JPS638849Y2 - - Google Patents

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JPS638849Y2
JPS638849Y2 JP1983062476U JP6247683U JPS638849Y2 JP S638849 Y2 JPS638849 Y2 JP S638849Y2 JP 1983062476 U JP1983062476 U JP 1983062476U JP 6247683 U JP6247683 U JP 6247683U JP S638849 Y2 JPS638849 Y2 JP S638849Y2
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JP
Japan
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air cleaner
cleaner case
case
inner frame
air
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JP1983062476U
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JPS59165959U (ja
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの吸気系に装備されるエアク
リーナの構造に関し、とくにエアクリーナカバー
とエアクリーナケースとの連結構造の改良に関す
るものである。
(従来技術) 従来から、この種のエアクリーナは、実開昭56
−122770号公報にみられるように、フイルターエ
レメントを着脱自在に収納したエアクリーナカバ
ーと、吸気管に固定されたエアクリーナケースと
を分離可能に連結した構造となつている。このエ
アクリーナケースとエアクリーナカバーの連結手
段としては、上記公報の図面中にも示されている
ように、一端がエアクリーナケースに枢着されて
他端がエアクリーナカバーに係着する開閉式のク
リツプを用い、通常、エアクリーナ周辺部の多数
箇所に上記クリツプを配設していた。しかしこの
構造では、エアクリーナカバーをエアクリーナケ
ースから取外すとき、エンジンルーム内のエアク
リーナの下側にまで手をさし込んで順次多数のク
リツプを操作しなければならないので作業性が悪
く、また、エンジンルーム内のエアクリーナ周辺
部にクリツプを開閉するためのスペースが必要と
なつて、レイアウト上も好ましくない等の欠点が
あつた。
また、エアクリーナを比較的簡単に取外すこと
ができる構造としては、実開昭55−102060号公報
に示されるように、吸気マニホールドの上流に設
けられた気化器の上端に、エアクリーナケースお
よびエアクリーナカバーの中央部をセンタボルト
で締結するようにしたものがある。しかし、この
構造においては、エアクリーナが略水平方向に広
がつた形状となつているとともに、その中央部が
垂直方向のボルトで気化器に取付けられているの
で、吸気管(吸気マニホールド)上方の空間外
の、エンジン側とは反対の外側方にも、エアクリ
ーナの半分近くが突出した構造となる。このた
め、エアクリーナが吸気管上方空間外に余分な場
所を占め、レイアウト上不利となり、また、エン
ジンルーム内の限られたスペースに配置するに
は、エアクリーナが余分な場所を占める分だけ吸
気管の長さが制限される等の不都合があつた。
(考案の目的) 本考案はこのような従来の欠点を解消し、エア
クリーナカバーの取外し、取付け作業を簡単にす
ることができるとともに、エアクリーナ周囲のス
ペースを小さくすることができ、かつ、吸気管上
方の空間を有効に利用してエアクリーナをコンパ
クトに配置し、レイアウト上も有利なエアクリー
ナ構造を提供することを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案のエアクリーナ構造は、エンジンの一側
方から略水平方向に延びるとともに、外端部が上
方に開口する略L字型の吸気管と、一側部に開口
部を有し、かつ開口部と反対側の側部の外周に吸
気導出口を有するとともに、上記開口部がエンジ
ン側に向いた状態で上記吸気管の外端部に上記吸
気導出口が固定されたエアクリーナケースと、上
記開口部の外方に膨出し、かつ周辺にフランジ部
を有するエアクリーナカバー本体と、エアクリー
ナケース内部に膨出し、かつその周辺に上記フラ
ンジ部に固定されるフランジ部を有するととも
に、適宜数の吸気流通孔を有するエアクリーナカ
バー内部枠と、上記エアクリーナカバー本体と上
記エアクリーナカバー内部枠との内部に位置する
とともに上記両フランジ部により周辺が挟持され
たフイルターエレメントと、上記エアクリーナカ
バー内部枠の内側壁に設けられたネジ部と、上記
エアクリーナケース側壁の上記ネジ部に対向した
位置に形成されたボルト挿通口と、上記エアクリ
ーナケースの外側方から上記ボルト挿通口を貫通
