JPS639480Y2 - - Google Patents

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JPS639480Y2
JPS639480Y2 JP10555082U JP10555082U JPS639480Y2 JP S639480 Y2 JPS639480 Y2 JP S639480Y2 JP 10555082 U JP10555082 U JP 10555082U JP 10555082 U JP10555082 U JP 10555082U JP S639480 Y2 JPS639480 Y2 JP S639480Y2
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JP
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railway vehicle
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fixed
cross member
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JP10555082U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉄道車両の側構体に関し、特に製作
性及び強度上の改善を目的とした側構体構造に関
する。
一般に鉄道車両の構体は、台わくの両側に側構
体を立て、その上に屋根を乗せる構造で、該側構
体及び屋根は夫々格子状に組んだ骨組に薄鋼板等
の側外板を張つた構成となつている。
そして上記側構体は従来第1図に示すような構
造に構成されている。即ち、第1図Aにおいて、
1は屋根、2は側構体で、3は側外板、4及び5
は該側外板3内面の横方向に配列されて該面に固
着される横材で、4は側構体2の窓部2Aにおけ
る窓帯、5は該側構体2のすそ部2Bにおける補
強材である。6は前記側外板3内面の縦方向に前
記横部材4,5と交叉して配列されて該面に固着
される側柱である。横部材4,5及び側柱6は図
のように側外板3との固着面に沿う方向に張り出
し形成されたフランジ4a,5a及び6aを夫々
備えた断面コ字形に形成された部材からなり、こ
れらフランジ4a,5a及び6aを側外板3内面
にスポツト溶接することにより固着される。
ここで、横材4,5は、側柱6との交叉部にお
いて、左右に分断されるよう細く断続的に配設さ
れており、該横材4,5と側柱6とは、分断され
た左右の横材相互に橋渡しするよう横材4,5及
び側柱6の夫々の外端面に接触して配設されかつ
スポツト溶接されるガゼツトプレート7により結
合される。
尚、第1図Aに示すように側構体2のすそ部2
BにR部2bを有するものでは、通常側柱6はプ
レス加工で成形する関係から背の低い部材が使用
され、面外の曲げ剛性を充分持せるため第1図
A,Bに示す8のような内柱(添柱)を側柱6に
後付するようになつている。
しかしながら、以上のように、横材を細く断続
的に配し、ガゼツトプレートを用いて横材と側柱
とを結合するという従来の側構体構造では強度面
並びに製作面で次の(1)〜(3)項に示すような欠点を
有していた。
(1) 細く分断した横材を用いる構成並びにガゼツ
トプレートを用いる構成により、部品数増加及
び組立工数の増加となる。
(2) 車体構造では、外板の製作時の初期歪や負荷
がかつた場合に初期歪に誘発される板場の座屈
が大きな問題となるが、横材を細く断続的に配
した従来の構成では骨組部材精度が外側板の歪
に与える影響が大きく、歪発生の点で好ましく
なく座屈強度上不利である。
(3) 側構体のすそ部にRを持つたものでは面外剛
性対策として内柱が必要となる。
そこで、本考案は以上のような従来の実情に鑑
み、横材を細く断続的に配し、ガゼツトプレート
を用いて該横材と側柱とを結合するという従来の
側構体構造を廃止し、横材並びに側柱を引き通し
材で形成すると共に該横材と側柱との交叉部にお
いて、該側柱に設けた切り欠き溝に横材を挿通さ
せて側柱及び横材相互を非結合状態とした構成に
より、部品数の低減並びに組立工数の低減を図
り、更には、外側板の歪の減少を図る等製作面及
び強度面で優れた鉄道車両の側構体構造を提供す
るものである。
以下、本考案の一実施例を2図A,Bに基づい
て説明する。
図において、11は屋根、12は本考案に係る
側構体で、13は側外板、14及び15は横材と
しての、窓帯及び補強材、16は側柱である。前
記窓帯14及び補強材15は、側外板13内面に
沿う方向に張り出し形成されたフランジ14a,
15aを夫々備えた断面略コ字形の連続した引き
通し材により形成される。側柱16は、側外板1
3内面に沿う方向に張り出し形成されたフランジ
16aを備えた、前記窓帯14及び補強材15よ
り背の高い第2図Bに示すような断面略コ字形の
連続した引き通し材により形成されこの側柱16
の前記窓帯14が横切る部位でかつ側外板13と
の固着面側には、該横材14,15が挿通可能な
切り欠き溝19が、夫々形成される。尚、20は
夫々の側柱16の側構体12のすそ部12Bに位
