JPS6036643Y2 - 換気構造を有する煉瓦壁 - Google Patents
換気構造を有する煉瓦壁Info
- Publication number
- JPS6036643Y2 JPS6036643Y2 JP7009079U JP7009079U JPS6036643Y2 JP S6036643 Y2 JPS6036643 Y2 JP S6036643Y2 JP 7009079 U JP7009079 U JP 7009079U JP 7009079 U JP7009079 U JP 7009079U JP S6036643 Y2 JPS6036643 Y2 JP S6036643Y2
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- JP
- Japan
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- wall
- brick wall
- brick
- frame
- wall frame
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は換気構造を有する煉瓦壁に関するもので、従来
の煉瓦壁において問題となっていた煉瓦壁と壁軸組との
間に設けた空間部内での湿気の除去を目的としている。
の煉瓦壁において問題となっていた煉瓦壁と壁軸組との
間に設けた空間部内での湿気の除去を目的としている。
煉瓦壁と壁軸組との間に設けた空間に湿気がたまると壁
軸組を構成している鉄骨等に錆が発生する虞れがあった
。
軸組を構成している鉄骨等に錆が発生する虞れがあった
。
そこで、本考扱はこれらの問題点を鑑み、従来の欠点を
全て除去した煉瓦壁を提供するものである。
全て除去した煉瓦壁を提供するものである。
本考案は、壁外から煉瓦壁と壁軸組との間の空間に通ず
る換気孔を基礎中に設けると共に、煉瓦壁の上端に外部
に通じる間隙を設けることにより、該空間の空気の流通
を良くし、該空間内に湿気がたまるのを防ぎ、壁軸組を
構成する鉄骨等における錆発生を防ぎ、錆の腐食による
劣化を防いで建物の耐久性を延ばすことを目的とした煉
瓦壁である。
る換気孔を基礎中に設けると共に、煉瓦壁の上端に外部
に通じる間隙を設けることにより、該空間の空気の流通
を良くし、該空間内に湿気がたまるのを防ぎ、壁軸組を
構成する鉄骨等における錆発生を防ぎ、錆の腐食による
劣化を防いで建物の耐久性を延ばすことを目的とした煉
瓦壁である。
以下本考案は図面に示す実施例に基いて説明する。
基礎1は、効率のよい換気効果が得られるような位置に
換気孔3を設けるため、断面略逆り字型又は、それに類
する形状とし、換気孔3は基礎1の凹部と、煉瓦壁Aと
壁軸組2との空間Bを最短かつ直線状に結ぶよう該基礎
1中に形成する。
換気孔3を設けるため、断面略逆り字型又は、それに類
する形状とし、換気孔3は基礎1の凹部と、煉瓦壁Aと
壁軸組2との空間Bを最短かつ直線状に結ぶよう該基礎
1中に形成する。
該基礎1上に数個の鉄骨(軽量形鋼)枠を立設固定し壁
軸組2を形成する。
軸組2を形成する。
該壁軸組2は煉瓦壁Aの高さと幅に応じたものと威し、
各鉄骨枠は互いに適当な間隔を設けさせ、隣接するもの
同志ボルト17にて連結する。
各鉄骨枠は互いに適当な間隔を設けさせ、隣接するもの
同志ボルト17にて連結する。
該ボルト17・・・上にオメガ状に威したボルト18・
・・を跨設し、該オメガ状ボルト18及び連結金具12
を介して煉瓦壁Aを壁軸組2に連結する。
・・を跨設し、該オメガ状ボルト18及び連結金具12
を介して煉瓦壁Aを壁軸組2に連結する。
このように威した壁軸組2と適当間隔(50〜60TI
y&)をおいて煉瓦壁Aを並設する。
y&)をおいて煉瓦壁Aを並設する。
煉瓦壁Aは目地・10・・・を介しながら穴あき煉瓦9
を積み上げ形成する。
を積み上げ形成する。
積み上げ方としては、破れ目地でも芋目地でもよい。
煉瓦壁Aの下3段程は基礎1に一端部を埋設した縦鉄筋
11aを差込み、煉瓦壁Aを補強している。
11aを差込み、煉瓦壁Aを補強している。
煉瓦壁Aの中程と壁軸組2との連結は、断面り字型連結
金具12を用いる。
金具12を用いる。
該連結金具12の一片13には縦鉄筋11bを差込む通
孔15を設け、他方14には前記オメガ状ボルト18を
差込む長孔16を設けている。
孔15を設け、他方14には前記オメガ状ボルト18を
差込む長孔16を設けている。
このように成る連結金具12の一片13は、オメガ状ボ
ルト18と対向する目地10内に差込み埋設固定し、他
片14の長孔16には壁軸組2に係合しているオメガ状
ボルト18の内端部を差込み、座金19を介してナツト
20にて締着固定する。
ルト18と対向する目地10内に差込み埋設固定し、他
片14の長孔16には壁軸組2に係合しているオメガ状
ボルト18の内端部を差込み、座金19を介してナツト
20にて締着固定する。
オメガ状ボルト18の他端部は、同様に座金21を介し
てナツト22により締着し、連結金具12を壁軸組2に
確実に連結固定する。
てナツト22により締着し、連結金具12を壁軸組2に
確実に連結固定する。
連結金具12のオメガ状ボルト18を差込む孔16を長
孔としているため、目地10を差込み固定する連結金具
12の位置の調整が容易である。
孔としているため、目地10を差込み固定する連結金具
12の位置の調整が容易である。
尚、連結金具として前記の1字型金具の他、オメガ状ボ
ルト18を直接目地10内に差込んで埋設固定してもよ
く、その他、煉瓦壁Aと壁軸組2とを確実に連結固定す
るものであればどのような金具であってもよいこともち
ろんである。
ルト18を直接目地10内に差込んで埋設固定してもよ
く、その他、煉瓦壁Aと壁軸組2とを確実に連結固定す
るものであればどのような金具であってもよいこともち
ろんである。
上記の如く成る連結金具12を煉瓦壁Aの上下、左右の
