JPS6391259A - 印字ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、印字データをドツトインパクト形式にて印
字する印字ヘッドに関する。

［従来技術］ 電磁石の磁気吸引により印字ワイヤを印字駆動して印字
する磁気吸引形式或いは永久磁石により磁気吸引された
アーマチャを電磁石の磁力により釈放して印字する釈放
形式からなる従来の印字ヘッドにあっては、ヨーク内に
多数のコアを一体形成或いは固着し、各コアに対しコイ
ルが巻回されたコイルボビンを圧入固定することにより
電磁石］を構成している。

［発明が解決しようとする問題点］ 然し乍、従来の印字ヘッドにあっては、］−りにコアを
一体形成したり固着する構造からなるため、ヨークの構
造が複雑化するとともに多くの組立作業工程数を必要と
し、印字ヘッドが高コスト化する問題を有している。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、電磁石の
構造を簡素化して低コスト化し得るとともに組立作業性
を向上し得る印字ヘッドを捉供している。

［問題点を解決するための手段］ このため本発明は、偏平状に巻回され、中空部を有する
多数のコイルが環状に配置されかつ合成樹脂材に一体に
モールド成形されたコイル板と、前記コイル板の少なく
とも一方の側面に位置するヨークと、前記各コイルに対
応して求心ｈ−向へ延びる多数のばね片を有する弾性部
材と、各ばね片に取付けられ、前記コイルの中空部内に
て移動するアーマチャと、各ばね片の先端に固着された
印字ワイヤとから印字ヘッドを構成している。

［発明の作用］ 本発明は上記のように構成されるため、印字ワイヤを印
字駆動する電磁石をコイル板に一体的に取付けられたコ
イルと、該コイル内の中空部内にて移動するアーマチャ
とにより構成し、前記コイルの励磁に伴って移動するア
ーマチャにより印字ワイヤを印字駆動することが出来る
。これによりヨークの構造を簡素化するとともに組立作
業性を向上し、低コスト化することが可能である。

［実施例１ 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。

第１図は本発明に係る印字ヘッドの分解斜視図、第２図
は組立てられた印字ヘッドの部分中央断面図であり、印
字ヘッド１の前ケース３には合成樹脂製にて、円盤状の
支持板３ａと前方へ突出する中空状のノーズ部３ｂとが
一体成形され、前記ノーズ部３ｂの前端には前端ガイド
部材３ｄが一体成形されている。また、前記ノーズ部３
ｂ内には中間ガイド部材３Ｃが固着されている。そして
前記中間ガイド部材３Ｃはほぼ円形状に広がった印字ワ
イヤ１７を徐々に直線状となるように摺動案内する。ま
た、前端ガイド部材３ｄは印字ワイＸ７１７の印字端が
上下方向へ直線状となるように摺動案内する。

前記前ケース３の後端面には中央部に透孔５ａを有した
環状のフロントヨーク５が取付けられている。このフロ
ントヨーク５は高飽和磁束密度特性を有する磁性材料に
より形成されている。前記フロントヨーク５の後端面に
はコイル板７が取付けられている。このコイル板７は中
空部９ａを有するように偏平状に巻回され、周方向へ所
要の間隔をおいて環状に配置された多数のコイル９と、
各コイル９の外周側にて各コイル９のリード端が間に位
置するリング形ヨーク１２とが合成樹脂にて板状にモー
ルド成形されでいる。前コイル板７の後端面には中央部
に透孔１１ａ及び各コイル９の中空部９ａに対応した貫
通孔１１ｂを有するリアヨーク１１が取付けられている
。このリアヨーク１１は前記フロントヨーク５と同様に
高飽和磁束密度特性を有する磁性材料にて形成されてい
る。

前記リアヨーク１１の後端面には弾性部材としての板ば
ね１３が取付けられている。該板ばね１３には各コイル
９に対応して求心方向へ延びる多数のばね片１３ａが周
方向へ所要の間隔をおいて打ち抜き成形されている。各
ばね片１３ａの放射方向端側には切欠き１３ｂが形成さ
れ、該切欠き１３ｂによりばね片１３ａの回動応答性が
高められている。各ばね片１３ａにはアーマチャ１５が
、貫通孔１１ｂを介して中空部９ａ内に挿通するように
固着されている。このアーマチャ１５は前記フロントヨ
ーク５及びリアヨーク１１と同様に高飽和磁束密度特性
を有する磁性材料にて形成され、前記コイル９とともに
電磁石を構成している。各ばね片１３ａの先端には印字
ワイヤ１７の一端がろう付接合され、各印字ワイヤ１７
の他端は前記ノーズ部３ｂ内の中間ガイド部材３Ｃ及び
前端ガイド部材３ｄに摺動可能に支持されている。

