JPS639349B2 - - Google Patents
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- JPS639349B2 JPS639349B2 JP17651381A JP17651381A JPS639349B2 JP S639349 B2 JPS639349 B2 JP S639349B2 JP 17651381 A JP17651381 A JP 17651381A JP 17651381 A JP17651381 A JP 17651381A JP S639349 B2 JPS639349 B2 JP S639349B2
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Landscapes
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
1 発明の技術分野
本発明は基体を貫通する導体の取り出し部を改
良した電気接続構体とその製造方法に関する。
良した電気接続構体とその製造方法に関する。
2 従来技術
近年、撮像管などにおいて、バルブから直接導
体を引き出すことが試られている。
体を引き出すことが試られている。
3 従来技術の問題点
この種の導体引き出し方法は従来のステムをバ
ルブに封着した管球とは異なり、口金付けやソケ
ツトへの挿し込みができず、そのままでは導体の
引き出し部が破損しやすいほか導体の封着部が短
くなるのでリークが発生しやすいなどの欠点があ
る。
ルブに封着した管球とは異なり、口金付けやソケ
ツトへの挿し込みができず、そのままでは導体の
引き出し部が破損しやすいほか導体の封着部が短
くなるのでリークが発生しやすいなどの欠点があ
る。
4 発明の目的
本発明の第1は口金を使用しないでコンパクト
な電気接続が得られかつ破損やリークなどの心配
のない電気接続構体を提供することを目的とす
る。
な電気接続が得られかつ破損やリークなどの心配
のない電気接続構体を提供することを目的とす
る。
本発明の第2は上記第1発明の電気接続構体を
容易に製造できる電気接続構体の製造方法を提供
することを目的とする。
容易に製造できる電気接続構体の製造方法を提供
することを目的とする。
5 発明の構成
本発明の第1は基体を貫通した導体の周辺の基
体表面に軟質金属製ペレツトをガラス接合しかつ
ペレツトを導体に電気接続したことにより、上記
第1発明の目的を達成したものである。
体表面に軟質金属製ペレツトをガラス接合しかつ
ペレツトを導体に電気接続したことにより、上記
第1発明の目的を達成したものである。
本発明の第2は基体の導体貫通部周辺にガラス
ろう材を介在させて易溶融性の軟質金属からなる
ペレツト材料を重合し加熱してガラスろう材とペ
レツト材料とを溶融したのち冷却固化することに
より基体にガラス接合されかつ導体に電気接続し
たペレツトを形成したことである。
ろう材を介在させて易溶融性の軟質金属からなる
ペレツト材料を重合し加熱してガラスろう材とペ
レツト材料とを溶融したのち冷却固化することに
より基体にガラス接合されかつ導体に電気接続し
たペレツトを形成したことである。
6 発明の第1の実施例
以下、本発明の詳細を第1図示の実施例によつ
て説明する。1はたとえば鉛ガラスからなる管球
バルブである基体、2はこの基体1に穿設された
引き出し孔、3はこの引き出し孔2から導出され
た鉄・ニツケル合金などのガラス封着用金属から
なる線状導体、4はこの導体3に封着して引き出
し孔2を閉塞するたとえばPbO―B2O3―ZnO系
ガラス(軟化温度396℃)からなる封着ガラス層、
5は上記導体3の導出部を覆う軟質金属たとえば
Sn―Pbはんだ(融点133〜327℃)からなるペレ
ツト、6はこのペレツト5を基体1外面、封着ガ
ラス層4外面および導体3の導出部にガラス接合
するとともにペレツト5の開放面を覆うたとえば
PbO―B2O3―SiO2系のガラス(軟化温度354℃)
からなる導電性の接合ガラス層である。
て説明する。1はたとえば鉛ガラスからなる管球
バルブである基体、2はこの基体1に穿設された
引き出し孔、3はこの引き出し孔2から導出され
た鉄・ニツケル合金などのガラス封着用金属から
なる線状導体、4はこの導体3に封着して引き出
し孔2を閉塞するたとえばPbO―B2O3―ZnO系
