JPS6378066A - Fdpの測定法 - Google Patents

Fdpの測定法

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JPS6378066A
JPS6378066A JP61222176A JP22217686A JPS6378066A JP S6378066 A JPS6378066 A JP S6378066A JP 61222176 A JP61222176 A JP 61222176A JP 22217686 A JP22217686 A JP 22217686A JP S6378066 A JPS6378066 A JP S6378066A
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真人 斉藤
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舘野 恵美子
Fumio Nouchi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発EAは、1種類のモノクロ−カル抗体を利用したフ
ィブリン分解産物(以下FDPと記す)中のDダイマー
もしくはDダイマーの立体構造を保持する分画の測定法
に関するものである。さらに詳細にはヒトフィブリノー
ダン又はフィブリンのプラスミン分解物中のDモノマー
もしくはDダイマーあるいはDモノマーもしくはDダイ
マーの立体構造を保持する分画と抗原抗体反応するモノ
クローナル抗体をポリスチレンラテックスに固定化する
ことにより検体中のフィプリノーデン、X分画およびY
分画とは反応せず、Dモノマー又はDモノマーの立体構
造を保持する分画とは反応しても凝集せず、Dダイマー
もしくはDダイマーの立体構造を保持する分画とだけさ
せることによるフィブリノ−ダン量、X分画借、Y分画
涜に影響されない定量法であり、検体中のDダイマーお
よびDダイマーの立体構造を保持する分画の定量のだめ
の診断試薬として有用である。
「従来の技術」 近年、血栓・塞栓により死亡する基礎疾患が増加する傾
向にある。血栓形成の機作にはいまだに不明なことが多
いけれども、血栓形成の臨床診断法は血栓症の増加につ
れて進歩している。現在、FDP中のDダイマー等の定
:千的測定に抗ヒトフィブリノーゲンポリクローナル抗
体を感作したポリスチレンラテックス粒子を用いた凝集
法が一般的に用いられている。しかし、この方法は、検
体中にフィブリノ−ダンX分画およびY分画の混庄があ
ると疑似的にFDPが陽性となる。このような疑似陽性
反応をなくすため、検体は完全に脱フィブリノーダン脱
X分画、脱Y分画されることが要求される。けれども、
このような操作は非常に煩雑であり、緊急性を要する臨
床診断薬として適幽でない。一方、臨床的にはフィブリ
ノ−ダンの存在下でもFDP中のDダイマー等を特異的
にかつ簡便に測定する方法ならびにその試薬の開発が期
待されていた。この諸問題を克服する目的で本発明者ら
は鋭意研究し本発明を完成するに至った。
「問題点を解法するための手段」 すなわち、本発明はヒトフィブリノーゲンのプラスミン
分解中のDモノマーおよびヒトフィブリンのプラスミン
分解物中のDダイマー又はDモノマーあるいはDダイマ
ーの立体(4′4造を保持する分画とは反応するけれど
もフィブリノ−ダン、X分画、Y分画およびearly
 Dとは反応しない性質を有する″1種類″の抗Dダイ
マー、Dモノマーモノクローナル抗体を固定化したポリ
スチレンラテックス粒子と検体とを接触させ、該粒子と
検体中のDダイマー又はDダイマーの立体構造を保持す
る分画を選択的に凝集させることを特徴とするFDP中
のDダイマー又はDダイマーの立体構造を保持する分画
を測定するFDPの測定法に関する。
近年合方1■で応用されている細胞融合法により、後述
する「モノクローナル抗体の製造」に記載した如くシて
フィブリノ−ダンX分画およびY分画と反応しない新奇
な抗Dダイマー、Dモノマーモノクローナル抗体を得、
これ会ラテックス凝集法に適用することにより、フィブ
リノ−ダン、X分画およびY分画の存在下でも正確に検
