JPS639477Y2 - - Google Patents

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JPS639477Y2
JPS639477Y2 JP5531184U JP5531184U JPS639477Y2 JP S639477 Y2 JPS639477 Y2 JP S639477Y2 JP 5531184 U JP5531184 U JP 5531184U JP 5531184 U JP5531184 U JP 5531184U JP S639477 Y2 JPS639477 Y2 JP S639477Y2
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fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気ブレーキと流体ブレーキ(例え
ば、空気ブレーキ)とを併用し、ブレーキ力指令
信号に対して電気ブレーキ力が不足する場合にそ
の不足分を流体ブレーキ力で補足する鉄道車両用
ブレーキ制御装置、特に、電気ブレーキから流体
ブレーキに移行する際に、電気−流体圧変換弁の
有するヒステリシス及び流体圧の応答遅れにもと
づく全ブレーキ力(電気ブレーキ力と流体ブレー
キ力との和)の低下を防止するものに関する。
この種の従来の制御装置を第1図〜第5図にも
とづいて説明する。
第1図において、1aはブレーキ力設定器であ
つて、引通し線SB1,SB2,SB3を介してブ
レーキ弁BVから伝達された3ビツトのデジタル
信号を応荷重装置2aからの車重信号に応じてア
ナログ信号に変換しブレーキ力指令信号Eとして
出力するように構成されている。
電磁弁MV1,MV2,MV3は、圧力流体源
3に接続した応荷重装置2bから車重に応じた圧
力の流体が供給されており、前記デジタル信号に
より励消磁して演算中継弁4の膜板室C1,C
2,C3に対して前記車重に応じた圧力流体を給
排する。
前記ブレーキ力設定器1aからのブレーキ力指
令信号にもとづいて電気ブレーキ装置EBが作動
し、車両に電気ブレーキ力が付与される。
この実際の電気ブレーキ力を第1検出器11が
モータ電流等から検出して電気信号Eiとして出力
する。
増幅器13は、第1検出器11からの電気信号
Eiを入力とし、後段の制御レベルに変換するため
にその出力EpをEp=K×(Ei+A)とする。ただ
し、Kは増幅率、Aは設定値である。
電気−流体圧変換弁EPは、前記増幅器13の
出力信号EpによつてソレノイドSOLが吸引力を
発生し、この吸引力によつて給排弁棒51が供給
弁52を開き、出力室53の流体圧力が上昇して
釣合ピストン54を押し上げ、この釣合ピストン
54に作用する前記吸引力と流体圧力とが釣合う
と、給排弁棒51と供給弁52が重なり状態とな
り、出力室53がそのときの流体圧力に保持され
る。この出力室53が演算中継弁4の膜板室C4
に接続されているから、電気−流体圧変換弁EP
は前記膜板室C4に対し増幅器13の出力信号Ep
にもとづいて圧力流体を給排する。
演算中継弁4において、膜板室C1,C2,C
3に供給された圧力流体が膜板ピストンS1,S
2,S3を介して給排弁棒41を押し上げるよう
に作用するのに対し、膜板室C4に供給された圧
力流体は逆方向に作用する。すなわち、演算中継
弁4は、ブレーキ力指令信号から増幅器13の出
力信号(電気ブレーキ力信号)を減算しているこ
とになり、演算器ということができる。
そして、ブレーキ力指令信号に対して電気ブレ
ーキ力が不足する場合には、演算中継弁4におい
て、給排弁棒41が供給弁42を開いて出力室4
3の流体圧力が上昇し、その出力圧が釣合ピスト
ンS5を押し下げ、釣合ピストンS5に作用する
上下の力が釣合うと、給排弁棒41と供給弁42
が重なり状態となつて、出力室43がそのときの
流体圧力に保持される。
この演算中継弁4の出力室43がブレーキシリ
ンダ(流体ブレーキ装置)BCに接続されており、
ブレーキシリンダBCは演算中継弁4によつて圧
力流体が給排される。
すなわち、上記制御装置は、ブレーキ力指令信
号に対する電気ブレーキ力の不足分をブレーキシ
リンダBCの流体ブレーキ力で補足するようにな
つている。
ところで、電気−流体圧変換弁EPは、第2図
