JPS6383173A - 下塗り組成物 - Google Patents

下塗り組成物

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JPS6383173A
JPS6383173A JP23079386A JP23079386A JPS6383173A JP S6383173 A JPS6383173 A JP S6383173A JP 23079386 A JP23079386 A JP 23079386A JP 23079386 A JP23079386 A JP 23079386A JP S6383173 A JPS6383173 A JP S6383173A
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polyaryletherketone
metal
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undercoat
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Toshimi Inai
稲井 俊実
Takafumi Konto
今東 尚文
Kouichi Karigaya
孝一 刈茅
Koji Motoi
孝治 本居
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KOUSEINOU JUSHI SHINSEIZOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
KOUSEINOU JUSHI SHINSEIZOU GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属との密着性に優れたポリアリールエーテ
ルケトン被覆が得られる下塗り組成物に関する。
(従来の技術) ポリアリールエーテルケトンは優れた機械的性質および
電気的性質を有し、耐熱性、耐水性および耐蝕性も良好
である。従って、ボリアリールエ−チルケトンは、電線
およびケーブルの絶縁被覆材、射出成形品、コンポジッ
ト(フィルム、モノフィラメント)などに用いられる。
例えば、特開昭56−92952号公報には、ポリアリ
ールエーテルケトンとガラスおよび/または炭素補強材
からなる組成物が開示されている。しかし、このポリア
リールエーテルケトンを金属の被覆材として用いる場合
、ポリアリールエーテルケトンと金属との密着性が得ら
れない。
金属との密着性を改善するために、金属表面をリン酸亜
鉛などにより化成処理する試みがなされている。しかし
、この方法では、化成処理された処理層が耐熱性に欠け
る。そのために、化成処理を施した金属表面にポリアリ
ールエーテルケトンを塗装した後、焼付は時の加熱(通
常、約400℃)により化成処理層が劣化して、ポリア
リールエーテルケトンと金属との密着性が低下する。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは、金属との密着性に優れたポリアリ
ールエーテルケトン被覆が得られる下塗り組成物を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の下塗り組成物は、金属にポリアリールエーテル
ケトン組成物を被覆するための下塗り組成物であって9
次式で示される繰り返し単位を含有するポリアリールエ
ーテルケトンおよび熱硬化性樹脂を含有してなり、その
ことにより上記目的が達成される。
下塗り組成物に用いられるポリアリールエーテルケトン
は、被覆層を形成するポリアリールエーテルケトンと同
一組成であれば2両者の密着性。
接着性を向上させるうえで好ましい。ポリアリールエー
テルケトンは芳香族系の直鎖状高分子であり、耐熱性、
化学安定性などの熱硬化性樹脂の性質と、加工性などの
熱可塑性樹脂の性質を併せ持っている。ポリアリールエ
ーテルケトンとしては。
次式 で示される繰り返し単位または該操り返し単位と他の共
重合可能な繰り返し単位とからなり、少なくとも0.7
の固有粘度を有する結晶性ポリアリールエーテルケトン
が好ましい。ここで、固有粘度は、ポリアリールエーテ
ルケトン0.1gを濃硫酸(密度1.84 g / c
J)100cJに溶解させて、25°Cにて測定した。
熱硬化性樹脂は、ポリアリールエーテルケトン100重
量部に対し、10〜900重量部、好ましくは25〜4
00重量部の範囲で含有される。熱硬化性樹脂には1例
えば、イミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ア
ミドイミド樹脂、フラン樹脂がある。特に、イミド樹脂
が耐熱性に優れるため好ましい。イミド樹脂には1例え
ば、ビスマレイミドとジアミンとを重合成分とするプレ
ポリマー;多官能性シアン酸エステル、多官能性シアン
酸エステルプレポリマーあるいはシアン酸エステルとア
ミンとのプレポリマーと、ビスマレイミドあるいはビス
マレイミドとアミンとのプレポリマーと。
を重合成分とする樹脂を含有する樹脂組成物;多官能性
アミン、ポリアンヒドライド、無水ナジック酸などを重
合成分とするイミドプレポリマー;ビスマレイミドとア
ルケニルフェノールとを重合成分とする樹脂を含有する
樹脂組成物などがある。
ポリアリールエーテルケトンに熱硬化性樹脂を含有させ
ることにより、下塗り組成物を塗布後の焼付けにより綿
状構造が形成され、金属との密着性が向上する。熱硬化