体中のF’DP中のDダイマー等の1を測定することを
可能にした。
本発明の原理は、DダイマーおよびDダイマーの立体構
造を保持する分画ある1ハはDモノマーおよびDモノマ
ーの立体構造を保持する分画と反応する″1種類”の抗
Dダイマー、Dモノマーモノクローナル抗体を感作した
ポリスチレンラテックス粒子を用いて、検体中のDダイ
マーおよびDグイマーの立体構造を保持する分画を定量
する逆受身凝集反応である。すなわち、後述の「モノク
ローナル抗体の製造」に記載のDD/D−1のモノクロ
ーナル抗体ヲポリスチレンラテックス粒子の懸濁溶液(
pif8.0)に添加し、DD/I)−1、抗Dダイマ
ー。
Dモノマーモノクローナル抗体感作ポリスチレンラテッ
クス粒子を調製する。この抗体感作ラテックス粒子はD
ダイマーおよびDダイマーの立体構造を保持する分画あ
るいはDモノマーおよびDモノマーの立体構造を保持す
る分画の両方と抗原抗体反応を起すが、凝集はDダイマ
ーおよびDダイマーの立体構造を保持する分画との間の
反応にのみ生ずるという特異な性質を有している。従っ
て前記感作ラテツクスの一定量と検体の一定量をスライ
ド板あるいはマイクロタイタープレート上で一定時間混
和した後、凝集像の有無あるいは強弱を観察し検体中の
DダイマーおよびDダイマーの立体構造を保持する分画
の量を判定することができる。あるいは、感作ラテツク
スの一定量と検体の一定量を混合し、一定時間後の吸光
度の増大会適当な波長で分光学的に測定することによシ
検体中のDダイマーおよびDダイマーの立体構造を保持
する分画の着を定量することができる。本発明に使用す
るポリスチレンラテックス粒子は市販のものが使用でき
、その粒径は0.1〜0.8μmを使用するのが望lし
い。なお、本発明に使用できる抜検体としては血漿、血
清、尿等が使用可能である。
本発明に用いられるフィプリノーケ゛ンX分画およびY
分画と反応しない新規な抗ダイマー、D七ツマ−モノク
ローナル抗体は以下のようにして得られる。
抗りダイマーDモノマーモノクローナル抗体は新規なマ
ウス・ハイブリドーマをそれぞれ培地またはマウスの腹
腔内で培養することによって製造できる。ここで用いる
マウス・ハイブリドーマは一般的にはDダイマーで免疫
したマウスの牌臓細胞とマウス骨ui種細胞とを、K?
1hlerbよびMilsteinの細胞融合の基本方
法(nature第256巻495頁(1975年)参
照〕により細胞融合して製造することが可能である。詳
細には、下記製造例に述べる如くである。
また、上記のハイブリドーマを培養する培地としては、
ハイブリドーマの培養に適した培地であればよく、好適
にはダルベツコ比変法イーグル氏min1mum es
sential medium以下DMEと記す。)に
ウシ胎児血清、L−グルタミン、L−ピルビン酸および
抗性物質(ペニシリンGとストレプトマイシン)を含む
培地が用いられる。
上記のハイブリドーマの培養は、培地中で行なう場合に
は5チCO2濃度、37℃で約3日間、またマウスの腹
腔内で培養する場合には約14日間で行なわれる。
このようにして製造された培養液またはマウスの腹水か
ら、蛋白質の単離、精製に一般的に用いられる方法によ
り、前述のモノクローナル抗体を分離、精製することが
可能である。
そのような方法としては、硫安塩析、イオン交換セルロ
ースを用いるイオン交換カラムクロマトグラフィー、分
子篩ダルを用いる分子篩カラムクロマトグラフィー、プ
ロティンA結合多糖類を用いる親和性カラムクロマトグ
ラフィー、透析、凍結乾燥等がある。
製造例I Dダイマーおよび(DD) Eの調製方法Dダイマーの
調製去:′よ、主に5tephanle A 。
01 e:taとAndret Z 、 Budzyn
skiの方法、(1978)C1rculation、
5upp1.58 + 119 + 01exa et
 al、の方法+ (1979) Biochim、B
iophys、Acta 576 、 :H)−50フ
ィブリノ−ダン(カビ社、スウェーデン)20q(10
n?/me )に、ヒトトロンビンレよび塩化カルシウ
ムをそれぞれ終#既10単位/i、1ombxとなるよ
