JPS6377916A - レゾ−ル型フエノ−ル樹脂の製造方法 - Google Patents

レゾ−ル型フエノ−ル樹脂の製造方法

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JPS6377916A
JPS6377916A JP22453286A JP22453286A JPS6377916A JP S6377916 A JPS6377916 A JP S6377916A JP 22453286 A JP22453286 A JP 22453286A JP 22453286 A JP22453286 A JP 22453286A JP S6377916 A JPS6377916 A JP S6377916A
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JP
Japan
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bisphenol
water
weight
phenolic resin
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Pending
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JP22453286A
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English (en)
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Kaoru Morita
薫 森田
Yasushi Nakao
泰志 中尾
Tomoo Konakawa
共生 粉川
Keiji Inomata
猪俣 啓司
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エポキシ−フェノール塗料に利用されるレゾ
ール型フェノール樹脂の製造方法に関するものである。
より詳細には1缶内面水性塗料中の硬化剤として使用さ
れた場合に、耐沸騰水性、K M n Oa消費量、耐
フレーバー性、加工性、硬化性に極めて優れた特性を与
え得るレゾール型フェノール樹脂の製造方法に関するも
のである。
周知のように、エポキシ−フェノール系塗料の性能は、
レゾール型フェノール樹脂の性質によって大きく影響さ
れる。実際には、用いられるフェノール成分の種類と組
成比、触媒の種類と量、ホルムアルデヒド量、エポキシ
/フェノール比等によって性能のバランスを変化させ、
それぞれの用途に応じた種々のレゾール型フェノール樹
脂が利用されている。しかしながら、従来の方法により
製造されるレゾール型フェノール樹脂は、重量平均分子
量が300〜1,000程度のもので比較的分子量が低
いため、エポキシ−フェノール系塗料として、缶内面水
性塗料の硬化剤として用いた場合、KMno、消費量が
高く、かつ耐フレーバー性、硬化性、耐沸騰水性に問題
がある。又、これらの特性を解決するため、高分子量レ
ゾール型フェノール樹脂をアンモニアを触媒として製造
する例もあるが、メチロール基濃度が低くなるため、硬
化性、耐沸騰水性、KMnO4消費量、耐フレーバー性
に問題があり、またアンモニアレゾール樹脂ゆえ、塗膜
の負変も著しく、何ら問題の解決には至っていないのが
現状である。
そこで、本発明者らは、缶内面用エポキシ−フェノール
系水性塗料の硬化剤として使用した場合、塗膜の黄変度
やKMnO4消費量が小さく、耐フレーバー性、加工性
、耐沸騰水性、硬化性に潰れた性能を付与することが可
能なレゾール型フェノール樹脂を開発するため鋭意研究
を重ねてきた。その結果、ビスフェノール化合物とアル
デヒド類とを特定の割合で、かつ芳香族系溶剤中でアル
カリ触媒の存在下に反応させることにより、重量平均分
子量が1,200〜2.500の高分子量で、かつ、1
分子中のビスフェノールA1単位出り平均最低2個以上
のメチロール基を有する高メチロール化された所望のレ
ゾール型フェノール樹脂を製造し得る事を見い出した。
すなわち、本発明は、ビスフェノールA及び/又はビス
フェノールFから選ばれるフェノール類とアルデヒド類
を芳香族系溶剤中でアルカリ触媒の存在下に反応して得
られるレゾール型フェノール樹脂の製造方法に係るもの
である。
本発明者らは、芳香族系溶剤中でレゾール型フェノール
樹脂を製造することにより、反応系が不均一系反応とな
ってビスフェノール化合物に対するホルマリンの付加拳
レゾール樹脂の縮合が逐次進み高分子最高メチロール化
レゾールフェノール樹脂かえられ、従来の低分子量レゾ
ール型フェノール樹脂に比し、フレーバー性、KMnO
4?’A費量が、またアンモニアレゾール樹脂に比し速
硬化性でかつmNの黄変も少なく付着性・加工性が極め
て改良される。
本発明に使用するフェノール類は、ビスフェノールA及
びビスフェノールFに代表されるビスシャリ−ブチルフ
ェノール、サリチル酸などを一部存在せしめたものも使
用できる。
またアルデヒド類は、ホルマリン、パラホルマリン・#
0・・・・などから選ばれたアルデヒド物質を使用する
