JPH04283412A - 薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具取付方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具取付方法Info
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- JPH04283412A JPH04283412A JP4783291A JP4783291A JPH04283412A JP H04283412 A JPH04283412 A JP H04283412A JP 4783291 A JP4783291 A JP 4783291A JP 4783291 A JP4783291 A JP 4783291A JP H04283412 A JPH04283412 A JP H04283412A
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Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜磁気ヘッド用コアス
ライダ(以下、TFHコアスライダと称する)の加工用
治具取付方法にかかり、加工用治具にTFHコアスライ
ダのブロックスライダとダミースライダを同時に供給し
、両者を高精度に位置決め接着するのに好適なTFHコ
アスライダの加工用治具取付方法に関するものである。
ライダ(以下、TFHコアスライダと称する)の加工用
治具取付方法にかかり、加工用治具にTFHコアスライ
ダのブロックスライダとダミースライダを同時に供給し
、両者を高精度に位置決め接着するのに好適なTFHコ
アスライダの加工用治具取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TFHコアスライダは、ウェハ基板から
ブロックスライダ形状に切り出され、加工用高精度治具
(以下共通治具と称する)にワックスにより仮止めされ
た後、順次研削、溝加工、ラッピング加工等の処理が施
される。THFコアスライダは、ワックスによって共通
治具に接着された状態で超精密加工されるため、ワック
ス塗布膜厚の均一性、凝固時に歪の少ない接着、加工工
程に耐える高強度接着等が要求される。
ブロックスライダ形状に切り出され、加工用高精度治具
(以下共通治具と称する)にワックスにより仮止めされ
た後、順次研削、溝加工、ラッピング加工等の処理が施
される。THFコアスライダは、ワックスによって共通
治具に接着された状態で超精密加工されるため、ワック
ス塗布膜厚の均一性、凝固時に歪の少ない接着、加工工
程に耐える高強度接着等が要求される。
【0003】従来技術においては、ブロックスライダを
ウェハ基板から切り出す時に多数個取りするため、ウェ
ハの上部及び下部から切り出すブロックスライダの片側
の側面には、ウェハのオリフラ部が残り、テープエッジ
状になる。図5はウェハ1からの切り出し位置に起因す
るTFHコアスライダのブロックスライダ2,3の側面
形状の相違を示す。図5において、ウェハ1の四隅から
切り出したブロックスライダ2,3の片側側面の形状は
、その位置に応じて下向きのテーパエッジ状のブロック
スライダ2と上向きのテーパエッジ状のブロックスライ
ダ3となる。また、図6はTFHコアスライダのブロッ
クスライダ4とダミースライダ5が共通治具6に接着さ
れた状態を示す。また、図7はTFHコアスライダ7の
拡大図である。
ウェハ基板から切り出す時に多数個取りするため、ウェ
ハの上部及び下部から切り出すブロックスライダの片側
の側面には、ウェハのオリフラ部が残り、テープエッジ
状になる。図5はウェハ1からの切り出し位置に起因す
るTFHコアスライダのブロックスライダ2,3の側面
形状の相違を示す。図5において、ウェハ1の四隅から
切り出したブロックスライダ2,3の片側側面の形状は
、その位置に応じて下向きのテーパエッジ状のブロック
スライダ2と上向きのテーパエッジ状のブロックスライ
ダ3となる。また、図6はTFHコアスライダのブロッ
クスライダ4とダミースライダ5が共通治具6に接着さ
れた状態を示す。また、図7はTFHコアスライダ7の
拡大図である。
