JPH04107467U - 排気還流制御装置 - Google Patents

排気還流制御装置

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JPH04107467U
JPH04107467U JP1025291U JP1025291U JPH04107467U JP H04107467 U JPH04107467 U JP H04107467U JP 1025291 U JP1025291 U JP 1025291U JP 1025291 U JP1025291 U JP 1025291U JP H04107467 U JPH04107467 U JP H04107467U
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JP
Japan
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negative pressure
valve
opening
spring
pressure control
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Application number
JP1025291U
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English (en)
Inventor
章 日高
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータの駆動負荷を小さくして該ア
クチュエータの小型化を図り、装置全体の軽量化を図る
と共に、電力消費量を少なくする。 【構成】 EGR弁5に対する信号負圧を大気導入ポー
ト12を開閉して制御する負圧制御弁6と、負圧制御弁
6の開度量を決定するリターンスプリング27のばね力
を可変制御するステップモータ18とを備えた排気還流
制御装置において、前記大気導入ポート12の途中に、
負圧制御弁6と略同期開閉作動して前記信号負圧量を制
御するカット弁31を設けて、該カット弁31に負圧制
御弁6の信号負圧制御作用を分担させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関に用いられる排気還流制御装置(EGR装置)の改良に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来の排気還流制御装置としては、例えば本出願人が既に出願した実開平1− 149558号公報等に記載されているものが知られている。
【0003】 この排気還流制御装置は、図4に示すように内燃機関1の排気通路2と吸気通 路3との間に配設されたEGR通路4に、吸気通路3へのEGRガス量(排気還 流量)を制御するEGR弁5と、該EGR弁5の作動を制御する負圧制御弁6が 夫々配置されている。上記EGR弁5は、ケーシング5a内のダイヤフラム5b が負圧通路7を介して負圧室5cに導入される吸入負圧(信号負圧)と、スプリ ング5dのばね力によって可撓変形して弁体5eを開閉作動させ、これによって EGR通路4内の排気還流量を制御している。
【0004】 一方、負圧制御弁6は、バルブボディ8の内部がダイヤフラム9によって排圧 室10と大気室11とに画成されていると共に、前記負圧通路7に接続された大 気導入ポート12の一端開口12aが大気室11に臨設されている。また、ダイ ヤフラム9の上面には、一端開口12aを開閉する弁体13が支持板14を介し て設けられ、また、排圧室10の内部には、ダイヤフラム9を介して弁体13を 一端開口12aに対して閉方向に付勢するコイルスプリング15が装着されてい ると共に、EGR通路4の分岐通路4aが連通されている。また、大気室11は 、連通孔16を介して外気と連通する内部に、下端が支持板14の上面に当接し た上下動可能な有蓋円筒状のスプリングシート17が設けられている。また、バ ルブボディ8の上壁部8aには、アクチュエータたるステップモータ18が設け られている。
【0005】 このステップモータ18は、ケーシング19内に所定のステップ角度で正逆回 転可能なロータ20と、該ロータ20を上下のベアリング21,22を介して回 転自在に支持するロータ支持部23と、該ロータ支持部23の内部軸方向に螺着 されてロータ20の正逆回転に伴い雌雄ねじ部23a,24aを介して上下動す る駆動軸24とを備えており、この駆動軸24の先端部25にスプリングリテー ナ26が上下動可能に螺着されている。また、このスプリングリテーナ26と前 記スプリングシート17との間に、弁体13を開方向に付勢するリターンスプリ ング27が装着されており、このリターンスプリング27の初期セット荷重は、 スプリングリテーナ26の上下動によって微調整されるようになっている。
