JPS6392547A - シ−ト搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、シート搬送装置に係り、詳しくは複写機等の
画像形成装置における小サイズで厚さのあるシートに対
する搬送時のズレ防止構造に関する。

（ロ）従来の技術 従来、複写機等の画像形成装置において、ハガキに代表
される小サイズで厚手の転写紙は、その搬送に際して紙
ガイドに対する滑り抵抗が大きいため、紙ガイドでガイ
ドされる過程において斜行を生ずることが多々あり、こ
の斜行量がレジストローラ対によって矯正し得る大きさ
思上になることがある。そして、特に、レジストローラ
対の直前に紙詰まり検知用のセンサあるいはセンサレバ
ーを配置した構造のものでは、このセンサレバーの検知
能力を上げるために紙ガイドの転写紙の通過するフトコ
ロ部即ち対向する２枚のガイド板の間隙を狭くするよう
に構成しているが、この様な構成の紙ガイドを備えた装
置では、上記した紙ガイドに対する転写紙の滑り抵抗が
更に大きくなるため、レジストローラ対によって斜行を
矯正することが更に困難になるという問題があった。ま
た、ハガキのような小サイズの転写紙は、該転写紙の搬
送方向の長さが短いため、給紙ローラにより給紙されて
からレジストローラ対に到達する時点で既にカセットの
両側壁面による規制から解放されている状態にあるので
、レジストローラ対前におけるループ形成時に転写紙の
搬送方向に直交する方向にずれる量即ち横レジストずれ
量がＡ４，８５等の転写紙に比べて大きくなり、それに
起因して、レジストローラ対によってたとえ斜行状態が
矯正されても横レジストずれを生じてしまい、そのため
原稿の一部が転写紙上において欠けを生ずるという不都
合があった。そして、上記横レジストずれは、給紙ロー
ラ自体によって生ずる斜行もその原因の一つであるため
、カセットの両側壁面による規制のないいわゆる手差し
給紙では、上記カセットの側壁に代わる案内部材を設け
る必要があった。

そこで、従来、第５図に示すように、画像形成装置の手
差し給紙部１における図示しない前後側板間に軸２ａ、
２ｍを中心に回動して給紙位置と収納位置をとゆ得る手
差しトレイ２を配設し、該トレイ２上に転写紙の横幅に
対応して矢示Ａ−Ｂ構方同方向動調節し得るサイド規制
板２ｂを設け、また、上記手差しトレイ２の前方に該手
差しトレイ２の起伏動作に連動しギヤ２Ｃ，中間ギヤ３
そしてギヤ６ａを介して起伏され、その上部に転写紙を
前方上方に配設された給紙四−ラ５に向けて押圧する圧
接板６ｂを設けた手差し中板６を配設し、更に、上記給
紙ローラ５の近傍に、装置本体の適宜固定部に固着され
た取付は部材７の横方向長穴７ａに、第６図に示すよう
に、下部にハガキに代表される小サイズの厚紙用のサイ
ド規制体９を回転可能に垂下した支持部材１０をネジ１
１によって操作子１２に取付け、該操作子１２を矢示Ｃ
−Ｄ方向に操作することにより上記サイド規制体９を小
サイズの転写紙の横幅に対応して調節し得るようにし、
上記サイド規制板２ｂそして特にサイド規制体９により
手差し給紙に際しての転写紙の横レジストずれを防止す
るようにした紙搬送装置が提案されている６ ←→　発明が解決しようとする問題点 ところで、上記従来装置におけるサイドｔｌｌ制体９は
、主として給紙胃−ラ５による転写紙後端の斜行を防止
することを主目的としており、そのため前述した紙ガイ
ドにおける転写紙の滑り抵抗に起因する転写紙先端側の
斜行防止に対してはあまり効果がなく、特に、紙搬送基
準を第５図に示したように転写紙の片側（図示例では手
前側）に揃えるようにしたものでは、小サイズの転写紙
は給紙ローラ５によって転写紙の先端側が上記紙搬送基
準側に斜行する傾向にあるが、それら斜行に対処し得な
いという欠点があった。

