JPS6386723A - ラクタム重合開始剤およびその調製方法 - Google Patents

ラクタム重合開始剤およびその調製方法

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JPS6386723A
JPS6386723A JP62056415A JP5641587A JPS6386723A JP S6386723 A JPS6386723 A JP S6386723A JP 62056415 A JP62056415 A JP 62056415A JP 5641587 A JP5641587 A JP 5641587A JP S6386723 A JPS6386723 A JP S6386723A
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    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 本発明は、ラクタム重合開始剤、ラクタム重合開始剤の
Iil製方法、・このラクタム重合開始剤から製造され
るナイロンブロックコポリマーおよびこのナイロンブロ
ックコポリマーの重合方法に関する。 [従来の技術] ポリアミドセグメントとその他の物質のセグメントとを
含有する重合体は、従来当該技術分野で開示されており
、ここでは以後それらを「ナイロンブロックコポリマー
」と呼ぶ、ポリアミドセグメントと他の重合体物質のセ
グメントを組合せることにより諸性質のユニークな組合
せを有するブロックコポリマーを得ることが可能となる
。これらの諸性質は、ブロックコポリマー中におけるポ
リアミドセグメントおよび/またはその他の重合体セグ
メントを変更することによって、色々に変えることがで
きる。 特に有用なものは、硬質セグメントと軟質セグメントと
が交互に存在するブロックコポリマーである。 硬質セグメント(すなわち、TgまたはTmが室温以上
)は熱可塑性を与え、軟質セグメン)(すなわち、Tg
が室温以下)は弾性体挙動を与え、そして、硬質セグメ
ントと軟質セグメントとを交互に組合せると、繊維、織
物、フィルムおよび成形用樹脂の91造の用途に好適な
強靭な剛性系が得られる。 共にHedrickおよびG abbertによる、1
977年6月21日発行の米国特許第4,031,16
4号明細書およ(/1980年9月16日発行の米国特
許第4,223,112号明細書には、ラクタムモノマ
ーから誘導されたナイロンセグメントとポリオールから
誘導された他の重合体ブロックとを含有する、ナイロン
ブロックコポリマーが教示されている。これらに教示さ
れているナイロンブロックコポリマーにおいてはポリア
シルラクタムがブロックの結合に供されている。 HedrickとG abbertの特許の教示すると
ころによると、かれらのプクック共重合体の!!造法は
、ラクタムモノマー、ポリオール、ラクタム重合触媒お
よびポリアシルラクタムを一緒に混合することを含んで
いる。この方法は、後で定義されるとおり、ラクタムモ
ノマーとのみ反応するアシルラクタムを含有する物質で
あるポリアシルラクタムに基づく若干のポリアミドホモ
ポリマーを生成するのが典型である。ホモポリマーは一
般に成形されたナイロンブロック共重合体の衝撃特性の
低下などの有害な効果をもたらすので、ホモポリマーの
生成は最少限にするのが好ましい。 1980年8月12日に発行された米国再発行特許第3
0,371号明細書においてHedriekおよびG 
abbertが教示するイミド−アルコール縮合のため
の触媒反応法は、HedrickおよびG abber
tのナイロンブロックコポリマーの調製においても使用
され得る。 この方法に従ってポリオールとポリアシルラクタムとを
反応させると残留触媒を含んだ混合物が得られるが、有
利には、この残留触媒を除去するかまたは不活性化する
ことによって、引続きこの混合物からナイロンブロック
コポリマーの成形物をg1造するときの潜在的な問題点
を減じることができる。 同時係属中の、米国特許出願第467.626号明細書
には、ナイロンブロックコポリマーの製造に有用で、7
シルラクタム官能性物質と呼ばれるラクタム重合開始剤
が開示されており、この開始剤は、ヒドロキシル含有物
質と2つまたはそれ以上のカルボン酸ハライド基を含有
する酸ハライド官能性物質とを反応させて第二の酸ハラ
イド官能性物質を生成させ、ついで、この第二の酸ハラ
イド官能性物質とラクタムモノマーとを反応させて末端
のラクタム開始剤の基を得るという2段階で生成される
。 このラクタム重合開始剤は、次の一般式を有する。 の窒素原子を介してカルボニルに結合しているう〜C0
のアルキレン基)を有し;aは1.2または3、bは2
またはそれ以上であり; Rは炭化水素基およびエーテ
ル結合含有炭化水素基から選択される2価または多価の
基であり; そしてZはポリエーテルのセグメント、ポ
リエーテルセグメントを含有するポリエステルのセグメ