【0006】 そして、クランク角センサやエアーフローメータ等の各センサからの出力信号 によって機関運転状態を検知するコントロールユニット28からの出力信号に基 づいて、前記ステップモータ18を正逆回転駆動させて駆動軸24を上下動させ る。これによって、スプリングリテーナ26を介してリターンスプリング27の ばね力を可変制御し、スプリングシート17のダイヤフラム9に対する押圧力つ まり弁体13の開度量を制御し、排気還流量を精度良く制御するようになってい る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、前記従来の排気還流制御装置にあっては、前述のようにステップモ ータ18の回転駆動力により駆動軸24を下動させてリターンスプリング27及 びスプリングシート17を介してダイヤフラム9を押し下げて弁体13を開成し 、これによって、EGR弁5に対する信号負圧量を小さく制御するようになって いる。このため、機関高負荷域などにおいて排圧室10に大きな排気圧力が作用 している場合には、該排気圧力に抗してダイヤフラム9を駆動軸24を介して押 し下げるステップモータ18も大きな駆動力が要求される。この結果、該ステッ プモータ18の大型化が余儀なくされ、装置全体の重量と電力消費量の増加を招 いている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の実情に鑑みて案出されたもので、EGR通路内の排気還 流量を信号負圧によって制御するEGR弁と、該EGR弁に対する信号負圧量を 大気導入ポートの開口端を開閉して制御する負圧制御弁と、該負圧制御弁の開度 量を前記EGR通路から導入された排気圧力との相対圧で決定するリターンスプ リングのばね力を可変制御するアクチュエータとを備えた排気還流制御装置にお いて、前記大気導入ポートの途中に前記信号負圧量を制御するカット弁を設けた ことを特徴としている。
【0009】
【作用】
前記構成の本考案によれば、負圧制御弁が、大気導入ポートの一端開口を開成 してEGR弁に対する信号負圧を制御する際には、カット弁も同時に大気導入ポ ートの途中開口を開成して該信号負圧を制御する。即ち、斯かる信号負圧の制御 作用を負圧制御弁とカット弁との両方で分担するため、アクチュエータの駆動力 を可及的に小さくすることができる。この結果、該アクチュエータを十分に小型 化できるため、装置全体の軽量化が図れると共に、電力の消費量を少なくするこ とができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1〜図3に基づいて詳述する。尚、前記従来と共通 の構成個所には同一の符号を付して説明する。
【0011】 すなわち、図1の4aはEGR通路から分岐した分岐通路、6は図外の負圧通 路から負圧室に導入される吸入負圧(信号負圧)を制御してEGR弁の作動を制 御する負圧制御弁、18は負圧制御弁6のバルブボディ8の上壁部8aに設けら れたアクチュエータたるステップモータであって、前記負圧制御弁6は、バルブ ボディ8内部を排圧室10と大気室11とに画成するダイヤフラム9と、該ダイ ヤフラム9の上面に支持板14を介して設けられて、大気導入ポート12の一端 開口12aを開閉する弁体13と、排圧室10内に弾装されて弁体13を閉方向 に付勢するコイルスプリング15と、大気室11内に配置されて、下端が支持板 14の上面に当接したスプリングシート17を備えている。
【0012】 前記大気導入ポート12は、バルブボディ8と一体に設けられた導入管30内 に形成されており、この導入管30は、バルブボディ8内に位置する一端部30 aがステップモータ18の後述する駆動軸24と同軸的に下方へ折曲形成されて いると共に、他端部30bが負圧通路7の一端部に接続されている。
【0013】 前記ステップモータ18は、前記バルブボディ8の上壁部8aにボルト29に よって固定された有蓋円筒状のケーシング19と、該ケーシング19内に所定の ステップ角度で正逆回転可能なロータ20と、該ロータ20の内筒に固定された 略円筒状のロータ支持部23と、該ロータ支持部23の内部軸方向に上下動可能 に螺着されて、ロータ20の正逆回転に伴い雌雄ねじ部23a,24aを介して 上下動する駆動軸24とを備えている。この駆動軸24の先端部25には、スプ リングシート17と共働してリターンスプリング27を支持するスプリングリテ ーナ26が上下動可能に螺着されていると共に、先端部25の先端縁に小径軸部 25aが一体に設けられている。この先端部25及び小径軸部25aは、前記ス プリングシート17の上壁に穿設された開口窓17aから前記導入管30の一端 部30a方向へ進出あるいは後退するようになっている。尚、このステップモー タ18は、前述と同様にコントロールユニット28からの出力信号に基づいて駆 動軸24を上下動させるようになっている。
【0014】 そして、前記導入管30の一端部30a内には、カット弁31が設けられてい る。このカット弁31は、図2及び図3にも示すように一端部30aの上壁に形 成された開口部32を開閉する円板状の弁体33と、一端部30a内に弾装され て弁体33を閉方向に付勢する円錐状の圧縮スプリング34とを備えている。前 記弁体33は、上面外周部に前記開口部32の孔縁に有する環状シート部37の 内端面に当接して大気導入ポート12と外部とをシールする環状シール部材35 が設けられていると共に、上面中央に開口部32が前記駆動軸24の小径軸部2 5aの先端に押圧される押圧軸36が突設されている。この押圧軸36は、環状 シート部37の内周に設けられた3つの支持部38…によって上下動自在に支持 されている。また、圧縮スプリング34はそのばね力が比較的小さく設定されて いる。
【0015】 したがって、本実施例によれば、図外のコントロールユニットからの出力信号 によりステップモータ18の駆動軸24を上下動させてリターンスプリング27 のばね力を可変制御し得ることは勿論のこと、駆動軸24の下動に伴い大気導入 ポート12の一端開口12aと開口部32とを同時に開成してEGR弁に対する 信号負圧を制御することができる。即ち、駆動軸24が図2に示すように上動位 置にあり弁体13が大気導入ポート12の一端開口12aを閉塞している場合は 、弁体33も圧縮スプリング34のばね力で開口部32を閉塞している。したが って、EGR弁の負圧室内に大きな信号負圧が供給され該EGR弁の弁体を大き な開度量に制御する。