（ロ）問題を解決するための手段 本発明は、上述問題点を解消することを目的とするもの
であって、給紙部からレジストローラ対に至る紙ガイド
部２ζ、小サイズの厚紙に対して選択的にその搬送方向
に直交する方向へのズレを防止するサイド規制部材を配
設したことを特徴としている。

（ホ）作用 上記構成に基づき、ハガキ等の小サイズで厚手の転写紙
が給紙部から紙ガイド部に送られてくると、上記転写紙
はその腰の強さに起因して屈曲することなく比較的平坦
な状態を保ったまま紙ガイド部を形成する上下２枚のガ
イド板の上側のガイド板に接触し、更に紙ガイド部に配
設されたサイド規制部材に案内され、転写紙の搬送方向
に直交する方向即ち横方向への偏位を規制された状態で
下流側のレジストローラ対に向けて搬送される。

（へ）実施例 以下、図面に沿って本発明による実施例について説明す
る。

複写機２０は、第１図に示すように、原稿台２１上に載
置された原稿の画像を光学系２２を介して感光体２３上
に静電層像として形成し、次でトナー像として転写部２
５において給紙部２６から送られてきた転写紙上に転写
し、更に定着部２７において定着した後、排紙部２９よ
り装置外へ排出するように構成されており、上記給紙部
２６はサイズの異なる転写紙用の複数のカセット給紙部
２６ｇ、２６ｂと手差し給紙部１とを備えている。

核子差し給紙部１は、第５図に沿って前述したと同一の
構造を備えており、その給紙ローラ５の前方に紙搬送・
分離ローラ対３０を介して上下−対のガイド板３１ａ、
３１ｂよりなる紙ガイド部３１が配設され、更に、該紙
ガイド部３１の前方に転写紙を感光体２３の回転に同期
して転写部２５に搬送するようにレジストローラ対３２
が設けられ、上記紙ガイド部３１の中間部分におけろ紙
搬送基準側にサイド規制部材３３が配設されるようにな
っている。

そして、該サイド規制部材３３は、第１〜３図に示され
ているように、板状体より形成され、中間部が上側のガ
イド板３１ａの上方部分の装置本体に固着されたビン３
５に回転可能に軸支され、また、一方の端部が装置本体
の適宜固定部に固着されたソレノイド３６のプランジャ
３６ａにピン３７を介して連結されており、上記ソレノ
イド３６の非付勢時、第１図に示すように、サイド規制
部材３３の他方の端部は紙ガイド部３１から上方に退避
した位置をとるように構成されている。そして、第３図
に示すように、ハガキ等の小サイズの転写紙（サイズｊ
２）に合わせて操作子１２によりサイド規制体９を左方
向に移動すると、マイクロスイッチ３９が支持部材１０
との当接によりオンとなり、ソレノイド３６が付勢され
ることによってプランジャ３６ａが上方に持上げられ、
サイド規制部材３３の他方の端部は紙ガイド部３１の転
写紙の搬送基準位置！、から僅かに離れた横方向位置Δ
！に下降されるようになっている（第２図参照）。

本実施例は以上のような構成よりなるので、手差し給紙
部１を用いたＡ４あるいは８５等の通常サイズの転写紙
に対する複写時には、転写紙の槽幅に合わせて手差しト
レイ２のサイド規制板２ｂおよび操作子１２にてサイド
規制体９を夫々位置決めした後、複写作業に入る。この
時、マイクロスイッチ３９はオフ状態にあるので、サイ
ド規制部材３３は第１図に示すように紙ガイド部３１か
ら上方に退避した位置にあり、従って、通常の転写紙は
サイド規制部材３３に何ら関係なく通常の階送作用を受
け、紙ガイド部３１からレジストローラ対３２を経て転
写部２５へと搬送されていく。