ことができる。
アルデヒドの使用量は、ビスフェノール類1モルに対し
て一般に4〜6モルが望ましい、アルデヒドのモル比が
6より大きい場合、生成樹脂中の遊離アルデヒドの量が
多くなるため、加熱硬化時に刺激臭のガスが発生し、ま
た塗膜にピンホール状の欠陥が発生する原因となる。ま
たアルデヒドのモル比が4未満の場合、得られた樹脂の
メチロール基が少なくなり、その結果硬化が遅くなり実
用的でなくなる。
本発明に使用する芳香族系溶剤はキシレン、トルエン、
ベンゼン及び他のアルキルベンゼンであるが好ましくは
トルエンである。
芳香族系溶剤の使用量はビスフェノール類の50重量%
〜200重量%であるが、好ましくは100重量%〜1
50重量%の範囲である。芳香族系溶剤の使用量が50
重量%未満であると反応が速すぎてコントロールが困難
である。他方200重量%を超えると反応が遅くなり高
分子量のフェノール樹脂が得られなくなる。
本発明で使用するアルカリ触媒としては、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
塩基性金属塩、トリエチルアミン、トリメチルアミン、
エタノールアミン等が使用できる。
アルカリ触媒の使用量は、ビスフェノール類1モルに対
して0.005〜0.2モルが望ましい、0.005モ
ル未満の場合レゾール化が遅く生産性が極めて悪<、0
.2モル以上では反応が早過キコントロールしにくい。
つぎに、本発明の実施例をあげて、さらに説明する。ま
た、各実施例および比較例に記載されている「部」およ
び「%」は「重量部」および「重量%」を示す。
4、実施例と比較例 実施例1 ビスフェノールA 228部、トルエン228部、トリ
エチルアミン9.33部、37%ホルマリン水334部
を撹拌器と還流冷却器を備えた反応釜に仕込み80〜8
5℃に昇温し、4時間還流させながら反応させる。つい
で、減圧度80042′ mmHgにて加熱し、脱水脱溶剤および脱遊離ホルマリ
ンを行なった。濃度70%に到達した時点でn−ブタノ
ールにより55%に希釈し、水分0.5%、遊離ホルマ
リン1.5%、−重量平均分子[2,300の高メチロ
ール化レゾール型フェノール樹脂を得た。
実施例2 ビスフェノールA 228部、トルエン228部、Na
OHO,88部、37%ホルマリン水365部を撹拌器
と還流冷却器を備えた反応釜に仕込み80〜85℃に昇
温し、12時間還流させながら反応させる。ついで、水
により洗浄し1分離するトルエンと水を排出したのち減
圧度650mmHgにて加熱し、脱水、脱溶剤および脱
遊離ホルマリンを行なった。濃度70%に到達した時点
でn−ブタノールにより55%に希釈し、水分1.0%
1M敲ホルマリン1.8%、重量平均分子ff1l+7
00の高メチロール化レゾール型フェノール樹脂を得た
比較例1 ビスフェノールA 228部、n−ブタノール228部
、トリエチルアミン9.33部、37%ホルマリン水3
24部を撹拌器と還流冷却器を備えた反応釜に仕込み、
90〜95℃に昇温し、6時間還流させながら反応させ
る。ついで、減圧度650 mmHgにて加熱し、脱水
、脱溶剤および脱遊離ホルマリンを行った。濃度70%
に到達した時点で、n−ブタノールにより55%にまで
希釈した。
比較例2 ビスフェノールA 228部、n−ブタノール228部
、アンモニア5.0部、37%ホルマリン水 324部
を撹拌器と還流冷却器を備えた反応釜に仕込み、90〜
95℃に昇温し6時間還流させながら反応し、ついでリ
ンm7部仕込み80℃にて1時間反応させる。ついで1
分離される水を排出したのち、減圧度650 ++II
wHgにて加熱し、脱水、脱溶剤および脱遊離ホルマリ
ンを行った。
濃度70%に到達した時点で、n−ブタノールにより希
釈し、55%にした。
く塗膜性能試験〉 上記実施例工〜2及び比較例1〜2で得られたフェノー
ル樹脂を用いて下記のように水性塗料を゛調製し1 o
ogアルミ箔の片面に、該水性塗料を8〜10.になる
ように塗布し、次いで雰囲気温度200℃で約30秒乾
燥させた。更にその裏面にも上記水性塗料を8〜10J
Lになるよう塗布し、次いで雰囲気温度200℃で約8
0秒乾燥させ、水抽出液フレーバーテスト用試験パネル
を作成した。
更に上記水性塗料を#25ブリキ板上に8〜lOルにな
るよう塗布し、次いで雰囲気温度200℃で約2分間乾
燥させ、試験パネルを作成した。
各種試験法を下記に示し、その試験結果を下記第1表に
示す。
[水性塗料の調製] 配合 (1)カルボキシル基含有アクリル系 150  部樹
脂溶液村 (2)エポキシ樹脂溶液家2283  部(3)n−ブ
タノール         Be  f!B(4)2−
ブトキシェタノール     47  部(5)脱イオ
ン水            3.2部(6)ジメチル
アミノエタノール     5.3部(7)ジメチルア
ミノエタノール     9.5部(8)実施例および
比較例で得たフエ  30  部ノール樹脂溶液 (9)脱イオン水          646  都合
    計             1260 部月
 メタクリル酸174部、スチレン87部及びエチルア
クリレート29部を共重合した醜価390、固形分30