【0004】さらに、従来技術においては、THFコア
スライダの接着にホットメルト形ワックスが多用され、
その作業は人手作業に依存している。人手作業の内容は
、次のようなものである。すなわち、液状ワックスが塗
布された加熱状態の共通治具上にブロックスライダを乗
せてスクラブ動作を行い、位置決めを行った後にブロッ
クスライダの横にダミースライダを貼り付け、その後冷
却定盤にて徐冷を行っている。
スライダの接着にホットメルト形ワックスが多用され、
その作業は人手作業に依存している。人手作業の内容は
、次のようなものである。すなわち、液状ワックスが塗
布された加熱状態の共通治具上にブロックスライダを乗
せてスクラブ動作を行い、位置決めを行った後にブロッ
クスライダの横にダミースライダを貼り付け、その後冷
却定盤にて徐冷を行っている。
【0005】上記従来技術において、薄膜素子のワック
ス接着方法として関連するものには、例えば特開昭63
ー191309号公報に開示された発明が存在する。
ス接着方法として関連するものには、例えば特開昭63
ー191309号公報に開示された発明が存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、ウェハ基板一枚からブロックスライダの多数個取り
を最大限に行うため、ブロックスライダをウェハ基板か
ら切り出すときに、ウェハ基板最上部及び最下部におい
てオリフラテーパ付きコアスライダがブロック状に切り
出される。そこで、ダミースライダがテーパエッジ状の
ブロックスライダとの組み合わせとなった場合、人手作
業によりダミースライダとブロックスライダの位置合わ
せをしても位置ずれを起こし、その結果共通治具上でダ
ミースライダがブロックスライダの下に潜り込んだり、
ブロックスライダの上に乗り上がったりして、位置決め
精度が悪くなる。したがって、人手作業では、共通治具
上にダミースライダとブロックスライダを組み合わて同
時に接着することは難しく、また上記理由により機械化
が大変困難であるという問題点があった。
は、ウェハ基板一枚からブロックスライダの多数個取り
を最大限に行うため、ブロックスライダをウェハ基板か
ら切り出すときに、ウェハ基板最上部及び最下部におい
てオリフラテーパ付きコアスライダがブロック状に切り
出される。そこで、ダミースライダがテーパエッジ状の
ブロックスライダとの組み合わせとなった場合、人手作
業によりダミースライダとブロックスライダの位置合わ
せをしても位置ずれを起こし、その結果共通治具上でダ
ミースライダがブロックスライダの下に潜り込んだり、
ブロックスライダの上に乗り上がったりして、位置決め
精度が悪くなる。したがって、人手作業では、共通治具
上にダミースライダとブロックスライダを組み合わて同
時に接着することは難しく、また上記理由により機械化
が大変困難であるという問題点があった。
【0007】また、従来の人手作業による方法では、ホ
ットメルト型ワックスを使用するために高温下での作業
となり、安全面における問題点があった。さらに、人手
作業のため、ダミースライダとブロックスライダの共通
治具上における接着位置決め精度、ワックスの塗布膜厚
さのバラツキ、接着強度等のバラツキがあり、接着強度
の低いものは加工工程において破壊されて飛散するため
、ブロックスライダの加工精度が狂い製品品質に悪影響
を与え、さらに研削機械の砥石を損傷する恐れがあると
いう問題点があった。
ットメルト型ワックスを使用するために高温下での作業
となり、安全面における問題点があった。さらに、人手
作業のため、ダミースライダとブロックスライダの共通
治具上における接着位置決め精度、ワックスの塗布膜厚
さのバラツキ、接着強度等のバラツキがあり、接着強度
の低いものは加工工程において破壊されて飛散するため
、ブロックスライダの加工精度が狂い製品品質に悪影響
を与え、さらに研削機械の砥石を損傷する恐れがあると
いう問題点があった。
【0008】本発明の第1の目的は、従来人手によって
行っていた共通治具にコアスライダとダミースライダを
接着する作業を機械化し、人手作業では困難なブロック
状のコアスライダとダミーコアスライダを同時に規定位
置に位置決めてし接着することが可能な薄膜磁気ヘッド
用コアスライダの加工用治具取付方法を提供することに
ある。