【0016】 一方、駆動軸24が、下動して所定以上のストローク量になると、リターンス プリング27のばね力によりコイルスプリング15のばね力及び排圧室10内の 排圧に抗してスプリングシート17を押し下げて弁体13により一端開口12a を開成させる。と同時に、小径軸部25aが図3に示すように押圧軸36を圧縮 スプリング34のばね力に抗して押し下げて弁体33により開口部32を開成さ せ、大気導入ポート12内に大気を導入して負圧をカットする。このため、EG R弁の負圧室に対する信号負圧の制御作用を両方の弁体13,33に分担させる ことができる。したがって、弁体13を開成する駆動軸24の下動ストローク量 を小さくすることが可能となる。この結果、例えば機関高負荷域時などにおいて 排圧室10内の排圧が高い場合でも、駆動軸24はダイヤフラム9を小さな力で 押し下げることができるので、ステップモータ18を可及的に小出力化つまり小 型化が図れる。また、排圧室10に大きな正圧(排圧)が作用しスプリングシー ト17に押上げ力が作用しても、駆動軸25にはこの力が作用しないため、ステ ップモータ18を破損することがない。
【0017】 尚、圧縮スプリング34のばね力が十分に小さく設定されているため、弁体3 3を開成するためのステップモータ18の駆動トルクは小さくて良いことは勿論 である。
【0018】 また、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、例えばカット弁31 を別異のアクチュエータで開閉制御することも可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案に係る排気還流制御装置によれば、とり わけ大気導入ポートの途中に、負圧制御弁と同期作動するカット弁を設けて、E GR弁に対する信号負圧の制御作用を前記負圧制御弁と分担させるようにしたた め、アクチュエータの駆動負荷を可及的に小さくすることができる。この結果、 該アクチュエータを小型化でき、これによって、装置全体の軽量化が図れると共 に、電力消費量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る排気還流制御装置の一実施例を示
す要部断面図。
【図2】本実施例の作用を示す図1のA部拡大図。
【図3】別の作用を示す図1のA部拡大図。
【図4】従来の装置を示す全体構成図。
【符号の説明】
4…EGR通路、5…EGR弁、6…負圧制御弁、7…
負圧通路、12…大気導入ポート、12a…一端開口、
18…ステップモータ、24…駆動軸、27…リターン
スプリング、31…カット弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EGR通路内の排気還流量を信号負圧に
    よって制御するEGR弁と、該EGR弁に対する信号負
    圧量を大気導入ポートの開口端を開閉して制御する負圧
    制御弁と、該負圧制御弁の開度量を前記EGR通路から
    導入された排気圧力との相対圧で決定するリターンスプ
    リングのばね力を可変制御するアクチュエータとを備え
    た排気還流制御装置において、前記大気導入ポートの途
    中に、前記信号負圧量を制御するカット弁を設けたこと
    を特徴とする排気還流制御装置。
JP1025291U 1991-02-28 1991-02-28 排気還流制御装置 Pending JPH04107467U (ja)

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JP1025291U JPH04107467U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 排気還流制御装置

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JP1025291U JPH04107467U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 排気還流制御装置

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JPH04107467U true JPH04107467U (ja) 1992-09-17

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ID=31900277

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JP1025291U Pending JPH04107467U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 排気還流制御装置

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JP (1) JPH04107467U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520025B1 (ko) * 1999-02-12 2005-10-10 이턴 코포레이션 배기 가스 재순환 시스템 및 동 시스템용 개량 액츄에이터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520025B1 (ko) * 1999-02-12 2005-10-10 이턴 코포레이션 배기 가스 재순환 시스템 및 동 시스템용 개량 액츄에이터

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