%のアクリル樹脂 哀2 エピコー)828 (シェル社製エポキシ樹脂)
500部、ビスフェノールA 286部、トリーn−ブ
チルアミン 0.5部及びメチルイソブチルケトン86
部を反応せしめた90%エポキシ樹脂溶液 反応容器に前記(1)〜(4)を入れ、窒素気流下で1
15℃に加熱し、樹脂成分を溶解せしめた。溶解後10
5℃まで冷却し、(5)〜(6)の順に加え、105℃
で3時間保持した0反応生成物はアクリル系樹脂/エポ
キシ樹脂の固形分重量比が15/85である0反応は、
酸価を測定して追跡し1反応終点では酸価51であった
0次いで3時間後に(7)を添加し、5分後に(8)を
添加し、105℃で30分間ホットブレンドした。その
後、(9)を30分間にわたって添加して、固形分25
%の安定な水性塗料を得た。
(1)密着性 ブリキに塗装した試験パネルの塗膜面にナイフを使用し
て約1.5mmの巾で縦、横それぞれ11本の切り目を
ゴバン目に入れる。24mm巾のセロハン粘着テープを
密着させ、強く剥離した吟のゴバン目部の密着性を観察
する。
O:全く剥離なし、Δ:若干剥離あり、×:著しい!り
敲あり。
(2)耐清腸水性 ブリキに塗装した試験パネルを100℃−30分で水中
処理後、塗膜を視覚及びセロハン粘着テープ剥離で(2
)の密着性と同一の評価で判定する。
(3)KMn04消費量 各種水溶性塗料を塗装したlOOルアルミ箔を、塗布面
積:活性炭処理水道水がfeaI2:Im/どなるよう
に、耐熱ガラス製ボトルに入れ、蓋をし、125℃−3
0分の処理を行い、食品衛生法記載の試験法(厚生省4
34号)に準じて測定した。消費量をppmで表わす。
(4)水抽出液フレーバー性 各種水性塗料を塗装した100pアルミ箔を、塗布面y
k:活性炭で処理した水道水が4部w2: 1−となる
ように耐熱ガラス製ボトルに入れ、蓋をし、100℃−
30分の殺菌処理後、内容液のフレーバーテストを実施
する。
O:全く変化なし、Δ:若干変化あり、×:著しく変化
あり。
(5)加工性 特殊ハゼ折り型デュポン衝撃試験器を用い、下部に2つ
折りにしたブリキに塗装した試料を置き、接触面が平ら
な重さ1kgの鉄の錘りを高さ50cmから落下させた
時に生じる折り曲げ部分のm膜の亀裂の長さを測定する
o:0〜10m11、Δ:lO〜20mm、X:20m
m以上 (6)ゲル分率 各種水性塗料を塗装した#25ブリキ板を、塗面:クロ
ロホルムが、1c+a2 :1−となるように還流冷却
器を備えた容器に入れ、加熱し、還流開始から1時間後
の残渣量を百分率表示する。
第  1  表 ※11分子中のビスフェノールA 1単位当りの数(モル)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビスフェノールA及び/又はビスフェノールFか
    ら選ばれるフェノール類とアルデヒド類を芳香族溶剤中
    でアルカリ触媒の存在下に反応させることを特徴とする
    缶内面用水性塗料配合用レゾール型フェノール樹脂の製
    造方法。
  2. (2)アルデヒド類は、ホルマリン水及びパラホルムア
    ルデヒドから選ばれる特許請求の範囲第1項記載のレゾ
    ール型フェノールの製造方法。
  3. (3)芳香族系溶剤はキシレン及び/又はトルエンであ
    る特許請求の範囲第1項記載のレゾール型フェノール樹
    脂の製造方法。
  4. (4)芳香族系溶剤の使用量は、フェノール類に対し、
    50重量%から200重量%の範囲である特許請求の範
    囲第1項記載のレゾール型フェノール樹脂の製造方法。
JP22453286A 1986-09-22 1986-09-22 レゾ−ル型フエノ−ル樹脂の製造方法 Pending JPS6377916A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08311141A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Kishimoto Akira レゾール型フェノール樹脂及び塗料
EP0829516A1 (en) * 1996-09-16 1998-03-18 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Aqueous resin dispersion
WO2014199656A1 (ja) * 2013-06-12 2014-12-18 Dic株式会社 レゾール型フェノール樹脂組成物及び繊維強化複合材料

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08311141A (ja) * 1995-05-19 1996-11-26 Kishimoto Akira レゾール型フェノール樹脂及び塗料
EP0829516A1 (en) * 1996-09-16 1998-03-18 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Aqueous resin dispersion
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