ガラス(軟化温度396℃)からなる封着ガラス層、
5は上記導体3の導出部を覆う軟質金属たとえば
Sn―Pbはんだ(融点133〜327℃)からなるペレ
ツト、6はこのペレツト5を基体1外面、封着ガ
ラス層4外面および導体3の導出部にガラス接合
するとともにペレツト5の開放面を覆うたとえば
PbO―B2O3―SiO2系のガラス(軟化温度354℃)
からなる導電性の接合ガラス層である。
この電気接続構体は導体3の導出部がペレツト
5でガードされるとともにガラス封着部が長くな
り、リークの心配がなくコンパクトな接続構体が
得られる。この場合、ペレツト5は軟質金属で構
成され、かつ基体1表面にガラス接合したことが
大切でかつ本実施例のようにペレツト5がSn―
Pbはんばで構成したことにも別の意味があ。
5でガードされるとともにガラス封着部が長くな
り、リークの心配がなくコンパクトな接続構体が
得られる。この場合、ペレツト5は軟質金属で構
成され、かつ基体1表面にガラス接合したことが
大切でかつ本実施例のようにペレツト5がSn―
Pbはんばで構成したことにも別の意味があ。
すなわち、ペレツト5をSn―Pbはんだで構成
したので後述するようにペレツト5の形成が容易
でかつ接合ガラスを導電性にしやすく、この導電
性の接合ガラス層を6を介して容易に電気接続が
得られる。さらに、基体1にガラス接合されたペ
レツト5の融点は基体1のガラスの歪点(Tsは
約400℃)よりもかなり低く、しかもクリープし
やすい軟質金属からなるので基体1のガラス封着
部に発生する歪内部応力が小さくなり破損する心
配がなく丈夫である。さらに、ペレツト5を基体
1にガラス接合したので接合は大気中で行なうこ
とができ、フラツクスも不要であるなどの利点が
ある。
したので後述するようにペレツト5の形成が容易
でかつ接合ガラスを導電性にしやすく、この導電
性の接合ガラス層を6を介して容易に電気接続が
得られる。さらに、基体1にガラス接合されたペ
レツト5の融点は基体1のガラスの歪点(Tsは
約400℃)よりもかなり低く、しかもクリープし
やすい軟質金属からなるので基体1のガラス封着
部に発生する歪内部応力が小さくなり破損する心
配がなく丈夫である。さらに、ペレツト5を基体
1にガラス接合したので接合は大気中で行なうこ
とができ、フラツクスも不要であるなどの利点が
ある。
つぎに、この電気接続構体の製造方法の一例を
第2図ないし第4図によつて説明する。まず、第
2図示のように、基体1の引き出し孔2に導体3
を挿通して封着ガラス層4で封止し、導体3を封
着部の根本で切断する。ついで、第3図示のよう
に、Sn―Pbはんだからなるわん形のペレツト材
料5aの全表面にPbO―B2O3―SiO2系ペースト
状ガラスろう材6aを塗布しこれを導体3の根本
に装着する。そして、第4図示のように赤外線炉
中で2.5〜5分間加熱する。すると、ペレツト材
料5aとガラスろう材6aとは溶融してほぼ所定
形状の溶融ペレツト5bとこの溶融ペレツト5b
と基体1、封着ガラス層4および導体3とを接合
する溶融ガラス6bとになり、かつはんだの酸化
物が溶融ガラス6bに溶け込んで導電性を付与す
る。そこで、加熱を止めて冷却すれば溶融ペレツ
ト5bと溶融ガラス6bとは固化して第1図示の
ペレツト5と接合ガラス層6とを形成する。
第2図ないし第4図によつて説明する。まず、第
2図示のように、基体1の引き出し孔2に導体3
を挿通して封着ガラス層4で封止し、導体3を封
着部の根本で切断する。ついで、第3図示のよう
に、Sn―Pbはんだからなるわん形のペレツト材
料5aの全表面にPbO―B2O3―SiO2系ペースト
状ガラスろう材6aを塗布しこれを導体3の根本
に装着する。そして、第4図示のように赤外線炉
中で2.5〜5分間加熱する。すると、ペレツト材
料5aとガラスろう材6aとは溶融してほぼ所定
形状の溶融ペレツト5bとこの溶融ペレツト5b
と基体1、封着ガラス層4および導体3とを接合
する溶融ガラス6bとになり、かつはんだの酸化
物が溶融ガラス6bに溶け込んで導電性を付与す
る。そこで、加熱を止めて冷却すれば溶融ペレツ
ト5bと溶融ガラス6bとは固化して第1図示の
ペレツト5と接合ガラス層6とを形成する。
この製造方法においてペレツト材料5aとして
易溶融性のはんだを用いたことが重要である。す
なわち、はんだは加熱することは容易に溶融して
