JPS638361A - 熱異方性ビスアクリレ−ト化合物 - Google Patents

熱異方性ビスアクリレ−ト化合物

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JPS638361A
JPS638361A JP15179986A JP15179986A JPS638361A JP S638361 A JPS638361 A JP S638361A JP 15179986 A JP15179986 A JP 15179986A JP 15179986 A JP15179986 A JP 15179986A JP S638361 A JPS638361 A JP S638361A
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compound
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bisacrylate
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excellent heat
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Toshiyuki Tayama
利行 田山
Kaoru Kanayama
薫 金山
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱異方性を有するビスアクリレート比合物に
関する。本発明のビスアクリレート化合物は、容易に硬
化反応をおこなうことが出来、耐熱性の優れた構造材料
・炭素繊維複合材用マトリックス樹脂、接着剤・封止剤
・粉体塗料用樹脂として有用である。
〔従来の技術〕
特定の化合物において、溶、@吻がある温度で異方性(
@融状態で分子が長軸を一方向に揃えて配列する)を示
し、この異方性の状、態で三次元架橋体応を行って高結
晶の硬化物を得ることは知られている。
例えば、一般式 〔式中、XばHまたはいである。〕 で示されるアゾメチン基を有するアクリレート比合物は
、熱異方性を示し、その状態で得られる三次元架橋体も
異方性を示すことが報告されている。
〔マクロモレキュル(Macromolecule 、
第9巻。
第123頁、1976年およびブラーテインソシエへミ
ーフラ7 ス(Bull−3oc−chem−F’r、
 ) 、  1973年、第579頁および第605頁
〕。
一方、三次元架橋する化合物としては、エポキシ化合物
がよく矧られている。特定の骨格を有するエポキシ化合
物、例えばシアノスチルベン基を有−t−るポリエポキ
シ化合物は、熱異方性を示し、均一な異方性の硬化物が
得られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのアクリレート化合物は、融点が180
℃と高く、同温度で異方性を示すが、該温度でlf’=
 raと同時にこのアクリレート化合物の獄舎が起るた
め充填剤、顔料等の添加物を混合して均一な組成の硬化
物を得ることが困難である。
又、前記のポリエポキシ化合物の硬化物の耐熱性は、ま
だ十分とはいえない。(比較例参照)〔問題点を解決す
る具体的手段〕 本発明者等は、化合物が異方性を示す温度でのポットラ
イフが十分に長く成形時の作業性に優れ、かつ、耐熱性
の優れた三次元構造のポリマーを与える化合物を得る目
的で種々の化合物を合成して検討したところ、次式(1
)で示されるビスアクリレート化合物が熱異方性を示し
、上記の目的を十分に達成することを見い出し、本発明
を完成するに至った。
HH OCN     O 上記式(1)で示されるビスアクリレート化合物は、下
記式(a)、(b)で示される化合物のアルカリ触媒の
存在下での縮合反応によって合成される式(c)で示さ
れる化合物のエーテル開裂反応によって得られる式(I
I)で示される化合物をアクリレート化することによっ
て合成される。
CN CN 上記の縮合反応、エーテル開裂反応およびアクリレート
1ヒ反応は、公知である。
例えば、(1)縮合反応:オーガニツクシンセシス(O
rganic 3yntheses、 )、第■巻、第
715頁またはジャーナル オプ アメリカン ケミス
トリーンサイエイ(J、 Am、 Chem、 Soc
、)、第64巻。
第885頁、1942年、(2)エーテルの開裂反応二
新実験化学講座、第14巻、第538頁、(3)アクリ
レート化反応: Flr実験化学講座、第14巻。
第1000頁、に開示さ几ている。
詳しく(ハ、例えば、p−メトキシフェニルアセトニト
リル1モルに対してp−アニスアルデヒドを1モルの割
合で、メタノールおよびエタノールまたはテトラヒドロ
フラン、1,4−ジオキサンおよびN、N−ジメチルホ
ルムアミドとメタノールまたはエタノールの混合鼎媒中
でアルカリか媒の存在下に室温で3〜44間反応させて
得られる化合物を、酢酸と臭化水素酸の混合溶媒中で1
0時間、煮沸して式(II)で示される前駆体を得る。
この前駆体1モルを塩化アクリリル2モルでアルカリ触
媒の存在下でアクリレート化することによって式(1)
の化合物を得ることができる。
縮合反応のアルカリ触媒としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエ
チラートおよびカリウムブチラード等が立川される。
