JPS639758A - 自動変速機における油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機における油圧制御装置

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JPS639758A
JPS639758A JP61154835A JP15483586A JPS639758A JP S639758 A JPS639758 A JP S639758A JP 61154835 A JP61154835 A JP 61154835A JP 15483586 A JP15483586 A JP 15483586A JP S639758 A JPS639758 A JP S639758A
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pressure
clutch
port
throttle
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坂口 吉一
Yutaka Taga
豊 多賀
Yuji Kashiwara
裕司 柏原
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Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動車に搭載される自動変速機、持にオーバ
ドライブ機構等の副変速ユニットと3速度速機構等の主
変速ユニットを組合せて前進6段等の多段変速を得る多
段自動変速機に用いて好適なfl制御用油圧回路に係り
、詳しくはスロットル圧制御用等の調圧ソレノイドを備
えた電子制御式の自動変速機における油圧制御装置に関
する。
(ロ)従来の技術 一般に、自動変速機は、Dレンジにおいて自動車の走行
を停止する場合、トルクコンバータの引ずりトルクのた
めに車輌が前進方向に、動こうとする、いわゆるクリー
プ現象を生ずる。このため、通常、運転者は、ブレーキ
ペダルを踏み続けて車輌を停止状態に保持する必要があ
るが、このことは、運転者の疲労の原因になるばかりで
なく、エンジンに負荷をかけて燃費を悪くしている。
そこで、従来、車輌停止時に、自動的に変速段を高速段
に切換え、該高速段に基づく低トルク伝達力により上述
クリープ現象を防止する制御装置が案出されている。
また、車輌停止中に、フォワードクラッチを切ってトル
クを車輪に伝えず、上述クリープ現象の防止を図った装
置も案出されている(−例として特開昭59−3405
3号公報参照)。
G’→ 発明が解決しようとする問題点しかし、上述高
速段に切換えろものは、通常のアイドリンダ状態ではク
リープ現生を防止し得ても、暖機運転時の高速アイドリ
ング時はクリープ現象が発生してしまい、更に依然とし
てエンジンには負荷が作用するので、燃費については効
果を期待し得ない。
また、フォワードクラッチを切るものにおいては、発進
時に該クラッチを再接続するが、この際のシフトショッ
クを防止するため、アキュムレータ、モジュレータバル
ブ及びソレノイドバルブ等の特別な装置を必要としてお
り、これによゆ構造が複雑化して装置が大型になり、か
つコストアップを招くと共に信頼性にも問題を生じてい
る。
そこで、本発明は、電子制御式のスロットルバルブ等の
電子式調圧弁を利用して、車輌停止中にフォワードクラ
ッチの油圧サーボに適宜圧力を付与し、簡単な構成であ
りながらクリープ現象を防止すると共に発進時のシフト
ショックを軽減する自動変速機の油圧制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
(ロ)問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図に示すように、車輌の停止及び走行に際して発
信される信号により切換えられろ切換丸バルブ90を設
置する。そして、該切換えバルブ90を、前進時に係合
してトルクを伝達するフォワードクラッチの油圧サーボ
C1に連通すると共に、該切換えバルブ90に、例えば
マニュアルバルブ40の前進操作位置り、S、Lにてラ
イン圧と連通ずるポートaからのライン圧及び電子式ス
ロットルバルブ等の電子式調圧弁41からの制御圧(ス
ロットル圧)を供給して、車輌停止時に電子式調圧弁(
スロットルバルブ)41にてクラッチ係合直前の圧力に
調圧された制御圧(スロットル圧)をフォワードクラッ
チ油圧サーボCに供給し、かつ走行時にフォワードクラ
ッチ油圧サーボC1にライン圧を供給する乙とを特徴と
する。
更に、主変速ユニット及び副変速ユニットからなる多段
自動変速機に適用した具体例を説明すると、この種多段
変速機(よ、例えば、副変速ユニットがオーバプラネタ
リギヤユニットからなり、オーバドライブ及び直結の2
段に変速され、かつ主変速がフロントプラネタリギヤユ
ニット及びリヤプラネタリギヤユニットからなり、1速
、2速及び3速に変速され、これら2段と3段とを組合
せて6F9.の変速段数を得る(特開昭57−3744
0号公報参照)が、この際変速ユニットの一方がダウン
シフトで他方がアップシフト作動になる場合がある。具
体的には副変速ユニットがオーバドライブから直結状態
にダウンシフトし、同時に主変速ユニットが1速から2
速にアップシフトして、全体で2速から3速に変速する
場合があるが、この場合、従来のシフトバルブ及びアキ
ュムレータからなる制御装置では、両レフト作動を同時
に完了する対策がとられていないので、どちらか一方の
シフト操作が先行しその後に他方のシフト操作が行われ
ろ虞れがある。例えば、ダウンシフトが先に行なわれる
と、一旦大きく減速され(1速)その後大幅に増速(3
速)されることになり、またアップシフトが先に行われ
ると、一旦大幅に増速(4速)されその後減速されるこ
とになり、エンジン回転数の吹き上げ及び落ち込みを生
じろと共に、大きな変速ショックを生じる。そこで、本
出願人により、O/Dブレーキの油圧サーボB(以下単
にブレーキB0と称す、なお他のブレーキ及びクラッチ
も同様)のレリーズ圧を制御するBレリーズコントロー
ルバルブ66を、0/DブレーキB0と第3レフトバル
ブ53の間に配設し、該バルブ66をソレノイドバルブ