そして、同じく手差し給紙部１を用いてノλガキ等の小
サイズで厚手の転写紙に対して被写を行なう際には、同
様にサイド規制板２ｂとサイド規制体９の位置決めを行
なうと、この時は転写紙に対応するサイド規制体９の位
置決めに応じてマイクロスイッチ３９がオンとな９、サ
イド規制部材３３は第２図に示すように紙ガイド部３１
の側方に下降した状態となる。その状態で７１ガキ等の
転写紙が給紙部１から送られてくると、転写紙はその腰
の強さに基づいて屈曲することなく比較的平坦な状態を
保ったまま紙ガイド部３１の上側のガイド板３１ａに接
触し、更に下降したサイド規制部材３３により斜行等セ
防止されつつ案内され、転写紙の搬送方向に直交する方
向への偏位を規制された状態でレジストローラ対３２に
向けて搬送される。なお、上記実施例では、手差しで給
紙する場合についてのべたが、ハガキ用カセットを用い
る場合には、カセットの転写紙サイズ検知ス）ツチから
の検知信号に基づいてソレノイド３６をオン状態にする
ように構成すれば良い。

次に、第４図は本発明の他の実施例を示すもので、この
実施例では、サイド規制部材は紙ガイド部３１の中間部
分において上側ガイド板３１ａ上の紙搬送基準位置から
僅かに離れた位置から立設された所定高さの固定のリブ
状部材４０から構成されている。この実施例は上記の構
成によ抄、給紙部１からのハガキ等の小サイズで腰のあ
る転写紙は搬送・分離ローラ対３０を経て屈曲すること
なく比較的平坦な状態を保持したままその先端が紙ガイ
ド部３１の上側ガイド板３１．　ａに接触し、引続いて
上記リブ状部材４０により斜行等を規制された状態でレ
ジストローラ対３２に向けて搬送される。

なお、上記２つの実施例において、サイド規制部材３３
．４０を紙搬送基準側にのみ設けた例について説明した
が、夫々同型のものをあるいは夫々組合せてハガキ等の
横幅に相当する他側に設置しても良い。

（ト）発明の詳細 な説明したように、本発明によると、給紙部からレジス
トローラ対に至るガイド部に、小サイズの厚紙に対して
選択的にその搬送方向に直交する方向へのズレを防止す
るサイド規制部材を配設したので、ハガキに代表されろ
小サイズで厚手の転写紙が紙ガイド部において搬送され
る過程でのみ斜行を小さく抑えろことが可能となり、そ
れにより引続くレジストローラ対によって斜行を完全に
矯正することができると共に、棲レジストずれをも小さ
くすることができ、転写紙に対する画像欠けを防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る紙搬送装置の一実施例を適用した
複写機の概略断面図、第２図はその作動状態を示す概略
断面図、第３図は上記一実施例のものの部分拡大側面図
、第４図は本発明に係る紙搬送装置の他の実施例を適用
した複写機の概略断面図、第５図は従来の手差し給紙部
構造を示す斜視図、そして第６図は従来のサイド規制体
の拡大斜視図である。 １・・・給紙部　、　３１・・・紙ガイド部　、　３２
・・・レジストローラ対　、　　３３，４０−・・サイ
ド規制部材　。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）給紙部からレジストローラ対に至るガイド部に、
   小サイズで厚さのあるシートに対して選択的にその搬送
   方向に直交する方向へのズレを防止するサイド規制部材
   を配設したことを特徴とするシート搬送装置。
2. （２）上記サイド規制部材を、シートサイズに応じて上
   記ガイド部内に出没する板状体より構成したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のシート搬送装置。
3. （３）上記サイド規制部材を、上記ガイド部を構成する
   ガイド板から立設されたリブ状部材により構成したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のシート搬送装
   置。
4. （４）上記サイド規制部材を転写シートの搬送基準より
   僅かに離隔した一定一距離外側に配設したことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のレート搬送装置。