JPS6389835A - 複写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、原稿台ガラスの下面に沿って平行に走行し
て原稿台ガラス上に置いた原稿を露光走査するための露
光ランプユニットを備えた複写装置に関するものである
。

〔発明の背景〕

一般に、複写装置は原稿台ガラスの下面に沿って平行に
走行するユニット枠体の両端支持部材に水平に保持した
露光ランプと、該露光ランプをＵ字状に被包するように
設置された主反射鏡とで原稿台ガラス上に置いた原稿を
一定の角度で照射し、原稿からの反射光を照射部位に対
面するようにユニット枠体に設けたスリットを通して取
り出し、そのスリットの直下に斜状に配置した第一ミラ
ーで屈曲して感光体ドラムの露光光路に導く露光ランプ
ユニットを備えている。

前記主反射鏡はＵ字状に押し出し成形してなるアルミ成
形品で構成し、その両端に設けた透孔を通してユニット
枠体の両端支持部材に直接ネジ止めし、主反射鏡をユニ
ット枠体を補強する構造物として利用していた。

ところが、前記ユニット枠体自体は鋼板製であることが
多いために、主反射鏡が露光ランプの発熱等の影響によ
り熱膨張した場合にユニット枠体との熱膨張率との差に
より変形することがあり、原稿の照射部位を狂わせ、ユ
ニ７）枠体に設けたスリットを通して取り出す原稿から
の反射光の光量の不足が生じ、鮮明な複写画像が得られ
ないという問題があった。また、主反射鏡は直接ネジ止
めされているため、適時必要に応じて行われる露光ラン
プの交換に際し、主反射鏡を取り外すが、ランプ交換後
再度取付ける場合に常に同一位置に位置決めできる保証
がなく、取付精度の狂いにより上記同様の問題が生じた
。

〔発明の目的〕 この発明は上記の問題を解消するためのもので、アルミ
材よりなる主反射鏡が熱膨張により変形したり、主反射
鏡の取付は取り外しに際して高い取付は精度が維持でき
るようにした露光ランプユニットを提供することを目的
としている。

〔発明の構成〕

上記目的を達成するため、この発明は露光ランプの保持
手段を有するユニット枠体の両端支持部材に、該露光ラ
ンプをＵ字状に被包できるように成形された主反射鏡の
一端縁を嵌入させる溝付き部材と、Ｕ曲部外面を当接さ
せる突き当て部材をそれぞれ設け２ネジを用いることな
く主反射鏡の取付けができるように構成したものである
。

〔実施例〕

次に、この発明を第１図乃至第３図に示す実施例に基づ
いて説明する。

図において、１は原稿台ガラス、２は露光ランプユニッ
トである。ｎ光ランプユニット２はユニット枠体３の両
端支持部材４．４′の前後方向に延出した腕体５ａ〜５
ｄに軸支したコロ６ａ〜６ｄを介して左右案内レール７
．７′上を走行できるようになっている。

１）は前記ユニット枠体３の両端支持部材４及び４′の
上面に設けた接片１２ａ、１２ｂ間に保持された露光ラ
ンプ、１３は該露光ランプ１）をＵ字状に被包した主反
射鏡である。この露光ランプ１）と主反射鏡１３はユニ
ット枠体３の走行に当たり、原稿台ガラス１上に置いた
原稿１４を一定の角度で照射し、その原稿からの反射光
Ｒをその照射部位Ｓに対面するようにユニット枠体３の
底板に設けたスリット１５を通して取り出し、そのスリ
ット１５の直下に斜状に配置した第一ミラー１６で屈曲
し１図示しない感光体ドラムの露光光路にＲ′の如＜専
＜ように構成されている。

前記ユニット枠体３は底部が階段状に形成され、最下段
部３ａを主反射鏡１３の設置部、中段部３ｂをスリット
１５の設置部とし、最上段部３ｃを後記する補助反射鏡
１９の設置部としている。この主反射鏡１３の設置部と
なる最下段部３ａに面したユニット枠体３の両端支持部
材４．４′の内壁面（図において左下隅）にはＵ字状の
アルミ成形品である主反射鏡１３の一端縁１３ａが嵌入
する溝付き部材１７が設けられているとともに、該両端
支持部材４．４′の内壁面の右上の張出部分４１には主
反射鏡１３のＵ曲部１３ｂの外面を当接させる突き当て
部材１８が設けられている。即ち、主反射鏡１３はその
一端縁１３ａを前記溝付き部材１７の溝に嵌入し、Ｕ曲
部１３ｂの外面を張出部分４１に設けた突き当て部材１
８に当接させることにより設置され、しかる後、上端縁
１３ｃをユニット枠体３のカバ一体３′で押えることに
よりネジ等を一切用いることなく設置できる。従って、
主反射鏡１３はその長さ方向の寸法を両端支持部材４，
４′の内壁面間の寸法より熱膨張率を考慮して予め短く
しておけば、その範囲内で熱による延びや冷えによる縮
みによる変形を未然に防止できる。