うに加え、37℃2時間反応させフィブリノ−ダンをフ
ィブリンに変換させた。18000xg。
30分遠心しフィブリンを非凝固性物質から分離した。
フィブリンは20−のQ、 15 M トIJスー塩酸
緩衝液(1” 7.8 ) −s mM塩化カルシウム
−0,024NaN5液に浮遊させる。浮遊液にヒトプ
ラスミン(1単位/ rrl 、ミドす十字社)を1時
間毎Vc 0.5ゴ添加した。10時間後、アゾロf 
= y (MoltayChemical Corp、
 )を200単位加えて分解反応を停止させた。容量1
0−のりノンセファロースカラムに通過させプラスミン
を除去した。
次に、通過数を前もって50m+MトIJス塩酸緩衝液
(p)17.s ) −0,15M塩化ナトリウム−5
mM塩化カルシウム溶液で平衡化したセファロースCL
6B(ファルマシャ社、スウェーデン)のカラム(直径
2.6 cm長さ90閏)に充てんした。前記の溶液で
展開する分子ふるいクロマトグラフィーを行った。分子
量マーカーおよび抗り、抗E抗血清(ヘキスト社、ドイ
ツ)を用いるオフテロニー法により(DD)E複合体の
分画を同定、分離した。このようにして得られた(DD
)E1合体i3M尿素−50mPviクエン酸(pJ1
5.5)溶液中で37℃4時間保温する。次に50mM
)リス−塩酸緩衝液(F”7.4)−28mMクエン酸
ナトリウム−0,1M塩化ナトリウム溶液で平衡化した
セファロースCL−6Bのカラム(直径2.6 cm 
、長さ901)に充てんし、上記の溶液で展開した。分
子1#マーカーと抗り、抗E抗血清を用いたオフテロニ
ー法により、Dダイマー (DD)分画とE 、 (E
)分画を同定、分離した。
A 280 nm”’ 2.0のDダイ?−10−を得
た。このようにしてW+71したDダイマーは免疫原と
して、また抗りダイマーモノクローナル抗体産生性ハイ
プリトーマを選別するためのエンディムイムノアッセイ
(ELISA)用抗原として使用する。
製造例2 (、)  免疫化した肺臓細胞の調製:上記のDダイマ
ー免疫原溶液(A 280 nm=2.0 )を等量の
フロイント氏完全アジーバントと乳化するまで混合し、
その混合液100μlをマウス腹腔内に投与することに
より免疫を行なった(第1回免疫)。30日経過後、該
マウスに上記の同様の方法でマウス腹腔内に投与した(
第2回免疫)。
第2回免疫から21日経過後、Dダイマー免疫原溶液(
A 280 nm=2.0 )を等量の生理食塩水で希
釈し、その希釈液100μjを、該マウスの静脈内に投
与した(最終免疫)。最終免疫から3日経過後、肺臓細
胞をマウスから取り出し、細胞融合に使用した。
(b)  細胞融合: 無菌的に摘出した上記の膠原を、10〜15%ウシ胎児
血清を含むDME培地5−を入れたシャーレに入れる。
次に、膠原を10〜15%ウシ胎児血清を含むDME培
地約151ntで還流して牌細胞を流出させた後、この
牌細胞懸濁液をナイロンメツシュに通す。この牌細胞を
504遠心チユーブに集めて500 X g r 10
分間遠心する。こうして得たペレットに3〜5−のへモ
ライジング溶液(155mM NHaCl 、 10 
mM KHCO3,1mM Na2EDTA pH7,
0)を加え、懸濁させる。0℃で5〜10分間放置する
と懸濁液中の赤血球は破壊される。10〜20mjの1
0〜15%ウシ胎児血清を含むDME培地を加えてから
遠心分離する。このようにして得た細胞ペレットをDM
E培地で遠心法によって洗浄し、生きている牌細胞数を
測定する。
一方、予め培養しておいたマウス骨髄腫細胞(ミエロー
マ細胞)SP210−Ag14約2X10’個に1×1
0 個の上記牌細胞を加え、DME培地中でよく混合し
、遠心分離を行なった( 500 X g *10分間
)。その上清を吸引し、ペレットをよく解きほぐし、3
8℃に保温しておいた40チポリエチレングリコール4
000溶液0.5 rntを滴下し、遠心テー−プを手
で、1分間穏やかに回転することによってポリエチレン
グリコール浴液と細胞ペレットを混合させた。次に、3
8℃に保温しておいたDME培地を、30秒毎に1−加
えてチューブを穏やかに回転させる。この操作を10回