S。にて、主変速ユニット21の所定構成要素30の回
転速度を検知する回転センサA2及び副変速ユニット1
6の所定構成要素23の回転速度を検知する回転センサ
Aに基づく制御部Eからの信号により制御して、主変速
ユニット21のブレーキB2の係合によるアップシフト
(例えば1速→2速)動作に、O/DブレーキB0の開
放による副変速ユニットのダウンシフ1−(0/D→直
結)動作を同期させる装置が提案されている。そして、
上述多段自動変速機の油圧制御装置において、車輌停止
時、上記回転センサA、又はA2からの信号を受けて制
御部Eが電子式ソレノイドバルブ41をfltlJfa
Ul、、例えば副変速ユニット16の所定構成要素(サ
ンギヤ)23が停止しないように、スロットル圧を調圧
すると共に、1速操作時に遊んでいるソレノイドバルブ
、例えば上記レリーズコントロールバルブ66を制御す
るソレノイドバルブS0及び第3レフトバルブ53を制
御するソレノイドバルブS、を、前記切換えバルブ90
の所定ポートα、βに連通して、上記ソレノイドバルブ
S0. S3に基づき該切換えバルブ90を切換える。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、マニュアルバルブ4oをDレンジ(
又はSレンジ、しレンジ)にした状態で、赤信号等によ
り車輌を停止すると、切換えバルブ90がボートεをラ
イン圧ポートa、がら?tJJm圧(スロットル圧)ポ
ートδに連通ずるように切換えられる(左半位置)。す
ると、制御部Eがらの信号により制御されるリニヤソレ
ノイド42に基づき、電子式調圧弁(スロットルバルブ
)41がクラッチC1を係合してトルクを伝達する直前
の油圧に制御圧(スロットル圧)を調圧して、該#押圧
をボートδ、εを介してフォワードクラッチCに供給す
る。この状態では、フォワードクラッチC1は解離され
てトルク伝達は行なわず、クリープ現象の発生は防止さ
れろ。また、走行時に発信する信号を受信して切換えバ
ルブ90が左半位置に切換わると、ポートεがライン圧
ボートa1に連通ずるように切換えられる。すると、フ
ォワードクラッチC,が係合直前の状態からライン圧状
態になり、応答よく接続して、車輌は発進する。
また、主変速ユニット及び副変速ユニットからなる多段
自動変速機に適用した具体例について説明すると、1速
、3速、5速ではソレノイドS0及びSが共にオフ状態
にあり■、また2速、4速、6速ではソレノイドS3が
オンかつソレノイドS0がオフ状態にある■。更に、変
速機1全体で2速から3速に変速する際、主変速ユニッ
ト21はブレーキB2が係合して1速から2速にアップ
ンフトし、またソレノイドバルブS3をオンして第3シ
フトバルブ53を切換え、副変速ユニット16はブレー
キB0が開放すると共にクラッチC0が係合してO/D
から直結にダウンシフトするが(第6図、第7図参照)
、この際、S0モジユレータバルブの65にてモジュレ
ータ圧が供給されているソレノイドバルブS0は制御部
Eからの信号によりデユーティ制御又はオン制御され、
B0レリーズコントロールバルブ66を制御してO/D
ブレーキB の解放作動を制御し■、これにより、主変
速ユニット21のブレーキB2の保合時に、副変速ユニ
ット16のブレーキB0の開放時が同期制御される。そ
して、上述■、■の状態ではソレノイドバルブS がオ
フであって油路1.、 1.の油圧はアプライ状態にあ
って、切換えバルブ90は、上演室α1に圧油が供給さ
れて左半位置にあり、また上述■の状態ではソレノイド
バルブS0がオンで上演室α1はドレーン状態にあるが
、ソレノイドバルブS のオンに基づきポートβから油
室β、に圧油が供給され、スプールを持上げて左半位置
にある。従って、すべての車輌走行状態においては、切
換えバルブ90は左半位置にあってフォワードクラッチ
Cにライン圧が供給されている。一方、マニュアルバル
ブ40がり、S、Lの各レンジにあって車輌が停止状態
にある場合、第3シフトバルブ53制御用のソレノイド
バルブS3は当然オフ状態にあるが、コントロールバル
ブ66制御用のソレノイドバルブS0は、車速及びス四
ットル開度等に基づく制御部Eからの停止信号によりオ
ンされる■。すると、切換えバルブ90は、上演室α1
及び中油室β、が共にドレーン状態にあって、スプール
がスプリング91により下方に切換えられて左半位置に
なる。
この状態では、フォワードクラッチCにクラッチ係合直
前の圧力からなるスロットル圧が供給されて、クリープ
現象が防止される。
また、車輌の発進に際して、制御部Eからの信号に基づ
きスロットルバルブ41を制御して、スロットル圧をク
ラッチ係合直前の油圧から滑らかに上昇してフォワード
クラッチC1を係合し、その後ソレノイドバルブS0を
オンして切換えバルブ90を左半位置に切換丸ろ。これ
により、発進時のシフトショックを防止して滑らかに発
進する。また、以上のようなりレンジにおける車輌停止
状態からの発進に限らず、マニュアルバルブ40をNレ
ンジからDレンジに操作する際も、同様にシフトリ1ツ
クを防止し得る。
なお、上述具体例は、切換えバルブ90の切換文制御に
、第3シフトバルブ用ソレノイドバルブS3及びB0レ
リーズコントロールバルブ66用ソレノイドバルブS0
を用いたが、これに限らず、他のバルブ又は制御部Eに
て制御される特別のバルブを用いてもよい。また、0/
Dプラネタリギヤユニツトと2個のプラネタリギヤユニ
ットとの組合せからなる多段自動変速に適用した例につ
いて述べているが、これに限らず、アンダードライブ(
U/D)プラネタリギヤユニットと2個のプラネタリギ
ヤユニットとの組合せからなる多段自動変速機、更には
2個のプラネタリギヤユニットをクラッチ等で分離して
構成されるスプリントタイプの4段自動変速8!(例え
ば特開昭59−183147号公報参照)、また該スプ
リットタイプではない2個のプラネタリギャユニッ!・
からなる4段自動変速機、そしてこれら4段自動変速機
とO/D又はU/Dプラネタリギャニニットとの組合せ
からなる多段変速機、更に場合によっては一般の3段自
動変速機等、油圧サーボを有するあらゆる自動変速機に
同様に適用できろことは勿論である。
(へ)実施例 以下、図面に沿って本発明の実施例について説明する。
多段自動変速機1は、第2図に示すように、トルクコン