行っていた共通治具にコアスライダとダミースライダを
接着する作業を機械化し、人手作業では困難なブロック
状のコアスライダとダミーコアスライダを同時に規定位
置に位置決めてし接着することが可能な薄膜磁気ヘッド
用コアスライダの加工用治具取付方法を提供することに
ある。
【0009】さらに、本発明の第2の目的は、片側の側
面がテーパエッジ状であるブロックスライダとダミース
ライダを同時に規定位置に高精度に位置決め接着するこ
とが可能な薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具
取付方法を提供することにある。
面がテーパエッジ状であるブロックスライダとダミース
ライダを同時に規定位置に高精度に位置決め接着するこ
とが可能な薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具
取付方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
用コアスライダの加工用治具取付方法は、ダミースライ
ダとブロックスライダを位置決めして、加工用治具上に
接着する薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具取
付方法に適用されるものであり、ダミースライダをその
高さ方向に移動し、ダミースライダの側面とブロックス
ライダの側面とを接触させ、この状態でダミースライダ
とブロックスライダの位置関係を定め、該定められたダ
ミースライダとブロックスライダの位置関係を保持した
まま、ワックスがスタンプ塗布された過熱状態にある加
工用治具上にダミースライダとブロックスライダを移載
し、該定められたダミースライダとブロックスライダの
位置関係を保持したまま加工用治具上で位置決めした後
、急速冷却してダミースライダとブロックスライダとを
共通治具に接着することを特徴としている。
用コアスライダの加工用治具取付方法は、ダミースライ
ダとブロックスライダを位置決めして、加工用治具上に
接着する薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具取
付方法に適用されるものであり、ダミースライダをその
高さ方向に移動し、ダミースライダの側面とブロックス
ライダの側面とを接触させ、この状態でダミースライダ
とブロックスライダの位置関係を定め、該定められたダ
ミースライダとブロックスライダの位置関係を保持した
まま、ワックスがスタンプ塗布された過熱状態にある加
工用治具上にダミースライダとブロックスライダを移載
し、該定められたダミースライダとブロックスライダの
位置関係を保持したまま加工用治具上で位置決めした後
、急速冷却してダミースライダとブロックスライダとを
共通治具に接着することを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明によれば、ダミースライダの側面とブロ
ックスライダの側面とを接触させ、この状態でダミース
ライダとブロックスライダの位置関係を定める。したが
って、ブロックスライダの片側の側面にテーパエッジが
ある場合においても、ダミースライダがブロックスライ
ダの下に潜り込む等の事態が防止できる。また、上記定
められた位置関係を保持したまま、加工用治具上に移載
され、位置決め・急冷されるため、ブロックスライダと
ダミースライダを高精度に位置決め接着することができ
る。
ックスライダの側面とを接触させ、この状態でダミース
ライダとブロックスライダの位置関係を定める。したが
って、ブロックスライダの片側の側面にテーパエッジが
ある場合においても、ダミースライダがブロックスライ
ダの下に潜り込む等の事態が防止できる。また、上記定
められた位置関係を保持したまま、加工用治具上に移載
され、位置決め・急冷されるため、ブロックスライダと
ダミースライダを高精度に位置決め接着することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、添付の図面に示す実施例により、更に
詳細に本発明について説明する。図1〜図3は、位置決
め接着の前工程の位置揃え治具16上のダミースライダ
5とブロックスライダ4との関係を示す図であり、図1
