JPH0686210B2 - 車両の側構体構造 - Google Patents

車両の側構体構造

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JPH0686210B2
JPH0686210B2 JP63278377A JP27837788A JPH0686210B2 JP H0686210 B2 JPH0686210 B2 JP H0686210B2 JP 63278377 A JP63278377 A JP 63278377A JP 27837788 A JP27837788 A JP 27837788A JP H0686210 B2 JPH0686210 B2 JP H0686210B2
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通文 武市
澄生 奥野
慶次 大村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の側構体構造に係り、特に、鉄道車両の
車体として好適な車両の側構体構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の車両における側構体すなわち側ブロックの窓枠の
構造は、窓部の側枠をなす側柱を台枠の側はり上面より
縦方向に一つの部材で配置した構成となっていた。した
がって、窓隅を高強度,高剛性とするため、種々の補強
柱あるいは補強板を溶接により取付ける構造となってい
た。
なお、この種の構造として関連するものには例えば実開
昭59−29355号等が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、車体を軽量化するために外板あるいは
各種骨部材を薄肉化することによって生じる窓隅の応力
集中に対して、補強材を設置することで対処する構造と
なっていた。すなわち、部品点数あるいは口数の増大等
の点について十分な配慮がなされていない。一方、骨部
材あるいは外板の強度を向上するためには、その板厚を
厚くしなければならず、十分な軽量化が図れないといっ
た問題があった。
本発明の目的とするところは、剛性の向上および軽量化
を達成し得る車両の側構体構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、幕帯と、腰帯と、前記幕帯および腰帯に直
交して接合される骨部材と、前記幕帯,腰帯および骨部
材の外表面に設置される外板から構成される車両の側構
体構造において、 前記幕帯,腰帯および骨部材がアルミニウム合金製材料
によって構成されており、 前記幕帯と腰帯との間に、垂直方向に引き通し配置され
るステンレス鋼製の窓柱を設置し、該窓柱の幅方向断面
を箱型断面とし、該窓柱の長手方向両端部に、前記幕帯
および腰帯の室内側フランジおよび室外側フランジに対
応したフランジと該各フランジを立体的に接合するウェ
ブからなる立体継手部を一体的に形成し、 前記窓柱の立体継手部は、前記幕帯および腰帯に対して
機械的結合手段によって締結されている側構体構造とす
ることにより、達成される。
なお、本発明における立体継手部とは、三次元平面を持
つ立体継手を意味する。
〔作用〕
側構体において、窓枠部分は窓開口部が形成されている
ことにより、幕部および腰部に比べて大きな応力が作用
する。したがって、該窓枠部分すなわち窓柱の強度向上
を図ることにより、側構体の強度向上および軽量化を達
成するものである。すなわち、大きな応力が作用する部
分のみを強化することにより、重量の増大を最小限に抑
え、かつ、強度向上を図るものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図により説
明する。
第1図および第2図は本発明による側構体の一実施例を
備えた車体を示し、第2図は車体の側面図、第1図は第
2図のI−I部断面図である。第3図は第1図のIII部
詳細図で、第4図は第3図の正面図である。第1図およ
び第2図に示すように鉄道車両構体は、水平方向の屋根
ブロック2および台枠ブロック3と垂直方向の側ブロッ
ク4とから構成される。側ブロック4には、第3図に示
す車体長手方向に引通した幕帯6および腰帯7,該幕帯6
と腰帯7の間に設置される窓柱5とが設けられ、第1図
に示す窓部4aを構成し、縦方向に窓柱5を配設して窓を
数個に区分けしている。窓柱5の取付けは、第3図およ