ント、炭化水素のセグメント、ポリシロキサンのセグメ
ントまたはこれらの組合せである。Jのもの。 Ogassらによる米国特許第4,490,520号明
細書には、アルカリ触媒の存在下でラクタム重合開始剤
とω−ラクタムとからポリアミドを製造する方法が開示
されている。ここでは、ラクタム重合開始剤は、ω−ラ
クタムの重合の前または重合中に多官能性助触媒、例え
ばポリアシルラクタムとポリオキシアルキレンとがらS
l遺される。 「発明が解決しようとする問題点」 本発明者らは、アミン−官能性化物質、例えばポリオキ
シアルキレンポリアミンからラクタム重合間始剤を製造
する方法およびこのラクタム重合開始剤が、望ましい物
理的性質を有し、エステル結合ではなくアミド結合を含
有するナイロンブロックコポリマーを提供することを見
い出したものである。 本発明の一つの目的は、ナイロンブロックコポリマーの
製造に使用され得るラクタム重合開始剤を提供すること
である。また本発明の他の目的は、非常に早い反応経路
によるナイロンブロックコポリマーのLIi造における
この開始剤の使用である。 特にこの開始剤は、反応射出成形方法において有用で、
ブロックがエステル基で結合されたものより加水分解お
よび熱に対する安定性の優れたアミド結合生成物を提供
し、このアミド結合生成物は、当該技術分野で従来開示
された方法に上って13j造・されるアミド結合生成物
より大きな耐衝撃強度を有するものである。 「問題貞を解決するための手段、1 本発明の要旨は、式 [式中、QはC1〜C6のアルキレン基を有するラクタ
ム残基であり、該ラクタムの窒素原子を介してカルボニ
ルに結合しており、Aは脂肪族または芳香族のヒドロカ
ルビル基またはヒドロカルビルエーテル基であり、そし
て輪は0または1であり; 謔がOのとき、nはOまた
は1で、pは1であり; −が1のとき、n(±1〜3
の範囲内で、p=nである。] で示されるラクタム末端基を少なくとも2つと、第1t
lkまたは第2級アミノ基を少なくとも2つ含有する有
磯ポリアミンに由来する弾性体骨格とを含有するラクタ
ム重合開始剤、このラクタム重合開始剤の7g4製方法
、このラクタム重合開始剤から製造されるナイロンブロ
ックコポリマーおよびこのナイロンブロックコポリマー
の!lla方法に存する。 以下に、本発明の詳細な説明する。 本発明に係るラクタム重合開始剤は、式1式中、QはC
3〜C1,のフルキレン基を有するラクタム残基であり
、該ラクタムの窒素原子を介してカルボニルに結合して
おり、Δは脂肪ISまたは芳香族のヒドロカルビル基ま
たはヒドロカルビルエーテル基であり、そして観はO東
たは1であり;−が0のとさ、nはOまたは1で、pは
1であり;−が1のとき、nは1〜3の範囲内で、p 
= n″t’りる。l で示されるラクタム末端基を少なくとも2つと、第1級
または第2級アミノ基を少なくとも2つ含有するテレキ
ーリック(Leleel+elie)ポリアミンに由来
する弾性体骨格とを含有する。 この開始剤は、式 1式中、Zはポリオキシアルキレンポリアミン、オキシ
アルキレンコポリマーポリアミン、ポリアルカジエンポ
リアミン、フルカシエンコポリマーポリアミン、ポリア
ルケンポリアミン、フルケンコポリマーポリアミンおよ
びこれらの組合せよりなる群から選択される第1級また
は第2aアミノ基を少なくとも2つ含有するテレキーリ
ックポリアミンから誘導される多価の基であり、tは少
なくと61であり、A%Qsm、nおよびpは前に規定
または指定したとおりである。1 で示される。 この開始剤は、少なくとも2つの7シルラクタム基を有
するアシルラクタムモノマーと、テレキーリックポリア
ミンとの反応によって生成され得る。 卓越した性質のナイロンブロックコポリマーを生成させ
るためには、実質的なラクタム重合の前に、ポリアミン
の7ミ7基の少なくとも90モル%、さらに好ましくは
95モル%をラクタム末端基に転換させておくべきであ
る。 このようにするには、開始剤を前もって生成させるか、
もしくはラクタム重合条件下に置く前に、その場で開始
剤を生成させればよい。 ラクタム重合開始剤の数平均分子量は約500〜約15
,000好ましくは約1,000〜約io、oooのも
のが有利である。好ましいラクタム重合開始剤は、ポリ
エーテルピリアミンとポリ炭化水素ポリアミンから誘導
され、少なくとも約i 、o o o、好ましくは約2
,000〜約6.000の分子量のものである。ここに
いう分子量はすべて、特に断らない限り、当該技術分野
において公知の方法で測定された数平均分子量を意味す
る。 本発明に係る開始剤は、周囲温度で進行する次の工程を
順次行うことによって得ることができる。 a) 多官能性酸ハライドの酸ハライド基を#%3級ア
ミンで錯体化させる工程、 b)錯体化された酸ハライド基の全部ではない少なくと
も1つを、式 のアルキレン基である。】で表わされるラクタムモノマ
ーと反応させてハロゲンをラフ残基に置換し、ハロゲン
化アンモニウム塩を生成させる工程、 C)残余の錯体化された酸ハライド基の少なくとも90
