JPH05965U - 流量制御バルブ - Google Patents

流量制御バルブ

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JPH05965U
JPH05965U JP4852791U JP4852791U JPH05965U JP H05965 U JPH05965 U JP H05965U JP 4852791 U JP4852791 U JP 4852791U JP 4852791 U JP4852791 U JP 4852791U JP H05965 U JPH05965 U JP H05965U
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JP
Japan
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valve body
diameter
valve
small
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP4852791U
Other languages
English (en)
Inventor
正史 久保田
祐司 戸嶋
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05965U publication Critical patent/JPH05965U/ja
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  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸入負圧に起因するアクチュエータの駆動負
荷を小さくして、弁体の円滑な開弁作用を得ると共に、
アクチュエータの電力消費量を減少させる。 【構成】 アクチュエータ12の駆動軸17によって補
助空気通路10を開閉する弁体21を備えた流量制御バ
ルブにおいて、前記弁体21に補助空気通路10と連通
する小径通路部24を設ける一方、前記駆動軸17の先
端部に小径通路部24を開閉する小径弁体18を設け
て、該各弁体18,21を段階的に開弁させるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば内燃機関のアイドル回転時の補助空気量を制御する流量制御 バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の補助空気量を制御する流量制御バルブとしては、例えば特公平3− 16496号公報に記載されているものが知られている。
【0003】 この流量制御バルブは、図2に示すように内燃機関の補助空気通路1の途中に 設けられたバルブボディ2と、該バルブボディ2の上部に設けられたアクチュエ ータ3と、バルブボディ2の内部に設けられて、補助空気通路1の通路部4の開 口端4aを開閉する弁体5とを備えている。前記アクチュエータ3は、ロータ6 の内周面に有する雌ねじ6aと駆動軸7の外周面に有する雄ねじ7aとの螺合を 得て、ロータ6の回転運動を直線運動に変換して駆動軸7を上下軸方向に移動さ せるようになっている。一方、前記駆動軸7の先端部に固着された弁体5は、駆 動軸7の軸方向の移動に伴い通路部4の内周面に設けられた筒状の弁座8に離着 座して通路開口面積を変化させるようになっている。尚、弁体5は、圧縮スプリ ング9のばね力で弁座8方向に付勢されている。
【0004】 そして、機関のアイドル回転中において、例えば吸気温や機関冷却水温等の制 御要素に基づきコントロールユニットからの制御信号によりアクチュエータ3の 駆動軸7が上下に移動して弁体5により前記のように通路開口面積を変化させて 補助空気量を細かく制御するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、前記従来の流量制御バルブにあっては、機関の冷間始動時などにお いて、弁体5が開口端4aを全閉にしている状態では、該弁体5の下部周面5a 全体に補助空気通路1を通った機関の吸入負圧が作用して、弁体5を弁座8方向 つまり開口端4aを閉塞する方向へ吸引している。
【0006】 このため、斯かる開口端4aの全閉時からアクチュエータ3により弁体5を徐 々に開弁しようとすると、前記吸入負圧による駆動負荷が掛かるので、該弁体5 の円滑な開弁作用が阻害されるばかりか、アクチュエータ5に対する作動電圧を 大きくしなければならず、電力消費量が多くなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記従来の実情に鑑みて案出されたもので、とりわけ弁体に気体通路 と連通する小径通路を設ける一方、駆動軸の先端部に前記小径通路を開閉する小 径弁体を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
全閉状態にある気体通路の開口端を開成するために、アクチュエータに通電さ れて駆動軸が上方に移動すると、まず小径弁体が上昇して小径通路の開口端を徐 々に開成し、さらに駆動軸が上方に移動すると続いて大径弁体が上昇して気体通 路の開口端を開成する。即ち、弁体を大径弁体と小径弁体の複数に分割形成して 、該各弁体を段階的に開弁させるようにしたため、吸入負圧に対する各弁体の受 圧面積が小さくなる。したがって、該吸入負圧による影響を小さくすることがで きる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に基づいて詳述する。この実施例も従来と同様 にアイドル運転時における補助空気量を制御する流量制御バルブに適用したもの である。
【0010】 図中11は補助空気通路10の途中に設けられたバルブボディ、12は該バル ブボディ11の上部に設けられたアクチュエータである。このアクチュエータ1 2は、ケーシング13の内部に配置され、励磁コイル14aの内側に円筒状のロ ータ14bを有するステップモータ14と、バルブボディ11とケーシング13 間の隔壁15の挿通孔孔縁に固定されたブッシュ16内を貫通する駆動軸17と を備えている。また、ロータ14bの内周面には雌ねじ14cが、また駆動軸1 7の上端部外周面には雌ねじ14cと螺合する雄ねじ17aが形成されて、ロー タ14bの回転運動を直線運動に変換して駆動軸17を上下軸方向に移動させる ようになっている。更に、この駆動軸17の先端部には、後述する小径通路部の 開口端を開閉するフランジ状の小径弁体18が一体に設けられている。