して上記ネジ部に螺着し、上記エアクリーナカバ
ー内部枠とエアクリーナケースとを連結するボル
トとからなるものである。
この構成により、小数のボルトでエアクリーナ
ケースとエアクリーナカバーとが連結されるとと
もに、エアクリーナの大部分が、吸気管外端部上
よりエンジン側の、吸気管上方空間に配置される
こととなる。
(実施例) 図において、1はエアクリーナカバー、2はフ
イルターエレメント、3はエアクリーナケースで
ある。上記エアクリーナカバー1は、外方に膨出
した形状のカバー本体1aと、エアクリーナケー
ス3側に膨出した形状の内部枠1bとを有し、カ
バー本体1aに吸気流入口4が形成され、内部枠
1bには適宜数の吸気流通孔5…が形成されてい
る。このカバー本体1aと内部枠1bとの間にフ
イルターエレメント2が収納され、カバー本体1
aの周辺フランジ部6と内部枠1bの周辺の段付
きフランジ部7との間にフイルターエレメント2
の周辺部が挟み込まれ、この状態で上記両フラン
ジ部6,7が適宜箇所においてボルト8で連結さ
れている。こうしてフイルターエレメント2がエ
アクリーナカバー1に着脱自在に保持されてい
る。
また、エアクリーナケース3は、一側方(エン
ジン側)に開口部を有し、かつ、この開口部と反
対側の側部の外周下端部に吸気導出口9を有して
いる。このエアクリーナケース3が連結される吸
気管10は、エンジンEから略水平方向に伸びる
とともに、外端部が上方に開口する略L字型とな
つている。そして上記エアクリーナケース3は、
上記開口部がエンジン側に向いた状態で上記吸気
導出口9が吸気管10にボルト等で固定されてお
り、エンジンEとエアクリーナケース3との間に
はエアクリーナカバー1が出入りできるだけの間
隙を有している。こうして、エアクリーナケース
3は吸気管10の外端部よりエンジンE側に突出
した状態に固定され、このエアクリーナケース3
に、その一側方の開口部から、前記エアクリーナ
カバー1の内部枠1bが嵌め込まれており、この
内部枠1bの周辺段部内面と、エアクリーナケー
ス3の周辺の外方に突出した縁部とによつて相対
向する接合部11,12が形成され、そのいずれ
かの接合部に弾性シール材13が取付けられてい
る。
上記吸気管10はエンジンの高さを大きくする
ことなく、エンジン低回転時の吸気慣性を向上さ
せてエンジン出力の向上を図るために水平方向に
延長したものである。
上記エアクリーナカバー1における内部枠1b
の内側壁中間部には、ネジ部1cが設けられてい
る。一方、エアクリーナケース3の側壁の上記ネ
ジ部1cに対向した位置にはボルト挿通口15が
形成され、該ボルト挿通口15の周辺部分16は
内側方に凹陥した形に屈曲形成されている。そし
て、エアクリーナケース3の外側方からボルト挿
通口15を貫通したボルト14の内端を上記ネジ
部1cに螺着している。従つて、ボルト14はほ
ぼ水平状態で配設されており、このボルト14の
頭部17が操作されて締付けられることにより、
エアクリーナカバー1がエアクリーナケース3側
に引寄せられて、前記接合部11,12が気密に
圧接する状態に、エアクリーナカバー1とエアク
リーナケース3とが連結される。
なお、エアクリーナを図の側方からみた全体形
状としては、エンジンの気筒数等に応じて、図の
紙面と直交する方向に長い長方形状や略円形等の
適宜の形状を採用することができる。また、この
全体形状との関係で、長方形状の場合はその長さ
方向に適当な間隔をおいて複数箇所(2箇所乃至
3箇所程度)にボルト14を配設し、全体形状が
略円形の場合はその中心部の1箇所にボルト14
を配置する等、ボルト14の配置および個数を適
宜選定しておけばよい。
このエアクリーナ構造においては、図に示す取
付状態で、前記ボルト14による締付力が、エア
クリーナカバー1とエアクリーナケース3とを全
体的に互いに引寄せる方向に作用し、前記接合部
11,12の広範囲にわたつて上記締付力がほぼ
均等に及ぶ。従つて、少数のボルト14によつて
接合部11,12のシール性が良好に保たれる。
また、フイルターエレメント2の点検等のためエ
アクリーナカバー1をエアクリーナケース3から
取外すときは、前記ボルト14を組立時と反対方
向に回動してエアクリーナカバー1のネジ部1c
から外しエアクリーナカバー1を仮想線で図示し
た状態に傾斜した後、これを上方向に引き上げる
ことにより、エアクリーナカバー1をエアクリー
ナケース3から分離することができる。この場
合、エアクリーナケース3の側方から簡単にボル
ト14の頭部17を操作することができ、かつ、
少数のボルト14を一定方向から操作すればよい
ので作業性が良い。このようにしてエアクリーナ
カバー1を分離した後は、これをエンジンルーム
外に取出し、ボルト8を取外し、カバー本体1a
と内部枠1bとを分離させてフイルターエレメン
ト2を取出せばよい。また、点検等の後の取付作
業も、取外し時と逆の手順で簡単に行うことがで
きる。
なお、前記のように、エアクリーナケース3の
ボルト挿通口15の周辺部分16を凹陥状に屈曲