モル%を、多官能性第1aアミンと反応させてアミド基
を生成させる工程、および d)ハロゲン化アンモニウム塩を除去する工程。 酸ハライド基はアミノ基に対して化学量論量より僅かに
過剰とするのが有利である。この方法において、酸ハラ
イド基はポリアミンのアミノ基と反応してアミド結合と
置換ハロゲン化アンモニウム−1生物を生成する。この
反応の1例は次のとおりである。すなわち R1 → ラクタム重合開始剤十HXNR。
【式中、Xは塩素または臭素、:NR,は第3級アミン
であり:Z、QSAおよび輪は前に記載したとおりであ
り; そしてに≧dにである。】 ある種の多官能性酸ハライドは、開始剤を生成させるに
は、工程b)におけるラクタムモノマーとの反応の後に
、1つより多い酸ノ)ライド基を含んでいてもよい、そ
の場合、多官能性酸ノ)ライドは、カップリング反応1
つあたり置換/為ロデン化アンモニウム2分子を除去し
て、2つまたはそれ以上のテレキーリックポリアミンを
カップリングさせることができる。 この開始剤は、非妨害性溶剤、例えばシクロヘキサン、
トルエン、テトラヒドロフランまたはアセトン、の存在
下で生成させるのが有利である。 この開始剤はまた使用する溶剤の性質にもよるが、高め
られた温度で、例えば30〜150℃で、生成させるこ
とができる。溶剤を用いた場合には、開始剤の生成後に
、用いた溶剤は蒸留により除去することができる。 テレキーリックポリアミンは数平均分子量が約300〜
10,000のものが有利であり、好ましいのは少なく
とも約5001さらに好ましいのは少なくとも1.00
0のものである。そして、開始剤へのラクタムモノマー
の付加重合によって生成するポリラクタムセグメントが
硬質の、結晶性セグメントを与えるのに対し、このテレ
キーリックポリアミンは、ナイロンブロックコポリマー
に、軟質の、弾性体セグメントの主鎖を与えるように選
択される。 軟質セグメントは、これがナイロンブロックコポリマー
に組込まれて、プラス転移温度、Tgを、約θ℃以下好
ましくは、約−25℃以下にすることに寄与する。プラ
ス転移温度は窒素雰囲気下、走査速度10〜20℃/w
inで、示差走査熱量分析法によって簡便に測定できる
。 このようなセグメントは、ポリオキシアルキレンポリア
ミン、オキシアルキレンコポリマーポリアミン、ポリア
ルカノエンポリアミン、アルカジエンコポリマーポリア
ミン、ポリアルケンポリアミン、アルケンフボリマーポ
リアミンおよびこれらの組合せからなる群から選択され
るテレキーリックボリアミンから誘導されるのが有利で
ある。 本発明方法によって91!されるナイロンブロックコポ
リマー中の弾性体セグメントの量は、得ようとする性質
に依って変わるものであるが、コポリマーの10〜90
重量%の間で変えられる。 適当な重合体状炭化水素ポリアミンの例は、ポリブタノ
エンジアミン、ポリブタノエンポリアミンおよびブタジ
ェン−アクリロニトリルコポリマーポリアミンである。 適当なポリエーテルポリ7ミンの例は、ポリ(オキシブ
チレン)ジアミン、ポリ(オキシエチレン)ジアミン、
ポリ(オキシプロピレン)ジアミン、ポリ(オキシプロ
ピレン)トリアミン、ポリ(オキシプロピレン)テトラ
ミン、およびこれらの組合せ、例えば、少なくとも2つ
のアミノ基で官能化された、ポリ(オキシプロピレン)
とポリ(オキシエチレン)とのブロックコポリマーであ
る。好ましいポリエーテルポリアミンは、少なくとも約
s、oooの数平均分子量を有するポリ(オキシプロピ
レン)トリアミンである。 テレキーリックポリアミンは、米国特許第3.155.
728号明細書および同第3,236゜896号明細書
に記載の手順に従って、テレキーリックポリオールのヒ
ドロキシル基をアミノ基で置換することにより、テレキ
ーリックポリオールから生成させられ得る。これらの化
合物の生成方法によって、若干の残留ヒドロキシル基が
存在するものと見られている。別法として、ニトリル含
有ポリマーを、そのニトリル基の還元によってアミン−
官能性化することができ、また7オルミル含有ポリマー
を、その7市ルミル基の還元アミン化によってアミン−
官能性化することができる。 ラクタム重合開始剤の製造に好適に使用し得る多官能性
酸ハライドは、式 1式中、鶴は0または1であり; 曽が0のとき、nは
0または1でp=lであり; 鋤が1のと!Inは1〜
3のfIA囲でp = nであり:またXは塩素または
臭素である。Aは脂肪族または芳香族のヒドロカルビル
基またはヒドロカルビルエーテル基である。】 好ましいA基は、パラフェニレンまたはメタフェニレン
および+CHt+x  (ここで×は3〜8の範囲内で
ある。)であり、さらに好ましいのは、パラフェニレン
またはメタ7エ二レンおよびこれらの混合物であり、こ
れらは卓越した物理的性質をもつナイロンブロックコポ
リマーをもたらす、その他の好ましいノ酸ハライドは―
;0およびn=1の場合であるオキザリル基を含有する
。 錯体化された酸ハライドと反応させるのに適当なラクタ
