JPS6380520A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPS6380520A
JPS6380520A JP22373486A JP22373486A JPS6380520A JP S6380520 A JPS6380520 A JP S6380520A JP 22373486 A JP22373486 A JP 22373486A JP 22373486 A JP22373486 A JP 22373486A JP S6380520 A JPS6380520 A JP S6380520A
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JP
Japan
Prior art keywords
deformation
hole mobility
superlattice
semiconductors
strained superlattice
Prior art date
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Pending
Application number
JP22373486A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Hirose
和之 廣瀬
Kunikazu Ota
太田 邦一
Takashi Mizutani
隆 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPS6380520A publication Critical patent/JPS6380520A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体の正孔移動度を増大させる歪超格子を
用いた半導体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、半導体の正孔キャリアを利用した半導体装置の性
能は、正孔移動度によって制限されていた。またその正
孔移動度は、半導体バルクの価電子帯構造によって一意
的に決定される値を有していた。このため、例えば、G
aAsにおいては、シート正孔濃度5.3 X 10”
 cm−”で室温移動度は170cm”/ v −s程
度しか得られず、これを利用した電界効果トランジスタ
では、真性相互コンダクタンスが24m5/mm程度と
小さな値しか得られなかった。〔ジャパニーズ・ジャー
ナル・オブ・アプライド・フィジクス(Jpn、J、A
ppl、Phys、)第23巻。
1984年、第L868ページ〕。
〔発明が解決しようとする問題点〕
正孔キャリアを利用した半導体装置の特性を制限する半
導体の正孔移動度は、正孔の有効質量が電子のものと較
べて一般に2〜30倍も大きい為に、電子移動度と較べ
て小さかった。
特に混晶半導体においては合金散乱機構によって正孔移
動度は大幅に低減されていた。このことは、例えば、電
子移動度がGaAsの電子移動度の1.5倍程の、大き
な値を有するG a Q、47 I no、s:+As
混晶にとって大きなハンディとなっていた。
本発明の目的は、半導体の正孔移動度を増大させる歪超
格子構造を用いた半導体装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の半導体装置は、二種の半導体からなり、これら
半導体間の重い正孔に対する価電子帯不連続量を、歪を
印加することにより増大させた歪超格子を有している。
〔作用〕
本発明者は、半導体バルク特有の価電子帯構造を何らか
の方法で変化させれば、正孔移動度の値を増大させうる
ちのと考えた。そこで、面方位(100)高抵抗1nP
基板上にG a x I n (1−X)AsとA f
f1yl n +1−y)A Sから成る歪超格子を成
長し、G a x I n (1−X) ASに印加さ
れる歪を変化させて正孔移動度の変化を詳細に調べた。
なお、成長した歪超格子はGaXI n++−x+As
、AlyI” u−y+ A sの層厚が200人で、
歪超格子の平均組成がInP基板に格子整合している。
またAl1InAs層にのみBeをドーピングする選択
ドーピング構造であり、スペーサ厚は30人である。
第1図はその結果をまとめたグラフである。横軸はGa
1nAsに印加する歪の大きさくε)。
縦軸はホール測定による正孔移動度(μp)である。第
1図において、εが負の場合(圧縮歪)。
歪の値の絶対値を大きくしていくと正札移動度が急激に
増大していくことが見いだされた。特にε=1%では、
バルクの値と較べて室温で4倍、77にで10倍という
大きな値が得られることが判明した。
さらに、本発明者は、この原因が歪を印加することによ
るGa、I n++−x+As/AA、I n(1−、
)Asへテロ界面の重い正孔に対する価電子帯不達Ml
の増大に帰することを見いだした。第2図に、価電子帯
不連続量と印加される歪との関係を表すバンド図を示す
第2図(a)は歪が無い場合、第2図(b)は歪が有る
場合であり、lはGa I nAsを、2はAj71n
Asを、3は伝導帯下端を、4は価電子帯上端をそれぞ
れ示している。第2図に示されているように、歪の無い
場合と較べて圧縮歪を+1%印加した場合には、変形ポ
テンシャルが負のGaXI n++−x+As 、A4
yl n(1−yBAs系では約140meVも増大す
ることになり、その結果、GaXI” (+−x) A
 s層側電子帯中の重い正孔帯1と2の間の相互作用が
減少し、フェルミ面近傍の正孔質量が大幅に減少するこ
とになる。
本発明は以上の事実をもとに、増大した正孔移動度を有
する歪超格子構造を実現して半導体装置へ応用したもの
である。
〔実施例〕
(実施例1) 面方位(100)Feドープ絶縁性1nP基板上に、本
発明によるG a o、3z I no、heA S 
/ A j!。、1alnO,l+□As歪超格子を分
子線エピタキシャル成長して、バルクの正孔移動度と較
べて2倍から8倍という大きな正孔移動度が得られた。
またそれを利用した電界効果トランジスタにおいて高特
性が得られた。
実験には99.99999%のGaソース、 99.9
999%のInソース、 99.9999%のAk!!
