JPS638432A - 表面処理方法 - Google Patents
表面処理方法Info
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- JPS638432A JPS638432A JP15203886A JP15203886A JPS638432A JP S638432 A JPS638432 A JP S638432A JP 15203886 A JP15203886 A JP 15203886A JP 15203886 A JP15203886 A JP 15203886A JP S638432 A JPS638432 A JP S638432A
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Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は弾性体を積重ねた場合などに生じる粘着を防止
するための後処理表面処理方法に関しさらに具体的には
表面処理液に関する。
するための後処理表面処理方法に関しさらに具体的には
表面処理液に関する。
（従来の技術〕
従来、ベアリングシールあるいはオイルシール等の弾性
体で形成された成型物は、重ね合せたり包装すると互い
に粘着して接合し合うブロッキングを起すため作業上程
々の問題を起していた。このため粘着防止の後処理が必
要となり、その対策として表面処理液を塗布したり薬品
によって表面を化学的に変化させたりして対処していた
。
体で形成された成型物は、重ね合せたり包装すると互い
に粘着して接合し合うブロッキングを起すため作業上程
々の問題を起していた。このため粘着防止の後処理が必
要となり、その対策として表面処理液を塗布したり薬品
によって表面を化学的に変化させたりして対処していた
。
しかし、前者の表面処理液を塗布する方法の有機溶剤に
シリコーンオイル及び界面活性剤などを溶解して得てい
た表面処理液あるいはエマルジョン型シリコーンオイル
系表面処理液はブロッキング防止剤としてよりも美観処
理剤としての効果はあっても十分に粘着力を押えること
ができないばかりか弾性体表面がシリコーンオイル等の
液状成分によって漏れた状態になり外観不良の原因とな
るなどの欠点があった。また後者の化学的処理を行う薬
品は、例えばジエン系ゴムをハロゲン化させるなど表面
を化学的に処理することにより摩擦係数を下げ表面だけ
を硬化させブロッキングを防止するものであるが、所望
する適度の表面粗さ及び表面硬化を得るには薬品配合割
合及び処理時間など調整に大変難しい問題が残りまた高
価であり、またハロゲンの残存により金属を含む複合製
品では錆の発生につながるなど多くの欠点を有していた
。
シリコーンオイル及び界面活性剤などを溶解して得てい
た表面処理液あるいはエマルジョン型シリコーンオイル
系表面処理液はブロッキング防止剤としてよりも美観処
理剤としての効果はあっても十分に粘着力を押えること
ができないばかりか弾性体表面がシリコーンオイル等の
液状成分によって漏れた状態になり外観不良の原因とな
るなどの欠点があった。また後者の化学的処理を行う薬
品は、例えばジエン系ゴムをハロゲン化させるなど表面
を化学的に処理することにより摩擦係数を下げ表面だけ
を硬化させブロッキングを防止するものであるが、所望
する適度の表面粗さ及び表面硬化を得るには薬品配合割
合及び処理時間など調整に大変難しい問題が残りまた高
価であり、またハロゲンの残存により金属を含む複合製
品では錆の発生につながるなど多くの欠点を有していた
。
本発明はこの様な欠点を除去し、すべり及びブロッキン
グ対策に有効な表面処理方法を提供するものである。
グ対策に有効な表面処理方法を提供するものである。
本発明者は、上記従来の欠点を克服するため種々検討し
た結果、エマルジョン型ワックス及びシリコン系表面処
理液にエチルセルロースまたはメチルセルロースを配合
してなる処理液を用いると、これを合成ゴム、合成樹脂
からなる弾性体の表面に塗布したとき処理液が一様に塗
布され、弾性体のブロッキング効果を充分に向上でき且
つ、成型品の外観を損なわないことを見い出した。
た結果、エマルジョン型ワックス及びシリコン系表面処
理液にエチルセルロースまたはメチルセルロースを配合
してなる処理液を用いると、これを合成ゴム、合成樹脂
からなる弾性体の表面に塗布したとき処理液が一様に塗
布され、弾性体のブロッキング効果を充分に向上でき且
つ、成型品の外観を損なわないことを見い出した。
さらに、エチルセルロースまたはメチルセルロースは、
水に溶解しないために該配合物をＥｔＯＨに溶解した溶
液を水１１ｔｏＨ系エマルジョン型処理液に混合して本
発明の処理液を作成した。
水に溶解しないために該配合物をＥｔＯＨに溶解した溶
液を水１１ｔｏＨ系エマルジョン型処理液に混合して本