性樹脂の接着力により、金属との接着性も良好となる。
本発明の下塗り組成物には、さらに必要に応じて無機充
填材が添加される。無機充填材は、下塗り組成物により
形成された下塗り層の剥離やクランクを防止する機能を
有する。無機充填材には。
例えば、金属、金属酸化物、ガラス、カーボン。
セラミックスなどがある。金属には、アルミ、亜鉛、ニ
ッケル合金、ステンレス、合金鉄などがある。金属酸化
物には2例えば+ Al2O3,1’ezO,、、Ti
1t。
ZrO□+ Cr z O3、N iOが挙げられる。
セラミックスには金属酸化物に含まれるもの、チッ化ケ
イ素、チン化チタンなどがある。金属、金属酸化物およ
びガラスは、いずれも微粉状とされるのが好ましい。
平均粒径は1,100μm、好ましくは5〜30μmに
調整される。この無機充填材は、樹脂100重量部に対
し、10〜800重量部、好ましくは25〜400重量
部の範囲で添加される。10重量部を下まわると、無機
充填材の添加効果が得られない。800重量部を上まわ
ると、熱硬化性樹脂やポリアリールエーテルケトンのバ
インダー能力が低下し、ポリアリールエーテルケトンと
金属との密着性が悪くなる。
本発明の下塗り組成物は、金属(例えば、鉄。
アルミニウム、ステンレス鋼、各種合金)にポリアリー
ルエーテルケトンを被覆するための下塗り剤として用い
られる。この下塗り組成物を用いて。
例えば1次のようにして金属にポリアリールエーテルケ
トンが被覆され塗装体が形成される。
金属表面に本発明の下塗り組成物が塗布される。
傅布面には2次いで焼付けが施され、下塗り層が形成さ
れる。焼付は温度は150〜250℃が好ましい。下塗
り層の層厚は、5〜100μm、好ましくは10〜30
μmの範囲とされる。5μmを下まわると、下塗り層が
均一に形成されず、ピンホールやクラックが発生しやす
い。100μmを上まわると。
下塗り層と金属との密着性が低下する。下塗り層には、
さらにポリアリールエーテルケトンが塗布される。塗布
面には焼付けが施され、ポリアリールエーテルケトン被
覆層が形成される。焼付は温度は380〜420℃が好
ましい。被覆層の層厚は50〜2000μm、好ましく
は250〜1000μmの範囲とされる。50μmを下
まわると、被覆層が均一に形成されず、ピンホールやク
ランクが発生しやすい。
2000μmを上まわると、焼付けなどの時間を要する
う差に2発泡などが生じて緻密な被覆層が得られない。
被覆層は焼付は後、アニール処理してもよく、また急冷
してもかまわない。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
実衡尉上 3、3”、 4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸(無水物)3.222g、 3.3″−メチレンジア
ニリン2.974 gおよび5−ノルボルネン−2,3
−ジカルボン酸(無水物)1.642gを、モレキュラ
ーシーブで乾燥したN−メチル−2−ピロリドン30g
に溶解した。この溶液を常温にて6時間攪拌し9反応さ
せた。これに、凍結粉砕により約10〜20μmに微粉
化したポリアリールエーテルケトン樹脂(’Victr
ex ’PEEK 15P/F、 IC1社製)7.8
gおよび高ケイ素鋳鉄粉(平均粒径40μm以下) 3
1.2gを加え、均一に混合して下塗り組成物を得た。
100mm X 10(1ml×311の鉄板をグリッ
ドブラスト処理した後、圧縮空気を吹きつけて清浄化し
た。
この鉄板に、上記下塗り組成物をハケで塗布し。
塗布面を250℃で30分間乾燥、焼付けした。得られ
た下塗り層の層厚は平均25μmであった。下塗り層が
形成された鉄板を400℃で30分間焼付けた後、この
下塗り層に上記ポリアリールエーテルケトン樹脂を静電
圧60kVで4回に分けて粉体塗装した。各塗布では、
400℃にて5分間フローアウトさせた。ポリアリール
エーテルケトン樹脂が塗布された鉄板を、水中投入して
急冷し、ポリアリールエーテルケトン被覆層を形成した
。被覆層の層厚は平均500μmであった。
得られた塗装体のポリアリールエーテルケトン被覆層と
金属との密着性を1次のようにして評価した。
(1)剥離試験 塗装体のポリアリールエーテルケトン被覆層に2龍間隔
でゴバン目状の切り込みを入れた。しかし、ゴバンのマ
ス目部分が剥離することはなく。
異状は認められなかった。
(2)熱水試験 塗装体を95℃の熱水中に100時間浸漬した後。
被覆層の状態を観察したところ、異状は認められなかっ
た。
次JU九i 高ケイ素鋳鉄は用いず、N−メチル−2−ピロリドンを
150℃にて飛散させ粘度調整したこと以外は、実施例
1と同様にして塗装体を作製した。
得られた塗装体のポリアリールエーテルケトン被覆層と
金属との密着性を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、剥離試験および熱水試験のいずれにおいても
異状は認められなかった。
大旌■エ ポリアリールエーテルケトン樹脂が塗布された鉄板を水
中投入して急冷する代わりに、200℃で1時間アニー
ルしたこと以外は、実施例1と同様にして塗装体を作製
した。
得られた塗装体のポリアリールエーテルケトン被覆層と
金属との密着性を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、剥離試験および熱水試験のいずれにおいても
異状は認められなかった。
実施■土 アミノビスマレイミド樹脂(KERIMID 601.