に示すように、その入力が0から増加しても弁内
の摺動抵抗のためにその出力圧が直ちに立上るわ
けでなく、入力がある値イ点に達してから立上る
即ち遅れを生じる。このため、第3図に示すよう
に、増幅器13において、前記イ点に相当するバ
イアス信号A(設定値)を第1検出器11の出力
信号Eiと共に入力し、その出力Epを第4図に示す
ように、Ep=K×(Ei+A)とする。ただし、第
3図において、R1は入力抵抗、R2は帰還抵抗
であり、その比(R2/R1)が増幅率Kである。
また、電気−流体圧変換弁EPは、第2図に示
すように、その入力の増加に対して出力圧がイ点
からロ点まで上昇し、その入力の減少に対してロ
点からハ点を経てニ点をまで低下し、入力減少時
の出力圧が入力増加時の出力圧よりも高くなるヒ
ステリシスを有する。
さらに、上記電気ブレーキ力の変化速度つまり
増幅器13の出力信号Epの変化速度に対して電気
−流体圧変換弁EPの出力圧の変化速度つまり流
体ブレーキ力の補足速度が遅れるのが一般的であ
る。
このため、上記従来の制御装置は、電気ブレー
キから流体ブレーキへの移行時およびその後に、
電気ブレーキ力と流体ブレーキ力との和すなわち
全ブレーキ力が低下するという問題があり、この
問題を第5図にもとづいて説明する。
第5図aのブレーキ力指令信号Eに対し、電気
ブレーキ装置EBが有効に作動している状態にお
いて、車両速度が低下してくるとこれに伴つて電
気ブレーキ力が減衰し始める。この電気ブレーキ
力を検出して第1検出器11の出力信号Eiは第5
図bの通り0まで低下する。しかし、増幅器13
の出力信号Epは、バイアス信号Aのために0まで
低下せず、第5図cの通り、(K×A)だけが残
り、電気ブレーキ力が完全に失効した後も前記
(K×A)が電気−流体圧変換弁EPに入力されて
いる。そして、電気−流体圧変換弁EPは、その
ヒステリシスのために、入力Epの低下に直ちに応
動するわけではなく、第5図dのように少し遅れ
てからその出力流体圧を低下させ、しかも、電気
ブレーキが完全に失効した後も前記バイアス信号
Aによつて少しの残圧を保持している。すなわ
ち、電気ブレーキ力が減衰するとき、その途中に
おいて、電気−流体圧変換弁EPの出力流体圧は
実際の電気ブレーキ力に相当する流体圧よりも高
く、さらに、電気ブレーキ力が0となつても電気
−流体圧変換弁EPは出力したままである。この
電気−流体圧変換弁EPの出力流体圧が演算中継
弁4にてブレーキ力指令信号Eに相当する流体圧
から減算されることになるため、その減算結果す
なわち流体ブレーキ力は第5図eのように遅れて
上昇し、しかも、低くなつている。したがつて、
この補足流体ブレーキ力不足によつて全ブレーキ
力が、第5図fのように、電気ブレーキから流体
ブレーキへの移行時に低下して乗心地を悪くし、
流体ブレーキのみとなつても不足しており、その
分だけ制動距離が延びるという問題が生じる。
この問題、特に、流体ブレーキに移行する途中
ではなく移行した後の全ブレーキ力の不足という
問題を解決するものとして、本出願人の先願に係
る特開昭56−148105号に開示された制御装置があ
る。
この第2の従来の制御装置は、第6図に示す通
り、第1図の制御装置において、電気ブレーキ力
の完全失効を検出して出力する第2検出器12を
設けると共に、この第2検出器12の出力信号に
もとづいて増幅器13の出力Epを強制的に0とす
るものであり、増幅器13の概略構成を第7図の
如く変更している。
すなわち、電気ブレーキ力が0の場合のみ、第
2検出器12がこれを検出し、この第2検出器1
2の出力信号にもとづいて接点Sがオンし、帰還
抵抗R2が短絡されるので、増幅器13の出力Ep
が0となる。また、これ以外の場合においては、
第2検出器12が出力しておらず、接点Sがオフ
しているので、増幅器13の出力EpはEp=K×
(Ei+A)となる。
したがつて、第8図aのブレーキ力指令信号E
に対して電気ブレーキが有効に作動している状態
において、車両速度の低下に伴つて電気ブレーキ
力が減衰し、第1検出器11の出力信号Eiが第8
図bのように低下すると、これに追従して第8図
cの通り増幅器13の出力信号Epが低下し、Eiが
0になるとEpも0となる。そして、電気−流体圧
変換弁EPの出力流体圧は、遅れて低下し始め、
Epが0になつたとき急激に0まで低下する。この
