JPH0569823A - 鉄道車両用構体 - Google Patents

鉄道車両用構体

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JPH0569823A
JPH0569823A JP5173191A JP5173191A JPH0569823A JP H0569823 A JPH0569823 A JP H0569823A JP 5173191 A JP5173191 A JP 5173191A JP 5173191 A JP5173191 A JP 5173191A JP H0569823 A JPH0569823 A JP H0569823A
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JP
Japan
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Application number
JP5173191A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Ishigure
清孝 石榑
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Nippon Sharyo Ltd
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Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鉄道車両用構体をパネルの合成によって構成
し、部品点数の削減と強度の向上を計り、併せて車体重
量の軽減と、構体面精度の向上を達成する。 【構成】アウターパネル2の内側に、プレス加工により
凹凸形状を形成したインナーパネル4を複数枚接合して
側構体1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体重量の軽減と、部
品点数を削減して工期の短縮によるコストの低減を図っ
た鉄道車両用構体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄道車両用構体は、柱と骨部材で
形成された骨組に外板を接合して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、骨組を形成す
る柱や骨部材は単品の集合体であり、部品点数も多く、
外板との接合面の平面度も悪いので、この修正に手間を
要する。また、応力を外板で負担するモノコック構造の
場合は特に平面度を要求され、外板の通り、張りを出す
ために、修正、歪取り等の多大の工数を要していた。
【0004】そこで本発明は、車体重量の軽減と、部品
点数を減らすとともに、平面精度を向上して歪取り等の
工数を削減することにより工期を短縮し、コストの低減
を図った鉄道車両用構体を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明の鉄道車両用構体は、車両の外板となる平板状のアウ
ターパネルに、凹凸を設けたインナーパネルを接合して
構成することを特徴としている。
【0006】
【作 用】かかる構造により、アウターパネルにより面
内の剪断力を負担し、インナーパネルにより面外の曲げ
応力を負担するので、両者を組合わせることによってあ
らゆる方向の力に対して高い強度を有する軽量な鉄道車
両用構体が構成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を側構体に適用した実施例を図
面に基づいて説明する。
【0008】図1乃至図6は本発明の第1実施例を示す
もので、側構体1は、車両の外板となるアウターパネル
2と、該アウターパネル2内側の両端出入口部にそれぞ
れ接合される出入口ブロック3,3と、アウターパネル
2内側の両出入口ブロック3,3間に接合される複数の
インナーパネル4とで構成されている。
【0009】アウターパネル2は、平板の高張力鋼から
なる幕板2a,窓上板2b,吹寄板2c,腰板2dで形
成され、出入口ブロック3は、ハット形鋼の戸柱3a,
3aと戸袋内柱3bに骨部材3c,3dを接合して精度
良く形成され、インナーパネル4は、深絞り鋼をプレス
加工により凹凸を設けて一体成型されている。
【0010】インナーパネル4は、図3に示すごとく、
両側に略全長に亘る縦リブ4a,4aを、該縦リブ4
a,4a間に上方から3本の横リブ4b,4c,4d
を、横リブ4b,4c間と横リブ4d下部に斜め方向の
荷重に対応する斜めリブ4e,4fをそれぞれ車体内側
方向に突出させて形成し、横リブ4c,4d間に窓用の
抜孔4gを、横リブ4bと斜めリブ4e間及び斜めリブ
4eと横リブ4c間にそれぞれ軽量化のための抜孔4h
を開口して一体成型され、さらに、縦リブ4a,4a
に、アウターパネル2を構成する各板の継目部となる位
置に補強部材4iを3ケ所設けている。
【0011】上記側構体1の製法は、治具内にアウター
パネル2を構成する幕板2a,窓上板2b,吹寄板2
c,腰板2dをセットし、該アウターパネル2の内側
に、出入口部には出入口ブロック3,3を、両出入口ブ
ロック3,3間には、複数のインナーパネル4を載せ、
溶接により接合する。
【0012】尚、アウターパネル2を構成する幕板2
a,窓上板2b,吹寄板2c,腰板2dの継目は、後に
シール剤にてシールする。
【0013】隣接するインナーパネル4,4間は、図4
に示されるように、インナーパネル4,4の側端をアウ
ターパネル2に溶接し、その上にインナーパネル4の全
長に亘るツナギ板5を内側から接合し、さらに、図5に
示されるように、インナーパネル4の補強部材4iの内
側となる位置に、ガセットプレート6を縦リブ4a,4
a、横リブ4d,4d、斜めリブ4f,4fに溶接接合