させておけば、この部分の耐締付強度が高められ
るとともに、エアクリーナケース3の膜振動が防
止され、騒音の防止にもなる。
(考案の効果) 以上のように、本考案のエアクリーナ構造は、
エアクリーナケースの側方から略水平にエアクリ
ーナケースを貫通し、内端がエアクリーナカバー
に螺着されたボルトにより、エアクリーナカバー
とエアクリーナケースとが連結されて両者の相対
向する接合部が圧着されるようになつている。こ
のため、従来の多数のクリツプが配設されたもの
と比べ、エアクリーナカバーの取外しおよび取付
け作業が簡単になるとともに、操作に必要なスペ
ースも小さくすることができる。しかも、エンジ
ン低回転時の出力向上のためにエンジンの一側方
から略水平方向に延出した吸気管の外端部の上方
に開口した部分とエンジンとの間、つまり吸気管
の上方の空間に、エアクリーナの大部分が配置さ
れるため、この空間を有効に利用してコンパクト
にエアクリーナを装備することができる。また、
このような配置により、エンジンルーム内の限ら
れたスペースでも吸気管の長さを充分長く設定す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示す断面図である。 1……エアクリーナカバー、1a……エアクリ
ーナカバー本体、1b……エアクリーナカバー内
部枠、1c……ネジ部、2……フイルターエレメ
ント、3……エアクリーナケース、5……吸気流
通孔、6,7……フランジ部、9……吸気導出
口、10……吸気管、11,12……接合部、1
4……ボルト、15……ボルト挿通口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの一側方から略水平方向に延びるとと
    もに、外端部が上方に開口する略L字型の吸気管
    と、一側部に開口部を有し、かつ開口部と反対側
    の側部の外周に吸気導出口を有するとともに、上
    記開口部がエンジン側に向いた状態で上記吸気管
    の外端部に上記吸気導出口が固定されたエアクリ
    ーナケースと、上記開口部の外方に膨出し、かつ
    周辺にフランジ部を有するエアクリーナカバー本
    体と、エアクリーナケース内部に膨出し、かつそ
    の周辺に上記フランジ部に固定されるフランジ部
    を有するとともに、適宜数の吸気流通孔を有する
    エアクリーナカバー内部枠と、上記エアクリーナ
    カバー本体と上記エアクリーナカバー内部枠との
    内部に位置するとともに上記両フランジ部により
    周辺が挟持されたフイルターエレメントと、上記
    エアクリーナカバー内部枠の内側壁に設けられた
    ネジ部と、上記エアクリーナケース側壁の上記ネ
    ジ部に対向した位置に形成されたボルト挿通口
    と、上記エアクリーナケースの外側方から上記ボ
    ルト挿通口を貫通して上記ネジ部に螺着し、上記
    エアクリーナカバー内部枠とエアクリーナケース
    とを連結するボルトとからなることを特徴とする
    エアクリーナ構造。
JP6247683U 1983-04-25 1983-04-25 エアクリ−ナ構造 Granted JPS59165959U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6247683U JPS59165959U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 エアクリ−ナ構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP6247683U JPS59165959U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 エアクリ−ナ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59165959U JPS59165959U (ja) 1984-11-07
JPS638849Y2 true JPS638849Y2 (ja) 1988-03-16

Family

ID=30192670

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JP6247683U Granted JPS59165959U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 エアクリ−ナ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55102060U (ja) * 1979-01-11 1980-07-16

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JPS59165959U (ja) 1984-11-07

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