ため、演算中継弁4の出力つまり補足流体ブレー
キ力は、第8図eの通り、遅れて上昇するもの
の、その終端において第1図従来の不足分を補う
ようにさらに上昇する。したがつて、流体ブレー
キに移行した後の全ブレーキ力は第8図fの通り
不足することがない。
以上のように、特開昭56−148105号に開示され
た制御装置は、流体ブレーキに完全に移行した場
合にはその流体ブレーキ力つまりブレーキ力が不
足することなく、制動距離が延びることがない。
しかしながら、特開昭56−148105号に開示され
た制御装置は、電気ブレーキから流体ブレーキに
移行する過程において補足流体ブレーキ力の不足
に対する補償が何ら施されておらず、結局、第1
図従来装置と同様に全ブレーキ力が低下して、乗
心地を悪くすると共に制動距離が延びるという問
題が依然として残つている。
そこで、本考案は、電気ブレーキから流体ブレ
ーキに移行する過程における全ブレーキ力の低下
量を減少させることを目的とする。
この目的を達成する本考案の技術的手段は、上
記鉄道車両用ブレーキ制御装置において、 前記実際の電気ブレーキ力の減衰開始を検出し
て出力する第2検出器を設け、 前記増幅器を、第2検出器からの検出信号にも
とづいてその増幅率が低下するように或は第2検
出器からの検出信号にもとづいてその出力信号が
設定値だけ低下するように構成した ことである。
以下、本考案の鉄道車両用ブレーキ制御装置を
第9図〜第18図の実施例にもとづいて説明す
る。
本考案の第1実施例の概略構成は第6図と同様
であるが、第2検出器12の機能が異なると共に
増幅器13を第9図の通り変更したものでる。
第1実施例における第2検出器12は電気ブレ
ーキ力の減衰開始を検出しそれ以後電気ブレーキ
力が0になるまであるいはブレーキ力指令が弛む
まで検出信号を出力するものであり、この第2検
出器12の出力信号にもとづいて第9図の増幅器
13の増幅率を低下させるようになつている。
第9図において、Saは前記第2検出器12の
出力信号にもとづいてオンする第1接点、Sbは
前記第2検出器12の出力信号にもとづいてオフ
する第2接点であり、また、帰環抵抗(R3+
R4)は第3図のR2と等しく即ち(R3+R4)=
R2と設定している。
したがつて、第1接点Saがオフすると共に第
2接点Sbがオンしている第9図の状態において、
増幅器13の出力EpはEp=K×(Ei+A)である。
この状態から第1接点Saがオンすると共に第2
接点Sbがオフすると、増幅器13の出力EpはEp
=K′×Eiとなる。ただし、K′は増幅率(R3/
R1)であり、R3<R2であるから、K′<Kとな
る。すなわち、第2検出器12が電気ブレーキ力
の減衰を検出すると、増幅器13の増幅率が低下
するようになつている。
そして、第10図aのブレーキ力指令信号Eに
対し車両速度の低下に伴つて電気ブレーキ力が減
衰すると、第1検出器11の出力信号Eiは第10
図bのように低下する。電気ブレーキ力が減衰し
始めたとき第2検出器12がこれを検出し、第1
接点Saがオンすると共に第2接点Sbがオフする
ため、増幅器13の増幅率が低下しその出力信号
Epは第10図cのように低下する。したがつて、
電気−流体圧変換弁EPの出力流体圧は第10図
dのように低下し、これに伴つて演算中継弁4の
出力流体圧すなわち流体ブレーキ力が第10図e
のように上昇する。この流体ブレーキ力と上記電
気ブレーキ力との和が第10図fの全ブレーキ力
である。
以上の第1実施例によれば、電気ブレーキ力が
減衰し始めると、増幅器13の増幅率を低下させ
ることにより電気−流体圧変換弁EPの出力流体
圧を低下させるために、補足流体ブレーキ力が従
来よりも大きくなり、電気ブレーキから流体ブレ
ーキへ移行する過程において、全ブレーキ力の低
下量が従来よりも少なく、乗心地の悪さが解消さ
れると共に、制動距離の延長も防止できる。な
お、前記増幅率の設定は入力抵抗あるいは帰還抵
抗を調整することにより任意に行なえる。ただ
し、前記増幅率を低下しすぎると、今度は全ブレ
ーキ力が過大となるので調整は適宜行なわねばな
らない。
また、以上の第1実施例においても、電気ブレ
ーキ力が減衰したとき、第2接点Sbによつてバ
イアス(K×A)を解消するようにしているの
で、流体ブレーキへ完全に移行した後の全ブレー