ムは、C1〜C11のフルキレン基を有するもので、好
ましくは、その反応性と入手(可能)性に基づいてOl
またはC5のフルキレン基を有するもの、すなわち、2
−ピロリジノンまたはC−カブロラクタムである。 °  多官能性酸ハライドを錯体化させるのに使用で終
るtjrI3aアミンの例は、トリフルキルアミン、ビ
リノンお上りアルキli’R換ピリジン、キノリン、タ
ム重合開始剤の生成を実質的に妨害しない、置換基を有
するその他の置換アミンである。7ンモニウム塩および
過剰の第3級アミンは、開始剤の生成後に除去するのが
好ましい。 ラクタム重合開始剤は、7ミノ基の数を基準にしたテレ
キーリックポリアミン1当量と、酸ハライド基の数を基
準にした酸パライト1当量とを反応させて調製するのが
よい。 しかしながら、硬質セグメントと軟質セグメントを交互
に含む主鎖を有する重合体状ラクタム重合開始剤を望む
場合には、多官能性酸ハライドは、2つまたはそれ以上
のテレキーリックポリアミンと結合するように反応させ
られる。 この場合、酸ハライドに対するテレキーリックポリアミ
ンの当量比は1:1より少なく選択される0例えば、テ
レキーリックポリアミンが三官能性であって、二官能性
酸ハライドを加九で2つのポリアミンをカップリングさ
せる場合、重合体状の四官能性開始剤を得ろのには1:
3の当量比をの上記記載は、前記テレキーリックポリア
ミンについて、一般的に論じた分子量の規定に従うのが
好ましい。 ラクタム重合開始剤は、ラクタム重合触媒の存在下でラ
クタムモノマー、好ましくはε−カプロラクタムと反応
させられて、軟質セグメントと硬質セグメントとを有す
るナイロンブロックコポリマーを形成することができ、
その際、硬質セグメントは、式    0 %式% 1式中、qは約4〜約300で、Yは前に規定したとお
りである。] で表わされ、また硬質セグメントと軟質セグメントとは
、式 [式中、A%Y%II、nおよびpは前に規定したとお
りである。1 のアミド結合によって結合されている。 このブロックコポリマーは、硬質セグメントと軟質セグ
メントとの開に、実質的にはエステル結合を含まず、そ
して、エステル結合を含むものより、加水分解および熱
に対する安定性が優れている。 得られるナイロンブロックコポリマーの重量平均分子量
は、広い範囲で変更することがでトるが、約18,00
0〜約100,000の範囲内が有利である。 分子量は、一般的には、ラクタムモノマーとラクタム重
合開始剤とのモル比に依存する。 開始剤の濃度またはラクタム重合開始剤から供給されて
、ラクタムモノマーの重合中に存在する活性化N−ラク
タム基の濃度は、全反応速度に影響を与える。活性化N
−ラクタム基の総量、すなわち、開始剤基の当量数は、
混合物中に存在する開始剤の官能性および/または濃度
によって変化し得る。 一般に、開始剤の官能性または1分子当りの活性化N−
ラクタム基の数は、少なくとも2であり、好ましくは約
2〜約10で、そしてより好ましくは約3〜約6である
。 一般に、使用されるラクタム重合開始剤の量は、使用さ
れるカプロラクタムモノマーの全モル数の、少なくとも
、0.1モル%で、さらに好ましくは0.25〜1.0
モル%である。 ラクタム重合開始剤を用い、適当な触媒の存在下でC−
カプロラクタムモノマーと反応させてナイロン−6ブロ
ツクコボリマーを製造する場合、得られるブロックコポ
リマーは一般に、ラクタム重合開始剤に、一般式 %式% の繰返し単位を有するポリアミド頷が付加したものから
なる。一方、ナイロン−6ブロツクコボリマーは、本質
的にはC−カプロラクタムから製造されるが、カプロラ
クタム重合の反応速度または重合度が実質的に害されな
いかぎり、その他のラクタムモノマーも含めることがで
きる。 本発明において有用なラクタム重合触媒には、ラクタム
のアニオン重合に適する塩基性触媒として一般に認めら
れている化合物が含まれる。一般に、すべてのアルカリ
金属またはアルカリ土類金属は、金属の状態でも、また
は水素化物、ハロ水素化物、アルキルハロゲン化物、酸
化物、水酸化物、炭酸塩及び類似物の形態でも有効であ
る。このような触媒は、米国特許第4,031,164
号明細書に更に詳しく記載されている。ラクタム重合に
特に有用なのは、C3〜el+のラクタムマグ本ンウム
ハロゲン化物であり、ε−カプロラクタムお上り2−ピ
ロリジノンからなる群より選択されるラクタムから誘導
されるものが好ましく、そして更に好ましくは、この触
媒は、C−カプロラクタムマグネシウムブロマイド、(
2−オキソ−1−テトラヒドロアゼピニルマグネシウム
ブロマイド)および2−ビロリノノンマグネシウムプロ
マイド、(2−オキソ−1−ピロリジニルマグネシウム
ブロマイド)から選択される。使用される触媒の量は、
認め得る重合速度を与える量である。 本発明を実施するためのマグネシウムラクタム重合触媒
の量は、ラクタムモノマーの全モル数を基準として0.
3〜2.0モル%の範囲内がよく、また、0.6〜1.