置する側面部位に左右に貫通形成された配管又は
配線用の穴である。
以上の窓帯14及び補強材15の横材及び側柱
16は、夫々のフランジ14a,15a,16a
を側外板13内面にスポツト溶接することにより
該側外板13に固着される。特に、側構体12の
窓部12Aにおいては、その隅部に応力集中を緩
和するための略三角形状の補強部材21を配し、
この補強部材21にスポツト溶接を施して、該補
強部材21と側外板13とで、側柱16及び窓帯
14夫々のフランジ16a,14aを共に挾み込
んで固着するようにする。
従つて、かかる構造の側構体では、横材14,
15と側柱16とは直接結合されず、側外板13
を介して間接的に結合される。
尚、かかる構成の側構体12において、そのす
そ部12BのR部12bは、側柱16のすそ部1
2B側で補強材15が挿通する切り欠き溝19部
の間でRを設けることにより得るようにする。
以上の側構体12において、側外板13と横材
14,15と側柱16の組立て方法としては例え
ば次のようにして行えば良い。
即ち、格子状に骨組された構造の治具上に、側
外板13、横材14,15、側柱16、補強部材
21を順にセツトし、このセツトしたものを機動
式スポツト溶接機に移動し、前述のような方法で
各部をスポツト溶接する。
以上説明した本考案の側構体構造によれば、次
の(1)〜(3)項に示すような利点がある。
(1) 従来のように細く分断した横材を用いず、引
き通し材からなる横材を用いた構成並びにガゼ
ツトプレートを不要とした構成より部品数の低
減並びに組立工数低減を図れる。
(2) 横材として引き通し材を使用した構成によ
り、骨組部材の精度が側外面の歪に与える影響
が少なく、側外板の歪発生を抑えることができ
る。
(3) 背の高い断面略コ字形の側柱でも、その切り
欠き溝部の間でRを設ければ、簡単に側構体す
そ部のR部を得られ、従来のように背の低い断
面略コ字形の側柱を用いた場合の如く、面外剛
性対策としての内柱を必要としない。
次に、従来は横材と側柱とをガゼツトプレート
を用いて直接結合しているのに対し、本考案では
横材と側柱とを非結合状態にしているが、側構体
の強度については外側板が主に負担し、面外の剛
性については側柱が負担し、横部材は強度に対す
る貢献度が低く(これは下降窓や上昇窓の部材に
極端な例では平板を用いる場合もある例をとるこ
とによつても明らかである。)、強度上何ら問題は
ない。
以上説明したように、本考案は、細く断続的に
配した横材と側柱とをガゼツトプレートを用いて
直接結合していた側構体の構造を廃止し、その代
り、横材と側柱とを引き通し材で形成し、該横材
を該側柱に設けた切り欠き溝に挿通させた側構体
構造とすることにより、部品数低減並びに組立工
数低減を図れ、製作性を大巾に向上できると共に
側外板の歪発生を抑えることができ、座屈強度の
向上を図ることができ強度面で有利なものとでき
る実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは従来の鉄道車両の側構体構造の一例
を示す斜視図、第1図Bは第1図A中A−A矢視
断面図、第2図Aは本考案に係る鉄道車両の側構
体構造の一例を示す斜視図、第2図Bは第2図A
中B−B矢視断面図である。 12……側構体、13……側外板、14……窓
帯、15……補強材、16……側柱、19……切
り欠き溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 側外板と、該側外板内面の横方向に配列され
    て該面に固着される横材と、前記側外板内面の
    縦方向に前記横材配列方向を横切つて配列され
    て該面に固着される側柱と、からなる鉄道車両
    の側構体構造において、前記横材及び側柱を引
    き通し材で形成する一方、該側柱の該横材が横
    切る部位でかつ前記側外板との固着面側に、該
    横材が挿通可能な切り欠き溝を設け、前記横材
    と側柱とを相互の交叉部において非固着な状態
    としたことを特徴とする鉄道車両の側構体構
    造。 (2) 横材及び側柱は、側外板との固着面に沿う方
    向に張り出し形成されたフランジを備えた断面
    略コ字形に形成された部材である実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の鉄道車両の側構体構
    造。 (3) フランジが側外板にスポツト溶接されてなる
    実用新案登録請求の範囲第2項記載の鉄道車両
    の側構体構造。 (4) 横材は、側構体の窓部における窓帯並びに補
    強材である実用新案登録請求の範囲第1項〜第
    3項のうちいずれか1つに記載の鉄道車両の側
    構体構造。
JP10555082U 1982-07-14 1982-07-14 鉄道車両の側構体構造 Granted JPS5911062U (ja)

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JPS5911062U JPS5911062U (ja) 1984-01-24
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