キ力が不足することはない。
第11図は、第9図と同様に本考案の第2実施
例の要部を示したもの、即ち、第6図の増幅器1
3の別の構成としたものである。なお、この第2
実施例の他の部分は上記第1実施例と同じである
のでその説明を省略する。
第11図においても、第1接点Saは第2検出
器12の出力信号にもとづいてオンし、第2接点
Sbは第2検出器12の出力信号にもとづいてオ
フするようになつている。
したがつて、第1接点Saがオフすると共に第
2接点Sbがオンしている第11図の状態におい
て、増幅器13の出力信号EpはEp=K×(Ei+A)
である。この状態から第1接点Saがオンすると
共に第2接点Sbがオフすると、増幅器13の出
力信号EpはEp=K×(Ei−B)となる。ただし、
Bは設定値である。この場合、第2検出器12が
電気ブレーキ力の減衰を検出すると、増幅器13
の出力信号Epは、K×(A+B)だけ低下するよ
うになつている。
そして、第12図aのブレーキ力指令信号Eに
対し車両速度の低下に伴つて電気ブレーキ力が減
衰したときの第1検出器11の出力信号Ei、増幅
器13の出力信号Epは各々第12図b,cの通り
である。したがつて、電気−流体圧変換弁EPの
出力流体圧は第12図d、流体ブレーキ力は第1
2図e、全ブレーキ力は第12図fのようにな
る。
以上の第2実施例によれば、電気ブレーキ力が
減衰し始めると、増幅器13の出力信号EpをK×
(A+B)だけ低下させるために、補足流体ブレ
ーキ力が従来よりも大きくなり、電気ブレーキか
ら流体ブレーキへ移行する過程において、全ブレ
ーキ力の低下量が従来より少なく、乗心地の悪さ
が解消されると共に、制動距離の延長も防止でき
る。なお、前記設定値Bも任意に選択できる。た
だし、その低下量K×(A+B)を大きくしすぎ
ると、全ブレーキ力が過大となるので調整には注
意を要する。
また、以上の第2実施例においても、電気ブレ
ーキ力が減衰したとき、第2接点Sbによつてバ
イアス(K×A)を解消するようにしているの
で、流体ブレーキ力へ完全に移行した後の全ブレ
ーキ力が不足しない。
なお、上記第1、第2いずれの実施例の場合も
電気ブレーキ力の減衰を検出するのに通流率検出
器を用いている。車両がチヨツパ制御車のときの
通流率はチヨツピング周期に対するオン時間の比
で表わされる。つまり、車両速度が低下してくる
と電気ブレーキ装置EBが指令通りの力を発生で
きなくなり、このときの通流率がほぼ100%であ
るから、これを検出信号とするのである。
ただし、第2検出器12として通流率検出器を
用いるのは単なる一例であるので、電気ブレーキ
力の減衰を検出できるものであれば何でも良い。
また、上記第1、第2いずれの実施例も、ブレ
ーキ力指令信号から電気ブレーキ力信号を減算す
るのに各々を流体圧に変換してから行なう流体圧
演算方式であるが、これを電気演算方式としても
良くその実施例を次に説明する。
第13図は第3実施例を示し、第6図と同一構
成部分は同一符号を付してその説明を省略する。
ただし、増幅器13は第14図あるいは第15
図のものを使用する。
第13図において、14はブレーキ力指令信号
Eから増幅器13の出力信号Epを減算する演算器
であり、該演算器14の出力(E−Ep)を電気−
流体圧変換弁EPにて流体圧に変換し、これにも
とづいてブレーキシリンダ(流体ブレーキ装置)
BCに対して中継弁RVから圧力流体を給排する
ようになつている。
第16図は第4実施例を示し、第13図の第3
実施例と同一構成部分は同一符号を付してその説
明を省略する。
この第4実施例の場合も、増幅器13は第14
図あるいは第15図のものを使用する。
第16図において、SAPは各車両に引通され
た直通管であり、ブレーキ弁(図示せず)のブレ
ーキ操作により昇圧され、弛め操作により減圧さ
れるようになつている。この直通管SAPの流体
圧を流体圧−電気変換器PEにて電気信号に変換
してブレーキ力設定器1bへ伝達し、このブレー
キ力設定器1bが応荷重装置2aの車重信号に応
じてブレーキ力指令信号Eを出力する。
これら第3、第4実施例はブレーキ弁からブレ
ーキ力設定器1a,1bまでの構成が異なるのみ
であり、ブレーキ力指令信号Eに対する電気ブレ
ーキ装置EBおよびブレーキシリンダBC等の構成
は同じである。