発明の処理液を作成した。
従って、本発明の目的は合成ゴム、合成樹脂等からなる
弾性体に良好なブロッキング防止効果を付与することの
できる表面処理方法を提供することにある。
弾性体に良好なブロッキング防止効果を付与することの
できる表面処理方法を提供することにある。
本発明において、エマルジョン型パラフィン及びシリコ
ン系表面処理液としては、例えばパラフィン及びシリコ
ーンオイル等をエマルジョン化したものを使用できる。
ン系表面処理液としては、例えばパラフィン及びシリコ
ーンオイル等をエマルジョン化したものを使用できる。
このエマルジョン型ワックス及びシリコン系表面処理液
にメチルセルロースまたはエチルセルロースを配合スる
。
にメチルセルロースまたはエチルセルロースを配合スる
。
処理液中におけるメチルセルロースまたはエチルセルロ
ースの濃度は、０．１〜１０．０重量部、好ましくは０
．５〜２．０重量部が望ましい。０．１重社部未満では
、成型品のブロッキング防止効果が著しく低下し、１０
．０重量部を越えると成型品の外観を極端に損なうこと
になる。
ースの濃度は、０．１〜１０．０重量部、好ましくは０
．５〜２．０重量部が望ましい。０．１重社部未満では
、成型品のブロッキング防止効果が著しく低下し、１０
．０重量部を越えると成型品の外観を極端に損なうこと
になる。
本発明の表面処理液を塗布あるいは浸漬して弾性体表面
に被着させ、５０℃〜２００℃、好ましくは１００℃〜
１６０℃に加熱し、冷却する。この方法により、処理液
中の水分が蒸発し、その後該表面にはシリコーンオイル
、ワックスおよびメチルセルロースまたはエチルセルロ
ースが残る。
に被着させ、５０℃〜２００℃、好ましくは１００℃〜
１６０℃に加熱し、冷却する。この方法により、処理液
中の水分が蒸発し、その後該表面にはシリコーンオイル
、ワックスおよびメチルセルロースまたはエチルセルロ
ースが残る。
その表面状態はシリコーンオイル薄膜層上にワックス粒
子およびメチルセルロースまたはエチルセルロースが点
在する形を取る。
子およびメチルセルロースまたはエチルセルロースが点
在する形を取る。
従って弾性体の外観の良好なまたブロッキング防止効果
を充分に備えた処理膜が形成されることになる。
を充分に備えた処理膜が形成されることになる。
以上の説明の様に本発明は、弾性体表面に均一で且つ非
粘着性の固体層を形成して、弾性体相互の粘着性を著し
く減じせしめまた、弾性体の外観の良好な理想的な表面
処理液である。
粘着性の固体層を形成して、弾性体相互の粘着性を著し
く減じせしめまた、弾性体の外観の良好な理想的な表面
処理液である。
エマルジョン型ワックス及びシリコン系表面処理液とし
て、ワックス（パラフィン１３５’Ｆ、モービｈ石ｍ製
）及びシリコーンオイル（Ｋ Ｆ ９６１０００Ｓ、信
越化学製）をエマルジョン化したものを用い、この処理
液中における濃度をワックス１．０重量部及びシリコー
ンオイル０．５重量部とし、これに表１に示すようにエ
チルセルロースまたはメチルセルロース（エトセルまた
はメトセル：日新化成製）を、その処理液中における濃
度を種々変えて配合し、数種の処理液を調製した。
て、ワックス（パラフィン１３５’Ｆ、モービｈ石ｍ製
）及びシリコーンオイル（Ｋ Ｆ ９６１０００Ｓ、信
越化学製）をエマルジョン化したものを用い、この処理
液中における濃度をワックス１．０重量部及びシリコー
ンオイル０．５重量部とし、これに表１に示すようにエ
チルセルロースまたはメチルセルロース（エトセルまた
はメトセル：日新化成製）を、その処理液中における濃
度を種々変えて配合し、数種の処理液を調製した。
〔表１〕
比較例１は従来通りの方法。
実施例１〜４は本発明。
そして大きさの異なる１０種類の加硫ゴム片を各１００
０孜づつ用意し、これらに上記の表のような割合で混合
して得られた４種類の表面処理液をディッピングし、１
００℃で１０分間、乾燥、硬化せしめた。これを１００
枚づつ積重ねると共に従来の表面処理液を施こした加硫
ゴム片をこれも１０００枚用意し、１００枚づつ同様に
積重ねこれらを４０℃の雰囲気中に７日間放置後、ブロ
ッキング状態を観察した。観察の結果、本発明の表面処
理液を施こした加硫ゴム片にはブロッキングは見られず
、良好な状態を保っており、すべり特性にもすぐれてい
た。しかし従来の表面処理液を施こした加硫ゴム片は１
００枚中はぼ全体にブロッキングを起し、平均９０＆が
ブロッキング度が大きくなかなかとれない状態であった
。
０孜づつ用意し、これらに上記の表のような割合で混合
して得られた４種類の表面処理液をディッピングし、１
００℃で１０分間、乾燥、硬化せしめた。これを１００
枚づつ積重ねると共に従来の表面処理液を施こした加硫
ゴム片をこれも１０００枚用意し、１００枚づつ同様に
積重ねこれらを４０℃の雰囲気中に７日間放置後、ブロ
