JP4075190B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、室外熱交換器の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)は、従来の一例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は、要部断面図である。
図5は、従来の一例を示す空気調和機の冷媒回路図である。
従来の空気調和機の冷媒回路は、図に示すように、室外機1に収納された圧縮機2と、四方弁3と、室外熱交換器5と、絞り装置6と、室内機10に収納された室内熱交換器11とからなり、順次配管接続されて冷媒回路が構成されている。
【0003】
以上の構成において、冷房運転時には、冷媒流路は破線の矢印のとおり、室外機1の冷媒は、圧縮機2、四方弁3を経て2パスの室外熱交換器5に向かう。
該冷媒は室外熱交換器5から、絞り装置6を経て前記室内機10の室内熱交換器11に流入する。
そして、該冷媒は、前記室外機1の四方弁3を経て圧縮機2に戻る。
また、暖房運転時には、冷媒流路は実線の矢印のとおり、冷房時と逆の経路を絞り装置6を経て圧縮機2に戻る。
【0004】
ところで、前記室外熱交換器5は、通風方向と直角に2列5x、5yより構成されており、この室外熱交換器3が凝縮器となるときに、サブク−ル(過冷却)を取るようにした場合、冷媒量の追加、絞り量の増加、風量の増加を伴う。
そして、前記冷媒量の追加の場合、冷房時と暖房時の最適冷媒量にずれが多くなりレシ−バなどの設置を必要とするため、コストが上昇するおそれがある問題点があった。
また、前記絞り量の増加の場合、冷媒循環量が減少し能力不足となるおそれがある問題点があった。
あるいは、前記風量の増加の場合、ファンモ−タの回転数が高くなるに従い消費電力が増大するおそれがある問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、前記問題点に鑑み、サブク−ルを確保し低コスト、高性能、省エネを達成する室外機の空気調和機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、圧縮機と、四方弁と、通風方向に直交するように2列に構成された室外熱交換器と、絞り装置と、室内熱交換器とからなり、これらを冷媒配管により順次配管接続して冷媒回路を構成してなる空気調和機において、前記室外熱交換器のいずれか一方の列の凝縮時に流出側となる中央水平部分を切欠し、他方の列のみ残した1列部分とその上下に各々2列部分を設けてなるとともに、前記2列部分は各々別の冷媒経路であるようにする。
【0007】
そして、前記1列部分が2パスとなるようにする。
また、前記1列部分の中央に、前記絞り装置と配管接続される配管接続部を設けてなるようにする。
【0008】
そして,前記2列部分の切欠された各一端に、各々の冷媒管を前記四方弁と配管接続される配管接続部を設けるとともに、前記2列部分の他端に前記2列部分の通風方向に対して隣り合う熱交換器を連結する連結部を設けてなるようにする。
【0009】
あるいは、前記1列部分の両端に、各々2列部分の各冷媒管の一端と連通する連結部を設けるとともに、前記2列部分の他端に、各々冷媒管を互いに連通し前記四方弁と配管接続される配管接続部を設けてなるようにする。そして、前記2列部分に、通風方向に対して隣り合う熱交換器の冷媒管を入れ換える交叉部を設けてなるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を実施例に基づき添付図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の一実施例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は要部断面図、図5は、本発明の一実施例を示す空気調和機の冷媒回路図である。
本発明の一実施例を示す空気調和機の冷媒回路図である。
なお、構成品の番号は同じものについては同一の番号を使用する。
図において、1は室外機、2は圧縮機、3は四方弁、5は室外熱交換器、6は絞り装置、10は室内機、11は室内熱交換器である。
この実施例では、2パスを有する2列配列された室外熱交換器5と、前記絞り装置6には、膨張弁を用いている。
【0011】
室外機1に収納された圧縮機2と、四方弁3と、通風方向に直交するように2列配列された2パスを有する室外熱交換器5と、絞り装置6と、室内熱交換器11を有する室内器10とからなり、これらを冷媒配管により順次配管接続して冷媒回路を構成する。
【0012】
ここで、前記室外熱交換器5のいずれか一方の列の凝縮時に流出側となる中央水平部分を切欠し、他方の列のみ残した1列部分5aとその上下に各々2列部分5bを設けている。
そして、前記1列部分5aが2パスとなるようにする。
【0013】
また、前記1列部分5aの中央に、前記絞り装置6と配管接続される配管接続部5a1を設けている。
そして,前記2列部分5bの切欠された各一端に、各々の冷媒管を前記四方弁3と配管接続される配管接続部5b1を設ける。
それとともに、前記2列部分5bの他端に各々冷媒管を互いに連通する連結部5cを設けている。