繰り返した後、20〜30m1の10〜15%ウシ胎児
血清を含むDME培地を加えて、遠心分離(500Xg
10分間)を行なった、上清を除去し死後、細胞ペレッ
トを10〜15チウシ胎児血清を含むHAT培地(DM
E培地にアミノプテリン4X10 ’M 、チミン71
.6X10  M、ヒボキサンチ/lXl0  Mにな
るように添加したもの)で、遠心法によって2回洗浄後
、40m1の上記HAT培地に懸濁する。
この細胞懸濁液を96ウエル細胞培養プレートの各ウェ
ルに200 piずつ分注し、37℃、5%炭酸ガスを
含む炭酸ガス培養器で培養を開始した。
培養中、2〜3日間隔で各ウェルの培地を約100μl
除き、新たに上記のHAT培地を100μl加えること
によp HAT培地中で増殖するハイグリドーマを選択
した。8日目頃から10〜15%ウシ胎児血清を含むH
T 培地(DME培地にチミジン1.6X10 ’M、
ヒポキサンチンlXl0−’Mになるように添加したも
の)に交換し、ハイグリドーマの増殖を観察するととも
に、約10日月に、下達のELISA法により、抗Dモ
ノマーかつDダイマー抗体産生ハイプリドーマをスクリ
ーニングした。
(C)  ハイツリドーマの樹立 ハイブリドーマ培養土溝中の産生抗体の有無はELIS
A法により測定した。96ウエルELISA用グレート
(Immulon ■*日本ダイナチック株式会社)の
各ウェルに、前述の精製Dダイマー溶液(A280nm
= 0.05−生理食塩水で希釈した。)を50Alず
つ分注し、25℃で2時間放置した。次に0.05%T
wsen 20−生理食塩水で3回洗浄した後、各ウェ
ルに培養上清を50μl加え、25℃で1時間反応させ
た。
次にTween 20−生理食塩水で200倍希釈した
ベルオキシターゼ結合抗マウス抗体(ダコ社。
ダンマーク)50μlを各ウェルに加えた。反応終了後
、0.05 % Tw@en 20−生理食塩水で各ウ
ェルを3回洗浄し、0.5mMアミノアンチピリン、1
0m1フエノールおよび0.005%過酸化水素水を含
む溶液250μlを各ウェルに加え、25℃で30分間
反応させ各ウェルの490 amにおける吸光度を測定
した。その結果、192ウエル中12ウエルに抗体産生
が認められた。
上記のELISA法によって認められた培養上清中の抗
Dダイマー抗体が、Dモノマー、フラグメ/トX、フラ
グメントY、フラグメントEおよびフィブリノ−ダンと
反応するか否かを上記の抗原を感作した96ウエルEL
ISA用ゾV−)を用いて上記と同様の方法で測定した
。その結果Dダイマーと反応した12ウエルの培養上清
中、1ウエルの培養上清がDモノマーと反応した。他の
11ウエルの培養上清はDモノマー、フラグメントX、
フラグメントYおよびフィブリノ−ダンのすべてに反応
した。
Dダイマー、Dモノマーに特異的に反応するウェル中の
ハイプリドーマ24ウエルプレートに移し、10〜15
チウシ胎児血清を含むHT培地で4〜5日間培養した。
その後、再度ELISA法によって抗Dダイマー、Dモ
ノマー抗体の産生の有無を確認してから限界希釈法によ
りクローニングした。
限界希釈法はHT培地でハイプリドーマが5個/dとな
るように希釈した細胞浮遊液を、予め正常BALB/C
系マウスの腹腔細胞がウェルあたす2X10’個分注し
である96ウエルプレートの各ウェルに100μlずつ
分注した。約10日後、ELISA法によって抗Dダイ
マー、Dモノマー抗体を産生ずるハイプリドーマのクロ
ーンをスクリーニングL7’C0その結果、20個の抗
体産生クローンが得られた。
これらのクローンの中から、増殖のよい、抗体分泌能の
高い、しかも安定なりローンを選び、前述と同様の方法
で再クローン化を行い、抗Dダイマー、Dモノマー特異
的抗体産生ハイプリドーマDルΦ−1を樹立した。
製造例3(モノクローナル抗体の製造)(インビトロ法
)マウスハイプリドーマDD/1)−1を15チラシ胎
児血清を含むDME培地で37℃、5チ二酸化炭素雰囲
気中72〜96時間培養した。培養物を遠心分離後(1
0000Xg、10分)後、上清に固形の硫酸アンモニ
ウムを50チ最終濃度となるように徐々に加えた。混合