導体3の端末や基体1や封着ガラス層4によくな
じみ、さらにガラスろう材6aが溶融してその付
着力も作用するので、圧着しないでも、たんにペ
レツト材料5aを乗せるだけでよく、量産もしや
すくなる。また、はんだの酸化物の溶解により、
接合ガラス層6が自動的に導電性になるので導体
3とペレツト5との間は良好な電気接続がなさ
れ、たとえば0.03Ω/cm2程度の抵抗値のものが得
られることが解つた。このように、ガラスが導電
性になる理由はよく解らないが、おそらく、加熱
により溶融したはんだが導体3との間隙を埋める
とともに溶融したガラス6bの付着力が働くので
極めて薄いガラス接合がなされ、この薄いガラス
層6にはんだと導体の一部が溶出して導電性を有
する中間ガラス層が形成されるものと考えられ
る。なお、この製造方法において、溶融ガラス6
bが溶融ペレツト5b上を被覆しているのでペレ
ツト5の酸化が防止され、かつ製造後もペレツト
5表面が接合ガラス層6で覆われているので長期
保存しても変質することはない。なお、このガラ
ス層は軽く研削するだけで容易に除去でき、その
まま電気端子としたり、はんだ付けによる配線も
可能である。なお、封着ガラス層4は接合ガラス
層6よりも軟化点が高いので、加熱に際し封着が
破損するおそれが少いが、念のため導体3を固く
支持しておけば封着ガラス層4が軟化しても支障
がない。
易溶融性のはんだを用いたことが重要である。す
なわち、はんだは加熱することは容易に溶融して
導体3の端末や基体1や封着ガラス層4によくな
じみ、さらにガラスろう材6aが溶融してその付
着力も作用するので、圧着しないでも、たんにペ
レツト材料5aを乗せるだけでよく、量産もしや
すくなる。また、はんだの酸化物の溶解により、
接合ガラス層6が自動的に導電性になるので導体
3とペレツト5との間は良好な電気接続がなさ
れ、たとえば0.03Ω/cm2程度の抵抗値のものが得
られることが解つた。このように、ガラスが導電
性になる理由はよく解らないが、おそらく、加熱
により溶融したはんだが導体3との間隙を埋める
とともに溶融したガラス6bの付着力が働くので
極めて薄いガラス接合がなされ、この薄いガラス
層6にはんだと導体の一部が溶出して導電性を有
する中間ガラス層が形成されるものと考えられ
る。なお、この製造方法において、溶融ガラス6
bが溶融ペレツト5b上を被覆しているのでペレ
ツト5の酸化が防止され、かつ製造後もペレツト
5表面が接合ガラス層6で覆われているので長期
保存しても変質することはない。なお、このガラ
ス層は軽く研削するだけで容易に除去でき、その
まま電気端子としたり、はんだ付けによる配線も
可能である。なお、封着ガラス層4は接合ガラス
層6よりも軟化点が高いので、加熱に際し封着が
破損するおそれが少いが、念のため導体3を固く
支持しておけば封着ガラス層4が軟化しても支障
がない。
7 発明の第2の実施例
第2の実施例を第5図に示す。このものはペレ
ツト15と接合ガラス層16とが異り、その他は
第1の実施例と同様なので同一部分には同一符号
を付して説明を略す。すなわち、ペレツト15は
アルミニウム(熱膨張率235×10-7)からなり、
鉄・ニツケル合金(熱膨張率98×10-7)からなる
導体3に熱膨張率の差による圧縮応力によつて機
械的に抱着している。また、接合ガラス層16は
前述と同様PbO―B2O3―SiO2系のガラスからな
り、ペレツト15の周辺だけを基体1の外面にガ
ラス接合し、ペレツト15の開放面を被覆してい
ない。
ツト15と接合ガラス層16とが異り、その他は
第1の実施例と同様なので同一部分には同一符号
を付して説明を略す。すなわち、ペレツト15は
アルミニウム(熱膨張率235×10-7)からなり、
鉄・ニツケル合金(熱膨張率98×10-7)からなる
導体3に熱膨張率の差による圧縮応力によつて機
械的に抱着している。また、接合ガラス層16は
前述と同様PbO―B2O3―SiO2系のガラスからな
り、ペレツト15の周辺だけを基体1の外面にガ
ラス接合し、ペレツト15の開放面を被覆してい
ない。
このものも基体1のガラス封着部に発生する歪
内部応力が小さく破損する必配がなく丈夫であ
る。また、ペレツト15は圧縮応力によつて導体
3に抱着しているので結合が強固で電気接続も良
好である。
内部応力が小さく破損する必配がなく丈夫であ