前記板ばね１３の後端面には合成樹脂製の後部フレーム
２１が取付Ｃノられている。この後部フレーム２１の前
端面中央部（前記板ばね１３と対向する面）には多数の
突部２１ａが各ばねハ１３ａの先端部に応じて一体成形
され、各突部２１ａは非印字側に移動した各ばね片１３
ａの後端面に当接し、非印字時における印字ワイヤ１７
の移動状態を保持している。

前記前ケース３、フロント］−り５、コイル板７、リア
ヨーク１１、板ばね１３及び後部フレーム２１は前記前
ケース３の後端面に一体形成されたビン（図示せず）を
前記フロントヨーク５、コイル板７、リア］−り１１、
板ばね１３及び後部フレーム２１の外周部に形成された
孔（図示ゼず）に挿通することにより相互が位置決めさ
れて組立てられる。

尚、コイル９のリード端が半田付けされた基板１０は、
印字装置の印字駆動回路に対し可撓性ケーブル（何れも
図示せず）を介して接続されている。また、リアヨーク
１１と板ばね１３との間にはスペーサ２３が取付けられ
ている。

次に上記のように構成された印字ヘッド１の作用を説明
する。

印字ワイヤ１７の駆動状態を示す第３図において、所要
のインパクト力に応じた励磁電流が印字装置の印字駆動
回路（図示せず）からコイル９に印加されると、フロン
トヨーク５とアーマチャ１５及びリアヨーク１１との間
に形成される磁路により中空部９ａ内に位置するアーマ
チャ１５が第３図に示すように磁気吸引される。これに
より印字ワイヤ１７はばね片１３ａの弾性力に抗して前
方へ移動し、その印字端を前端ガイド部材３ｄの前面か
ら突出させることにより印字データがドツトマトリクス
形式にて印字される。

このように本実施例は、印字ワイヤ１７を磁気駆動する
電磁石が、基板１０とともに板状にモールド成形された
偏平状のコイル９と、該コイル９の中空部９ａを移動す
るアーマチャ１５とから構成されるため、フロントヨー
ク５にコアを形成し、該コアにコイルが巻回されたコイ
ルボビンを取イ・１ける工程を省略するとともに各部材
を高い精疫にて位置決めして容易に組立てることが可能
である。

また、コイル板７にモールド成形されたコイル９が偏平
形に巻回されているため、中空部９ａ内にて移動するア
ーマチャ１５の長さを短くすることが可能であり、その
質量を低減して駆動応答ｔ／Ｉを高めることが出来る。

また、前記フロントヨーク５及びリアヨーク１１は夫々
円板形でよいから、プレス成形にて製作することが出来
るとともに、前ケース３、フロントヨーク５、コイル板
７、リアヨーク１１スペーサ２３及び板ばね１３を順次
積層することにより印字ヘッド１を容易に組立てること
が出来る。尚、前記印字ワイヤ１７は前記前ケース３か
ら板ばね１３までを上記のように積層した後、ノーズ部
１３ｂに挿入してその一端をばね片１３ａの先端にろう
付は等で固定される。

［発明の効果］ このため本発明は、電磁石の構造を簡素化して低コスト
化し得るとともに組立作業性を向上し得る印字ヘッドを
提供することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る印字ヘッドの分解斜視図、第２図
は組立てられた印字ヘッドの部分中央断面図、第３図は
印字ヘッドの作用を示す説明図である。 図中１は印字ヘッド、５はヨークの一つであるフロント
ヨーク、７はコイル板、９はコイル、９ａは中空部、１
０は基板、１１はヨークの一つであるリアヨーク、１３
は弾性部材としての板ばね、１３ａはばね片、１５はア
ーマチャ、１７は印字ワイヤである。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）、偏平状に巻回され、中空部を有する多数のコイ
   ルが環状に配置されかつ合成樹脂材に一体にモールド成
   形されたコイル板と、 前記コイル板の少なくとも一方の側面に位置するヨーク
   と、 前記各コイルに対応して求心方向へ延びる多数のばね片
   を有する弾性部材と、 各ばね片に取付けられ、前記コイルの中空部内にて移動
   するアーマチャと、 各ばね片の先端に固着された印字ワイヤと、を備えたこ
   とを特徴とする印字ヘッド。
2. （２）、前記ヨークは、前記弾性部材とは反対側の前記
   コイル板の側面に位置し、一枚の円板形に形成されてい
   る特許請求の範囲第１項に記載の印字ヘッド。
3. （３）、前記ヨークは、前記コイル板を挟むようにその
   両側面に位置する一対の円板から構成され、前記弾性部
   材側のヨークは前記アーマチャを挿通する透孔１１ｂを
   有する特許請求の範囲第１項に記載の印字ヘッド。
4. （４）、前記ヨークは、リング形ヨークが一体に埋設さ
   れている特許請求の範囲第１項に記載の印字ヘッド。