している。
【0014】そして、構成された側構体1を、図6に示
されるように、台枠7の側梁8に接合する。
【0015】このように側構体1を構成することによ
り、アウターパネル2により面内の剪断力を負担し、イ
ンナーパネル4により面外の曲げ応力を負担するので、
あらゆる方向の力に対して高い強度を有する側構体1が
形成される。
【0016】尚、アウターパネル2とインナーパネル4
とを接合する際に、治具内のアウターパネル2に所要の
テンションを加えてより平面精度の高い構体を製造する
ことも可能であり、この場合に、吹寄板2cの窓2eは
後加工によって形成してもよい。
【0017】図7は、本発明を4扉車に適用した第2実
施例を示すもので、側構体10は、出入口11の両側に
インナーパネル12,12を、窓13の下部にインナー
パネル14をそれぞれ配設したもので、インナーパネル
12は、プレス加工による凹凸として両側の略全長に亘
る縦リブ12a,12aと、縦リブ12a,12a間の
2本の横リブ12b,12bを設けて一体成型され、ま
た、インナーパネル14は、上下の略全長に亘る横リブ
14a,14aと、横リブ14a,14a間の2本の縦
リブ14b,14bをプレス加工により設けて一体成型
されている。
【0018】図8は、本発明を5扉車に適用した第3実
施例を示すもので、側構体20は、出入口21の両側に
インナーパネル22,22を、窓23の下部にインナー
パネル24をそれぞれ配設したもので、インナーパネル
22は、両側の略全長に亘る縦リブ22a,22aと、
縦リブ22a,22a間の2本の横リブ22b,22b
と2本の斜め方向のリブ22c,22cとをプレス加工
により設けて一体成型され、また、インナーパネル24
は、3本の縦リブ24a,24a,24aと、これら縦
リブ24aの上部の横リブ24bをプレス加工により設
けて一体成型されている。
【0019】図9は、本発明を6扉車に適用した第4実
施例を示すもので、側構体30は、出入口31の両側に
インナーパネル32を配設したもので、インナーパネル
32は、両側の略全長に亘る縦リブ22a,22aと、
縦リブ22a,22a間の2本の横リブ22b,22b
をプレス加工により設けて一体成型されている。
【0020】尚、上記第2、第3、第4実施例では、第
1実施例におけるガセットプレート6に相当する補強材
の説明を省略したが、補強材は必要に応じて適宜取付け
られる。
【0021】図10乃至図15は、本発明の第5実施例
を示すもので、側構体40は、入口間のインナーパネル
41を、窓42の上部に配設される上部インナーパネル
43と、窓42の下部に配設される下部インナーパネル
44とで構成し、該インナーパネル41をアウターパネ
ル45に、窓42,42間では縦方向に配設されたイン
サイドフレーム46,47を介し、それ以外では直接接
合している。
【0022】上部インナーパネル43は、2つの窓4
2,42に亘り一体的に形成され、上縁43aと、窓4
2周囲の下縁43bと、窓42上部に横方向に3個並ん
だ溶接部43cを車体外側に、残りを車体内側にプレス
加工によってそれぞれ突出させて凹凸を形成している。
【0023】また、下部インナーパネル44も同様に、
2つの窓42,42に亘り一体的に形成され、窓42周
囲の上縁44aと、下縁44bと、窓42下方の逆三角
形の溶接部44cと、その両側下方の溶接部44dとを
車体外側に、残りを車体内側にプレス加工によってそれ
ぞれ突出させて凹凸を形成している。
【0024】インサイドフレーム46は、上部インナー
パネル43と下部インナーパネル44の中央の窓42,
42間に、上部インナーパネル43の上縁43a下部か
ら下部インナーパネル44の下縁44b上部に亘って縦
方向に配設されており、図12に示されるように、アウ
ターパネル45に溶接される中央部46aと、上部イン
ナーパネル43の窓間部43dと下部インナーパネル4
4の窓間部44eに溶接されるフランジ部46b,46
bとを有する断面ハット型に形成されている。
【0025】また、インサイドフレーム46は、上部イ
ンナーパネル43と下部インナーパネル44との間の窓
42の側部と、窓42の上部と下部とに、図13に示さ
れるように、前記フランジ部46b,46bからさらに
折曲げてそれぞれツナギ板部46c,46cを延出し、
該ツナギ板部46c,46cがアウターパネル45に溶
接される。
【0026】インサイドフレーム47は、隣接する上部
インナーパネル43,43間と、隣接する下部インナー
パネル44,44間に、上部インナーパネル43の上縁
43a下部から下部インナーパネル44の下縁44b上
部に亘って縦方向に配設されており、図15に示される
ように、上部インナーパネル43,43の側部のフラン
ジ部43eと、下部インナーパネル44,44の側部の
フランジ部44fに溶接される中央部47aと、アウタ
ーパネル45に溶接されるフランジ部47b,47bと
を有する断面ハット型に形成されている。
【0027】また、インサイドフレーム47は、窓42
の上部と下部とに、図16に示されるように、前記フラ
ンジ部47b,47bからさらに折曲げてそれぞれツナ
ギ板部47c,47cを延出し、該ツナギ板部47c,
47cがインナーパネル41に溶接される。
【0028】さらに、インサイドフレーム47の上部イ
ンナーパネル43と下部インナーパネル44との間に
は、断面ハット型の補強プレート48が車体内側から溶
接される。
【0029】そして、これらインサイドフレーム46,
47を、上部インナーパネル43と下部インナーパネル
44とにスポット溶接し、複数のインナーパネル41を
連続して、上部インナーパネル43の上縁43aと、窓
42周囲の下縁43bと、溶接部43cと、下部インナ
ーパネル44は、窓42周囲の上縁44aと、下縁44
bと、溶接部44c,44dとをアウターパネル45に