したがつて、第3、第4実施例の増幅器13を
第14図のものとした場合の作動説明要部を第1
7図に示し、第3、第4実施例の増幅器13を第
15図のものとした場合の作動説明要部を第18
図に示す。
第17図、第18図において、aはブレーキ力
指令信号E、bは電気ブレーキ力すなわち第1検
出器11の出力信号Ei、cは増幅器13の出力信
号Ep、dは演算器14の出力信号(E−Ep)、e
は流体ブレーキ力すなわちブレーキシリンダBC
の流体圧力、fは全ブレーキ力すなわち電気ブレ
ーキ力と流体ブレーキ力との和をそれぞれ表わし
ている。
なお、上記第3、第4実施例の動作は、概念的
に第1、第2実施例の場合と同様であるのでその
説明を省略する。
以上の実施例を示す通り、本考案の鉄道車両用
ブレーキ制御装置は、電気ブレーキ力減衰時すな
わち電気ブレーキから流体ブレーキへの移行時
に、増幅器13の入力Eiに対する出力Epを低下さ
せるものであるから、電気−流体圧変換弁EPの
ヒステリシス及び応答遅れを補正でき、その補正
量も任意に設定できるため、全ブレーキ力の低下
量を従来よりも小さく抑制でき、乗心地の悪さを
解消できると共に、制動距離の延長を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の従来の鉄道車両用ブレーキ制御
装置、第2図は第1図の電気−流体圧変換弁EP
の入出力特性図、第3図は第1図の増幅器13の
概略構成図、第4図は同増幅器13の入出力特性
図、第5図は第1図の従来装置の作動要部説明
図、第6図は第2の従来の鉄道車両用ブレーキ制
御装置、第7図は第6図の増幅器13の概略構成
図、第8図は第6図の従来装置の作動要部説明
図、第9図は本考案の鉄道車両用ブレーキ制御装
置の第1実施例における増幅器13の概略構成
図、第10図は同第1実施例の作動要部説明図、
第11図は同第2実施例における増幅器13の概
略構成図、第12図は同第2実施例の作動要部説
明図、第13図は同第3実施例、第14図および
第15図は同第3実施例における増幅器13のそ
れぞれ異なる概略構成図、第16図は同第4実施
例、第17図および第18図は同第3および第4
実施例の作動要部説明図である。 E……ブレーキ力指令信号、EB……電気ブレ
ーキ装置、11……第1検出器、12……第2検
出器、13……増幅器、14……演算器、4……
演算中継弁(演算器)、BC……ブレーキシリンダ
(流体ブレーキ装置)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブレーキ力指令信号にもとづいて作動し車両に
    電気ブレーキ力を付与する電気ブレーキ装置と、 該電気ブレーキ装置の作動による実際の電気ブ
    レーキ力を検出して出力する第1検出器と、 該第1検出器の出力である前記実際の電気ブレ
    ーキ力信号を入力とする増幅器と、 該増幅器の出力信号を前記ブレーキ力指令信号
    から減算する演算器と、 該演算器の出力信号にもとづいて作動し車両に
    流体ブレーキ力を付与する流体ブレーキ装置と、 を備えた鉄道車両用ブレーキ制御装置において、 前記実際の電気ブレーキ力の減衰開始を検出し
    て出力する第2検出器を設け、 前記増幅器を、第2検出器からの検出信号にも
    とづいてその増幅率が低下するように或は第2検
    出器からの検出信号にもとづいてその出力信号が
    設定値だけ低下するように構成した ことを特徴とする鉄道車両用ブレーキ制御装置。
JP5531184U 1984-04-13 1984-04-13 鉄道車両用ブレ−キ制御装置 Granted JPS60166671U (ja)

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JPS60166671U JPS60166671U (ja) 1985-11-05
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WO2008146369A1 (ja) * 2007-05-30 2008-12-04 Mitsubishi Electric Corporation 電気車のブレーキ制御装置

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