ッキング状態を観察した。観察の結果、本発明の表面処
理液を施こした加硫ゴム片にはブロッキングは見られず
、良好な状態を保っており、すべり特性にもすぐれてい
た。しかし従来の表面処理液を施こした加硫ゴム片は１
００枚中はぼ全体にブロッキングを起し、平均９０＆が
ブロッキング度が大きくなかなかとれない状態であった
。
この様に本発明による表面処理方法は表面処理液をゴム
表面に塗布せしめるという簡単な方法で、ゴム弾性体特
有の粘着性をなくして、ブロッキングを確実に防止する
と共にかつすべり特性を向上せしめると共に外観の向上
にも貢献する理想的な表面処理方法を提供するものであ
る。
表面に塗布せしめるという簡単な方法で、ゴム弾性体特
有の粘着性をなくして、ブロッキングを確実に防止する
と共にかつすべり特性を向上せしめると共に外観の向上
にも貢献する理想的な表面処理方法を提供するものであ
る。
なお、この表面処理方法はベアリングシールやオイルシ
ールに限定されるものではなく、ゴム弾性体で作られブ
ロッキングが問題になる製品に広く応用されることは言
うまでもない。
ールに限定されるものではなく、ゴム弾性体で作られブ
ロッキングが問題になる製品に広く応用されることは言
うまでもない。
Claims (2)
- （１）エマルジョン型ワックスおよびシリコン系表面処
理液にエチルセルロースまたはメチルセルロースを配合
してなる処理液を、合成ゴム、合成樹脂等からなる弾性
体の表面に塗布することを特徴とする表面処理方法。 - （２）処理液中におけるエチルセルロースまたはメチル
セルロースの濃度が０．１〜１０．０重量部で且つ該配
合物をエチルアルコールに溶解し、エマルジョン型表面
処理液に配合する特許請求の範囲第１項記載の表面処理
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15203886A JPS638432A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15203886A JPS638432A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS638432A true JPS638432A (ja) | 1988-01-14 |
| JPH0512381B2 JPH0512381B2 (ja) | 1993-02-17 |
Family
ID=15531697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15203886A Granted JPS638432A (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS638432A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100625044B1 (ko) | 2004-11-29 | 2006-09-18 | 금호석유화학 주식회사 | 저경도의 열가소성 탄성체 수지 조성물 |
| JP2010094912A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Cmet Inc | 光学的立体造形物の処理方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4524820B2 (ja) * | 1999-10-25 | 2010-08-18 | Ｎｏｋ株式会社 | 表面処理剤 |
| JP5211498B2 (ja) * | 2007-02-08 | 2013-06-12 | Ｎｏｋ株式会社 | コーティング剤 |
| JP6024591B2 (ja) * | 2013-05-17 | 2016-11-16 | 信越化学工業株式会社 | 粘着テープ又は粘着ラベル貼着用ゴム物品及びゴム製品 |
-
1986
- 1986-06-27 JP JP15203886A patent/JPS638432A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100625044B1 (ko) | 2004-11-29 | 2006-09-18 | 금호석유화학 주식회사 | 저경도의 열가소성 탄성체 수지 조성물 |
| JP2010094912A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Cmet Inc | 光学的立体造形物の処理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0512381B2 (ja) | 1993-02-17 |
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