JPS639665A

JPS639665A - 気化器

Info

Publication number: JPS639665A
Application number: JP15359386A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Shirai; 白井　守
Original assignee: Nippon Carburetor Co Ltd
Current assignee: Nippon Carburetor Co Ltd
Priority date: 1986-06-30
Filing date: 1986-06-30
Publication date: 1988-01-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は作業機、小形の車両等の動力源として利用され
る小形エンジンに燃料を供給する単胴の気化器に関する
ものである。

従来技術とその問題点一気筒ないし二気筒の小形エンジンに具えられる気化器
の多くはボアが一つの単胴気化器である。

そして、単胴気化器に限らず気化器のベンチユリ径を小
さくとると、そこを通る吸入空気速度は速くベンチユリ
負圧も高くなって燃料の吸出しや霧化が良好となり、且
つ各シリンダへの分配性も向上するが、その反面最高出
力は低下する。逆に、ベンチュリ径を大きくとると最高
出力は増加するが、吸入空気量が少ない全開低速時には
主ノズルに働く負圧が弱くなって燃料の吸出しやｇ化が
悪くなり運転性が悪化する。

従って、パワー系統を具えない単胴気化器において最高
出力の向上を考えてベンチュリ径を大きくとると、前述
のように全開低速時の運転性が悪化し最悪の場会エンジ
ンストールに至ることがあるという問題がある。

問題点を解決するための手段大ベンチユリを吸気路中心線方向へ可動に吸気胴に装備
し、全開低速時に小ベンチユリと大ベンチユリとの間隙
を小さくするように構成したことにより前述の問題点を
解決したものである。

実　　　施　　　例本発明の実施例を図面に就いて説明する。

第１図、第２図において符号１は吸気胴。

２は吸気路、３は絞り弁、４は小ベンチユリ。

５は大ベンチユリ、６は主ノズル、７はチック弁、８は
負圧作動装置を示す。

大ベンチユリ５は上端部９の外径を大径に形成するとと
もに、この上端部９と対応する吸気胴１の内側局面に全
周に亘って上端部９より長い凹部１０を形成し、上端部
９をこの凹部１０に嵌めて装備させたものである。そし
て。

上端部９の下端面９＆と凹部１０の下方の段部Ｕとの間
の空所に吸気胴１を貫通して設けられたレバーｎの先端
が挿入されて下端面９ａと係合しているもので、レバー
臣は支点１３をもって吸気胴１に回動可能に取付けられ
ている。

小ベンチユリ４はその下端縁４ａから上方に向かい次第
に外径が大径となるテーパ部１４を具えている。

負圧作動装置８は吸気胴１の外部に設置され、ダイヤフ
ラム巧で仕切られた負圧室１６を具えており、この負圧
室１６にダイヤフラム１５に作用させたばね２１が装入
されている。またこの負圧室１６は大ベンチユリ５の最
狭部に開口した負圧通路１フが接続されているとともに
。

ダイヤフラム正の中心に固着突設し九ダイヤフラムロッ
ド１８の先端がレバー毘の基端と回転自在に結合されて
いる。

従って、ダイヤフラム迅の往復動によってダイヤフラム
ロッド１８が直線往復動し、これと連動してレバー丘が
回動し、レバー臆の先端が大ベンチユリ５を上下動させ
るのである。

尚、レバー丘の貫通個所は可撓のカバーｌによって塞が
れてお９．また負圧通１３１７の大ベンチユリ５の開口
個所附近は可撓管で作られていて、大ベンチユリ５の上
下動を妨げない構成としたものである。

以上のように構成した本実施例は、エンジン停止時では
負圧作動装置８のばね２１が最大に伸長してダイヤフラ
ムロッド１８を押し下げレバー臆を図示時計方向へ回動
させて大ベンチユリ５を最も高い位置に上昇させておく
。