【0014】
以上の構成において、次に本発明の作用を説明する。
前記1列部分5aを、1パスとなるように前記室外熱交換器5の前記絞り装置6側に設けてあるので、前記室外熱交換器5を通過する空気が、抵抗の少ない部分である前記1列部分5aを通過し易くすることになる。
このため、サブクール(過冷却)量を風速分布を利用して確保することができる。
【0015】
図2(a)は、本発明の他の実施例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は要部断面図である。
この実施例の場合、前記1列部分5aの両端に、各々2列部分5bの各冷媒管の一端と連通する連結部5dを設けるとともに、前記2列部分5bの他端に、各々冷媒管を互いに連通し前記四方弁3と配管接続される配管接続部5b2を設けている。
【0016】
この場合の作用は、図1の実施例と同様であり、前記1列部分5aによりサブクール(過冷却)量を風速分布を利用して確保している。
【0017】
図3(a)は、本発明の他の実施例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は要部断面図である。
この実施例は、前記2列部分5bの各々中央部に、風上側と風下側の冷媒管を入れ換える交叉部5eを設けている。
【0018】
この場合の作用は、図2の実施例と同様であり、前記1列部分5aによりサブクール(過冷却)量を風速分布を利用して確保している。
【0019】
さらに、前記交叉部5eにより風上側と風下側の冷媒管を入れ換えているので、前記2列部分5bのパスバランスも良くなるため、サブクール(過冷却)量を確保し易くなる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、圧縮機と、四方弁と、通風方向に直交するように2列に構成された室外熱交換器と、絞り装置と、室内熱交換器とからなり、これらを冷媒配管により順次配管接続して冷媒回路を構成してなる空気調和機において、
前記室外熱交換器のいずれか一方の列の凝縮時に流出側となる中央水平部分を切欠し、他方の列のみ残した1列部分とその上下に各々2列部分を設けてなるようにした。
この結果、サブク−ルを確保し低コスト、高性能、省エネを達成する室外機の空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は、要部断面図である。
【図2】(a)は、本発明の他の実施例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は、要部断面図である。
【図3】(a)は、本発明の他の実施例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は、要部断面図である。
【図4】(a)は、従来の一例を示す空気調和機の室外熱交換器の説明図、(b)は、要部断面図である。
【図5】本発明および従来の一例を示す空気調和機の冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 室外機
2 圧縮機
3 四方弁
5 室外熱交換器
5a 1列部分
5a1 配管接続部
5b 2列部分
5b1 配管接続部
5b2 配管接続部
5c 連結部
5d 連結部
5e 交叉部
6 絞り装置
10 室内機
11 室内熱交換器
Claims (6)
- 圧縮機と、四方弁と、通風方向に直交するように2列に構成された室外熱交換器と、絞り装置と、室内熱交換器とからなり、これらを冷媒配管により順次配管接続して冷媒回路を構成してなる空気調和機において、前記室外熱交換器のいずれか一方の列の凝縮時に流出側となる中央水平部分を切欠し、他方の列のみ残した1列部分とその上下に各々2列部分を設けてなるとともに、前記2列部分は各々別の冷媒経路であることを特徴とする空気調和機。
- 前記1列部分が2パスとなるように冷媒管を配設してなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 前記1列部分の中央に、前記絞り装置と配管接続される配管接続部を設けてなることを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
- 前記2列部分の切欠された各一端に、各々の冷媒管を前記四方弁と配管接続される配管接続部を設けるとともに、
前記2列部分の他端に前記2列部分の通風方向に対して隣り合う熱交換器を連結する連結部を設けてなることを特徴とする請求項3記載の空気調和機。 - 前記1列部分の両端に、各々2列部分の各冷媒管の一端と連通する連結部を設けるとともに、前記2列部分の他端に、前記2列部分の通風方向に対して隣り合う熱交換器の冷媒管を互いに連通し前記四方弁と配管接続される配管接続部を設けてなることを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
- 前記2列部分に、通風方向に対して隣り合う熱交換器の冷媒管を入れ換える交叉部を設けてなることを特徴とする請求項4または5に記載の空気調和機。
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