バータ2、プラネタリ変速ギヤ機構3及び油圧制御機構
5を備えており、それぞれコンバータハウジング6、ト
ランスミクシ1ンケース7及びエクステンジオンハウジ
ング9、そしてバルブボディ10及びオイルパン11に
収納されている。トルクコンバータ2はロックアツプク
ラッチ12を備えており、入力部材13の回転をトルク
コンバータ2の油流を介して又はロックアツプクラッチ
12により直接変速ギヤ81構3の入力軸15に伝達す
る。変速ギヤ機構3はオーバドライブ(0/D)プラネ
タリギヤユニット17からなる副変速ユニット16と、
フロントプラネタリギヤユニット19及びリヤプラネタ
リギヤユニット20からなる主変速ユニット21とから
なる。O/Dプラネタリギヤユニット17は入力軸15
に直結されかつプラネタリギヤ22を支持しているキャ
リヤ24、入力軸15に被嵌しているサンギヤ23及び
主変速ユニット21の入力軸26に連結しているリング
ギヤ25からなり、またキャリヤ24とサンギヤ23と
の間にO/DダイレクトクラッチC0及びワンウェイク
ラッチF0が介在していると共に、サンギヤ23とケー
、スフとの間に0/DブレーキB0が配設されている。
また、フロントプラネタリギヤユニット19は出力軸2
7に直結しかつプラネタリギヤ29を支持しているキャ
リヤ28、出力軸27に被嵌しかつりャブラネタリギャ
ユニット20のサンギヤ30bと一体に構成されている
サンギヤ30a1及び入力軸26にフォワードクラッチ
C□を介して連結しているリングギヤ33からなゆ、ま
た入力軸26とサンギヤ30との間にダイレクトクラッ
チC2が介在していると共に、該サンギヤ30とケース
7との間に2ndコーストブレーキB、が介在してお勢
、更にサンギヤ30とケース7どの間にはワンウェイク
ラッチF、を介して2ndブレーキB2が配設されてい
る。また、リヤプラネタリギヤユニット20はプラネタ
リギヤ31を支持しているキャリヤ34、サンギヤ30
bおよび出力軸27に直結しているリングギヤ32から
なり、またキャリヤ34とケース7との間には1st&
RevブレーキB3及びワンウェイクラッチF2が並列
して配設されている。
なお、第2図中35(よオイルポンプである。
そして、O/Dプラネタリギヤユニット17部分のケー
ス7には光電センサ又は電磁センサ等からなる回転セン
サA1が設置されており、またはサンギヤ23に連結さ
れているフランジ片23mには等間隔に切欠き又は孔が
形成されている。従って、該回転センサA、はサンギヤ
23の回転速度、即ち副変速ユニット16のシフト作動
状態を検知する。また、フロントプラネタリギヤユニッ
ト19部分のケース7にも回転センサA2が設置されて
おり、またサンギヤ30から延びているクラッチ連結片
30cにも等間隔に切欠き又は孔が形成されている。従
って、該回転センサA2はサンギヤ30の回転速度、即
ち主変速ユニツ)21のシフト作動状態を検知する。
一方、油圧変速制御機構5は、第3図に示すように、多
数のバルブ、アキュムレータ及びオリフィス36、スト
レーナ37等からなり、以下各バルブについて述べる。
マニュアルバルブ40はシフ )1zハーニ!: ’1
1 P、 R,N、 D、 S、 t、、ノ各レンジに
切換えられ、それぞれ第1図に示すように各油路a、b
、c、aが切換えられる。なお、油!Islにはライン
圧が供給されている。プライマリレギュレータバルブ4
5はスロットル圧にて調圧され、負荷に対応するライン
圧を発生する。即ち、高負荷時にはライン圧を高めてク
ラッチC・・やブレーキB・・・の作用圧を確保し、ま
た軽負荷時にはライン圧を低めに調圧する。セカンダリ
レギュレータバルブ46はプライマリレギュレータバル
ブ45からの油圧で調圧され、コンバーク2及び各潤滑
部47に供給するコンバータ油圧及び′fjJ/#油圧
を制御する。ロックアツプリレーバルブ49ばソレノイ
ドバルブSLにて制御され、ロックアップクラッチ12
及びオイルクーラ50へ通じる油流を切換えろ。即ち、
ソレノイドバルブSLのオンにより上端油室e′にライ
ン圧を作用し、これによりセカンダリレギュレータバル
ブ46により調圧されるコンバータ油圧油路fをロック
アツプクラッチオフ油ugからオン油路りに切換えると
共に、オフ油路gをドレーン回路に導く。第1シフトバ
ルブ51は主変速ユニット21の1速と2速(変速機1
全体として1速と3速)を切換えるもので、ソレノイド
バルブS により作動される。即ち、ソレノイドバルブ
S、のオフで油室lにライン圧を作用シ、マニュアルバ
ルブ40のDレンジ、Sレンジ及びLレンジにおいてラ
イン圧油路aを塞閉し、かつソレノイドバルブS のオ
ンで、該油@aを油路】に連通してライン圧をブレーキ
B2及びB2アキュムレータB、Aに供給する。第2シ
フトバルブ52は主変速ユニット21の2速と3速(変
速機全体として3速と5速)を切換えるものであゆ、ソ
レノイドバルブS により作動される。即ち、ソレノイ
ドバルブS2のオフで油室kにライン圧を作用し、ライ
ン圧油路eを油路mに連通してダイレクトクラッチC2
及びC2アキ二ムレータC2Aにライン圧を供給し、か
つソレノイドバルブS2のオンにより塞閉する。第3シ
フトバルブ53は副変速ユニット16を切換えるもので
あり、ソレノイドバルブS3により作動される。即ち、
ソレノイドバルブS のオンにより油室nにライン圧を
作用し、ライン圧油路Iを油路0に連通して、ライン圧
を後に説明するB0レリーズコントロールバルブ66を
介してO/DブレーキB0及びB0アキニムレータB。
Aに供給し、またソレノイドバルブS3のオフによりラ
イン圧油路!を油路qに連通して、ライン圧をO/Dダ
イレクトクラッチC0及びC0アキュムレータC0Aに
連通ずる。第1コーストモジル−タバルブ55は、マニ
ュアルバルブ40のLレンジにおいて、ポートCから第
2シフトバルブ52を介して供給される油路lのライン
圧をコーストモジュレータ圧に調圧し、更に該コースト
モジュレータ圧を第1シフトバルブ51を介して1st
&RevブレーキB3に供給する。第2コーストモジユ
レータバルブ56は、マニュアルバルブ40のSレンジ
において、ポートbから第2シフトバルブ52及び第1
シフトバルブ51を介して供給される油g8Iのライン
圧をコーストモシュレーク圧に調圧し、更に該コースト