このとき小ベンチユリ４の下端縁４ａは大ベンチユリ５
の最狭部の位置にあって小ベンチユリ４と大ベンチユリ
５との間隙が最も小さい。

エンジンが始動し吸入空気量が増大すると。

これに伴って負圧通路１７の負圧ボートｎに負圧が発生
し徐々に高くなる。この負圧が負圧作動装置８の負圧室
１６に導びかれて、ダイヤフラムＳをばねムの力に抗し
て負圧室１６＠へ吸引移動させる。これに伴ってダイヤ
フラムロッド詔が引かれレバー稔を図示反時計方向に回
動させ、大ベンチユリ５は自重で徐々に下降し、全開高
速時では最下端まで下がる（第２図）。このとき大ベン
チュリ５０入口周ａ５ｇは小ベンチユリ４の下端縁４ａ
の位置にあって小ベンチユリ４と大ベンチユリ５の間隙
が最大となり、吸入空気量も最大となるのである。即ち
小ベンチユリ４のテーパ部１４ト大ベンチュリ５の入口
周縁５＆から最狭部までの張り出した形状とによって吸
入空気量の増大に伴って下降する大ベンチユリ５と小ベ
ンチユリ４との間隙を大きくするのである。

そして、全開低速時では吸入空気量が減少することから
、負圧室１６に導びかれる負圧も弱く、とね２１がダイ
ヤフラム５を大気室２ｏ側へ移動させダイヤフラムロッ
ドｍを押出してレバー１２′ｔ一時計方向に回動させ犬
ペンチエリ５を上昇させる（第１図）。従って小ベンチ
ユリ４と大ベンチユリ５との間隙が小さくなるので、そ
の結果小ベンチユリ４を通過する吸入空気量が増加し。

主ノズル６に働く負圧が高くなって燃料の吸出しを良好
にし全開低速時の運転性を向上させるのである。

尚、小ベンチユリ４と大ベンチユリ５との位置関係およ
び小ベンチユリ４の形状は、全開低速時に大ベンチユリ
５が移動し゛て小ベンチユリ４と大ベンチユリ５の間隙
を小さくして、小ベンチユリ４を通過する吸入空気量を
増大させるものであればよ＜、　＊記実施例に限定され
ない。例えば、小ベンチユリ４にテーパ部１４を臭えな
い従来品でもよく、また。

エンジン停止時に小ベンチユリ４の下端縁４ａが大ベン
チユリ５の最狭部に位置していない気化器の場合におい
てはテーノく部を前記条件を満たすように具えるもので
ある。

また、負圧作動装置８の代わりにリニアパルスモータを
用いることもある。この場合はリニアパルスモータの出
力軸をレバーｕｃｖｓ端と連結させてレパールを回動さ
せるもので。

リニアパルスモータは改入空気量、絞り弁開度などの情
報を入力した電子式制御装置からの駆動信号で作動させ
る。この実施例では全開低速時に大ベンチユリを下降さ
せて小ベンチユリ４と大ベンチユリ５との間隙を小さく
するものである。

発明の効果以上のように本発明は大ベンチユリを吸気路中心線方向
へ可動に吸気胴に装備し、全開低速時に小ベンチユリと
大ぺ／チェリとの間隙を小さくするように構成し友もの
であるから、全開低速時に小ベンチユリを通過する吸入
空気量を効果的に増加させることができるものである。

従って主ノズルに作用する負圧が高くなり燃料の吸出し
が良好となって空燃比の過薄がもたらしてい友全開低速
時の運転性の悪化を屏消でき、ｉた高出力が得られる単
胴気化器を提供するものである。

そして、実施例のように吸入空気によって発生する負圧
により大ベンチュリヲ可励さぜれば、全開高速時に吸入
空気量が増大して出力の向上が計れるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はその全開低速時
の縦断面図、第２図は全開高速時の断面部分図である。ｌ・・・吸気胴、　　２・・・吸気路、　　３・・・絞
り弁、　　４・・・小ベンチユリ、　５・・・大ベンチ
ユリ、　　６・・・王ノズル。８・・・負圧作動装置、　　９・・・上端部、　　ｉｏ
・・・凹　部。戎・・・レバー、１４・・・テーパ部、１５・・・ダイ
ヤフラム。１６・・・負圧室、１７・・・負圧通路、１８・・・ダ
イヤ７ラムロツド。

Claims

【特許請求の範囲】大ベンチユリを吸気路中心線方向へ可動に吸気胴に装備し、全開低速時に小ベンチユリと大ベンチユリとの間隙を小さくするように構成した
ことを特徴とする気化器。