JPS639836Y2 - - Google Patents

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JPS639836Y2
JPS639836Y2 JP14169279U JP14169279U JPS639836Y2 JP S639836 Y2 JPS639836 Y2 JP S639836Y2 JP 14169279 U JP14169279 U JP 14169279U JP 14169279 U JP14169279 U JP 14169279U JP S639836 Y2 JPS639836 Y2 JP S639836Y2
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JP
Japan
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heat insulating
insulating layer
circumferential wall
strip
band
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JP14169279U
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JPS5659388U (ja
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  • Thermal Insulation (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軟質樹脂製の内周壁と軟質樹脂製の
外周壁との間に形成される空間部に、発泡性樹脂
材料からなる断熱材を介在させて断熱層を構成し
てある可撓性断熱ホースに関する。
上記のように内外周壁と断熱層とを三層構造に
構成すれば、例えば特開昭49−131273号公報に示
されているように、内外壁構成用の広幅の帯状体
と狭幅の断熱材とを用いて、広幅の帯状体を中央
で屈曲させながら内外壁を構成するものに比べ、
単に層を重ね合わせるだけの簡易な製造要領をも
つて製造工程を簡素化でき、しかも、内外壁が断
熱材によつて完全に仕切られ、断熱効果も高く、
そのうえ、内周壁と外周壁との夫々の素材を、例
えば、一方を耐油性に優れたものとし、他方を耐
摩耗性に優れたものとするなど、ホースの使用条
件に適した性質を得やすいなどの利点を備えられ
るものであるが、従来では、単に、内周壁と外周
壁との間に長尺の断熱材を捲回状態で介在させた
だけの構造であつたため、断熱材を内外壁に接着
状態で固定すると、ホースに捩れや大きな曲がり
が生じたときに、断熱材が破断され、断熱性能が
損なわれてしまう虞があり、また、断熱材を内外
壁に対して完全に遊離した状態とすれば、ホース
の取付け箇所によつては、関連機器の発する振動
や、揺れ動き、あるいは頻繁な屈伸などの外的条
件に起因して、断熱材どうしの間に軸線方向で部
分的な〓間が生じ、やはり断熱性能が損なわれて
しまう虞があつた。
本考案は、前述の三層構造で可撓性断熱ホース
を形成するに際し、ホースの捩れや曲がりなどの
外力によつて断熱材が破断されることに起因した
断熱性能の低下、および、ホース設置箇所の外的
条件による断熱材間の〓間発生に起因した断熱性
能の低下を効果的に抑制することのできる可撓性
断熱ホースを提供することにその目的がある。
上記目的を達成するための本考案の特徴とする
構成は、軟質合成樹脂材料で形成された内周壁A
と外周壁Cとの間に発泡合成樹脂材料製の断熱層
Bが形成介在されている可撓性断熱ホースであつ
て、前記内周壁Aが、軟質帯状体1を螺旋状に捲
回しその側縁部を重合して溶着しかつ該帯状体1
の各螺旋捲回ピツチ毎に外周面方向に向つて隆起
する隆起部5を有する構造とされ、前記断熱層B
が、帯状に形成された断熱材2を前記帯状体1と
同一ピツチで螺旋状に捲回した螺旋構造でかつ該
帯状断熱材2の内周面が螺旋ピツチ毎に前記帯状
体1の隆起部5と嵌合した構造とされ、前記外周
壁Cが軟質帯状体3を該断熱層Bの外周面上に位
置して前記帯状断熱材2と同一ピツチで螺旋状に
捲回しその側縁部を重合して溶着した構造とさ
れ、該外周壁Cと前記内周壁Aとが、前記断熱層
Bによつて完全に離隔されている構成とした点に
あり、かかる構成から次の作用効果を奏する。
すなわち、内周壁または外周壁に、半径方向
で断熱層側へ膨出する隆起部を形成して、これ
によつて断熱材の軸線方向での位置ずれを規制
しているものであるから、ホースと関連して設
置される機器の発する振動や、外部環境による
揺れおよび振動、あるいは、頻繁なホースの屈
曲などに拘らず、断熱材を内外周壁間で所期の
状態に維持し、断熱材間に〓間が生じることを
避けて断熱性能を良好に保ち得るものである。
また、長尺の断熱材どうしは互いに非接着状
態で内外壁間に独立的に存するものであるか
ら、ホースに対して、ホース軸芯まわりでの捩
れや、大きな曲がりが生じた際に、断熱材が破
断されてしまうことを、断熱材がホース軸芯ま
わりである程度動き得る融通を残しているこ
と、および、隣る断熱材とは独立した状態で伸
縮可能であることなどとの相乗により、断熱材
の一部に局部的な応力が集中して破断され易く
なることを避けられ、その結果、断熱材の破断
に起因した断熱性能の低下を避けられるもので