アクリレート1ヒ反応のアルカリ触媒としては、上記縮
合反応で用いられるアルカリ触媒および第3級アミン化
合物例えばトリエチルアミン、トリーn−ブチルアミン
、N、N−ジメチルアニリン、ピリジン等が使用できる
本発明の式(1)で示されるビスアクリレート化合物は
、熱異方性を示す温度で十分なポットライフを有し、か
つ3〜5時間加熱することにより容易に硬化し、優れた
耐熱性を示す硬化物が得られる。
本発明のビスアクリレート比合物には、必要に応じてラ
ジカル開始剤、可塑剤、有機溶剤、反応比希釈剤、増量
剤、充てん剤、補強剤、顔料、雌燃化剤、増粘剤及び可
9M性付与剤等の種々の添加剤を配合することができる
〔実施例〕
以下に実施例をあげてさらに具体的な説明をするが、こ
れらの実施例は例示であり、本発明は実施例によって制
限されるものではない。
実施例 温度計、冷却器、滴下装置および攪拌装置を装備した5
00dの四つロフラスコ内に水酸化カリウム10Fをエ
タノール150M1に完全に溶解した溶液を入れ、次に
p−アニスアルデヒド13.92を加え攪拌した。攪拌
しつつ滴下装置よりp−メトキシフェニルアセトニトリ
ル15.Ofを約0゜5時間かけてフラスコ内に滴下し
、室温で3.0時°間反応させた。
反応終了後、氷冷して析出した結晶を戸別し、エタノー
ルで洗い、乾燥し、淡緑色の化合物21.12(収率7
8%)を得た。
次に上記淡緑色の化合物20?と酢酸750dを上記と
同じ装置を装備した1tの四つロフラスコ内に入れ、滴
下装置より臭化水素酸15Qdを滴下した後、煮弗状態
で10時間反応させた。
反応終了後、イオン交換水2.5を中に反応芯液を投入
し、析出した結晶を戸別、水洗した後、乾燥して次式〔
■〕で示される化合物10.9 F (収率61%)を
得た。この結晶の融点は243℃であった。
N 上記の前駆体31.49を水酸化ナトリウムl 1.0
2を溶解した水浴液300mgに加え溶解させた。
この水溶液を激しく攪拌しつつ塩化アクリリル25、O
f、ジクロルメタン200dの溶液を2時間かけて滴下
した。この時の反応温度は、4℃以下にならないように
氷冷した。滴下終了lxo分間攪拌しジクロルメタン2
00mを加え反応液を分液ロートに入れ静置し二液相に
分離した。ジクロルメタン溶液を水洗後、溶媒を連発さ
せ析出した結晶をメタノール洗浄し乾燥して式(1)O
ビスアクリレート化合物29.5 P (収率= 61
.0%)を得た。NMRスペクトル(第1図)よりアク
リレート1ヒされていることが確認された。この化合物
は、ホットプレート上で加熱すると165℃で液晶性を
示し180℃以上で等方性液体となった。
なお、NMRスペクトルの基準物質には、ヘキサメチレ
ンジシロキサン(HMDSO)t−用いた。
゛ この化合物6.02を金型に入れオープン中で17
0℃で4時間加熱して硬化反応を行った。この硬化物を
空気雰囲気で10℃/分で加熱した場合の熱的特性を第
2図に示した。図よりこの硬化物は、350′C付近ま
で重量減少が観察されなかった。
比較例 式(ff)で示される前駆体をエポキシ化して得られる
次式のポリエポキシ化合物100重量部に2−エチル−
4−メチルイミダゾール3重量部を加え、120℃で溶
融混合後、70℃で4時間硬化させた硬化物の熱的特性
を図2に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で得られたビスアクリレートのNMRス
ペクトル(溶媒DCC13)を示す図である。 第2図は実施例(1)及び比較例(2)で得られた硬化
物について温度軸及び初期重量を同一とした時の熱的特
注を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるビスアクリレート化合物。
JP15179986A 1986-06-30 1986-06-30 熱異方性ビスアクリレ−ト化合物 Granted JPS638361A (ja)

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JPS638361A true JPS638361A (ja) 1988-01-14
JPH0517902B2 JPH0517902B2 (ja) 1993-03-10

Family

ID=15526552

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340520A (ja) * 1992-06-11 1993-12-21 Nippon Steel Corp 廃棄物の溶融炉
JP2009511431A (ja) * 2005-09-20 2009-03-19 ロリク アーゲー 官能化された光反応性化合物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340520A (ja) * 1992-06-11 1993-12-21 Nippon Steel Corp 廃棄物の溶融炉
JP2629117B2 (ja) * 1992-06-11 1997-07-09 新日本製鐵株式会社 廃棄物の溶融炉
JP2009511431A (ja) * 2005-09-20 2009-03-19 ロリク アーゲー 官能化された光反応性化合物

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