JPS641868Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はダンプカーの車枠と荷箱間に介装され
る荷箱傾動装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、ダンプカーの荷箱傾動装置にあつては、
オイルリザーバは車枠側に支持され、ホースによ
つて接続されていたが、狭い場所で取付位置を設
定するのが困難であり、かつ、取付作業が煩雑な
どの問題があつた。

（実施例） 本考案はかかる問題に鑑みてなされたもので、
以下図面に基づいて説明すると、１はダンプカー
の車枠２上に装設された荷箱で、ヒンジ軸３を中
心として後方に傾動可能に設けられている。

４は荷箱１と車枠２間に設けられた荷箱傾倒装
置で、リフトアーム５、テンシヨンリンク６、伸
縮シリンダ７等からなり、該伸縮シリンダ７の下
端にはトラニオン８が固着され、更に該トラニオ
ン８の下端にはブラケツト９が設けられ、その上
部に、前記伸縮シリンダ７に圧油を供給する油圧
機構１０のオイルリザーバ１１が着脱自在に設け
られている。

前記油圧機構１０は前記オイルリザーバ１１の
他、油圧ポンプ１２、切換バルブ１３等からな
り、１４はオイルリザーバ１１から油圧ポンプへ
油を供給する導管、１５は油圧ポンプから切換バ
ルブを介して伸縮シリンダに油を供給する導管、
１６は伸縮シリンダ７からオイルリザーバ１１に
油を還流させる導管である。

（効果） 以上のように、伸縮シリンダのトラニオンに油
圧機構のオイルリザーバを設けたことにより、伸
縮シリンダにオイルリザーバを取付けた状態で車
枠に組付けることができ、車の種類によつてオイ
ルリザーバの位置を変更する必要がなくなり、煩
雑な作業を改善することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置を装備したダンプカーの後
部側面図、第２図はオイルリザーバの取付け部分
を示す拡大図である。 １……荷箱、２……車枠、７……伸縮シリン
ダ、１１……オイルリザーバ、１２……油圧ポン
プ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車枠後部に設けたヒンジ軸を中心に荷箱傾倒装
   置により起伏可能に荷箱を設けたダンプカーにお
   いて、前記荷箱傾倒装置の伸縮シリンダのトラニ
   オンにオイルリザーバを設けたことを特徴とする
   ダンプカーの荷箱傾倒装置。