モシュレーク圧を2ndコーストブレーキB1に供給す
る。第1アキ五ムレータコントロールバルブ57はスロ
ットル圧を油室rに供給することにより、後述する第2
1キユムレータコントロールバルブ70を介して供給さ
れる油圧をアキュムレータコントロール圧に調圧し、該
コントロール圧を80アキニムレータB。A、’C2ア
キュムレータC2A及びB2アキュムレータB2Aの各
背圧室59,60.61に供給する。
更に、以上各油圧機器に加えて、本油圧変速制御i$1
l15には、スロットルバルブ41、カットノ(ツクバ
ルブ43、Soモジュレータノ(ルブ65.B0レリー
ズコントロールバルブ66.、 B0シーケンスバルブ
67、ロックアツプコントロールバルブ69及び第2ア
キユムレークコントロールバルブ70、そして本発明に
係る切換えバルブ90が付設されている。
S モジュレータバルブ65は、第1図に詳示するよう
に、ライン圧がオイルストレーナ37を介してライン圧
ポート!から供給されており、更に油rssを介して上
端油室S、に連通され、該油室Sに作用するフィードバ
ック圧とスプリング71とがバランスして所定圧力(例
えば4kg1cd)に調圧され、更に該調圧されたソレ
ノイドモジュレータ圧が油路(に供給される。更に、油
路tはプラグ72及び油路t、を介してソレノイドバル
ブS。
に連通していると共に、B0レリーズコントロールバル
ブ66に連通しており、ソレノイドバルブS。
のオン・オフ制御又はデユーティ制御による制御圧が油
室t2に供給され、該コントロールバルブ66が制御さ
れる。なお、ソレノイドバルブS0は回転センサA、、
A2に基づく制御部Eからの信号により制御されるが、
該バルブS。がオン・オフ制御の場合、ポートXにスロ
ットル圧を供給して、スロットル開度に応じたブレーキ
レリーズ圧を設定する。更に、該B0レリーズコントロ
ールバルブ66のポートyは油路ylを介してO/Dブ
レーキB。及びB0アキュムレータB。Aに連通してい
ると共に、オリフィス36を介して下端油室y2にフィ
ードバック圧として連通している。また、上記ブレーキ
B0及びアキュムレータB。Aはバイパス路ysにも連
通しており、該バイパス路y5はシーケンスバルブ67
のポートy3に連通しており、更に該バルブ67の下端
油室y4にフィードバック圧として連通している。なお
、該油室y4のフィードバック圧は上端のスプリング8
0とバランスしているが、該スプリング80はO/Dブ
レーキB0のブレーキ板同士が接触開始するピストン初
期作動圧に設定きれており、従って該シーケンスバルブ
67は、該初期作動圧までは左半位置にあってポートz
2及びy、を通って0/DブレーキB0に油圧が供給さ
れ、該初期作動圧を越えると、左半位置に切換えられて
ポートz2及びy3は閉塞される。また、コントロール
バルブ66のポートzは油Is!、及びオリフィス36
を介して第3シフトバルブ53のポー)0に連通し、ま
た該ポート0はバイパス路Z5を介してB0シーケンス
バルブ67のポートz2に連通しており、また油路y、
から分岐した油路y6がチェックバルブ72を介して油
路z5に連通している。一方、第3シフトバルブ53は
その上室nがソレノイドバルブS3に連通しており、ま
たポートIがライン圧に連通しており、更にポートqが
油路ql及びオリフィス364介してO/Dダイレクト
クラッチC0及びC0アキュムレータC0Aに連通して
いる。なお、該油路qlのオリフィス36にはクラッチ
C0からの排出を許すチェックバルブ75が並列に介在
している。また、図中dはドレーンポートである。
そして、切換えバルブ90は、スプリング91により付
勢されているスプール92を有しており、かつ該スプリ
ング91に対抗してスプール92に作用する上演室a、
及び中油室β、を有しており、更にこれら油室に連通す
るポートα、β、その他ポートδ、ε、a、及びドレー
ンポートdを有している。そして、ポートαは油路t、
を介してB0コントロールバルブ66用ソレノイドバル
ブS0に連通しており、またポートβは油路n2を介し
て第3シフトバルブ53用ソレノイドバルブS3に連通
している。また、ポートa、は油路a3を介してマニュ
アルバルブ40のポートaに連通し、またポートδは電
子式スロットルバルブ41のスロットル圧ポートX□に
連通してお・す、更に、ポートεは油路ε を介してフ
ォワードクラッチCに連通している。
また、スロットルバルブ41は、リニアソレノイド42
にて制御される電子式スロットルバルブからなり、スロ
ットル開度、車速等の走行状態に基づく制御部Eからの
信号により所定範囲内にて制御され、適宜スロットル圧
を得る。
更に、第3図に示すように、カットバックバルブ43は
、スプリングにて上方に付勢されているスプールの上油
室にO/DダイレクトクラッチC0を連通ずると共に、
上演室に2n、dブレーキB2を連通ずる。これにより
、ブレーキB2に油圧が供給されろ主変速ユニット21
が2速以上(全体で3速息上)の場合は、副変速ユニツ
)16がO/D又は直結にかかわりなく左半位置にある
が、主変速ユニット21が1速の場合でも、副変速ユニ
ット16がO/D状態(全体で2速)、即ちO/Dダイ
レクトクラッチC0が解放すると、上油室の油圧がドレ
ーンされて左半位置になる。従って、該カットバックバ
ルブ43は全体で2速以上の場合、マニュアルバルブ4
0のポー1− aからのライン圧をロックアツプコント
ロールバルブ69に送る。
これにより、ロックアツプコントロールバルブ6 “9
は従来の主変速ユニット21が2速以上にてロックアツ
プを可能にする制御に加えて、該主変速ユニット21が
1速でも副変速ユニット16がO/D状態にある場合、
即ち変速機全体として2速以上の場合、ロックアツプが
可能となるように制恕する。また、第2アキユムレータ
コントロールバルブ70は、副変速ユニット16がO/
D状態にあって、主変速ユニット21がアップシフトす
る場合、副変速ユニット16が直結状態である場合に比
し、主変速ブレーキ容量が過多となる関係上、アキュム
レータB。A、C2A、B2Aの背圧室59,60.6
1に供給する圧力を下げてブレーキ容量を適正化する。
ついで、本実施例の作用について説明する。
本多段自動変速機1の各ソレノイドバルブS1゜s2.