2モル%の範囲内がさらに好ましい0反応速度は用いら
れる触媒の濃度、およびその他のパラメーター、例えば
この反応を行なう温度に依存する。 このナイロンブロックコポリマーは、好ましくは、反応
加工方法例えば反応射出成形(RIM)によって製造さ
れるが、またこれ以外の慣用的な方法、例えば注型また
は塊状重合法によっても製造されることができる。 この発明に係るナイロンブロックコポリマーをg1造す
るのに好ましい方法においては、ラクタムモノマーとラ
クタム重合開始剤とからなる第1の反応原料の流れと、
ラクタムとラクタムマグネジ9ムハロゲン化物重合触媒
とからなる第2の反応原料の流れとが混合されて、重合
温度、例えば約り0℃〜約230℃、好ましくは約り0
℃〜約190℃そして更に好ましくは約り20℃〜約1
60℃の範囲内の温度において反応的接触に持込まれる
。 ナイロンブロックコポリマーを製造する特定の方法に従
えば、上記混合物は直ちに成形型の中に導入され、ラク
タムモノマーの重合が完了するまで重合温度に維持され
る。典型的には、ラクタム重合開始剤の選択、重合温度
の調節および/またはラクタムマグネシウムハロゲン化
物重合触媒またはラクタム重合開始剤の量の調節によっ
て、ラクタムモノマーの重合が開始され、5分間以内と
いう比較的短い時間で重合が完結され得る。 ラクタム重合開始剤が、エステル結合でなくアミド結合
を含み、この明細書において開示される方法によって生
成された本発明のものの中の1つであれば、重合時間は
3分間以内、好ましくは1分間以内に減少され得る。 「実施例」 以下の実施例において示される物理的性質は、実質的に
は次の手順に準拠した試験を使って得られたものである
。 探m: ラクタムモノマー重合の反応速度は、以下の方法による
反応の発熱量から決定した。すなわち、記録式電位差計
に接続された、30デージの鉄コンスタンクン熱電対を
、成形型の中に位置させた。 この成形型を、140℃に加熱した。カプロラクタムモ
ノマー、ラクタム重合開始剤およびマグネジ9ムラクタ
ム重合触媒の混合物を成形型の中に導入し、そして温度
の応答を記録する。成形型およびラクタム重合の初期発
熱に起因して、熱軌跡はただちに上昇を始める。温度が
一定になる前に、第2番目の思上外が起るが、これは結
晶化熱と重合の最終段階からの熱とによるものと思われ
る。 重合は、温度が最高に達し、降下し始める時に完了する
と考えられる。材料全体は十分な固形状となり、ついで
成形品は成形型から離される0反応時間は、反応混合物
を成形型に加える時点と、最高温度に到達した時点との
間の時間間隔である。 全反応速度は、温度上昇のための時間に比例するものと
考えた。 引−儀2し強度−二 八STM  17081こよっr−(単位はニュートン
/平方メートル)。 奴−阪、i!鷹JU ASTM  1708によった(単位は%)。 アイゾツト衝11先文℃ムム4」」ユニASTM D2
56によった(単位はジュール/センチメートル、J/
am)。 尺(涯り 実施例1は、本発明による、ラクタム重合開始剤とこの
開始剤から製造されるナイロンブロックコポリマーの調
製を例示するものである。 W1械的攪袢磯、冷却器、N2導入口、滴下ロートおよ
び熱電対をvc着した、2リツトルの四ツロフラスコの
中で、60.9gのテレ7タロイルクロライドと400
1のテトラヒドロ7ラン(THE)とを混合し、ついで
200nlのT HF l:溶解させた(30.6tr
のトリエチルアミンを1時間10分にわたって滴下して
加える。この間に、温度は15℃から21℃に上昇した
0次に、この混合物を21℃において1時間15分のI
’dl撹拌し、100m1のTHFに溶解させた3 3
.9gのε−カプロラクタムを43分間にわたって滴下
して加える。この開に温度は37℃に上昇し、ついでこ
の混合物を1時1i18を件し、この間に温度は23℃
に降下する。23℃において、200m1のT HEに
溶解させた数平均分子量が5000で、テキサコケミカ
ルカンパニー(テキサス州77401、ベレイア、P、
O,Box 430所在)から商標名[F] JEFFAMINE  T−5000として入手できる
ポリ(オキシプロピレン)トリアミン500gを、1時
間7分にわたって滴下して加える。この開に温度は30
℃に上昇する。ついで生成物を約19時間撹拌し、−過
、洗滌し恒量となるまでストリッピングした後、乾燥し
た。 反応射出成形装置を使って、ナイロンブロックコポリマ
ーを作るために、上に調製したラクタム重合開始剤91
.6gと、158.4gのε−カプロラクタムとからな
る第1の混合物と、濃度IMのカプロラクタムマグネシ
ウムブロマイドのカプロラクタム溶?1127gと、1
28.4gのε−カプロラクタムとからなる第2の混合
物とを100℃に加熱し、撹拌して均一になったところ
で、約IIの真空下において少なくとも10分間の間脱
気する。ついで、両温合物をそれぞれ100℃の第1お
よび第2の貯槽に移し、ケエックス型(K enics
−type)のミキサーを経由して140℃の成形型の
中ヘボンプで送り込み、25c舖X25c輸X0,32
cmの成形板を成形する0反応時間を得られたナイロン
ブロックコポリマー成形板の8!械的性質を第1表に示
す。 艮適−杜 実施例2も本発明によるものであるが、実施例1とは、
開始剤のラクタム末端基がε−カプロラクタムからでは
なく、2−ピロリジノンから与えられる点において異な
る。 機械的撹拌機、冷却器、N2導入口、滴下ロートおよび
熱電対を装着した、1リツトルの四ツロフラスコの中で
、24.4gのテレフタロイルクロライドと1601の
THFとを混合し、ついで801のTHFに溶解させた
24.2gのトリエチルアミンを、1時間にわたって滴
下して加える。この開に、−温度は19℃から23℃に
上昇した1次に、この混合物を23℃において1時間撹