ソース、 99.99999%のAsソースを用いた。
成長室内のベース真空度は5 X 10− ” ’ T
orrであった。成長した歪超格子は、ミスフィツト転
位が発生しない為に十分薄い200人〇Gao、szI
 no、aaAsとAjl’6.3gIn。、bzAs
の5周期から成り、歪超格子の平均格子定数はInP基
板と格子整合させた。またAlo、3@Ino、BAs
層にのみBeをドーピングして価電子帯上端のエネルギ
ーがより高いGa、、、□Ino、bgAs層に正孔が
たまる選択ドーピング構造であり、スペーサ厚は30人
とした。また歪超格子層の上に300人のノンドープA
 lo、aa I no、BA sを成長した。ファン
・デル・ボウ法によるホール測定を行ったところ、室温
で380〜440CII+”/V−s、 ”11にで4
000〜4800cIlz/■・sという大きな正孔移
動度が再現性良く得られた。
この歪超格子中の高移動度正孔層を利用して電界効果ト
ランジスタを試作した。この電界効果トランジスタはプ
レーナ構造で、TiAuゲートとAuZnNiオーミッ
クコンタクトを有する。ゲート長は1μmでゲート・ソ
ース間は0.5μmである。測定値より求めた真性相互
コンダクタンスは、室温で350m5/mm、 77に
で450m5/mmという非常に大きな値が得られた。
(実施例2) 面方位(100)ノンドープSi基板上に、木発明によ
る3 i / S i o、sG e o、s歪超格子
を分子線エビタキャル成長して、バルクの正孔移動度と
較べて2倍から5倍という大きな正孔移動度が得られた
。またそれを利用した電界効果トランジスタにおいて高
特性が得られた。
実験には99.99999%のSiソース、 99.9
99%のGeソースを用いた。成長室内のベース真空度
は5 X 10− ” Torrであった。成長した歪
超格子は、ミスフィツト転位が発生しない為に十分薄い
200人のSiと3 i 6.t、G e6.sの5周
期から成り、歪超格子全体の層厚も、歪超格子/基板界
面にミスフィツト転位が発生しない為の薄さになってい
る。
SiNにのみBをドーピングして価電子帯上端のエネル
ギーがより高いS i o、sG eo、s層に正孔が
たまる選択ドーピング構造であり、スペーサ厚は30人
とした。また歪超格子層の上に300人のノンドープS
iを成長した。成長した結晶に対して通常のファン・デ
ル・ボウ法によるホール測定を行ったところ室温で22
00〜2600cm”/v−s、 77にで92000
〜95000cm2/v−sという大きな正孔移動度が
再現性良く得られた。
この歪超格子中の高移動度正孔層を利用して電界効果ト
ランジスタを試作した。電界効果トランジスタはプレー
ナ構造で、ptゲートとAj2オーミックコンタクトを
有する。ゲート長は1μmでゲート・ソース間は0.5
μmである。測定値より求めた真性相互コンダクタンス
は、室温で370m S/mm、 77にで500m5
/mmという非常に大きな値が得られた。
(実施例3) 面方位(100)ノンドープSi基板上に、本発明によ
るS i o、sC; eo、s層 G e歪超格子を
分子線エピタキシャル成長して、バルクの正孔移動度と
較べて2倍から4倍という大きな正孔移動度が得られた
。またそれを利用した電界効果′トランジスタにおいて
高特性が得られた。
実験には99.99999%のSiソース、 99.9
99%のGeソースを用いた。成長室内のベース真空度
は5 X 10− ” Tourであった。成長した歪
超格子は、ミスフィツト転位が発生しない為に十分薄い
200人のSio、5Geo、sとGeの5周期から成
り、歪超格子全体の層厚も、歪超格子/基板界面にミス
フィツト転位が発生しない為の薄さになっている。
S io、5Geo、s層にのみBをドーピングして価
電子帯上端のエネルギーがより高いGe層に正孔がたま
る選択ドーピング構造であり、スペーサ層は30人とし
た。また歪超格子層の上に300人のノンドープSiを
成長した。成長した結晶に対して通常のファン・デル・
ボウ法によるホール測定を行ったところ、室温で340
0〜3700cm2/v Hs、 77にで13500
0〜141000cm2/ v −sという大きな正孔
移動度が再現性良く得られた。
この歪超格子中の高移動度正孔を利用して電界効果トラ
ンジスタを試作した。電界効果トランジスタはブレーナ
構造で、PtゲートとANオーミックコンタクトを有す
る。ゲート長は1μmでゲト・ソース間は0.5μmで
ある。測定値より求めた真性相互コンダクタンスは、室
温で480m5 / mm。
77にで550m5/mmという非常に大きな値が得ら
れた。
(実施例4) 面方位(100)絶縁性GaAs基板上に、本発明によ
るGaAs/Gao、tsl no、zsAs歪超格子
を分子線エピタキシャル成長して、バルクの正孔移動度
と較べて2倍から7倍という大きな正孔移動度が得られ
た。またそれを利用した電界効果トランジスタにおいて
高特性が得られた。
実験には99.99999%のGaソース、 99.9
999%のInソース、 99.99999%のAsソ
ースを用いた。
成長室温のベース真空度は5 X 10−” Torr
であった。成長した歪超格子は、ミスフィツト転位が発