スポット溶接し、さらに、インサイドフレーム46,4
7をアウターパネル45にスポット溶接して側構体40
を構成する。
【0030】このように側構体40を構成することによ
り、断面ハット型に形成されたインサイドフレーム4
6,47がアウターパネル45に縦方向に溶接されるの
で、柱材としての作用を有し、また、インサイドフレー
ム47が隣接するインナーパネル41,41間の連結部
材となり、さらに、隣接するインナーパネル41,41
間を断面ハット型に連結して強度的連続性を持たせるの
で、前記第1実施例に比べて剛性を維持して部品点数の
減少による軽量化と製作工程の削減が図れる。
【0031】また、インサイドフレーム46,47がイ
ンナーパネル41,41に覆われるので、見付が向上す
る。
【0032】尚、上記各実施例では、本発明を側構体に
適用したもので説明したが、妻構体、屋根、台枠等にも
本発明を適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように、車両の外板とな
る平板状のアウターパネルアウターパネルの内側に凹凸
を設けたインナーパネルを接合して鉄道車両用構体を構
成するので、従来の柱や骨部材を用いての骨組構造に比
べて、部品点数の削減による工期の短縮と、パネル化に
よる平面精度の向上で修正、歪取り等の工数を廃止して
工数を低減することによるコストの低減が可能となり、
また、薄板化による大幅な軽量化と、平面精度の向上に
よる外観の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す側構体の正面図で
ある。
【図2】 同じく背面図である。
【図3】 同じくインナーパネルの正面図である。
【図4】 図3のIV−IV断面部接合図である。
【図5】 同じくインナーパネル接合部の部分拡大図で
ある。
【図6】 図3のVI−VI断面図である。
【図7】 本発明の第2実施例を示す側構体の背面図で
ある。
【図8】 本発明の第3実施例を示す側構体の背面図で
ある。
【図9】 本発明の第4実施例を示す側構体の背面図で
ある。
【図10】 本発明の第5実施例を示す側構体の部分拡
大背面図である。
【図11】 同じくインサイドフレームの拡大図であ
る。
【図12】 図11のXII −XII 断面図である。
【図13】 図11のXIII−XIII断面図である。
【図14】 同じくインナーパネル接合部の拡大図であ
る。
【図15】 図14のXV−XV断面図である。
【図16】 図14のXVI −XVI 断面図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,40…側構体 2,45…ア
ウターパネル 3…出入口ブロック 4,12,1
4,22,24,32,41…インナーパネル 5…ツナギ板 6…ガセットプレート 43…上部
インナーパネル 44…下部インナーパネル 4
6,47…インサイドフレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の外板となる平板状のアウターパネ
    ルに、凹凸を設けたインナーパネルを接合して構体を構
    成することを特徴とする鉄道車両用構体。
JP5173191A 1990-03-16 1991-03-15 鉄道車両用構体 Pending JPH0569823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173191A JPH0569823A (ja) 1990-03-16 1991-03-15 鉄道車両用構体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6617490 1990-03-16
JP2-66174 1990-03-16
JP5173191A JPH0569823A (ja) 1990-03-16 1991-03-15 鉄道車両用構体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569823A true JPH0569823A (ja) 1993-03-23

Family

ID=26392289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5173191A Pending JPH0569823A (ja) 1990-03-16 1991-03-15 鉄道車両用構体

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JP (1) JPH0569823A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048587A1 (fr) * 1996-06-19 1997-12-24 Hitachi, Ltd. Vehicule, structure laterale pour vehicule et procede de fabrication
US6308944B1 (en) 1998-11-25 2001-10-30 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Assembly jig including a fixture for a perforated panel

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048587A1 (fr) * 1996-06-19 1997-12-24 Hitachi, Ltd. Vehicule, structure laterale pour vehicule et procede de fabrication
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