拌し、その次に、4011のT HFに溶解させた1 
0.2gの2−ピロリジノンを、1時間にわたって滴下
して加える。この間に温度は33℃に上昇し、ついでこ
の混合物を1時間撹拌し、この間に温度は24°Cに降
下する。24°Cにおいて、801のT HFに溶解さ
せた200gのポリ(オキシプロピレン)トリアミン 
−この詳細は、実施例1に記載されている− を、50
分間にわたって滴下して加える。この間に、温度は35
℃に上昇する。ついで、生成物を約2.5時間撹件し、
濾過、洗滌し、恒量となるまでストリッピングした後、
乾燥した。 実施例1で用いたのと同じ装置を使って、実施例2で生
成させた開始剤から、ナイロンブロックコポリマーを作
るために、90.3gの開始剤と、109.7gのε−
カプロラクタムとを、第1の貯槽の中で組合せたこと、
および濃度IMのカプロラクタムマグネシウムブロマイ
ドのカプロラクタム溶液27gと、178.4gのε−
カプロラクタムとを、第2の貯槽の中で組合せたことを
除いては、実施例1の手順を繰り返す、得られたナイロ
ンブロックコポリマー成形板の81械的性質を第1表に
示す。 実美−秒1ドし 実施例3は、本発明によるものであり、実施例1におい
て、開始剤を調製するのに、5 o、agのテレ7りロ
イルクロライド、50.5gのトリエチルアミンおよび
28.3gのε−カプロラクタムを用いた点と、ポリア
ミンが、数平均分子量が4000で商標名JEFFAM
INE@D−4000として入手できるポリ(オキシプ
ロピレン)ジアミンである点とを除いては、実施例3は
、実施例1と同様の経路により、また同じ割合を使って
調製する。実施例1におけると同様に、ナイロンブロッ
クコポリマー成形板をg製し、その8!械的性賀を第1
表に示す。実施例1および実施例2のそれらと比較して
衝撃強度と破断伸長度とが低いが、これらは、実施例1
および実施例2のボリアミンに代えて、実施例3はジア
ミンを用いたことに起因する。 11Aノー〇1照J 実施例4は、ポリアミン、ビス−7シルラクタムおよび
ラクタムモノマーを同時に反応させることによる、ナイ
ロンブロックコポリマーの91造を例示し、この例は本
発明によるものではない。 この実施例の結果は、これらを本発明による実施例と比
較した場合、本発明方法によって完成されているように
、ラクタムモノマーの重合の前に、ラクタム重合開始剤
を実質的に生成させてお(ことの必要性を例示するもの
である。 実施例1で用いたのと同じ装置で、ナイロンブロックコ
ポリマーを作るために、79.9.のポリ(オキシプロ
ピレン)トリアミン (商標名JEFFAMINE”T
−5000)、153gのε−カプロラクタムおよび1
7.1gのイソ7タロイルビスーアシルラクタム(射出
の直前に加えられる)を、第1の貯槽の中において10
0℃で組合せ、そして、濃度IMのカプロラクタムマグ
ネシウムブロマイドのカプロラクタム溶液27.9gと
、128.4gのε−カプロラクタムとを、第2の貯槽
の中において、100℃で組合せる。ついで、この2つ
の混合物は、実施例1のように、ポンプで140℃の成
形型の中へ送り込まれる。 反応時間と、得られたナイロンブロックコポリマーの機
械的性質とを、第1表に示す。 夫美−例」」すUl1 実施例5は、ラクタム重合の前に、ビス−7シルラクタ
ムとポリアミンとを、高められた温度において、最初に
反応させることによろ、ナイロンブロックコポリマーの
製造を例示するものであるが、この例は、本発明の反応
経路によるものではない。 実施例5のナイロンブロックコポリマーは、実質的には
、実施例4に記載の方法に従って製造されるが、実施例
4とは、第1の貯槽中のイソ7タロイルビスーアシルラ
クタム、ポリ(オキシプロピレン)トリアミン、および
C−カプロラクタムが、100℃で4時間加熱され、つ
いで射出の前に脱気される点で異なる。第1表に示す、
この実施例の結果は、実施例1およゾ実施例2のそれら
と比較した場合、ナイロンブロックコポリマーが本発明
の方法によって調製されたときに得られる、改善された
衝撃強度を示している。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Qは、C_3〜C_1_1のアルキレン基を有
    するラクタム残基であり、該ラクタムの窒素原子を介し
    てカルボニルに結合しており;Aは、脂肪族または芳香
    族のヒドロカルビル基またはヒドロカルビルエーテル基
    であり;mは0または1であり;mが0のとき、nは0
    または1で、pは1であり;mが1のとき、nは1〜3
    の範囲内で、p=nである。] で示されるラクタム末端基を少なくとも2つと、第1級
    または第2級アミノ基を少なくとも2つ含有するテレキ
    ーリックポリアミンに由来する弾性体骨格とを含有する
    ことを特徴とするラクタム重合開始剤。
  2. (2)テレキーリックポリアミンが、ポリオキシアルキ
    レンポリアミン、オキシアルキレンコポリマーポリアミ
    ン、ポリアルカジエンポリアミン、アルカジエンコポリ
    マーポリアミン、ポリアルケンポリアミン、アルケンコ
    ポリマーポリアミン、およびこれらの組合せよりなる群
    から選択される特許請求の範囲第(1)項記載のラクタ
    ム重合開始剤。
  3. (3)少なくとも90モル%のアミノ基が反応してラク
    タム末端基を形成している特許請求の範囲第(1)項ま
    たは第(2)項記載のラクタム重合開始剤。
  4. (4)少なくとも95モル%のアミノ基が反応してラク
    タム末端基を形成している特許請求の範囲第(1)項ま
    たは第(2)項記載のラクタム重合開始剤。
  5. (5)mおよびnが1である特許請求の範囲第(1)項
    または第(2)項記載のラクタム重合開始剤。