る。また、ペレツト15は圧縮応力によつて導体
3に抱着しているので結合が強固で電気接続も良
好である。
つぎに、この第2の実施例の製造方法を第6図
および第7図によつて説明する。まず、第2図示
のように基体1の引き出し孔2に導体3を封着ガ
ラスろう層4によつて封着する。つぎに、第6図
示のように、アルミニウムからなるわん形ペレツ
ト材料15aの周辺部だけにペースト状ガラスろ
う材16aを塗布し、このペレツト材料15aを
導体3の根本に装着する。そして、第7図示のよ
うに赤外線炉の非酸化性雰囲気中において加熱す
ればペレツト材料15aとガラスろう材16aは
溶融して溶融ペレツト15bおよび溶融ガラス1
6bとなる。この場合、溶融ガラス16bは溶融
ペレツト15bの周辺部と基体1との間に介在し
て両者に溶着し、溶融ペレツト15bの開放面を
被覆しない。ついで、加熱を停止して冷却すれば
溶融ペレツト15bと溶融ガラス16bとは固化
して第5図示のようになる。
および第7図によつて説明する。まず、第2図示
のように基体1の引き出し孔2に導体3を封着ガ
ラスろう層4によつて封着する。つぎに、第6図
示のように、アルミニウムからなるわん形ペレツ
ト材料15aの周辺部だけにペースト状ガラスろ
う材16aを塗布し、このペレツト材料15aを
導体3の根本に装着する。そして、第7図示のよ
うに赤外線炉の非酸化性雰囲気中において加熱す
ればペレツト材料15aとガラスろう材16aは
溶融して溶融ペレツト15bおよび溶融ガラス1
6bとなる。この場合、溶融ガラス16bは溶融
ペレツト15bの周辺部と基体1との間に介在し
て両者に溶着し、溶融ペレツト15bの開放面を
被覆しない。ついで、加熱を停止して冷却すれば
溶融ペレツト15bと溶融ガラス16bとは固化
して第5図示のようになる。
この製造方法も製造が容易で接合部が破損し難
い利点がある。
い利点がある。
8 発明の変形例
撮像管の受光窓のリード付け構造を第8図に示
す。このものはほうけい酸ガラスからなる板状基
体21の表面に透明導電膜22を形成し、基体2
1に導体引き出し孔23を穿設してあり、この引
き出し孔23にモリブデン製の線状導体24を貫
通して封着ガラス層25で封着してある。そし
て、基板21表面には第1図示の実施例と同様
Sn―Pbはんだからなるペレツト26が導電性接
合ガラス層27によつて基体21にガラス接合さ
れるとともに導体24に電気接続され、かつこの
接合ガラス層27の一部がペレツト26の開放面
を被覆している。また、基体21の裏面には同じ
ようなSn―Pbはんだからなるペレツト28が同
様な導電性接合ガラス層29によつて透明導電膜
22にガラス接合されるとともに導体24に電気
接続されかつこのガラス層29の一部がペレツト
26の開放面を被覆している。
す。このものはほうけい酸ガラスからなる板状基
体21の表面に透明導電膜22を形成し、基体2
1に導体引き出し孔23を穿設してあり、この引
き出し孔23にモリブデン製の線状導体24を貫
通して封着ガラス層25で封着してある。そし
て、基板21表面には第1図示の実施例と同様
Sn―Pbはんだからなるペレツト26が導電性接
合ガラス層27によつて基体21にガラス接合さ
れるとともに導体24に電気接続され、かつこの
接合ガラス層27の一部がペレツト26の開放面
を被覆している。また、基体21の裏面には同じ
ようなSn―Pbはんだからなるペレツト28が同
様な導電性接合ガラス層29によつて透明導電膜
22にガラス接合されるとともに導体24に電気
接続されかつこのガラス層29の一部がペレツト
26の開放面を被覆している。
このものは透明導電膜22→接合ガラス層29
→ペレツト28→導体24→接合ガラス層27→
ペレツト26の順で通電する。しかも表側のペレ
ツト26は電気端子としての作用を有し、導電の
はんだ接続も容易である。
→ペレツト28→導体24→接合ガラス層27→
ペレツト26の順で通電する。しかも表側のペレ
ツト26は電気端子としての作用を有し、導電の
はんだ接続も容易である。
このものも、製造が容易で、コンパクトに構成
でき、しかも基板21が両ペレツト26,28と
封着ガラス層25とによつてリベツトの様に緊締
されているので丈夫である。
でき、しかも基板21が両ペレツト26,28と
封着ガラス層25とによつてリベツトの様に緊締
されているので丈夫である。