び第4図に示したように、側ブロック4の車体長手方向
に配設され窓枠を構成する窓部上方の幕帯6と窓部下方
の腰帯7とに複数個の結合部9を形成して、溶接または
スポット溶接結合あるいはボルト,リベットなどの機械
的結合により取付けられる。このとき、窓柱5の上方お
よび下方の両端部には第3図および第4図に示すように
幕帯6の垂直上方に延長したフランジ6aおよび腰帯7の
垂直下方に延長したフランジ7aに重ね合せて結合するた
めの平板継手10が結合されている。この平板継手10は高
強度,高剛性材料で形成されるもので鉄あるいはステン
レス製が一般的である。
このような構造とすることにより、側ブロック4の主要
材料と異なった高強度,高剛性材料で形成した窓柱5を
容易に側ブロック4に取付けることができるので、側ブ
ロック4の剛性を向上させることができる。例えば、側
ブロック4の主要材料をアルミニウムとし、窓柱5およ
び平板継手を鉄あるいはステンレスで形成した場合、窓
柱5と平板継手の結合部は溶接あるいはスポット溶接と
なり、幕帯6および腰帯7と窓柱5および平板継手10の
結合部9a,9bはボルトあるいはリベットなどの機械的結
合となるので窓柱5の取付ピッチを容易にかつ自由に変
更して結合することができる。また、窓隅の高応力に対
して強度が向上するという利点がある。
ところで、前述の構成においては、窓開口部上辺および
下辺に幕帯6および腰帯7が設けられ、かつ、該幕帯6
および腰帯7はその表面が車体外表面をなしており、窓
隅部における応力集中に伴って前記外表面における歪発
生を防止できる。
第5図および第6図に示した窓柱5は第3図および第4
図に示した一実施例よりさらに強度,剛性の向上を図っ
たものである。第5図は第1図のIII部に相当する詳細
図で第6図は第5図の正面図である。この実施例におい
て、窓柱5と幕帯6および腰帯7が立体継手11を介して
結合されている。このような構成においては、窓柱5の
上方および下方の結合部の窓隅5′となる箇所を円弧状
に形成し応力集中を低減してある。また、立体継手11の
窓柱5の上方および下方を一体の部材で覆った構造とな
るので車体の面外曲げおよび面内曲げに対する剛性が第
3図および第4図に示した一実施例よりさらに向上する
という利点がある。また、幕帯6および腰帯7の垂直方
向に延びるフランジ部6aおよび7aは車体表面より内側に
配設しているため、立体継手11と幕帯6および腰帯7の
結合部のボルトは車体外表面に出ることはなく、見栄え
が向上するうえ、高速車両における空気抵抗を低減でき
るという利点がある。さらに、フランジ部6a,7aが幕帯
6および腰帯7の外表面と段差をもって形成されている
ため、ユニット型のガラスを容易にはめ込み結合し、車
体側面を平滑化できるという利点がある。
第7図および第8図に示した窓柱5の上方および下方の
結合部は第5図および第6図に示した一実施例よりさら
に強度,剛性の向上を図ったものである。第7図は第1
図のIII部に相当する詳細図であり、第8図は第7図の
正面図である。この実施例における立体継手12は四方向
の部材と結合できるように形成されている。このような
構成とすることにより第5図および第6図に示した立体
継手11よりさらに窓柱5の結合部の強度,剛性が向上す
るという利点がある。
次に、第9図ないし第15図に示した窓柱の構造は、結合
部の強度向上とともに部品点数低減を図ったものであ
る。まず、第9図に示した側柱5aの構造は、台枠上面よ
り上方に延びる一本の骨部材とし、側ブロックの主要部
材と異なる材料で形成したものである。本実施例によれ
ば幕帯6および腰帯7の間だけでなく台枠ブロックと屋
根ブロック間に高剛性の側柱5aを配設できるので車体全
体の剛性が向上するという利点がある。また窓柱と側柱
5aを一本の骨部材とすることで部品点数を低減できる利
点がある。
なお、前記側柱5aの台枠ブロックおよび屋根ブロックの
接合部にも、前述の立体継手12が用いられている。
次に第10図ないし第12図に示した窓柱5bの構造について
説明する。本実施例は第9図に示した実施例と同様に部
品点数の低減を図ったものである。本実施例では第5図
および第6図で示した実施例の変形例であり、この立体
継手部は、幕帯6および腰帯7の室外側フランジ6a,7a
および室内側フランジ6b,7bに対応した室外側フランジ5
1と室内側フランジ52,これらのフランジを立体的に接合
するウェブ53からなる。本実施例によれば窓隅の応力集