ある。
外周壁と内周壁とを断熱層によつて完全に離
隔した構造としてあるので、外周壁または内周
壁を形成する壁材による熱伝導作用を完全に遮
断することができるので、断熱効果の極めて良
好なホースを得ることができるに至つたのであ
る。
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
Aは、軟質合成樹脂材などから長尺薄肉状態に
成形した軟質帯状体1を螺旋状に捲回し乍ら、軸
芯方向で隣接する帯状体1,1の側辺部分どうし
を互いに重合させ一体的に溶着することによつて
形成した内周壁、Bは、その組織が独立気泡の状
態となるようポリ塩化ビニルなどの発泡性合成樹
脂材より長尺状態に成形した独立気泡の断熱材2
を、前記内周壁Aの外周に対し、軸芯方向で隣接
するものどうしが接当又は極接近しはするが互い
に遊離した状態において螺旋状に捲回することに
よつて形成した断熱層、Cは、前記内周壁Aを形
成したのと同様に、軟質帯状体3を前記断熱層B
の外周に対し螺旋状に捲回し、軟質帯状体3の側
辺部分どうしを溶着することによつて形成した外
周壁であり、以上の構成をもつて、軟質な内外両
周壁A,C間に独立気泡の断熱層Bを挾在して成
る三層構造の可撓性断熱ホースを作製している。
前記内周壁Aは、その内周壁A形成用の帯状体
1の折り返しにより包まれた金属線(硬質合成樹
脂製線材でも可)から成る補強材4を、ホース軸
線方向で適当間隔おきに設けて、内周壁Aの外周
面に部分的な隆起部5を形成しているものであ
り、この隆起部5を跨ぐ状態に前記長尺の断熱材
2を捲回することで、断熱材2の軸線方向移動を
規制できるように構成されている。
帯状体1,3の肉厚は従来のものより薄くなつ
ており、又、隣接するものどうしの重合幅も従来
より小さくなつている。
尚、前記断熱材2は、内周壁A、外周壁Cに対
し接当はするが接着はされていない。
第2図は別の実施列を示したもので、前記第1
図に示した実施例における外周壁Cを形成する軟
質帯状体3の一部を断熱層Bを形成する帯状断熱
材2の相互の接当面間に入り込ませて隆起部5を
形成させた構造としたものである。
本考案はこのような構造として実施することも
できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る可撓性断熱ホースの実施例
を示し、第1図は一部切欠正面図、第2図は別実
施例に係る部分断面図である。 A……内周壁、B……断熱層、C……外周壁、
1,3……軟質帯状体、2……断熱材、5……隆
起部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軟質合成樹脂材料で形成された内周壁Aと外
    周壁Cとの間に発泡合成樹脂材料製の断熱層B
    が形成介在されている可撓性断熱ホースであつ
    て、前記内周壁Aが、軟質帯状体1を螺旋状に
    捲回しその側縁部を重合して溶着しかつ該帯状
    体1の各螺旋捲回ピツチ毎に外周面方向に向つ
    て隆起する隆起部5を有する構造とされ、前記
    断熱層Bが、帯状に形成された断熱材2を前記
    帯状体1と同一ピツチで螺旋状に捲回した螺旋
    構造でかつ該帯状断熱材2の内周面が螺旋ピツ
    チ毎に前記帯状体1の隆起部5と嵌合した構造
    とされ、前記外周壁Cが軟質帯状体3を該断熱
    層Bの外周面上に位置して前記帯状断熱材2と
    同一ピツチで螺旋状に捲回しその側縁部を重合
    して溶着した構造とされ、該外周壁Cと前記内
    周壁Aとが、前記断熱層Bによつて完全に離隔
    されている可撓性断熱ホース。 前記発泡性樹脂材料からなる断熱材2は独立
    気泡のものである実用新案登録請求の範囲第
    項に記載の可撓性断熱ホース。
JP14169279U 1979-10-13 1979-10-13 Expired JPS639836Y2 (ja)

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JP14169279U JPS639836Y2 (ja) 1979-10-13 1979-10-13

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JP14169279U JPS639836Y2 (ja) 1979-10-13 1979-10-13

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JPS5659388U JPS5659388U (ja) 1981-05-21
JPS639836Y2 true JPS639836Y2 (ja) 1988-03-23

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ID=29373012

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3044438B2 (ja) * 1994-05-12 2000-05-22 金尾 茂樹 断熱ホース

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JPS5659388U (ja) 1981-05-21

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