なお、前記ユニット枠体３のカバ一体３′は主反射鏡１
３のＵ曲部１３ｂ側を囲み、露光ランプ５から発する余
分な光（照射部位Ｓを外れるような光）をカットし、原
稿台ガラス１の温度上昇を防ぐためのものである。

１９はユニット枠体３に主反射鏡１３に対向して設けた
補助反射鏡で、該補助反射鏡１９は露光ランプ１）及び
主反射鏡１３からの光の一部を受けてスリット１５の反
対側から照射部位Ｓに向けて光を与えて２例えば貼合わ
せ原稿などの貼合わせ紙の両端に影がでないようにした
ものである。この補助反射鏡１９はユニット枠体３への
取付は部１９′の中央部に設けた長孔１９１を止めネジ
２０で止め２両端部に設けた長孔１９２，１９３を偏心
段付きネジ２１ａ。

２１ｂでユニー／　ト枠体３に止められ、中央部の止め
ネジ２０を緩め１両端部の偏心段付きネジ２１ａ、２１
ｂをドライバー等により回転させることにより主反射鏡
１３に対して遠近方向に変位できるようになっている。

これは補助反射鏡１９を主反射鏡１３側に最も接近させ
た場合に露光ランプ１）と主反射鏡１３の照射部位Ｓに
補助反射鏡１９の照射部位Ｓ′が一致し、これより遠ざ
けると、補助反射鏡１９の照射部位Ｓ′が露光ランプ１
）と主反射鏡１３の照射部位Ｓから外れるようにしたも
ので、主反射鏡と補助反射鏡との光量比が任意に調整で
きるようにしている。

上記実施例において、ｎ光ランプ１）の交換や主反射鏡
１３の清掃等に際し、主反射鏡１３を取り外す場合はユ
ニット枠体３からカバ一体３′を取り外して主反射鏡１
３の上縁側を開放した後、主反射鏡１３のＵ曲部外面を
突き当て部材１８からやや浮かせるようにして露光ラン
プ１）を中心に回転するような恰好で引出せば一端縁１
３ａは溝付き部材１７の溝から抜は出る。また、露光ラ
ンプ１）の交換後或いは主反射鏡１３の清掃後に再度主
反射鏡を取付ける場合は上記と逆に一端縁１３ａを先に
して露光ランプ１）の周囲を巻き込むようにその下側に
挿入して溝付き部材１７の溝に嵌入し、Ｕ曲部外面を突
き当て部材１８に当接するように置き。

カバ一体３′をユニット枠体３に取付けて主反射ｖＬ１
３の上縁部１３ｃを固定すれば節単に取付けできる。

〔発明の効果〕

以上の如く、この発明は露光ランプの保持手段を有する
ユニット枠体の両端支持部材に、該露光ランプをＵ字状
に被包できるように成形された主反射鏡の一端縁を嵌入
させる溝付き部材と、Ｕ曲部外面を当接させる突き当て
部材をそれぞれ設けた露光ランプユニットを備えたこと
を特徴としているから、主反射鏡の取付け、取り外しが
簡単であり、しかも常に同一位置に取付けできるととも
に、ネジ等の緊締具を一切使用することなく固定される
ため、露光ランプ等の熱による延びや、冷えたときの縮
みが自由となり、変形を未然に防止できる。従って、原
稿の照射部位を狂わせることがなく、鮮明な複写画像が
得られるという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す要部断面図。 第２図は一部省略した平面図、第３図は部分斜視図であ
る。 １−原稿台ガラス ２・−露光ランプユニット ３・・・ユニット枠体 ３′・−・カバ一体 １）−露光ランプ １３−・主反射鏡 １７・−・溝付き部材 １８−・−突き当て部材 特　許　出　願　人　小西六写真工業株式会社第１図 第２図 第３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）露光ランプの保持手段を有するユニット枠体の両
   端支持部材に、該露光ランプをＵ字状に被包できるよう
   に成形された主反射鏡の一端縁を嵌入させる溝付き部材
   と、Ｕ曲部外面を当接させる突き当て部材をそれぞれ設
   けた露光ランプユニットを備えたことを特徴とする複写
   装置。
2. （２）前記ユニット枠体の両端支持部材が、左右案内レ
   ール上を滑動するコロを軸支したものである特許請求の
   範囲第１項記載の複写装置。
3. （３）前記溝付き部材と突き当て部材が、ユニット枠体
   の両端支持部材の内壁面に内向きに突出したものである
   特許請求の範囲第２項記載の複写装置。
4. （４）前記溝付き部材と突き当て部材により固定された
   主反射鏡の上縁が、該主反射鏡のＵ曲部側を囲むように
   ユニット枠体に設置したカバー体に接するようになって
   いる特許請求の範囲第１項記載の複写装置。