JPS639061A - フロツピ−デイスク装置のデイスク回転機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、例えば３．５インチのフロッピーディスク装
置のディスク回転機構に関する。

（従来の技術〉 従来、例えば３゜５インチのフロッピーディスク装置で
は、第５図に示すように、スピンドル軸１０１スピンド
ルハブ１１、マグネット１２及び駆動ロー５１３からな
るディスク回転殿構により、磁気記録媒体（ディスク）
１４が回転駆動されるように構成されている。ディスク
１４は、プラスチックのハードケースに収納されており
、ディスク回転機構にクランプされる部分である中心部
が金属製ハブ（以下ディスクハブと称す）１５からなる
。ディスクハブ１５には、第４図に示すように、角穴で
あるセンターホール１６及びドライブホール（位置決め
ホール）１７が形成されている。

ディスク１４がディスク回転機構に装着される際、ディ
スクハブ１５がマグネット１２により吸引される。

スピンドル軸１０がディスクハブ１５のセンターホール
１６に嵌合された状態で、スピンドル軸１０及びスピン
ドルハブ１１が回転すると、ディスク１４がスビンドル
軸１０を中心として回転することになる。ここで、ディ
スク１４がＶＡ看された際に、駆動ローラ１３がディス
クハブ１５のドライブホール１７に装着されていない状
態では、ＦＡ動ローラ１３は板バネ１８の弾性力により
下側（スピンドルモータ何）へ押し下げられている。板
バネ１８は、第５図に示すように、駆動Ｏ−ラ１３を支
持する支持部材であり、駆動ローラ１３とドライブホー
ル１７が一致したところで、復元力により駆動ローラ１
３を押し上げることになる。駆動ローラ１３がドライブ
ホール１７と係合することにより、ディスク１４は回転
中心位置が決定されて、回転駆動されることになる。

ところで、ディスク１４が回転駆動する際（回転方向は
矢印２０）、駆動ローラ１３は、第６図に示すように、
１３ａ〜１３ｄのような動作の後に、ドライブホール１
７の角部に接触して安定する。このとき、第６図に示す
ように、スピンドル軸１０はセンターホール１６の部分
２１ａ　、　２１ｂで接触し、又駆動ローラ１３はドラ
イブホール１７の部分２１ｃ　、　２１ｄで接触した状
態となる。ここで、駆動ローラ１３を支持する板バネ１
８は、スピンドル軸１０及び駆動ローラ１３の各中心を
接続する中心＄１（Ｙｌ−Ｙ２）に対する直交線（Ｘｌ
−Ｘ２＞を回転軸として傾くように構成されている。こ
のため、第５図に示すように、駆動ロー５１３が垂直方
向に対して傾き（角度ｅ）、板バネ１８が下方向へ歪み
Ａだけ押し下げられる。これにより、駆動ローラ１３と
接触するドライブホール１７の点２１Ｃでは、半径方向
へ力Ｆｒが作用する。また、摩擦力により、ディスクハ
ブ１５には回転方向とは反対方向へトルクＴｍが作用し
ている。このトルクＴｍにより、駆動ローラ１３と接触
する点２１ｄでは力Ｆｔが作用している。

一方、スピンドル軸１０とセンターホール１６の各接触
点２１ａ　、　２１ｂにおいても、各接触圧力Ｐ１゜Ｐ
２が作用している。各接触圧力Ｐ１．Ｐ２は、力Ｆｒ、
力Ｆｔ及びディスクハブ１５．スピンドルハブ１１との
ＩＩＪ′ｍ力により決定される。さらに、トルクＴｍに
より、センターホール１６の接触点２１ａでは、第６図
に示すように、中心線（Ｙｌ−Ｙ２＞に対して直角方向
ヘカＦＣが作用する。このとき、接触点２１ｂでは、力
Ｆｃに基づいて 「Ｆ　ｃ　−ｓｉｎαＪとなる力が動き、この力が接触
点２１ｂでの接触圧Ｐ２が減少させるように作用する。

トルクＴｍが大きくなり、ｒＦｃ−ｓｉｎα」が接触圧
Ｐ２より大きくなると、センターホール１Ｇの接触点２
１ｂではスピンドル軸１０が離れることになる。このた
め、回転するディスク１４の中心位置がずれてしまう事
態となる。

（発明が解決しようとする問題点） 前記のように、従来では、スピンドル軸１０及び駆動ロ
ーラ１３がそれぞれディスクハブ１５のセンターホール
１６及びドライブホール１７に挿入された状態で、回転
トルクによりスピンドル軸１０とセンターホール１６の
一部が離れるような事態が発生することがある。このた
め、ディスク１４の回転中心位置が不安定になる問題が
ある。

本発明の目的は、駆動ローラ１３により回転するディス
クの回転中心位置を決定するディスク回転機構において
、回転トルクが変動した場合でも、ディスクの回転中心
位置の設定を安定に行なうことができるフロッピーディ
スク装置のディスク回転！！横を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段と作用）本発明は、ハー
ドケースに収納された磁気記録媒体のセンターホールに
係合するスピンドル軸及び磁気記録媒体のドライブボー
ルに係合する駆００−ラにより、磁気記録媒体を回転駆
動するフロッピーディスク装置のディスク回転機構にお
いて、スピンドル軸及び駆動ローラの各中心を接続する
中心線を磁気記録媒体の回転方向とは反対の方向へ所定
の角度で傾斜させた傾斜線に対する直交線を回転軸とす
る仮バネ部材からなり、駆動ローラを支持するための駆
動ローラ支持機構を具喝したディスク回転機構である。

