JPS641515B2 - - Google Patents
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- JPS641515B2 JPS641515B2 JP15731383A JP15731383A JPS641515B2 JP S641515 B2 JPS641515 B2 JP S641515B2 JP 15731383 A JP15731383 A JP 15731383A JP 15731383 A JP15731383 A JP 15731383A JP S641515 B2 JPS641515 B2 JP S641515B2
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- phosphor
- luminous flux
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- phosphate
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Landscapes
- Luminescent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、3価のユーロピウムで付活された
ホウ酸リン酸バナジン酸イツトリウム蛍光体に関
するものである。
ホウ酸リン酸バナジン酸イツトリウム蛍光体に関
するものである。
3価のユーロピウムで付活されたバナジン酸イ
ツトリウムおよびリン酸バナジン酸イツトリウム
蛍光体は2537Åの紫外線励起により赤色部に強い
発光を示し、そのスペクトルは3価のユーロピウ
ムによる619nmを主波長とすることはよく知られ
ている。
ツトリウムおよびリン酸バナジン酸イツトリウム
蛍光体は2537Åの紫外線励起により赤色部に強い
発光を示し、そのスペクトルは3価のユーロピウ
ムによる619nmを主波長とすることはよく知られ
ている。
従来この種の螢光体は、陰極線管又は紫外線を
発する高圧水銀蒸気放電灯の如き放射源に使用さ
れている。しかしかかる螢光体を螢光ランプ等の
低圧水銀蒸気放電灯に使用した場合、点灯中にそ
の全光束が初光束に比較して著しく低下し、更に
その体色は若干黄白色を示しており、全光束の向
上を妨げている。
発する高圧水銀蒸気放電灯の如き放射源に使用さ
れている。しかしかかる螢光体を螢光ランプ等の
低圧水銀蒸気放電灯に使用した場合、点灯中にそ
の全光束が初光束に比較して著しく低下し、更に
その体色は若干黄白色を示しており、全光束の向
上を妨げている。
ここにこの発明者等は、従来のこのような欠点
を改善すべく検討を行つた結果、上記の如き螢光
体の構成元素の一部をホウ酸塩で置換した非化学
量論組成のホウ酸リン酸バナジン酸イツトリウム
蛍光体が著しく改善された光束劣化特性を示すこ
と、および従来品に比較してその体色が著しく改
善されることを見い出しこの発明に到つたのであ
る。
を改善すべく検討を行つた結果、上記の如き螢光
体の構成元素の一部をホウ酸塩で置換した非化学
量論組成のホウ酸リン酸バナジン酸イツトリウム
蛍光体が著しく改善された光束劣化特性を示すこ
と、および従来品に比較してその体色が著しく改
善されることを見い出しこの発明に到つたのであ
る。
すなわち、この発明の螢光体は一般式、
(Y,Eu)(VO4)m(PO4)n(BO3)e
で表わされ、式中m≠0,n≠0であり、かつそ
の化学量論組成m+n+e=1よりメタル
(Y2O3+Eu2O3)過剰側、即ちm+n+e<1へ
ずらした非化学量論組成であり、 1.01≦1/m+n+e≦1.05、及び 0.01≦e≦0.1 を満足することを特徴とするものである。
の化学量論組成m+n+e=1よりメタル
(Y2O3+Eu2O3)過剰側、即ちm+n+e<1へ
ずらした非化学量論組成であり、 1.01≦1/m+n+e≦1.05、及び 0.01≦e≦0.1 を満足することを特徴とするものである。
バナジン酸イツトリウム螢光体あるいはリン酸
バナジン酸イツトリウム螢光体を製造するに際し
ては、ホウ酸をフラツクスとして使用するか、或
いは化学量論組成にて格子構成元素として使用す
ることは公知である(例えば特許公報、昭45−
37297)。
バナジン酸イツトリウム螢光体を製造するに際し
ては、ホウ酸をフラツクスとして使用するか、或
いは化学量論組成にて格子構成元素として使用す
ることは公知である(例えば特許公報、昭45−
37297)。
しかし、この発明の螢光体は上記の如く非化学
量論組成を有していることを特徴とする。
量論組成を有していることを特徴とする。
即ち後記実施例に示した如くしてこの発明の螢
光体を製造し、これら各種螢光体に関して常法の
如く相対光束値を上記のm,n及びeに関して、 1/m+n+e 及びe の変化量に対して求めたところ第1図の如き結果
を得た。図においてAは変化量、Bは同変化率で
ある。
光体を製造し、これら各種螢光体に関して常法の
如く相対光束値を上記のm,n及びeに関して、 1/m+n+e 及びe の変化量に対して求めたところ第1図の如き結果
を得た。図においてAは変化量、Bは同変化率で
ある。
次に同様にしてホウ酸量の変化に伴う光束値及
び光束維持率の変化を求めたところ第2図の曲線
C,Dの如き結果を得た。
び光束維持率の変化を求めたところ第2図の曲線
C,Dの如き結果を得た。
これらの結果から次のことが明確になつた。こ
の発明において上記一般式におけるm,nおよび
eの総和の範囲を 1.01≦1/m+n+e≦1.05 に限定した理由は、上記第1図に示すように 1/m+n+e≦1 の領域、すなわちメタル(Y2O3+Eu2O3)が化
学量論量より少ない領域もしくは化学量論量の場
合は、未反応の五酸化バナジウムが残存し、黄白
色の体色を呈することから実用的でなく、また劣
化改善の効果が得られず他方、 1/m+n+e≦1.05 の領域では、未反応のメタル(Y2O3+Eu2O3)
が多く残り光束が低くなるので実用的でないから
である。
の発明において上記一般式におけるm,nおよび
eの総和の範囲を 1.01≦1/m+n+e≦1.05 に限定した理由は、上記第1図に示すように 1/m+n+e≦1 の領域、すなわちメタル(Y2O3+Eu2O3)が化
学量論量より少ない領域もしくは化学量論量の場
合は、未反応の五酸化バナジウムが残存し、黄白
色の体色を呈することから実用的でなく、また劣
化改善の効果が得られず他方、 1/m+n+e≦1.05 の領域では、未反応のメタル(Y2O3+Eu2O3)