 s、、 sL、 so、各クラッチC0,C,,C2
、ブレーキB0# B、j B3、及び各ワンウェイク
ラッチF0. Fl、 F、は、各ポジシ璽ンP、R,
N、D。
S、Lにおける変速段にてそれぞれ第4図に示す作動表
゛のように開園される。
即ち、Dレンジ又はSレンジにおける1速時は、第5図
に示すように、O/DダイレクトクラッチC0、ワンウ
ェイクラッチF0.F2及びフォワードクラッチC2が
係合し、他はM放状態になっている。
従って、副変速ユニット16は、クラッチC0及びワン
ウェイクラッチF を介してプラネタリギヤユニット1
7が一体となって直結状態となっており、入力軸15の
回転はそのまま主変速ユニット21の入力軸26に伝達
される。また、主変速ユニット21では、入力軸26の
回転がクラッチCIを介してフロントプラネタリギヤユ
ニット19のリングギヤ33に伝達され、更にキャリヤ
28及び該キャリヤ28と一体の出力軸27に伝達され
ると共に、サンギヤ30を介してリヤプラネタリギヤユ
ニット20のキャリヤ34に左方向の回転を付与するが
、ワンウェイクラッチF2にて該回転が阻止され、プラ
ネタリギヤ31は自転して出力軸27と一体のリングギ
ヤ32に動力伝達する。即ち、主変速ユニット21は、
1速状態であって、副変速ユニット16の直結状態と相
俟って、変速機全体として1速状態になる。なおこの際
、主変速ユニット21は、フロントプラネタリギヤユニ
ット19から出力軸27、またリヤプラネタリギヤユニ
ット20を介して出力軸27への2系統に分岐されて、
その分ギヤの受ける荷重を分散している。
そして、該1速状態では、ソレノイドS3及びSoは共
にオフ状態にあって、油路n2はドレーン状態にあるが
油at、はアプライ状態にある。このtfflでは、切
換えバルブ90は、油1st、及びポートαを介して上
油室aLに圧油が供給され、スプール92がスプリング
91に抗して上昇している左半位置にあってポートa8
とポートεが連通している。
従って、マニュアルバルブ40のポートaからのライン
圧はポー) 51.、  ε及び油路ε1を介してフォ
ワードクラッチC8に供給されている。
また、Dレンジ又はSレンジにおける2速時は、第6図
に示すように、0/DブレーキB0、ワンウェイクラッ
チF2及びフォワードクラッチC3が係合し、他は解放
状態になっている。従って、副変速ユニット16は、サ
ンギヤ23がブレーキB0にてロックされ、キャリヤ2
4が回転しながらプラネタリギヤ22が自転してリング
ギヤ25に動力伝達し、主変速ユニット21の入力軸2
6に増速回転(0/D)を伝達する。また、主変速ユニ
ット21では先の1速状態と同じであり、従って主変速
ユニット21の1速と副変速ユニット16の増速が相俟
って変速機全体として2速状態になる。
この際、第1図に示すように、ソレノイドバルブS が
オンされて、第3シフトバルブ53はその上油室r、に
ライン圧が供給されて左半図に示す状態に切換わる。す
ると、クラッチC0及びC0アキ1ムレータC0A内の
圧油はポートqからドレーンポートdに排出されて、ク
ラッチC0が解放されると共に、ライン圧ポート4がポ
ート0に連通する。
そして、ポートoからのライン圧は、B0ピストン初期
作動圧まではバイパス路zs1シーケンスバルブ67の
ポート”2p y3及びバイパス路y5を介して直接0
/DブレーキB0に供給され、B0ピストン初期作動圧
を越えると、油室y4のフィードバック圧に基づき該バ
ルブ67が左半位置に切換えられ、その後ポート0から
のライン圧はオリフィス36及び油路21を介してB0
レリーズコントロールバルブ66のポート2に供給され
る。更に、この状態ではコントロールバルブ66は左半
位置にあって、ポートzとyとが連通し、ライン圧は油
路y1を介してブレーキB0及びB0アキュムレータB
oAに供給されて、ブレーキB0を係合する。
そして、該2速状態では、ソレノイドバルブSはオン状
態にかつソレノイドS0はオフ状態にあ〜、油路n2及
びt3は共にアプライ状態にあって切換えバルブ90の
上演室α1及び中油室β1に油圧が供給される。従って
、切換えバルブ90はスプール92が上位置にある左半
位置にあって、油路a3のライン圧がフォワードクラッ
チC4に供給されている。
また、Dレンジにおける3速時は、第7図に示すように
、O/DクラッチC0、ワンウェイクラッチF0、フォ
ワードクラッチC8、ワンウェイクラッチF、及びブレ
ーキB2が係合し、他は解放状態にある。従って、副変
速ユニット16は先に述べた直結状態にあり、入力軸1
5の回転がそのまま主変速ユニット21の入力軸26に
伝達される。
また、主変速ユニット21は、入力軸26の回転がクラ
ッチCを介してフロントギヤユニット19のリングギヤ
33に伝わ抄、プラネタリギヤ29を介してサンギヤ3
0に左方向の回転力を付与するが、該サンギヤ30はブ
レーキB2の係合に伴うワンウェイクラッチF、にて該
方向の回転が阻止され、従って該ギヤ29は1転しなが
らキャリヤ28が回転し、フロントギヤユニット19の
みを経由して2速回転が出力軸27に伝達される。これ
により、副変速ユニット16の直結状態と主変速ユニッ
ト21の2速状態とが相俟って、変速811全体として
3速が得られる。
この際、ソレノイドバルブS1がオンして第1シフトバ
ルブ51を第3図左半位置に切換えて、ライン圧油路l
をポートjに連通し、ライン圧をブレーキB2及びアキ
ュムレータB2Aに供給する。
これによる主変速ユニット21の変速状慾即ちサンギヤ
30の回転変化を回転センサA2により監視し、回転変
化開始に伴う制御部Eからの電気信号を受けて、B0レ
リーズコントロール用ソレノイドバルブS。をデユーテ
ィ制御又はオン制御して、油路【のモジュレータ圧を減
圧する。即ち、S モジ二レータバルブ65はラインポ
ートjのライン圧をスプリング71及び上油室S のフ
ィードバック圧とにより調圧して油路tに供給している
が、該モジュレータ圧がソレノイドバルブS のデユー
ティ制御又はオン制御により減圧され、該油路tに連通
しているB0レリーズコントロールバルブ66の上油室