  6. (6)mおよびnが1である特許請求の範囲第(4)項
    記載のラクタム重合開始剤。
  7. (7)mおよびnが1で、Aがメタフェニレンまたはパ
    ラフェニレンである、特許請求の範囲第(1)項または
    第(2)項記載のラクタム重合開始剤。
  8. (8)mおよびnが1で、Aがメタフェニレンまたはパ
    ラフェニレンである、特許請求の範囲第(4)項記載の
    ラクタム重合開始剤。
  9. (9)テレキーリックポリアミンが、約300より大き
    い数平均分子量を有する、特許請求の範囲第(1)項ま
    たは第(2)項記載のラクタム重合開始剤。
  10. (10)テレキーリックポリアミンが、約 1000より大きい数平均分子量を有する、特許請求の
    範囲第(1)項または第(2)項記載のラクタム重合開
    始剤。
  11. (11)テレキーリックポリアミンが、少なくとも3つ
    のアミノ基を有する、特許請求の範囲第(1)項または
    第(2)項記載のラクタム重合開始剤。
  12. (12)テレキーリックポリアミンが、少なくとも3つ
    のアミノ基を有する、特許請求の範囲第(4)項記載の
    ラクタム重合開始剤。
  13. (13)mおよびnが1で、Aがメタフェニレンまたは
    パラフェニレンである特許請求の範囲第(11)項記載
    のラクタム重合開始剤。
  14. (14)Aが、C_3〜C_■のヒドロカルビル基であ
    る特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載のラ
    クタム重合開始剤。
  15. (15)Aが、パラフェニレン、メタフェニレンおよび
    −(CH2)−_x[式中、xは3〜8の範囲内にある
    ]よりなる群から選択されるヒドロカルビル基である特
    許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載のラクタ
    ム重合開始剤。
  16. (16)置換ハロゲン化アンモニウムを追加含有してな
    る特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載のラ
    クタム重合開始剤。
  17. (17)ラクタムモノマーを追加含有してなる特許請求
    の範囲第(1)項または第(2)項記載のラクタム重合
    開始剤。
  18. (18)ラクタムモノマーを追加含有してなる特許請求
    の範囲第(16)項記載のラクタム重合開始剤。
  19. (19)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Zは、ポリオキシアルキレンポリアミン、オキ
    シアルキレンコポリマーポリアミン、ポリアルカジエン
    ポリアミン、アルカジエンコポリマーポリアミン、ポリ
    アルケンポリアミン、アルケンコポリマーポリアミン、
    およびこれらの組合せよりなる群から選択される、第1
    級または第2級アミノ基を少なくとも2つ含有するテレ
    キーリックポリアミンに由来する多価の基であり;Aは
    、脂肪族または芳香族のヒドロカルビル基またはヒドロ
    カルビルエーテル基であり;Qは、C_3〜C_1_1
    のアルキレン基を含有するラクタム残基であり;tは少
    なくとも1であり;mは0または1であり;mが0のと
    き、nは0または1で、pは1であり、mが1のとき、
    nは1〜3の範囲内で、p=nである。] で表わされることを特許とするラクタム重合開始剤。
  20. (20)mおよびnが1で、Aがメタフェニレンまたは
    パラフェニレンである特許請求の範囲第(19)項記載
    のラクタム重合開始剤。
  21. (21)テレキーリックポリアミンが、少なくとも約3
    00の数平均分子量を有する特許請求の範囲第(19)
    項記載のラクタム重合開始剤。
  22. (22)テレキーリックポリアミンが、少なくとも約1
    000の数平均分子量を有する特許請求の範囲第(19
    )項記載のラクタム重合開始剤。
  23. (23)テレキーリックポリアミンが、少なくとも3つ
    の第1級または第2級アミノ基を有する特許請求の範囲
    第(19)項記載のラクタム重合開始剤。
  24. (24)ラクタムモノマーを追加含有してなる特許請求
    の範囲第(19)項記載のラクタム重合開始剤。
  25. (25)置換ハロゲン化アンモニウムを追加含有してな
    る特許請求の範囲第(19)項または第(24)項記載
    のラクタム重合開始剤。
  26. (26)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Zは、ポリブタジエンポリアミン、アクリロニ
    トリル−ブタジエンコポリマーポリアミン、ポリオキシ
    アルキレンポリアミン、およびこれらの組合せよりなる
    群から選択される、第1級アミノ基を少なくとも2つ含
    有するテレキーリックポリアミンに由来するもので、上
    記テレキーリックポリアミンは約300〜10,000
    の分子量を有するものであり、▲数式、化学式、表等が
    あります▼はメタフェニレンまたはパラフェニレンであ
    り、QはC_3〜C_1_1のアルキレン基を有するラ
    クタム残基であり、該ラクタムの窒素原子を介してカル
    ボニルに結合しており;tは少なくとも1である。] で表わされるラクタム重合開始剤。
  27. (27)次の工程、すなわち、 a)多官能性酸ハライドの酸ハライド基を、第3級アミ
    ンで錯体化させる工程; b)錯体化された酸ハライド基の全部ではない少なくと