つぎに、製造方法の変形例を第9図および第1
0図に示す。まず、第9図示のように基体31の
導体引き出し孔32に導体33を貫通させ、Sn
―Pbはんだからなるわん形のペレツト材料34
aの表裏両面にペースト状ガラスろう材35aを
塗布して導体33の根本に装着する。そして、赤
外線炉で加熱してペレツト材料34aとガラスろ
う材35aとを溶融させる。すると、ペレツト材
料34aは溶融して溶融ペレツトを構成するとと
もに、溶融ガラスは溶融ペレツトと基体31表面
および導体33に溶着するとともに、一部は引き
出し孔32内に侵入して孔32内に充満して導体
33を基体31にガラス接合し、さらに溶融ペレ
ツトの開放面を閉塞する。そこで、加熱を停止し
て冷却すれば、第10図示のように、ペレツト3
4が導電性接合ガラス層35によつて基体31表
面にガラス接合されるとともに導体33に電気接
続されかつ引き出し孔32を閉塞して導体33を
基体31に封着する。
0図に示す。まず、第9図示のように基体31の
導体引き出し孔32に導体33を貫通させ、Sn
―Pbはんだからなるわん形のペレツト材料34
aの表裏両面にペースト状ガラスろう材35aを
塗布して導体33の根本に装着する。そして、赤
外線炉で加熱してペレツト材料34aとガラスろ
う材35aとを溶融させる。すると、ペレツト材
料34aは溶融して溶融ペレツトを構成するとと
もに、溶融ガラスは溶融ペレツトと基体31表面
および導体33に溶着するとともに、一部は引き
出し孔32内に侵入して孔32内に充満して導体
33を基体31にガラス接合し、さらに溶融ペレ
ツトの開放面を閉塞する。そこで、加熱を停止し
て冷却すれば、第10図示のように、ペレツト3
4が導電性接合ガラス層35によつて基体31表
面にガラス接合されるとともに導体33に電気接
続されかつ引き出し孔32を閉塞して導体33を
基体31に封着する。
このように本例方法によれば、ペレツト34の
形成、ペレツト34と基体31とのガラス、ペレ
ツト34と導体33との電気接続のほか導体33
と基体31との封着を同時に行なうことができる
利点がある。なお、本発明において基体は前述の
ガラスに限らず、セラミツクス,サフアイヤなど
でもよい。また、封着ガラス層は基体の一部と見
なすことができ、この場合、ペレツトが封着ガラ
ス層だけにガラス接合されていてもよい。
形成、ペレツト34と基体31とのガラス、ペレ
ツト34と導体33との電気接続のほか導体33
と基体31との封着を同時に行なうことができる
利点がある。なお、本発明において基体は前述の
ガラスに限らず、セラミツクス,サフアイヤなど
でもよい。また、封着ガラス層は基体の一部と見
なすことができ、この場合、ペレツトが封着ガラ
ス層だけにガラス接合されていてもよい。
9 発明の効果
本発明の電気接続構体は基体に導体を貫通さ
せ、この導体周辺の基体表面に軟質金属製ペレツ
トをガラス接合するとともに導体とペレツトとを
電気接続したので、リーク破損の心配のないコン
パクトな電気接続構体が得られる。
せ、この導体周辺の基体表面に軟質金属製ペレツ
トをガラス接合するとともに導体とペレツトとを
電気接続したので、リーク破損の心配のないコン
パクトな電気接続構体が得られる。
また、本発明の電気接続構体の製造方法は導体
を貫通した基体の導体貫通部周辺にガラスろう材
を介在させて易溶融性の軟質金属からなるペレツ
ト材料を重合し、加熱してガラスろう材とペレツ
ト材料とを溶融したのち冷却して基体にガラス接
合されるとともに導体に電気接続したペレツトを
形成するので、圧着治具が不要でフラツクスなし
でも作業でき、量産に適し、撮像管などの管球の
ほかエレクトロルミネツセンス装置やトランジス
タなど広範な用途が考えられる。
を貫通した基体の導体貫通部周辺にガラスろう材
を介在させて易溶融性の軟質金属からなるペレツ
ト材料を重合し、加熱してガラスろう材とペレツ
ト材料とを溶融したのち冷却して基体にガラス接
合されるとともに導体に電気接続したペレツトを
形成するので、圧着治具が不要でフラツクスなし
でも作業でき、量産に適し、撮像管などの管球の
ほかエレクトロルミネツセンス装置やトランジス
タなど広範な用途が考えられる。
第1図は本発明の電気接続構体の第1の実施例
の断面図、第2図ないし第4図は同じく製造方法
を工程順に説明する説明図、第5図は第2の実施