物を水冷下30分間撹拌した後60分間放置し、遠心分
離(10000Xg、10分)後、得られた沈渣を少清
の10mM!Jン酸緩衝液(pi−18,0)に溶解し
、1000倍量の10 mM IJン酸緩衝液に対して
透析した。これを、10mM’Jン酸緩衝液ですでに平
衡化したDEAE−セルロースのカラムに充填した。モ
ノクローナル抗体の溶出は10mMリン酸緩衝液(pJ
(8,0)と0゜2 M NaC4を含む10mMリン
酸緩衝液(p)(8,0)の間で濃度勾配法により行な
った。溶出されたモノクローナル抗体を限外濾過法で漉
網し、0.IMリン酸緩衝戚(pi(8,0)に対して
透析した。ウシ血清IFGを除くために、透析物をやぎ
抗ウシ血清1.9G−セファロース4Bのカラムに通し
た。次ンこ通過液を0.1 M !Jン酸緩衝液(pi
(8,0)で平衡化し之グロテインA−セファロース4
Bのカラムに充填した。カラムをPH3,5の緩衝液で
溶出して、精製した抗Dダイマー、Dモノマニ特異抵抗
、 DD/1)−1を得た。
(イン・ビデ法) プリスタン(2,6,10,14−テトラメチルペンタ
デカン)0.5−を10〜12週齢のBALB/C系マ
ウスの腹腔内に投与後14〜20日目のマ日月肢腔内に
インビトロで増殖させたハイプリドーマDD/D−1を
マウス−匹あたり2×10 細胞となるように接種した
一匹のマウスから約lO〜15−の腹水が得られた。そ
の抗体濃度は、5〜10■/−であった。
腹水中のモノクローナル抗体の8Mは、(但し、ヤギ抗
ウシ血清1.?G−セファロース4Bのカラムを通す操
作を除く。)上記のインビトロ精製法と同様の方法で行
なった。
製造例4(モノクローナル抗体の免疫グロブリンクラス
および特異性の同定) 抗Dダイマー、Dモノマー特異モノクローナル抗体DD
/D−1の免疫グロブリン・クラスをオフテロニー免疫
拡散法により行った。結果は表1にじめす通りでめる。
表1 製造例5 (モノクローナル抗体の認識部位の同定)モ
ノクローナル抗体、 DD/D−1の認識部位の同定は
ウェスターンプロ、ティング法によって行なった。
実験操作は主に、バイオ・ラッド社、アメリカZeta
−Probe Blotting Membranes
 InstructionMannualによ9行なっ
た。実験操作の概要は次のようである。
フィブリノ−ダンをCa  あるいはEGTAの存在下
でプラスミン処理を行ない、30分、60分、24時間
反応後のフィブリノ−ダンの分解物を、DTT(−′)
チオスレイトール)存在2よびノμ存在下でSDSポリ
アクリルアミド電気泳動を行なった。上記の方法でプロ
ッティング、エンデイムイムノアッセイを行ない、この
結果と5DS4?リアクリルアミドダルのクマノー・ブ
リリアント・ブルーG−250による蛋白染色の結果か
ら、モノクローナル抗体DD/D−1の認識部位の同定
を行なった。フィブリノ−ダンおよび8製Dダイマー、
 (DD)IIEに対しても上記と同様の方法で行なっ
た。結果は表2に示すとおシである。
表 2  モノクローナル抗体DD−1、0−1、F−
1の種々な抗原との結合反応性 +:結合反応性、有 一二結合反応性、無 「実施例」 以下、実施例により本発明を更に説明する。
実験例1 :感作ポリスチレンラテックス粒子の調製平
均粒径0.22μmのポリスチレンラテックス粒子(日
本合成ゴム製)の10チ懸濁液をトリス緩衝液(20m
M トリス塩酸緩衝液−50mM塩化ナトリウム)を用
いて遠心分離法(30000Xg、30分間)によって
2回洗浄した後、同緩衝液で1多懸濁液になるよう希釈
した。先に特許出願した特願昭61−    号に記載
した抗ヒトDダイマー。
Dモノマーモノクローナル抗体D D/D −1を上記
のトリス緩衝液に透析した後、同緩衝液で0.6η/−
の濃度にした。1%ポリスチレンラテックス粒子の懸濁
液と上記抗ヒトDダイマー、Dモノマーモノクローナル
(DD/D−1)溶液を1:1の容量比で混合した後、
25℃で3時間放置することにより感作ポリスチレンラ
テックス粒子を調製した。ポリスチレンラテックス粒子
に吸着されなかった未反応のモノクローナル抗体は遠心
分離法(30000xg。
