JPS638636Y2 - - Google Patents

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JPS638636Y2
JPS638636Y2 JP1981036729U JP3672981U JPS638636Y2 JP S638636 Y2 JPS638636 Y2 JP S638636Y2 JP 1981036729 U JP1981036729 U JP 1981036729U JP 3672981 U JP3672981 U JP 3672981U JP S638636 Y2 JPS638636 Y2 JP S638636Y2
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JP
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panel
wall
support
internal support
ceiling
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JP1981036729U
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JPS5721594U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、パネル水槽における内部支柱の上
部支持体に関するものである。
パネル水槽は近年高層建築物の屋上や地下など
に設置する高層水槽または受水槽として広く用い
られるようになり、その利用度が急速に高まつて
いる。すなわち、パネル水槽はその容積に応じ
て、あらかじめ工場で生産された方形単位パネル
を必要数綴り合わせて任意の大きさに構築され得
る便益が大きいからである。
しかしパネル水槽は、高段化、大形化するにつ
れて水槽各部位の水圧による変形や、とくに地震
の際のはげしい衝撃力による破壊の懸念が昂じ、
このため何らかの補強が必要とされて従来より各
部位の構造に応じた種々の補強策が講じられては
いる。
さて一般に、床面積の広い大型パネル水槽にお
いては、天井壁の自重によるたわみが比較的大き
く、とくに各種積載荷重に対して天井壁は強度的
に充分でなく、またとくに屋外設置の際には天井
壁上の強風によるばたつきを生じる。
ここに上記たわみを防止し、またさらには荷重
支持能力を高めるように天井壁を補強することが
大型パネル水槽では必要とされ、槽内の天井壁と
底壁の間に内部支柱を配設することがしばしば行
なわれている。
かかる内部支柱については、補強効果の面か
ら、天井壁および底壁においてそれぞれ4枚の互
いに隣接する方形単位パネルの取付けフランジが
会同する接合交差域に配置するのが有利であり、
例えば実開昭53−39813号公報に示されている。
しかるにこの場合、内部支柱の上端に十字状に
交差する向きの四つの溝を設けることが不可欠と
され、この溝の底にて天井壁に加わる荷重を支
え、内部支柱に伝えるだけであるから、上記のば
たつきを抑えることはできないばかりでなく内部
支柱の上端はパネル水槽の最低高さレベルよりも
高くなつてしまう不利もあつた。そのため、すで
に天井壁の構築が施工された場合の爾後取付けは
事実上不可能であり、さればといつて天井壁の組
立てに先立ち、あるいはその最中に内部支柱を建
込むような施工には支柱の仮支持を必要とするの
で不便が加わる。
この考案は上記のような不利を有利に克服して
天井壁の構築後であつても、必要な適所へ任意に
取付けをすることができて内部支柱との締結取付
けにも適合する内部支柱の上部支持体を創案した
ものであり、これによつて、内部支柱をそなえる
パネル水槽の適切有効な補強を、有利に実現する
ものである。
この考案は、四周に取付けフランジを有する多
数の方形単位パネルを互いにその取付けフランジ
で締結した側壁2、底壁1および天井壁3を、底
壁1の単位方形パネルの取付けフランジは外方に
向け、天井壁3のそれについては内方に向けて、
それぞれ側壁2と、これに面する単位方形単位パ
ネルの取付フランジにより締結して連結し、さら
に底壁1と天井壁3の相互間を連結補強する内部
支柱7をそなえたパネル水槽において、 内部支柱7の少くとも上端側に開口する中空孔
にはまり合つて目釘ボルト19により内部支柱7
に対し抜け止めする係止突片12と、該係止突片
12に対し横に張り出す折曲片18とを有する承
片15,15′よりなり、 折曲片18の上面をパネル水槽の最低天井高さ