が多く残り光束が低くなるので実用的でないから
である。
また第2図に示すようにホウ酸の添化量に関し
ては、eが0.01以下の場合には上記劣化及び体色
の改善が認められず、ホウ酸塩の効果が得られず
また、eが0.1を超える場合には、純粋なホウ酸
塩を形成せず発光率の減少が著しいことによるも
のである。
ては、eが0.01以下の場合には上記劣化及び体色
の改善が認められず、ホウ酸塩の効果が得られず
また、eが0.1を超える場合には、純粋なホウ酸
塩を形成せず発光率の減少が著しいことによるも
のである。
次に実施例を示してこの発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
(m+n+e=0.98,e=0.03)
酸化イツトリウム 0.467 モル
酸化ユーロピウム 0.0325 〃
五酸化バナジウム 0.287 〃
燐酸水素二アンモニウム 0.376 〃
ホウ酸 0.03 〃
上記の混合物を充分混合し、空気中にて1200℃
で2時間焼成した。得られた螢光体の2537Åの紫
外線、X線、陰極線の各励起に対しては明るい赤
色を示し、従来品に比べて0〜100時間における
光束劣化が10〜20%改善され、かつその体色が著
しく改善されていた。第3図にこの実施例による
螢光体を使用した螢光ランプの光束維持率を曲線
Eで示し従来品の曲線Fと比較して示した。
で2時間焼成した。得られた螢光体の2537Åの紫
外線、X線、陰極線の各励起に対しては明るい赤
色を示し、従来品に比べて0〜100時間における
光束劣化が10〜20%改善され、かつその体色が著
しく改善されていた。第3図にこの実施例による
螢光体を使用した螢光ランプの光束維持率を曲線
Eで示し従来品の曲線Fと比較して示した。
実施例 2
(m+n+e=0.97,e=0.05)
酸化イツトリウム 0.467 モル
酸化ユーロピウム 0.0325 〃
五酸化バナジウム 0.265 〃
燐酸水素二アンモニウム 0.390 〃
ホウ酸 0.05 〃
上記の混合物を充分湿式混合し、空気中にて
1200℃で2時間焼成した。得られた螢光体は2537
Åの紫外線、X線、陰極線の各励起に対して同様
に明るい赤色を示し、又劣化、体色の改善された
螢光体を得た。
1200℃で2時間焼成した。得られた螢光体は2537
Åの紫外線、X線、陰極線の各励起に対して同様
に明るい赤色を示し、又劣化、体色の改善された
螢光体を得た。
実施例 3
(m+n+e=0.96,e=0.07)
酸化イツトリウム 0.467 モル
酸化ユーロピウム 0.0325 〃
五酸化バナジウム 0.251 〃
燐酸水素二アンモニウム 0.390 〃
ホウ酸 0.07 〃
上記の混合物を充分湿式混合し、空気中にて
1200℃で2時間焼成した。得られた螢光体の2537
Åの紫外線、X線、陰極線の各励起に対して同様
に明るい赤色を示し、劣化体色の改善された螢光
体を得た。
1200℃で2時間焼成した。得られた螢光体の2537
Åの紫外線、X線、陰極線の各励起に対して同様
に明るい赤色を示し、劣化体色の改善された螢光
体を得た。
以上のように本発明によれば3価のユーロピウ
ムで付活したホウ酸リン酸バナジン酸イツトリウ
ム螢光体を、上述の特定の非化学量論組成におい
て製造することにより上述の問題を解消する劣化
及び体色の改善さた螢光体を得ることが可能とな
るのでありその工業的価値は非常に大きい。
ムで付活したホウ酸リン酸バナジン酸イツトリウ
ム螢光体を、上述の特定の非化学量論組成におい
て製造することにより上述の問題を解消する劣化
及び体色の改善さた螢光体を得ることが可能とな
るのでありその工業的価値は非常に大きい。
第1図は本発明螢光体の特定の組成変化量に対
する光束値変化を示した特性図、第2図は同ホウ
酸の含有量の変化に伴う光束値変化の特性図、第
3図は同螢光体を使用した螢光ランプの光束維持
率を示す図である。
する光束値変化を示した特性図、第2図は同ホウ
酸の含有量の変化に伴う光束値変化の特性図、第
3図は同螢光体を使用した螢光ランプの光束維持
率を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式で表わされ、 (Y,Eu)(VO4)m(PO4)n(BO3)e 該式中m≠0,n≠0であり、かつm,nおよ
びeが次式、 1.01≦1/m+n+e≦1.05、及び 0.01≦e≦0.1 を満足することを特徴とする3価ユーロピウム付
活ホウ酸リン酸バナジン酸イツトリウム蛍光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15731383A JPS6049083A (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 螢光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15731383A JPS6049083A (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 螢光体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6049083A JPS6049083A (ja) | 1985-03-18 |
JPS641515B2 true JPS641515B2 (ja) | 1989-01-11 |
Family
ID=15646947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15731383A Granted JPS6049083A (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 螢光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049083A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0823009B2 (ja) * | 1987-06-01 | 1996-03-06 | 日亜化学工業株式会社 | 蛍光体の製造方法 |
-
1983
- 1983-08-29 JP JP15731383A patent/JPS6049083A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6049083A (ja) | 1985-03-18 |
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