t2の圧力も減圧される。従って、該コントロールバル
ブ66は、その上演室y2にブレーキB0からのフィー
ドバック圧を受けながら第3図左半位置になり、ブレー
キB0及びアキュムレータB。Aからの油圧が油路y、
及びポートyを介してドレーンポートdに排出される。
これにより主変速ユニット21は、ブレーキB2の係合
に伴うサンギヤ30の減速状態を回転センサA2により
検知され、同時に副変速ユニット16は、ブレーキB0
の開放に伴う増速状態を回転センサA1により検知され
、これら両回転センサAi、A、に基づく制御部Eから
の信号によりソレノイドバルブS0をIIIIINシて
O/DブレーキB0のレリーズ圧を制御し、0/Dブレ
ーキB0の解放作動がブレーキB2の係合作動に一致す
る。なお、ソレノイドバルブS0がオン制御される場合
、コントロールバルブ66のポートXに電子式スロット
ルバルブ41からの適宜スロットル圧が供給され、コン
トロールバルブ66はデユーティ制御される場合と同様
にきめ細かく減圧制御される。そして、ブレーキB0の
解放作動とブレーキB2の係合作動が一致した時、回転
センサA2により主変速ユニット21の変速完了、即ち
サンギヤ30の回転停止を検知し、制御部Eからの電気
信号によりソレノイドバルブS、をオフして、第3シフ
トバルブ53を第1図左半位置に切換える。
すると、ライン圧ポートIがポートqに連通し、油路q
lを介してクラッチC0及びC0アキュムレータむC0
Aにライン圧が送られ、該クラッチc0が係合すると共
に、ポート。がドレーンポートdに連通して、O/Dブ
レーキB0の油圧を油路F 6 pチェックバルブ72
及び油路2%そしてポート0を介してドレーンポートd
からすみやかに完全にドレーンし、副変速ユニット16
の変速を完了させろ。このようにして、主変速ユニント
21及び副変速ユニット16を同期してスムーズにシフ
トする。
更にこの際、ソレノイドバルブS0が作−不良を生り、
またB0レリーズコントロールバルブ66がスティック
を生じて第3図左半図に示す位置に固定され、ポートy
がドレーンポートdに連通しない場合、ブレーキB0内
の圧油はポートy及び2を介して油路z5に及びドレー
ン時に開放されるチェックバルブ72から油路2.に送
られ、更にソレノイドバルブS3のオフにて第3右半位
置にある第3シフトバルブ53において、ポートOから
ドレーンポートdに排出される。従って、バルブの作動
不良が生じても、O/DブレーキB0及びクラッチC0
の両方にライン圧が供給されて、0/Dプラネタリギヤ
ユニツト17をロックしてしまうことはなく、安全であ
る。
そして、該2速から3速への変速過程にあっては、ソレ
ノイドバルブS3及びSoが共にオン状態となり、油路
n2がアプライ状態かつ油路t3がドレーン状態になる
。この状態では、切良えバルブ90は、上演室a、がド
レーンされるが中油室β1には圧油が供給されており、
スプール92をスプリング91に抗して持上げた左半位
置にある。従って、フォワードクラッチC0にはポート
a1.εを介してライン圧が供給されている。
また、3速状態になると、ソレノイドバルブSは共にオ
フ状態になり、1速時と同様に、上演室a1に圧油が供
給されかつ中油室β、がドレーンされ、従って切換えバ
ルブ90は、同様に左半位置にある。
ムた、Dレンジにおける4速時は、第8図に示すように
、0/DブレーキB0、フォワードクラッチC11ブレ
ーキB2及びワンウェイクラッチF1が係合し、他は解
放状態にある。従って、副変速ユニット16は先に述べ
た増速(o/D)状態にあり、また主変速ユニット21
は2速状態にあり、これにより変速機1全体として4速
が得られる。
そして、該4速状態では、ソレノイドバルブSがオン、
ソレノイドバルブS0がオフで、2速と同様であり、切
換えバルブ90は左半位置にある。
また、Dレンジにおける5速時は、第9図に示すように
、0/Dクラツチc0、ワンウェイクラッチF0、フォ
ワードクラッチC1,ダイレクトクラッチC2及びブレ
ーキB2が係合し、他は解放状態にある。従って、副変
速ユニット16は先に述べた直結状態にあり、また主変
速ユニット21は、クラッチC,,C2の係合によりフ
ロントプラネタリギヤユニット19が一体になって、−
人力軸26の回転はそのまま出力軸27に伝達される。
これにより、副変速ユニット16の直結及び主変速ユニ
ット21の3速が相俟って、変速機1全体として入力軸
15と出力軸27が一体に回転する5速が得られる。
この際、先に説明した2速から3速への変速時と同様に
、主変速ユニット21の変速状態、即ちサンギヤ30の
回転速度を回転センサA2にて監視し、該センサA2に
基づく制譚部Eがらの信号により、ソレノイドバルブS
0にてB0レリーズコントロールバルブ66を制御して
、0/DブレーキB。
の解放状態を制御し、そして両回転センサA、、A2か
らの信号に基づき、副変速ユニット16の変、速を主変
速ユニット21の変速に同期するようにソレノイドバル
ブS。を制御してブレーキB0の油圧を制御し、更にソ
レノイドバルブS0をオフして変速を完了してスムーズ
にシフトしてもよい。
そして、該5速状態では、ソレノイドバルブS、。
Soが共にオフ状態であって、前述1速及び3速と同様
に、切換えバルブ9oは左半位置にある。
また、Dレンジにおける6速時は、第10図に示すよう
に、0/DブレーキB0、フォワードクラッチCI、ダ
イレクトクラッチC2及びブレーキB2が係合し、他は
解放状態にある。従って、副Mユニット16は一先に述
べた増速(0/D)状態にあり、また主変速ユニット2
1も先に述べた3速状態にあり、これら両変速ユニット
16.21が相俟って変速機1全体として6速が得られ
る。
そして、該6速状態では、ソレノイドバルブSがオン、
ソレノイドバルブS0がオフ状態で、前述2速及び4速
と同様に、切換文バルブ90は左半位置にある。
また、Rレンジ時は、第11図に示すように、0/Dク
ラツチC0、ワンウェイクラッチF0、ダイレクトクラ
ッチC2及びブレーキB、を係合し、他は解放状態にあ
る。従って、副変速ユニット16は直結状態にあり、ま
