JPS639946Y2 - - Google Patents

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JPS639946Y2
JPS639946Y2 JP8896781U JP8896781U JPS639946Y2 JP S639946 Y2 JPS639946 Y2 JP S639946Y2 JP 8896781 U JP8896781 U JP 8896781U JP 8896781 U JP8896781 U JP 8896781U JP S639946 Y2 JPS639946 Y2 JP S639946Y2
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JP
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wire
corona
power transmission
overhead power
strands
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JP8896781U
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JPS57199910U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコロナによるオーデイブルノイズを低
減せしめた架空送電線に関する。
近年、架空送電線の超高圧化がはかられ、それ
に従いコロナ騒音が無視できないものとなつて来
た。このため電線の径を太くしたり多導体化した
りすることが行なわれているが、必要以上の断面
積をもたらしめる結果となり重量が大きく高価な
ものとなつている。
雨天時に特にコロナ騒音が大きくなるのは、電
線表面に付着した水滴が突起を形成し、ここに電
界集中するためであるが、電線の径を太くしたり
多導体化することではこれを防止するには至つて
いない。
そこで出願人においては、素線表面に微細な凹
凸を形成してなる単位素線の複数を相互密着せし
めて電線外周に巻回する構成を提案した(特願昭
55−173290)。これによれば素線による電界緩和
と素線上の水滴自身の電界緩和とが相乗的に行わ
れてコロナ低減に極めて有効ではあるが、水切れ
性がよくなく、素線上の水滴が雨が止んだ後も暫
く落下し続けるため、この間コロナ騒音が持続す
るという欠点があつた。
本考案の目的は、上記欠点を解消し、水切れ性
の頗る優れたコロナ防止型架空送電線を提供する
ことにある。
すなわち、本考案の要旨は、表面には微細な凹
凸が形成され、かつ所定周期にて正反に屈曲させ
た素線を、その屈曲部が電線の半円周より大きく
かつ円周を越えない範囲で電線の左右に跨つて配
置されるようわん曲されて電線直上より装着され
てなることにある。
以下、本考案の実施例について図面を用いて説
明する。
第1図は、鋼心にアルミ導体を撚り合せたよう
な電線1にコロナ防止線2を装着した状態を示す
断面図、第2図はその部分正面図である。
コロナ防止線2は、その表面には微細な凹凸を
形成されかつ所定周期にて正反に屈曲させたもの
を、屈曲部が電線1の左右に跨がつて配置される
ようわん曲されて電線直上より装着されてなる。
このコロナ防止線2は電線への取付け把持強度
からみてアルミ被鋼線(以下AS線という)をも
つてなるのがよく、こうすることにより機械的強
度が高く電線との間の電食問題も解消される。表
面に微細な凹凸を形成するには、アルカリ溶液か
ら酸溶液により化学的に腐食させる他、サンドブ
ラスト処理等機械的手段によることもできる。
コロナ防止線2は、わん曲されて電線直上より
装着されるに際し、屈曲部が電線の半円周より大
きくかつ円周を越えない範囲で電線の左右に跨つ
て配置されるようにする。コロナ防止線2は電線
外周に巻回されないので、これが容易に脱落しな
いようにするためと、後述するように水滴の早期
落下を図るためにこのようにする必要があるので
ある。
しかして、このような架空送電線に雨が降る
と、水滴は電線1とコロナ防止線2に付着する
が、電線1の部分ではコロナ防止線2のシールド
効果により電界が緩和されるためコロナの発生は
抑止される。一方、コロナ防止線2の部分では表
面が微細に凹凸化されているので水切れ性がよ
く、水滴が平たく付着してコロナは発生しにくく
なるが、ここに屈曲部は電線の半円周より大きく
かつ円周を越えない範囲で電線の左右に跨つて配
置されているから、この屈曲部に向かつて、あた
かも山から谷に下るようにして水滴が集められ、
ここからどんどん落下して行く。従つてコロナ防
止線2は水切れ性が頗る向上し、雨が止んだ後に
水滴がいつまでも落下し続けるようなことがなく
コロナは速やかに消滅する。
尚、コロナ防止線2は図示した如く素線を2条
密着させたものにて電線に装着すれば、素線1条
の場合に比べ素線付近の電界緩和が効果的に行わ
れるため、よりコロナ低減に有効である。
以上説明したとおり、本考案の架空送電線によ
れば、素線に付着した水滴は屈曲部に効率よく集
められどんどん落下してしまうので、水切れ性に
優れ、雨が止んだ後速やかにコロナ騒音が消滅す
るという独自の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る架空送電線の断面図、第
2図は一部正面図である。 1:電線、2:コロナ防止線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表面には微細な凹凸が形成され、かつ所定周
    期にて正反に屈曲させた素線を、その屈曲部が
    電線の半円周より大きくかつ円周を越えない範
    囲で電線の左右に跨つて配置されるようわん曲
    されて電線直上より装着されてなるコロナ防止
    型架空送電線。 (2) 上記素線が単位素線の複数を互いに密着せし
    めたものよりなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のコロナ防止型架空送電線。 (3) 上記素線がアルミ被鋼線をもつて形成されて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項ないし第2
    項記載のコロナ防止型架空送電線。
JP8896781U 1981-06-17 1981-06-17 Expired JPS639946Y2 (ja)

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JPS57199910U JPS57199910U (ja) 1982-12-18
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