例の断面図、第6図および第7図は同じく製造方
法を工程順に説明する説明図、第8図は電気接続
構体の変形例の断面図、第9図および第10図は
電気接続構体の製造方法の変形例を工程順に説明
する説明図である。 1,21,31……基体、3,24,33……
導体、5,15,26,28,34……ペレツ
ト、6,16,27,29,35……接合ガラス
層、5a,15a,34a……ペレツト材料、6
a,16a,35a……ガラスろう材。
の断面図、第2図ないし第4図は同じく製造方法
を工程順に説明する説明図、第5図は第2の実施
例の断面図、第6図および第7図は同じく製造方
法を工程順に説明する説明図、第8図は電気接続
構体の変形例の断面図、第9図および第10図は
電気接続構体の製造方法の変形例を工程順に説明
する説明図である。 1,21,31……基体、3,24,33……
導体、5,15,26,28,34……ペレツ
ト、6,16,27,29,35……接合ガラス
層、5a,15a,34a……ペレツト材料、6
a,16a,35a……ガラスろう材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基体と、この基体を貫通する導体と、この導
体周辺の上記基体表面にガラス接合されかつ上記
導体と電気接続された軟質金属製ペレツトとを具
備したことを特徴とする電気接続構体。 2 導体とペレツトとは導電性ガラス層を介して
接続されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の電気接続構体。 3 導体はペレツトに抱着されていることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の電気接続構
体。 4 導体を貫通した基体の上記導体貫通部周辺に
ガラスろう材を介在させて易溶融性の軟質金属か
らなるペレツト材料を重合し、加熱して上記ガラ
スろう材と上記ペレツト材料とを溶融したのち冷
却して上記基体にガラス接合されるとともに上記
導体に電気接続したペレツトを形成したことを特
徴とする電気接続構体の製造方法。 5 ガラスろう材は基体の導体近傍の部位とペレ
ツト材料との間に介在させたことを特徴とする特
許請求の範囲第4項記載の電気接続構体の製造方
法。 6 ペレツト材料は導体より熱膨張率の大きな金
属からなりかつガラスろう材は導体近傍を除く基
体の貫通部周辺と上記ペレツト材料との間に介在
したことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
の電気接続構体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17651381A JPS5878373A (ja) | 1981-11-05 | 1981-11-05 | 電気接続構体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17651381A JPS5878373A (ja) | 1981-11-05 | 1981-11-05 | 電気接続構体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5878373A JPS5878373A (ja) | 1983-05-11 |
JPS639349B2 true JPS639349B2 (ja) | 1988-02-27 |
Family
ID=16014932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17651381A Granted JPS5878373A (ja) | 1981-11-05 | 1981-11-05 | 電気接続構体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5878373A (ja) |
-
1981
- 1981-11-05 JP JP17651381A patent/JPS5878373A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5878373A (ja) | 1983-05-11 |
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