は上面図、図2、図3はその側面図である。
詳細に本発明について説明する。図1〜図3は、位置決
め接着の前工程の位置揃え治具16上のダミースライダ
5とブロックスライダ4との関係を示す図であり、図1
は上面図、図2、図3はその側面図である。
【0013】さらに、図4は本実施例の接着装置の位置
決め部のエアー配管8、スクラブシャフト9、スクラブ
シャフト保持部10、スプリング11、スクラブパッド
12、X方向位置決めピン13a、Y方向位置決めピン
13b、位置決め基準片14、位置決めテーブル15を
示す。
決め部のエアー配管8、スクラブシャフト9、スクラブ
シャフト保持部10、スプリング11、スクラブパッド
12、X方向位置決めピン13a、Y方向位置決めピン
13b、位置決め基準片14、位置決めテーブル15を
示す。
【0014】次に、本発明の一実施例の動作について説
明する。図1は位置揃え治具16上のダミースライダ5
の高さを調節する段差ピン17と、段差ピン17を押す
エアーシリンダ18及び横押しピン19を押すエアーシ
リンダ20、固定ピン21を示したものである。段差ピ
ン17は、段差ピン位置揃え治具16上のブロックスラ
イダ4の高さより高い部分と低い部分の2段に分かれて
おり、エアーシリンダ18のどちらか一方が段差ピン1
7を押すことにより、ダミースライダ5とブロックスラ
イダ4の横方向が固定ピン21により揃えられる。
明する。図1は位置揃え治具16上のダミースライダ5
の高さを調節する段差ピン17と、段差ピン17を押す
エアーシリンダ18及び横押しピン19を押すエアーシ
リンダ20、固定ピン21を示したものである。段差ピ
ン17は、段差ピン位置揃え治具16上のブロックスラ
イダ4の高さより高い部分と低い部分の2段に分かれて
おり、エアーシリンダ18のどちらか一方が段差ピン1
7を押すことにより、ダミースライダ5とブロックスラ
イダ4の横方向が固定ピン21により揃えられる。
【0015】図2はダミースライダ5と側面のテーパエ
ッジ部が下向きのブロックスライダ2との関係を示した
側面図である。段差ピン17が位置揃え治具16の上面
の高さよりも低いため、ダミースライダ5がブロックス
ライダ2の高さより低くなる。横押しピン19がダミー
スライダ5をブロックスライダ2に押し付けることによ
り、ダミースライダ5の側面中央部がブロックスライダ
2の側面のテーパエッジ部と接触した状態で揃えられる
。よって、ダミースライダ5がブロックスライダ2の上
部に乗り上がることが防げる。
ッジ部が下向きのブロックスライダ2との関係を示した
側面図である。段差ピン17が位置揃え治具16の上面
の高さよりも低いため、ダミースライダ5がブロックス
ライダ2の高さより低くなる。横押しピン19がダミー
スライダ5をブロックスライダ2に押し付けることによ
り、ダミースライダ5の側面中央部がブロックスライダ
2の側面のテーパエッジ部と接触した状態で揃えられる
。よって、ダミースライダ5がブロックスライダ2の上
部に乗り上がることが防げる。
【0016】図3はダミースライダ5と側面のテーパエ
ッジ部が上向きのブロックスライダ3との関係を示した
側面図である。段差ピン17が位置揃え治具16の上面
の高さより高いため、ダミースライダ5がブロックスラ
イダ3の高さより高くなる。横押しピン19がダミース
ライダ5をブロックスライダ3に押し付けることにより
、ダミースライダ5の側面中央部がブロックスライダ3
の側面のテーパエッジ部と接触した状態で揃えられる。 よって、ダミースライダ5がブロックスライダ3の下部
に潜り込むことが防げる。
ッジ部が上向きのブロックスライダ3との関係を示した
側面図である。段差ピン17が位置揃え治具16の上面
の高さより高いため、ダミースライダ5がブロックスラ
イダ3の高さより高くなる。横押しピン19がダミース
ライダ5をブロックスライダ3に押し付けることにより
、ダミースライダ5の側面中央部がブロックスライダ3
の側面のテーパエッジ部と接触した状態で揃えられる。 よって、ダミースライダ5がブロックスライダ3の下部
に潜り込むことが防げる。
【0017】次に、図4に示す接着装置の動作について
説明する。図4に示すスクラブパッド12は、前工程に
おける位置揃え治具16上の位置関係を保存した状態で