レベルに揃えて承片15を内部支柱7と組合わせ
て締結するとともに、この承片15,15′を、
天井壁3の方形単位パネルの相互連結に供した取
付けフランジ4又はその下縁に沿つて配置するは
り若しくはけた23に対して締結固着するように
したことを特徴とする、パネル水槽における内部
支柱の上部支持体である。
以下この考案を図面に基いて詳細に説明する。
第1図にこの考案の上部支持体を用いた一例に
つき内部支柱をそなえるパネル水槽について槽内
の一部を示すが、この水槽は底壁1、側壁2およ
び天井壁3からなつている。
パネル水槽の組立作業の能率、底壁1上におけ
る余水の排水性、ならびに天井壁3上の清掃性、
さらには組立後における保守作業性などを考慮し
て、底壁1および側壁2を構成する各方形単位パ
ネルはその取付けフランジ(図にあらわれない)
を外方に向けて綴り合わせ、また天井壁3を構成
するそれは取付けフランジ4を内方に向けて綴り
合わせて締結し、底壁1、天井壁3の周縁をそれ
ぞれ側壁2に対し締結して連結するのは通例通り
である。
なお底壁1は、図示する例で余水の排水流動を
とくに良くするために各方形単位パネルの受圧面
が中央部5で盛り上つた中高をなし、これによつ
て底壁1の互いに相隣り合う方形単位パネルの接
合縁6に沿う排水谷間を形成し、パネル水槽内の
溜水を底壁1の任意の位置に設けられるピツトパ
ネル(図示せず)から容易に排水し得るようにす
ることがのぞましい。
なお図示した各方形単位パネルについては、一
例を図解したにすぎず、それらの形状だけにこの
考案の適用を限定される主旨ではなく、とくに第
1図の側壁2における方形単位パネルは平坦な受
圧面をもつが水圧に有利に対抗するような耐圧膜
形状になるものとするのが一般である。
この考案では天井壁3に対する補強を司る内部
支柱7についてその施工を容易にするため、とく
に上部支持体を用いるが、通常天井壁3に作用す
る荷重を有利に負坦するため、4枚の天井用方形
単位パネルがそれらの取付けフランジ4が相互締
結により会同した接合交差域にて、方形単位パネ
ルのフランジ4又はその下縁に沿つて配置するは
り(梁)若しくはけた(桁)に対し上部支持体1
1を介した内部支柱7による支持を与えることが
のぞましい。
なおこの内部支柱7は一般に管状体、少なくと
も第1図に示した上部固定部9そしてさらには下
部固定部10に面する端部にてそれぞれ中空をな
すものとして上部支持体11の係止突片12およ
び下部固定子13の突記14と、はめ合わせるよ
うにする(第2図、第3図参照)。
上部支持体11は係止突片12のほかこれに対
し横に張り出す折曲片18を有する承片15より
なり、第2図、第4図のように板金加工のごとき
で簡便につくることができる。
第2図の例ではパイプ材を用いた内部支柱7の
上端側に開口する中空孔にはまり合う舌片状の係
止突片12を区分するように板状素材に切込んだ
スリツトの両側残片につき、スリツトの奥で交互
に曲げ加工した折曲片18,18と、係止突片1
2に相対する側で、必要によつては折曲片18と
同一レベルに達する溝18′を形成する、もう一
つの折曲片18″の各上面とともに、四枚のパネ
ルの一点に会同する接合交差域の取付けフランジ
4の載置に供する承片15よりなる上部支持体を
上部固定部9に適用した場合を示した。
なお下部固定子13については、たとえば第2
図の下半に示すように帯材を倒立V字状に曲げ加
工して、内部支柱7の下端中空孔にはまり合う突
起14とその左右へ張出す翼片16とを形成し、
底壁1の対角線方向に隣接する単位方形パネルの
水平面部分に沿わせて固定することがのぞまし
く、内部支柱7は、上記翼片16をそれに用意し
たボルト孔17により底壁1に対し、必要なシー
ルを併用してボルト締結した下部固定子13の突
起14に、下端で開口する中空孔をはめ合わせ
る。
このとき内部支柱7は、その上端に開口する中
空孔へ予め上部支持体11の係止突片12をさし
込んで、その折曲片18が、天井壁3における単
位方形パネルのフランジ4またはその下縁に沿つ
て配置するはり若しくはけたによつて定まるパネ
ル水槽の最底天井高さレベルに揃う長さとして、
第1図に従いはりやけたを併用しない例において
は承片15に設けた溝18′で該フランジを挟み
ながら、その折曲片18,18″の上面を受面と
して取付けフランジ4の下縁を直接支持させこの
位置で内部支柱7を、係止突片12とともに貫通
する目釘ボルト19により、また承片15は取付
けフランジ4の締結ボルトによりそれぞれ固定す
る。
内部支柱7の下端でも、これを下部固定子13