    も1つを、式▲数式、化学式、表等があります▼ [式中YはC_3〜C_1_1のアルキレン基である。 ]で表わされるラクタムモノマーと反応させて、ハロゲ
    ンをラクタム残基に置換し、ハロゲン化アンモニウム塩
    を生成させる工 程; c)残余の錯体化された酸ハライド基の少なくとも90
    モル%を、少なくとも2つの第1 級アミノ基を有するポリアミンと反応させ て、アミド基とハロゲン化アンモニウム塩 とを生成させる工程; および d)ハロゲン化アンモニウム塩を除去する工程を含むこ
    とを特徴とするラクタム重合開始剤の調製方法。
  28. (28)ラクタム重合条件下に置く前に、工程a)、b
    )およびc)を行う特許請求の範囲第(27)項記載の
    ラクタム重合開始剤の調製方法。
  29. (29)工程b)において、錯体化酸ハライドのハロゲ
    ン基の約50モル%をラクタム残基に置換する特許請求
    の範囲第(27)項または第(28)項記載のラクタム
    重合開始剤の調製方法。
  30. (30)次の工程、すなわち、 a)多官能性酸ハライドの酸ハライド基を第3級アミン
    で錯体化させる工程; b)錯体化された酸ハライド基の全部ではない少なくと
    も1つを、式▲数式、化学式、表等があります▼ [式中YはC_3〜C_1_1のアルキレン基である。 ]で表わされるラクタムモノマーと反応させて、ハロゲ
    ンをラクタム残基に置換し、ハロゲン化アンモニウム塩
    を生成させる工 程; c)残余の錯体化された酸ハライド基の少なくとも90
    モル%を、少なくとも2つの第1 級アミノ基を有するポリアミンと反応させ て、ラクタム重合開始剤とハロゲン化アン モニウム塩とを生成させる工程; d)ハロゲン化アンモニウム塩を除去する工程;および e)ラクタム重合開始剤を、ラクタム重合触媒の存在下
    で、ラクタムモノマーと反応させ て、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、YはC_3〜C_1_1のアルキレン基であり
    、Aは芳香族または脂肪族のヒドロカ ルビル基またはヒドロカルビルエーテル基 であり、mは0または1であり、mが0の とき、nは0または1で、pは1であり、 mが1のとき、nは1〜3の範囲内で、 p=nである。] のブロック結合構造を有するナイロンブロックコポリマ
    ーを生成させるラクタム重合工程を含み、上記工程e)
    の前に、上記工程a)、b)およびc)を行うことを特
    徴とするナイロンブロックコポリマーの製造方法。
  31. (31)ラクタム重合工程が、約3分間より短い時間で
    実質的に完了する特許請求の範囲第(30)項記載のナ
    イロンブロックコポリマーの製造方法。
  32. (32)ラクタム重合工程が、約1分間より短い時間で
    実質的に完了する特許請求の範囲第(30)項記載のナ
    イロンブロックコポリマーの製造方法。
  33. (33)ラクタム重合工程を行う以前に、開始剤のラク
    タム末端基の少なくとも95%が式▲数式、化学式、表
    等があります▼ [式中、Aは、芳香族または脂肪族のヒドロカルビル基
    またはヒドロカルビルエーテル基であり、QはC_3〜
    C_1_1のアルキレン基を有するラクタム残基であり
    、そしてmは0または1であり;mが0のとき、nは0
    または1であり、mが1のとき、nは1〜3の範囲内で
    ある。] である特許請求の範囲(30)項記載のナイロンブロッ
    クコポリマーの製造方法。
  34. (34)ラクタム重合触媒の存在下で、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Qは、C_3〜C_1_1のアルキレン基を有
    するラクタム残基であり、該ラクタムの窒素原子を介し
    てカルボニルに結合しており;Aは、脂肪族または芳香
    族のヒドロカルビル基またはヒドロカルビルエーテル基
    であり;mは0または1であり:mが0のとき、nは0
    または1で、pは1であり;mが1のとき、nは1〜3
    の範囲内で、p=nである。] で示されるラクタム末端基を少なくとも2つと、第1級
    または第2級アミノ基を少なくとも2つ含有するテレキ
    ーリックポリアミンに由来する弾性体骨格とを含有する
    ラクタム重合開始剤を、ラクタムモノマーと反応させて
    得られることを特徴とするナイロンブロックコポリマー
  35. (35)軟質セグメントと硬質セグメントとからなるナ
    イロンブロックコポリマーであって、硬質セグメントは
    、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、qは4〜300の範囲内であり、YはC_3〜
    C_1_1のアルキレン基である。]のセグメントから
    本質的になり、軟質セグメントは0℃より低いTgに寄
    与し;そして軟質セグメントと硬質セグメントとが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、YはC_3〜C_1_1のアルキレン基であり
    、Aは芳香族または脂肪族のヒドロカルビル基またはヒ
    ドロカルビルエーテル基であり、そしてmは0または1
    であり;mが0のとき、nは0または1で、pは1であ
    り;mが1のとき、nは1〜3の範囲内で、p=nであ
    る。] から本質的になるセグメントによって結合していること
    を特徴とするナイロンブロックコポリマー。
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