た主変速ユニット21は、入力軸26の回転がクラッチ
C2により直接サンギヤ30に伝達され、かつブレーキ
B3によりリアプラネタリギヤユニットのキャリヤ34
の回転がロックされているので、サンギヤ30の回転は
プラネタリギヤ31の自転を介してリンクギヤ32に逆
回転として伝達され、出力軸27を逆転する。
この際、ソレノイドバルブS3及びSoは共にオフ状態
にあって、前述1速、3速、5速と同様に、切換文バル
ブ90は左半位置にあってポートa1とεとを連通して
いるが、マニュアルバルブ40がR位置にあってポート
aはドレーンされ、従ってフォワードクラッチCIに圧
油は供給されない。
また、Sレンジ又はLレンジにおける3速及び4速時は
、先に述べたDレンジの3速及び4速において(第7図
及び第8図参照1.2ndコーストブレーキB、が係合
しており、従ってサンギヤ30の回転が両方向とも阻止
され、エンジンブレーキが可能となる。なおこの際、2
速から3速の変速に際し、Dレンジと同様に、ソレノイ
ドバルブS0が制御されて副変速ユニット16と主変速
ユニット21が同時変速される。
また、Lレンジにおける1速及び2速時は、Dレンジに
おける1速及び2速において(第5図及び第6図参照)
、1st&RevブレーキBが係合しており、従ってリ
ヤプラネタリギヤ31ユニツ)・のキャリヤ34の回転
が両方向とも阻止され、エンジンブレーキが可能となる
そして、上述Dレンジ、Sレンジ及びLレンジ゛におい
て、赤信号等により車輌を停止すると、車速センサから
のO信号等の停止信号に基づき制御部EがソレノイドS
。にオン信号を発信する。すると、油$1.,1.がド
レーン状態となってポートaを介して下池室α1がドレ
ーンされ、かっこの状態では、第3シフトバルブ53制
御用のソレノイドバルブS3はオフ状態にあって、油路
n2、ポートβを介して中油室β、はドレーン状態にあ
るため、切換えバルブ90は、スプリング91によりス
プール92が下位置になる左半位置に切換えられ、ポー
トεがポートa、からδに連通するように切換えられろ
。すると、油路a3のライン圧が閉塞され、かつ電子式
スロットルバルブ41からのスロットル圧が油路δ7、
ポートδ、ε及び油路ε、を介してフォワードクラッチ
C1に供給され、該クラッチC,lよ切断される。これ
により、トルクコンバータ2の引きずりトルクに基づく
入力軸26の回転が2!断されて出力軸27に伝達され
なくなり、IILW4のクリープ現象が防止される。
なおこの際、スロットルバルブ41を制御するりニアソ
レノイド42ば制御部Eからの信号に基づき、フォワー
ドクラッチC1が係合してトルクを伝達する直前の圧力
になるようにスロットル圧を制御する。具体的には、O
/Dプラネタリギヤユニット17のサンギヤ23の回転
を検知する自転センサA1からの信号に基づき、該サン
ギヤ23が0回転にならないようにリニアソレノイド4
2を制御して、適正なスロットル圧を設定する。
そして、該車輌の停止状態から、スロットル開腹等の発
進信号が発信されると、制御部EはソレノイドS。にオ
フ信号を発信する。すると、油路りつがアプライ状態と
なって切換えバルブ90の下池室a1に圧油が供給され
、該バルブ90は左半位置に切換えられる。この状態は
、先に述べた17〜6速の走行状態であり、ポートa、
がポートεに連通して、油路a3のライン圧がフォワー
ドクラッチC1に供給され、かつスロットル圧ポートδ
は閉塞される。
なお、上述発進に際して、制御部Eからのイ:号に基づ
き、まずリニアソレノイド42によりスロットルバルブ
41のスロットル圧を滑らが上昇してフォワードクラッ
チC1をシフトショックが生じないように係合し、その
後ソレノイドバルブS をオフして切換えバルブ90を
切換える。従って、スロットル圧のクラッチ係合直前が
らの油圧上昇に基づき、応答性のよい発進が行なえると
共に、シフトシフツクのない滑らかな発進が可能となる
なお、上述実1t!1Mは、Dレンジにおける車輌停止
時からの発進に際して述べているが、SレンジからDレ
ンジ(又はLレンジ、Sレンジ)にシフトレバーを手動
切換えする際も、電子式スロットルバルブ41によるス
ロットル圧制御に基づき、同様に発進の際のシフトンコ
ックを防止できる。
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によると、フォワードクラッ
チCIを切断してクリープ現象を防止するので、車輌停
止中にエンジンに負荷が作用せず、燃費を向上し得ると
共に確実にクリープ現象を阻止できろものでありながら
、電子式の調圧弁41を利用するので、装置が大型で複
雑化することを防止できろと共に、電子式調圧弁41が
クラッチ係合直前のスロットル圧をフォワードクラッチ
Cに供給して、発進時の応答遅れをなくすことができる
また、電子式調圧弁として電子#闘犬のスロットルバル
ブ41を用いると、切換えバルブ90以外に特別なバル
ブを必要とせず、信頼性を向上すると共にコストアップ
を防止することができる。
更に、車輌発進時の制御に際して、まず電子式スロット
ルバルブ41を制御してスロットル圧を滑らかに上昇し
、フォワードクラッチC1係合後に切換えバルブ90を
切換えてライン圧を供給するように制御すると、Dレン
ジ(又はSレンジ及びLレンジ)における発進時のレフ
トン、ツクを防止して滑らかな発進が可能となる。
また、切換えバルブ90へのライン圧を、マニュアルバ
ルブ40のり、(S、L)レンジにてライン圧と連通す
るボートaから供給すると、電子式スロットルバルブ4
1を上述同様にスロットル圧制御することに基づき、N
レンジからD(又はS、Lレンジ)へのシフト操作時に
も、応答遅れをなくすことができ、かつシフトショック
を防止して滑らかな発進が可能となる。
また変速ギヤ機構3が、副変速ユニット16と主変速ユ
ニット21との組合せからなる多段変速を得るものであ
り、かつ両ユニットの変速時を同期するために回転セン
サA、 (及び/又はA2)を備えたものであると、該
回転センサから信号により電気式スロットルバルブ41
を、クラッチが係合する直前のスロットル圧に容易・確
実に調圧することができる。