中を低減でき、かつ、強度向上ができるうえ立体継手が
窓柱5bに一体に成形されているので部品点数が低減でき
るという利点がある。
第13図ないし第15図に示した実施例は、第10図ないし第
12図に示した実施例の利点を有し、さらに車体全体の剛
性をよりいっそう向上させる側柱5c構造を示したもので
ある。本実施例では、台枠ブロックから屋根ブロックに
わたって立体継手部を一体に形成した側柱5cであり、幕
帯6と腰帯7との結合は、ハックボルトなどの機械的結
合による。この側柱5cは車体の主要材料とは異なった高
強度,高剛性の部材から形成されるものが最も強度向上
を図ることができる。
なお、前述の各実施例においては、窓柱5,5b,側柱5a,5c
を側ブロックと異なった高強度,高剛性材料にて構成し
た列について説明したが、側ブロックと同種材料で厚さ
を増して構成してもよい。さらに平板継手10,立体継手1
1および12についても主構成材料と異なる高強度,高剛
性材料にて構成するだけでなく、同種材料にて厚さを増
して構成しても少しの増量増加で同様の効果が発揮でき
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、車両の側構体の剛
性向上および軽量化が図れる。
また、従来のように、吹寄部の外板が該吹寄部以外の部
分と一体に形成されていないため、窓枠の取付け位置を
任意に選べる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による側構体の一実施例を備え車両の第
2図I−I部に相当する断面図、第2図は第1図の車体
側面図、第3図は第1図のIII部拡大断面図、第4図は
第3図の正面図、第5図,第7図,第10図,第13図はそ
れぞれ本発明による側構体の他の実施例を示す第1図II
I部に相当する拡大断面図、第6図は第5図の正面図、
第8図は第7図の正面図、第9図は本発明による側構体
の他の実施例を示す側柱部分の正面図、第11図は第10図
の正面図、第12図は第11図のXII−XII部断面図、第14図
は第13図の正面図、第15図は第14図のXV−XV部断面図で
ある。 4……側ブロック、4a……側窓、5,5b……窓柱、5a,5c
……側柱、6……幕帯、7……腰帯、8……側柱、10…
…平板継手、11,12……立体継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 正人 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (56)参考文献 特開 昭60−222362(JP,A) 特公 昭63−12028(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幕帯と、腰帯と、前記幕帯および腰帯に直
    交して接合される骨部材と、前記幕帯,腰帯および骨部
    材の外表面に設置される外板から構成される車両の側構
    体構造において、 前記幕帯,腰帯および骨部材がアルミニウム合金製材料
    によって構成されており、 前記幕帯と腰帯との間に、垂直方向に引き通して配置さ
    れるステンレス鋼製の窓柱を設置し、該窓柱の幅方向断
    面を箱型断面とし、該窓柱の長手方向両端部に、前記幕
    帯および腰帯の室内側フランジおよび室外側フランジに
    それぞれ対応したフランジと該各フランジを立体的に接
    合するウェブからなる立体継手部を一体的に形成し、 前記窓柱の立体継手部は、前記幕帯および腰帯に対して
    機械的結合手段によって締結されていることを特徴とし
    た車両の側構体構造。
  2. 【請求項2】前記幕帯および腰帯の室外側フランジが車
    体外表面に対して内側へ段差を有していることを特徴と
    した請求項1記載の車両の側構体構造。
JP63278377A 1988-11-02 1988-11-02 車両の側構体構造 Expired - Lifetime JPH0686210B2 (ja)

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JPS6312028A (ja) * 1986-01-29 1988-01-19 Hitachi Ltd マイクロプログラム制御方式

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