ローヌプーラン社製)4gをN−メチル−2−ピロリド
ン15gに溶解した。この溶液に実施例1と同様のポリ
アリールエーテルケトン樹脂6gおよび高ケイ素鋳鉄粉
25gを加え、均一に混合して下塗り組成物を得た。
この下塗り組成物を用いて、200℃で3時間乾燥、焼
付けを行ったこと以外は、実施例1と同様にして塗装体
を得た。
得られた塗装体のポリアリールエーテルケトン被覆層と
金属との密着性を、実施例1と同様の方法により評価し
たところ、剥離試験および熱水試験のいずれにおいても
異状は認められなかった。
止較炎 下塗り組成物を用いず、リン酸塩溶液により鉄板を処理
したこと以外は、実施例1と同様にして塗装体を得た。
得られた塗装体のポリアリールエーテルケトン被覆層と
金属との密着性を5実施例1と同様の方法により評価し
たところ、剥離試験では一部被覆層の剥離が認められ、
熱水試験では一部ブリスターが発生した。
実施例および比較例から明らかなように1本発明の下塗
り組成物によれば、ポリアリールエーテルケトン被覆層
と金属との密着性に優れた塗装体が得られる。この塗装
体は、剥離試験や熱水試験でも、被覆層の剥離やブリス
ターの発生がない。
リン酸塩処理により得られた従来の塗装体は、ポリアリ
ールエーテルケトン被覆層と金属とが密着性に欠けるた
め、剥離試験では一部剥離が認められ、熱水試験ではブ
リスターが発生する。
(発明の効果) 本発明の下塗り組成物は、このように、金属との密着性
が良好である。それゆえ、この下塗り組成物を下塗り剤
として、金属表面にポリアリールエーテルケトンを被覆
すれば、ポリアリールエーテルケトンと金属との密着性
に優れた塗装体が得られる。従って1本発明の下塗り組
成物は、電線やケーブルなどの金属体にポリアリールエ
ーテルケトンを用いて絶縁被覆を施す際の下塗り剤、ま
た、耐熱水性、耐薬品性を必要とする容器管材に用いる
ポリアリールエーテルケトン被覆金属体の下塗り剤とし
て有効に利用され得る。
以上 出願人 高性能樹脂新製造技術研究組合理事長 安井昭

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属にポリアリールエーテルケトン組成物を被覆す
    るための下塗り組成物であって、 次式で示される繰り返し単位を含有するポリアリールエ
    ーテルケトンおよび熱硬化性樹脂を含有する下塗り組成
    物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 2、前記ポリアリールエーテルケトン100重量部に対
    し、前記熱硬化性樹脂が10〜900重量部の範囲で含
    有された特許請求の範囲第1項に記載の下塗り組成物。 3、前記熱硬化性樹脂が、イミド樹脂、エポキシ樹脂、
    フェノール樹脂、アミドイミド樹脂およびフラン樹脂の
    うちの少なくとも一種である特許請求の範囲第1項に記
    載の下塗り組成物。 4、被覆層を形成するポリアリールエーテルケトンと同
    一組成のポリアリールエーテルケトンが含有された特許
    請求の範囲第1項に記載の下塗り組成物。 5、無機充填材が添加された特許請求の範囲第1項に記
    載の下塗り組成物。 6、前記無機充填材が、金属、金属酸化物、ガラス、カ
    ーボンおよびセラミックスのうちの少なくとも一種であ
    る特許請求の範囲第5項に記載の下塗り組成物。
JP61230793A 1986-09-29 1986-09-29 下塗り組成物 Expired - Lifetime JPH0737592B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006508A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Mitsubishi Plastics, Inc. 積層体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4972350A (ja) * 1972-11-10 1974-07-12
JPS503157A (ja) * 1973-05-14 1975-01-14

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