ｂを収納せしめたことを特徴と
する空調機用室外機。