【0011】 一方、前記バルブボディ11は、下端部に補助空気通路10と連通する大径通 路部19の内周面に螺着された筒状の弁座20と、該弁座20に離着座して前記 大径通路部19の開口端19aを開閉する大径弁体21と、前記隔壁15と大径 弁体21との間に弾装されて、該大径弁体21を弁座20方向に付勢する圧縮ス プリング22とを備えている。
【0012】 前記大径弁体21は、略円環状を呈し、上部外周に弁座20の上部円周縁に着 座する拡開状の着座部21aが設けられていると共に、上面に横コ字形の連結部 23が一体に設けられている。また、大径弁体21の中央軸方向には、大径通路 部19と連通する小径通路部24が貫通形成され、この小径通路部24の開口上 縁に前記小径弁体18の球面状下面18aが離着座して開口端24aを開閉する ようになっている。
【0013】 前記連結部23は、中央に駆動軸17の軸部先端が遊挿する連結用孔23aが 形成されており、この連結用孔23aの孔縁に小径弁体18の上面外周部が最大 開度位置で係止して駆動軸17と大径弁体21とを連結するようになっている。 また、この連結部23の側壁には、補助空気を流通させる複数の通孔23b…が 形成されている。
【0014】 したがって、この実施例によれば、機関冷間始動時などに今まだ大径弁体21 及び小径弁体18が夫々各開口縁19a,24aを全閉状態に閉塞している場合 において、コントロールユニットからアクチュエータ12に制御信号が出力され てロータ14bが回転して駆動軸17が上方へ移動すると、まず小径弁体18が 上昇して小径通路部24の開口端24aを開き、最大開度位置で小径弁体18の 上面外周部が連結部23の連結用孔23a孔縁に係止する。したがって、駆動軸 17がさらに上方へ移動すると、今度は大径弁体21が連結部23を介して上昇 して大径通路部19の開口縁19aを段階的に開成する。
【0015】 このように、弁体を大径弁体21と小径弁体18の2つに分割形成して、夫々 段階的に開弁させるようにしたため、各弁体18,21下面18a,21bの表 面積つまり吸入負圧に対する夫々の受圧面積が小さくなる。したがって、該各弁 体18,21の開弁時における吸入負圧による吸引力が小さくなり、アクチュエ ータ12の駆動負荷も小さくなる。この結果、各弁体18,21を円滑に開弁さ せることができると共に、アクチュエータ12の作動電圧も小さくすることがで きる。
【0016】 また、小径弁体18と大径弁体21とを段階的に開弁させることにより、補助 空気流量を従来よりも一層高精度に制御することができる。
【0017】 本実施例では、弁体を大径弁体21と小径弁体18の2つで構成したが、3つ あるいはそれ以上で構成することも可能である。また、この流量制御バルブを他 の機器類に適用することも可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案に係る流量制御バルブによれば、気体通 路を開成する弁体を複数個に分割形成して、夫々段階的に開弁させるようにした ため、吸入負圧が作用する各弁体の受圧面積が小さくなる。したがって、各弁体 の全閉状態から開弁時におけるアクチュエータの駆動負荷が小さくなり、各弁体 の円滑な開弁作用が得られると共に、アクチュエータの作動電圧を小さくでき、 電力消費量の減少化が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す流量制御バルブの縦断
面図。
【図2】従来の流量制御バルブの縦断面図。
【符号の説明】
10…補助空気通路(気体通路)、12…アクチュエー
タ、17…駆動軸、18…小径弁体、19…大径通路
部、19a…開口端、21…大径弁体、24…小径通路
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 駆動軸を軸方向に移動させるアクチュエ
    ータと、前記駆動軸の移動により気体通路を開閉する弁
    体とを備えた流量制御バルブにおいて、前記弁体に気体
    通路と連通する小径通路を設ける一方、前記駆動軸の先
    端部に前記小径通路を開閉する小径弁体を設けたことを
    特徴とする流量制御バルブ。
JP4852791U 1991-06-26 1991-06-26 流量制御バルブ Pending JPH05965U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4852791U JPH05965U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 流量制御バルブ

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JP4852791U JPH05965U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 流量制御バルブ

Publications (1)

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JPH05965U true JPH05965U (ja) 1993-01-08

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ID=12805833

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JPH0821554A (ja) * 1995-06-29 1996-01-23 Fuji Koki Seisakusho:Kk 電動流量制御弁
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