30分間)によって除去した。感作ボリスチレンラテッ
クスは遠心分離法(30000Xg、30分間)によっ
て上記のトリス緩衝数で2回洗浄した後、0.1チ中血
清アルブミンおよびo、oi%ツイーン20を含むトリ
ス緩衝液に慝濁し1%懸濁液とした。この1チ懸濁液を
ラテックス凝集用試薬とした。
実験例2 ニスライド凝集法による測定ラテックス凝集
用試薬20μ!、被検体40μlをガラス製スライド上
で混和し2分間揺動した後凝集の有無を判定した。結果
は表3に示した。
表 3 注1;数字は検体の希釈倍数を表わし、該希釈倍数址で
凝集があった。
注2 : DIC: dlssemlnated in
travascularcoagulation :血
管内血栓症候群注3;検体の希釈溶液’l OmM I
Jン醒級衝渣−0,15M塩化ナトリウム()1117
.2)実験例3 :分光学的方法による測定 LPIAT、−1(三菱化成社2日本)を用・ハて正常
人、DIC患者の同一人由来の血漿および血清検体中の
DダイマーもしくはDダイマーの立体+4造を保持する
分画の清を測定し、血漿検体および血清検体中のDダイ
マー等の測定値の相関を調べた。スタンダードはDDE
を使用した。
表4   LPIA L−1による正常人、DIC患者
の血漿%−よび血清検体の測定値(n g、/r、4 
p DDEをスタンダードとする) 血清  血漿 煮1  2820  2590 12  3170  3!10 血清  血漿 検体(血清あるいは血漿)SOμlを含む反応容器に1
%ラテ、クス50μl 、 ト1jス緩衝液(〆18.
0)200μ!を注入後、1分間の吸光度変化を700
nrnで測定し、その吸光度変化の測定値から検体中の
DDEを定量した。結果は表4、第1図にしめした。相
関係数r=0.9944という非常に良好な相関をしめ
した。なお、第1図においてN=33.回帰式y=−3
3,5+0.9473x 「発明の効果」 以上から明らかな如く、本発明によれはフィブリノ−ダ
ン、X分画およびY分画を含む検体においても前記のフ
ィブリノ−ダン、X分画、Y分画の含量に関係なく検体
FDP中のDダイマー又はDダイマーの立体構造を保持
する分画を正確且つ簡便に定量測定することが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は血漿中Dダイマー等の濃度と血清中Dダイマー
等の濃度との相関を示すグラフ図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒトフィブリノーゲンのプラスミン分解中のDモ
    ノマーおよびヒトフィブリンのプラスミン分解物中のD
    ダイマー又はDモノマーあるいはDダイマーの立体構造
    を保持する分画とは反応するけれどもフィブリーノーゲ
    ン、X分画、Y分画およびearlyDとは反応しない
    性質を有する“1種類”の抗Dダイマー、Dモノマーモ
    ノクローナル抗体を固定化したポリスチレンラテックス
    粒子と検体とを接触させ、該粒子と検体中のDダイマー
    又はDダイマーの立体構造を保持する分画を選択的に凝
    集させることを特徴とするFDP中のDダイマー又はD
    ダイマーの立体構造を保持する分画を測定するFDPの
    測定法。
  2. (2)上記のモノクローナル抗体が抗原決定基を1つだ
    けもつDモノマーもしくはDモノマーの立体構造をもつ
    分画とは凝集することなく抗原抗体反応し、抗原決定基
    を2つもつDダイマーもしくはDダイマーの立体構造を
    もつ分画と選択的に凝集を生じる抗原抗体反応をする特
    許請求の範囲第1項記載の測定法。
  3. (3)前記凝集物の生成速度を目視あるいは分光学的に
    測定し、前記試料中における前記DダイマーもしくはD
    ダイマーの立体構造をもつ分画の半定量あるいは定量的
    に測定する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法
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