生しない為に十分薄いGaAsとGa6.751 no
、2sAsの5周期から成り、歪超格子全体の層厚も、
歪超格子/基板界面にミスフィツト転位が発生しない為
の薄さになっている。GaAs層にのみBeをドーピン
グして価電子帯上端のエネルギーがより高いG a o
、ys I no、zsA s層に正孔がたまる選択ド
ーピング構造であり、スペーサ厚は30人とした。また
歪超格子層の上に300人のノンドープGaAsを成長
した。成長した結晶に対して通常のファン・デル・ボウ
法によるホール測定を行ったところ室温で250〜27
0cm”/v−s、 77にで5300〜5500cm
2/ v −sという大きな正札移動度が再現性良く得
られた。
この歪超格子中の高移動度正孔を利用して電界効果トラ
ンジスタを試作した。電界効果トランジスタはプレーナ
構造でT i A uゲートとA u Z nNiオー
ミックコンタクトを有する。ゲート長は1μmでゲート
・ソース間は0.5μmである。測定値より求めた真性
相互コンダクタンスは、室温で320m5/mm、 7
7にで490111S/111111という非常に大き
な値が得られた。
以上の実施例1〜4において成長した混晶半導体の組成
は絶対的なものではなく、他のあらゆる組成を用いた場
合でも、歪超格子中の正孔に対する井戸層側に必要な歪
が印加され、それによって価電子帯不連続量が増大する
と同時にミスフィツト転位が発生しない限りにおいて、
以上の実施例と同様な効果が得られる。
また、以上の実施例に示したような選択ドーピング構造
でなくても一様ドーピングあるいは井戸層にのみドーピ
ングした場合でも、本質的には同様に正孔移動度は増大
し、トランジスタの性能は向上する。ただし、その場合
ドーパントによる不純物散乱機構の為に正孔移動度の増
加、及びそれを用いたトランジスタの性能向上は、選択
ドーピング構造を用いた場合より小さなものとなる。
以上の実施例においては、半導体の変形ポテンシャルが
負の場合のみを考えた為に井戸層に圧縮歪が印加される
ように設計したが、変形ポテンシャルが正の場合には引
張歪を印加すれば同様の効果が得られる。
以上の実施例においては選択ドーピング構造を利用した
電界効果トランジスタを示したが、この歪超格子の概念
はMISタイプあるいはSISタイプの電界効果トラン
ジスタに対しても全く同様に応用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば歪超格子において
価電子帯不連続量を、歪のない時と較べて大きくするこ
とによって、正孔の有効質量を小さくすることができる
ので、正孔移動度を増大させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基礎となる正孔移動度と印加される歪
との関係を表すグラフ、 第2図は本発明の作用を示す、価電子帯不連続量と印加
される歪との関係を表すバンド図である。 1・・・・・GaInAS 2− ・・ANInAs 3・・・・・伝導帯下端 4・・・・・価電子帯上端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二種の半導体からなり、これら半導体間の重い正
    孔に対する価電子帯不連続量を、歪を印加することによ
    り増大させた歪超格子を有する半導体装置。
JP22373486A 1986-09-24 1986-09-24 半導体装置 Pending JPS6380520A (ja)

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JP22373486A JPS6380520A (ja) 1986-09-24 1986-09-24 半導体装置

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JP22373486A Pending JPS6380520A (ja) 1986-09-24 1986-09-24 半導体装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5608230A (en) * 1992-12-21 1997-03-04 The Furukawa Electric Co., Ltd. Strained superlattice semiconductor photodetector having a side contact structure

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61248480A (ja) * 1985-04-24 1986-11-05 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション 電界効果トランジスタ
JPS62211964A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置
JPS6351678A (ja) * 1986-08-20 1988-03-04 Nec Corp 半導体装置

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