更に、レリーズコントロールバルブ66を制御するソレ
ノイドバルブS0及び第3シフトバルブ53を制御する
ソレノイドバルブ83等の、低速時に不使用となるソレ
ノイドバルブの組合せにて切換えバルブ9ole@御す
ると、該切換えバルブ90制御用の特別なバルブを設置
する必要がなく、構成を一層簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を主変速ユニット及び副変速ユニットか
らなる多段変速機に適用した具体例を示す図である。そ
して、第2図は本発明を適用した自動変速機を示す全体
断面図、第3図はその油圧制御機構を示す全体図、第4
図各ポジションにおける各機器の作動状態を示す図であ
る。また、第5図ないし第11図はそれぞれ異なる状態
における自動変速機の作動を示す図である。 1・・(多段)自動変速機 、  2・・・トルクコン
バータ 、  3・・(プラネタリ)変速ギヤ機構、5
・・油圧制御機構 、  16・・・副変速ユニット、
17・・・オーバドライブプラネタリギヤユニット、1
9・・・フロントプラネタリギヤユニット 、20・・
リヤプラネタリギヤユニット 、21・・・主変速ユニ
ット 、 26・・・入力軸 、 27・・・出力軸 
、 28・・・キャリヤ 、 29・・・プラネタリギ
ヤ 、  30・・・サンギヤ 、  31・・プラネ
タリギヤ 、  32・・・リングギヤ、33・・・リ
ングギヤ 、  34・・・キャリヤ 、40・・・マ
ニュアルバルブ 、 41・・・74 子犬Xll圧伸
(スロットルバルブ)  、 42・・リニヤソレノイ
ド、51,52.53・・・シフトバルブ、53・・・
(23)シフトバルブ 、 65・・・S モジュレー
タバルブ 、  66・・・B0レリーズコントロール
バルブ 、  66a・・・スプール 、90・・・切
換えバルブ 、 A、、A2・・・回転センサ 、Bo
、 B、、 132. B、・・・ブレーキ(の油圧サ
ーボ)  、C0,C,、C,・・・クラッチ(の油圧
サーボ)、CI・・・フォワードクラッチ 、E・・制
御部 、 S、、S2.S3.sL、so・・ソレノイ
ドバルブ 。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速ギヤ機構の所定要素を係合又は係止するクラ
    ッチ及びブレーキ用の各油圧サーボ、及び制御部からの
    信号により調圧する電子式調圧弁を備えてなる自動変速
    機における油圧制御装置において、 車輌の停止及び走行に際して発信される信号により切換
    えられる切換えバルブを設置し、かつ該切換えバルブを
    、前進時に係合してトルクを伝達するフォワードクラッ
    チの油圧サーボに連通すると共に、該切換えバルブにラ
    イン圧及び前記電子式調圧弁からの制御圧を供給して、
    車輌停止時に前記電子式調圧弁にてクラッチ係合直前の
    圧力に調圧された油圧を前記フォワードクラッチ油圧サ
    ーボに供給し、かつ走行時に該フォワードクラッチ油圧
    サーボにライン圧を供給することを特徴とする自動変速
    機における油圧制御装置。
  2. (2)前記電子式調圧弁が電子式スロットルバルブであ
    り、かつ前記制御圧がスロットル圧である特許請求の範
    囲第1項記載の自動変速機における油圧制御装置。
  3. (3)前記フォワードクラッチ油圧サーボへのスロット
    ル圧からライン圧への前記切換えバルブの切換えに際し
    て、まず電子式スロットルバルブを適宜制御して、スロ
    ットル圧を滑らかに上昇して前記フォワードクラッチを
    係合し、そして切換えバルブを切換えて該フォワードク
    ラッチ油圧サーボにライン圧を供給してなる特許請求の
    範囲第2項記載の自動変速機における油圧制御装置。
  4. (4)前記切換えバルブに供給するライン圧が、マニュ
    アルバルブの前進操作位置にてライン圧ポートと連通す
    るポートからのライン圧である特許請求の範囲第2項記
    載の自動変速機における油圧制御装置。
  5. (5)前記変速ギヤ機構が、副変速ユニット及び主変速
    ユニットからなり、これら各変速ユニットの伝動系路を
    切換えるクラッチ及びブレーキを制御することに基づき
    、これら両変速ユニットの組合せからなる多段変速を得
    るものであり、かつ前記制御部が上記両変速ユニットの
    少なくとも一方における所定要素の回転速度を検知する
    回転センサからの信号を受信し、該回転センサからの信
    号に基づき前記電子式スロットルバルブを制御して所定
    スロットル圧に調圧してなる特許請求の範囲第2項記載
    の自動変速機における油圧制御装置。
  6. (6)前記クラッチ及びブレーキ用の各油圧サーボが、
    ソレノイドバルブにて制御されるシフトバルブにより供
    給又はドレーンされ、またこれらソレノイドバルブのう
    ち、走行時に少なくとも一方が供給状態にあると共に低
    速時に不使用となっている組合せより前記切換えバルブ
    を切換え制御してなる特許請求の範囲第2項記載の自動
    変速機における油圧制御装置
  7. (7)前記変速ギヤ機構が、オーバドライブプラネタリ
    ギヤユニットと、フロントプラネタリギヤユニット及び
    リヤプラネタリギヤユニットとからなり、かつ上記オー
    バドライブプラネタリギヤユニットを切換えるシフトバ
    ルブ用ソレノイドバルブ及び該オーバドライブプラネタ
    リギヤユニットのブレーキレリーズ圧を制御するソレノ
    イドバルブにて前記切換えバルブを切換え制御してなる
    特許請求の範囲第1項記載の自動変速機における油圧制
    御装置。
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JPS49121072A (ja) * 1973-03-29 1974-11-19
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