このような構成により、回転トルクが増加した場合、駆
動ローラとドライブホールとが接触する点の中心線方向
の力を大きくすることかでき、スピンドル軸とセンター
ホールの所定の接触点が離れるような事態を防止するこ
とができる。このため、ディスクの回転中心位置のずれ
を防止することが可能となる。

（実施例） 以下図面を幸照して本発明の詳細な説明する。第１図は
同実施例のディスク回転Ｒ構の構成を示す平面図である
。第１図において、駆動ロー５１３は、スピンドルハブ
１１の下側（即ち、スピンドルモータの設置側）に設け
られた板バネ２２により支持されている。この板バネ２
２は、スピンドル軸１０と駆動ローラ１３の各中心を接
続する中心線（Ｙｌ−Ｙ２）を回転方向とは反対方向へ
所定の角度Ｂだけ傾斜した傾斜線（Ｙ３−Ｙ４）に対し
て、直交する直交線（Ｘ３−Ｘ４）を回転軸として動作
するように構成されている。尚、他の構成は前記第４図
及び第５図に示すものと同様のため、説明を省略する。

次に、同実施例の作用効果を第２図及び第３図を参照し
て説明する。先ず、ディスク１４が装置本体に挿入され
ると、ディスクハブ１５がマグネット１２により吸引さ
れて、第２図に示すようにスピンドルハブ１１上に装着
される。ここで、前記第６図を参照して説明したように
、駆動ローラ１３はドライブホール１７の角部の部分２
１ｃ　、　２１ｄで接触して安定する。また、スピンド
ル軸１０はセンターホール１６の部分２１ａ　、　２１
ｂで接触した状態となる。ここで、スピンドル軸１０及
びスピンドルハブ１１の回転駆動により、ディスク１４
のディスクハブ１５が矢印２０の方向へ回転すると、デ
ィスクハブ１５には回転方向とは反対方向へトルクＴｍ
が作用している。

このトルクＴｍにより、駆動ローラ１３と接触する点２
１ｄでは力Ｆｔが作用している。

ところで、従来では直交１！（Ｘｌ−Ｘ２＞を回転軸と
して動作する板バネ１８により、駆動ローラ１３と接触
するドライブホール１１の点２１Ｃでは半径方向ヘカＦ
ｒが作用する。これに対して、同実施例では、第３図に
示すように、直交線 （Ｘｌ−Ｘ２）に対して角度Δだけ傾斜した直交線（Ｘ
３−Ｘ４）を回転軸として動作する板バネ２２が設けら
れている。このため、駆動ローラ１３との接触点２１ｃ
では、中心線（Ｙｌ−Ｙ２）の方向へ力ＦｒにＦ　ｔ　
−ｔａｎΔ（これを力Ｆｄとする）を加えた力が作用す
る。

これにより、駆動ローラ１３との接触点２１ｃでは、中
心ＷＡ（Ｙｌ−Ｙ２＞の方向に対する接触圧力を従来の
場合より増大させることができる。このため、トルクＴ
ｍに応じて、センターホール１６の接触点２１ｂで接触
圧Ｐ２を減少させるように作用するｒ　Ｆ　ｃ−ｓｉｎ
αＪの力（第６図を参照）を抑制することができる。し
たがって、接触点２１ｂでの）ａ触圧力Ｐ２を早退的に
大きくすることができ、センターホール１６の接触点２
１ｂでスピンドル軸１０が離れるような事態を防止する
ことができる。

また、接触点２１ｃでの中心線（Ｙｌ−Ｙ２）の方向に
対する接触圧力を従来の場合より増大させることができ
るため、回転トルクＴｍを比較的小さくすることができ
る。これは、従来では回転トルクＴｍを小さくすると、
駆動ローラ１３がドライブホール１７に係合する際に、
駆動ローラ１３の傾きが不足して駆動ローラ１３と接触
点２１ｄでの接触状態が安定しないことがある。したが
って、駆動ロー５１３とドライブホール１７との位置決
めに支障を起こすことなく、回転トルクＴｍを比較的小
さくすることができる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、駆動ローラにより
回転するディスクの回転中心位置を決定するディスク回
転機構において、回転トルクが変動した場合でも、ディ
スクの中心位置とスピンドル軸との位置関係がずれるよ
うな事態を防止することができる。したがって、常にデ
ィスクの回転中心位置の設定を安定に１１なうことがで
きるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係わるディスク回転機構の構
成を示す平面図、７Ｊ４２図は同実施例の側面図、第３
図は同実施例の動作を説明するための平面図、第４図及
び第６図はそれぞれ従来のディスク回転機溝の動作を説
明するための平面図、第５図は従来のディスク回転１復
構の構成を示す側面断面図である。 １０・・・スピンドル軸、１１・・・スピンドルハブ、
１３・・・駆動ローラ、１５・・・ディスクハブ、１６
・・・センターホール、１７・・・ドライブホール、１
８．２２・・・板バネ。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　愚弟１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハードケースに収納された磁気記録媒体のセンターホー
   ルに係合するスピンドル軸及び前記スピンドル軸の周囲
   に配置されたスピンドルハブを回転させるスピンドル機
   構と、前記スピンドル軸を中心とした前記スピンドルハ
   ブの平面内に配置されて前記磁気記録媒体のドライブホ
   ールに係合する駆動ローラと、前記スピンドル軸及び駆
   動ローラの各中心を接続する中心線を前記磁気記録媒体
   の回転方向とは反対の方向へ所定の角度で傾斜させた傾
   斜線に対する直交線を回転軸とする板バネ部材からなり
   前記駆動ローラを支持するための駆動ローラ支持機構と
   を具備したことを特徴とするフロッピーディスク装置の
   ディスク回転機構。