の突起14とくにそのV形折曲げの谷溝とともに
貫通する目釘ボルト20で抜け止めする。
第4図に上部支持体11の変形例を示し、これ
らは溝18′を含めて承片15の概括的な形状は
ほぼ同様であり、係止突片12が舌片状をなす代
りに、12′,12″で示したような十字羽根状と
して、承片15の下面で溶接などで一体に固着し
た場合を示す。
なお第2図、第4図において21は目釘孔、2
2は承片15の取付けフランジ4に対する締結の
ためのボルト孔である。
また第5図には、天井壁3の取付けフランジ4
の下縁に沿う補強に供したはり若しくはけた23
を、側壁2−2間に架け渡す場合についての支柱
の適用例を示し、この際上部支持体11の承片1
5′は図のように、はり若しくはけた23を下面
から支える折曲片18(図では大半かくれてい
る)を設けるほかはり若しくはけた23のウエブ
との間の締結に供するボルト孔24を設けること
が好ましい。図中25は締結用のボルトである。
上述のようにしてこの考案によれば、天井壁の
施工のあとで、任意に適切な位置へ内部支柱を的
確に取付けることができるので、パネル水槽の有
効な内部支柱による補強が、簡易に施工できて、
水槽天井が広い面積にわたるときでもその垂れ下
りやばたつきを生じることなく、また水槽天井上
への荷重載置の必要に際しても直ちに即応でき、
さらには地震の時の槽内にスロツシングを生じて
も天井壁のはね上りや、支柱の転倒などのおそれ
が有利に回避される。
【図面の簡単な説明】
第1図はパネル水槽の内部透視図、第2図は上
部支持体、下部固定子と内部支柱との関係を示す
斜視図、第3図は上部支持体による天井壁の支持
要領を示す断面図、第4図は上部支持体の変形例
の斜視図、第5図ははり若しくはけたによる補強
を有する場合における上部支持体の内部支柱との
結合要領を示す斜視図である。 1……底壁、2……側壁、3……天井壁、4…
…取付けフランジ、7……内部支柱、11……上
部支持体、12……係止突片、15,15′……
承片、18……折曲片、19……目釘ボルト、2
3……はり若しくはけた。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 四周に取付けフランジを有する多数の方形単位
    パネルを互いにその取付けフランジで締結した側
    壁2、底壁1および天井壁3を、底壁1の単位方
    形単位パネルの取付けフランジは外方に向け、天
    井壁3のそれについては内方に向けて、それぞれ
    側壁2とこれに面する単位方形単位パネルの取付
    けフランジにより締結して連結し、さらに底壁1
    と天井壁3の相互間を連結補強する内部支柱7を
    そなえたパネル水槽において、内部支柱7の少く
    とも上端側に開口する中空孔にはまり合つて目釘
    ボルト19により内部支柱7に対し抜け止めする
    係止突片12と、該係止突片12に対し横に張り
    出す折曲片18とを有する承片15,15′より
    なり、 折曲片18の上面をパネル水槽の最低天井高さ
    レベルに揃えて承片15の内部支柱7と組合わせ
    て締結するとともに、この承片15,15′を、
    天井壁3の方形単位パネルの相互の連結に供した
    取付けフランジ4又はその下縁に沿つて配置する
    はり若しくはけた23に対して締結固着するよう
    にしたことを特徴とする、パネル水槽における内
    部支柱の上部支持体。
JP1981036729U 1981-03-18 1981-03-18 Expired JPS638636Y2 (ja)

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JP1981036729U JPS638636Y2 (ja) 1981-03-18 1981-03-18

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JPS61157475U (ja) * 1985-03-20 1986-09-30
JPS6223559U (ja) * 1985-07-19 1987-02-13
JPH0431019Y2 (ja) * 1986-04-17 1992-07-27
JPH0431020Y2 (ja) * 1986-05-06 1992-07-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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