JPS6377626A - 工作物の固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、工作物の固定方法に関し、特に固定物であ
る工作物を治具により被固定物である工作機械に固定し
、加工に基準を設定する場合における、工作物を治具に
固定する方法である。

［従来の技術］ 従来の技術を第５図を参照しながら説明する。

治具９に工作物４をワックス３により治具上の面１０に
接着し、治具上の面１０を基準とし、ＩＯと平行な面８
まで工作物を研削加工する場合を考える。

この場合まずホットプレート等（図示せず）により治具
９を温めワックスが溶ける温度まで上げ、治具上の而ｌ
Ｏにワックスを溶かし塗布する。

次に工作物４を置き綿棒７等で工作物の下面１２が治具
上の面１０にぴったり接する様に押さえ接着していた。

［発明が解決しようとする問題点コ 上記従来の技術によって工作物を治具上に接着固定した
場合、工作物上面が１１のように凹凸が多かったり、ま
た綿棒による押さえ方や、押さえる位置の違いによって
第５図に示す様に、ワックスの層３の厚さが不均一にな
り、工作物が傾いて固定されてしまう。このままで治具
上の面１０を基準にし、８まで研削加工を行い、加工終
了後治具より工作物４を取りはずすと、第６図に示す様
に工作物４は１５と平行な面１３で仕上るはずであるの
に、実際は、研削面が１４のようになり、精密加工には
適さない。

［問題点を解決するための手段］ 工作物上面１１より押さえる方法をとる限り、問題点の
解決は困難であろう。そこで本発明は治具により工作物
を引きつける力により接着することを提案する。

［作用コ 治具により工作物を引きつける力を利用すれば工作物の
上面形状による接着時の力のバラツキが皆無になる。こ
のように均等な力が作用すれば、接着時のワックス層の
厚さも一定にすることができ、ダミー研削等で接着時の
ワックス層の厚さを把握すれば、［工作物の寸法コ＝［
治具上の面から仕上面までの寸法コー［ワックス層の厚
さコと表せるように、工作物の寸法を管理することがで
きる。

［実施例１コ 本発明の実施例１は、第１図に示す様に基準となる治具
上面２より裏面にぬける穴１をあけた治具をもちいる。

第２図に示すようにまず、スピンナー塗布、スプレー塗
布等で治具接着面２に均一なワックス層３を作る。次に
工作物４を載せ、真空吸引ノズル５による真空チャック
で、穴１を通して工作物４を引きながら、治具６を温め
ることにより、工作物４を治具６に固定することができ
る。前部治具６の温度が下り、工作物４が完全に固定さ
れるまで、真空チャックで引き続けなければならない。

［実施例２］ 本発明の実施例２を、第３図により説明する。

この方法は治具９．工作物１７がともに磁性体で、かつ
工作物１７の高さ寸法Ｉ８のほうが幅１９より長い場合
にのみ有効である。次に原理を説明すると、ドーナッツ
状のコイル１６の中心線に沿って工作物１７と治具９が
置かれである。コイルＩ６に電流を流すことにより、工
作物１７．治具９に縦方向の破線群φで示す磁束が通る
。この時に発生する磁気的な引力により工作物１７を治
具９側より引く力が出る。この力により工作物を溶けた
ワックスて治具に固定する。

［発明の効果コ 工作物を精度よく、ぴったりと治具に固定することがで
きる。また工作物と治具との間にワックスの層が介在し
たとしてもその層は平行になり、層の厚さを知ることに
より精度よい加工が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例１における治具の斜視図。第２
図は実施例１における作業方法を示す冶具正面図。第３
図は本発明の実施例２の治具及び工作物の断面図、第４
図は工作物の寸法とワックス層の寸法の関係を示した断
面図、第５図および第６図は従来技術を説明した治具と
工作物の断面図および工作物正面図である。 第　１　　図　　　シ９具料ネ地（２）第２図　力貝二
碩（２） Ｚ　　　３　　　　Ｅ　　　’ｖ’ｅ！↓Ｌ−゛エイ乍
’ｊ＠ａｔ１’−ｉ　１２１第　４　図　　エイ乍才勿
ｇＬか俤、舅、釘狛圀第５図シひ誤′＝′Ｓ−稈待り萌
□□□図第６図工４￥杓正四回

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 工作物を寸法の基準となる治具に、ワックス等の接着剤
   で固定する場合に、工作物を治具により引きつけて接着
   固定する工作物の固定方法。