数ケ所に用いて壁軸組2に連結固定するが、煉瓦壁Aの
上端部には外部に通じる換気用の間隙25を設けるため
、煉瓦壁上端部と、軒裏(図面では野縁23及び見切り
24)との間に適当な間隙ができるように煉瓦を積み上
げる。
数ケ所に用いて壁軸組2に連結固定するが、煉瓦壁Aの
上端部には外部に通じる換気用の間隙25を設けるため
、煉瓦壁上端部と、軒裏(図面では野縁23及び見切り
24)との間に適当な間隙ができるように煉瓦を積み上
げる。
また、前述の換気除湿効果と相俟って、壁軸組2を構成
する鉄骨等の防錆効果を高めるため該壁軸組2上、煉瓦
壁Aと壁軸組2との空間B側に防水シート4を防水シー
ト押え板5で取り付けるとより一層の防錆効果が得られ
、壁軸組2を構成する鉄骨等の耐久性が飛躍的に延びる
。
する鉄骨等の防錆効果を高めるため該壁軸組2上、煉瓦
壁Aと壁軸組2との空間B側に防水シート4を防水シー
ト押え板5で取り付けるとより一層の防錆効果が得られ
、壁軸組2を構成する鉄骨等の耐久性が飛躍的に延びる
。
尚、防水シート4の取り付けは前記オメガ状ボルト18
を応用し、連結金具12を締着固定する際に連結金具1
2と壁軸組2との間に前記防水シート4と防水シート押
え板5をはさんで、連結金具12共々壁軸組2に締着固
定する。
を応用し、連結金具12を締着固定する際に連結金具1
2と壁軸組2との間に前記防水シート4と防水シート押
え板5をはさんで、連結金具12共々壁軸組2に締着固
定する。
また、内壁枠6にウレタンスポンジ7及び石コウボード
8を取り付け、断熱遮音効果が上がるように威してもよ
い。
8を取り付け、断熱遮音効果が上がるように威してもよ
い。
上記の如く成る本考案煉瓦壁は、基礎中に換気孔を、煉
瓦壁上端に換気用間隙を設けているため、煉瓦壁内側の
除湿効果がよく、従って従来問題となっていた煉瓦壁を
支持する鉄骨等の防錆耐久性を極めて向上させた。
瓦壁上端に換気用間隙を設けているため、煉瓦壁内側の
除湿効果がよく、従って従来問題となっていた煉瓦壁を
支持する鉄骨等の防錆耐久性を極めて向上させた。
また、壁軸組に防水シートを装着することにより、換気
除湿効果と相俟って従来にない防湿防錆効果を発揮させ
ることができる。
除湿効果と相俟って従来にない防湿防錆効果を発揮させ
ることができる。
更に、煉瓦壁は、鉄骨の壁軸組に連結金具で固定されて
いるため煉瓦壁上端に間隙を設けても、地震、風圧等に
よる煉瓦壁への荷重を壁軸組に負担させることができ、
極めて高い耐震性も有する等、建築産業界において極め
て優れた効果を奏する考案である。
いるため煉瓦壁上端に間隙を設けても、地震、風圧等に
よる煉瓦壁への荷重を壁軸組に負担させることができ、
極めて高い耐震性も有する等、建築産業界において極め
て優れた効果を奏する考案である。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は、本考案
煉瓦壁の断面図、第2図は煉瓦壁と壁軸組とのジヨイン
ト部分の拡大断面図、第3図は壁軸組の縦枠と連結金具
との部分拡大斜視図。 1・・・・・・基礎、2・・・・・・壁軸組、3・・・
・・・換気孔、12・・・・・・連結金具、A・・・・
・・煉瓦壁、B・・・・・・空間、25・・・・・・換
気用間隙。
煉瓦壁の断面図、第2図は煉瓦壁と壁軸組とのジヨイン
ト部分の拡大断面図、第3図は壁軸組の縦枠と連結金具
との部分拡大斜視図。 1・・・・・・基礎、2・・・・・・壁軸組、3・・・
・・・換気孔、12・・・・・・連結金具、A・・・・
・・煉瓦壁、B・・・・・・空間、25・・・・・・換
気用間隙。
Claims (1)
- 断面略逆り字型の基礎1上に立設固定した煉瓦壁Aと壁
軸組2との間には適当間隔の空間Bを設けると共に煉瓦
壁Aと壁軸組2とは連結金具12にて連結し、前記基礎
1の凹部と空間Bとの間に換気孔3を設け、且つ煉瓦壁
Aの上端部と軒裏との間に換気用間隙25を設けてなる
ことを特徴とする換気構造を有する煉瓦壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009079U JPS6036643Y2 (ja) | 1979-05-23 | 1979-05-23 | 換気構造を有する煉瓦壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009079U JPS6036643Y2 (ja) | 1979-05-23 | 1979-05-23 | 換気構造を有する煉瓦壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55168603U JPS55168603U (ja) | 1980-12-04 |
JPS6036643Y2 true JPS6036643Y2 (ja) | 1985-10-31 |
Family
ID=29303856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7009079U Expired JPS6036643Y2 (ja) | 1979-05-23 | 1979-05-23 | 換気構造を有する煉瓦壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036643Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS622332Y2 (ja) * | 1980-12-16 | 1987-01-20 |
-
1979
- 1979-05-23 JP JP7009079U patent/JPS6036643Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55168603U (ja) | 1980-12-04 |
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