、ブロックスライダ4とダミースライダ5をエアー配管
8からの真空吸着により吸い上げて、位置決めテーブル
15上の過熱状態にある共通治具6の表面に移載する。 共通治具6の表面には、液状のワックスが一様に塗布さ
れている。移載後、ブロックスライダ4とダミースライ
ダ5は、スプリング11により垂直方向下向きに圧力を
加えられながら、スクラブシャフト9及びスクラブシャ
フト保持部10のX方向の動作を受けてスクラブされる
。次に、位置決め基準片14がY方向に前進し、ブロッ
クスライダ4とダミースライダ5がスクラブパッド12
により保持されているため位置決め基準片14に寄せら
れ、さらにX方向の位置決めピン13a及びY方向の位
置決めピン13bの押し付け力により、正確な位置決め
が行われる。その後、エアーによる急速冷却により、ブ
ロックスライダ4とダミースライダ5との位置決め精度
が保持された状態でワックスが固体化し、ブロックスラ
イダ4とダミースライダ5の接着が終了する。なお、急
速冷却に起因するワックスの収縮により、ブロックスラ
イダ4に生ずる歪みを除去するため、接着後に恒温槽に
よるエージングを行うようにしてもよい。
説明する。図4に示すスクラブパッド12は、前工程に
おける位置揃え治具16上の位置関係を保存した状態で
、ブロックスライダ4とダミースライダ5をエアー配管
8からの真空吸着により吸い上げて、位置決めテーブル
15上の過熱状態にある共通治具6の表面に移載する。 共通治具6の表面には、液状のワックスが一様に塗布さ
れている。移載後、ブロックスライダ4とダミースライ
ダ5は、スプリング11により垂直方向下向きに圧力を
加えられながら、スクラブシャフト9及びスクラブシャ
フト保持部10のX方向の動作を受けてスクラブされる
。次に、位置決め基準片14がY方向に前進し、ブロッ
クスライダ4とダミースライダ5がスクラブパッド12
により保持されているため位置決め基準片14に寄せら
れ、さらにX方向の位置決めピン13a及びY方向の位
置決めピン13bの押し付け力により、正確な位置決め
が行われる。その後、エアーによる急速冷却により、ブ
ロックスライダ4とダミースライダ5との位置決め精度
が保持された状態でワックスが固体化し、ブロックスラ
イダ4とダミースライダ5の接着が終了する。なお、急
速冷却に起因するワックスの収縮により、ブロックスラ
イダ4に生ずる歪みを除去するため、接着後に恒温槽に
よるエージングを行うようにしてもよい。
【0018】以上の説明から明らかなように、上記実施
例によれば、ウェハ基板の上部または下部から切り出さ
れたテーパエッジ状のブロックスライダの側面とダミー
スライダの側面とは、ダミースライダの側面をブロック
スライダの側面に押し付けて位置揃えする際に、ダミー
スライダの側面がブロックスライダのテーパエッジ先端
部と接するように、ダミースライダの高さ方向をテーパ
エッジ状に合わせて上下に段差を付けるようにして位置
揃えするため、ダミースライダがブロックスライダの下
に潜り込むことなく、確実に位置揃えを行うことができ
る。
例によれば、ウェハ基板の上部または下部から切り出さ
れたテーパエッジ状のブロックスライダの側面とダミー
スライダの側面とは、ダミースライダの側面をブロック
スライダの側面に押し付けて位置揃えする際に、ダミー
スライダの側面がブロックスライダのテーパエッジ先端
部と接するように、ダミースライダの高さ方向をテーパ
エッジ状に合わせて上下に段差を付けるようにして位置
揃えするため、ダミースライダがブロックスライダの下
に潜り込むことなく、確実に位置揃えを行うことができ
る。
【0019】また、上記実施例によれば、ブロックスラ
イダとダミースライダとを位置揃え治具上で位置決めし
た後、スクラブパッドにより両者を同時に吸着しながら
、ワックスがスタンプ塗布されている加熱状態の共通治
具の表面に搬送し、さらにダミースライダとブロックス
ライダをスクラブパッドで押さえながら左右方向に両者
同時にスクラブし、その後所定位置に位置決めし、その
後両者同時に冷温エアーを吹き付けて急冷を行って素早
くワックスを固めることにより、振動などの外的要因に
よる接着時の位置ずれを有効に防止することができる。
イダとダミースライダとを位置揃え治具上で位置決めし
た後、スクラブパッドにより両者を同時に吸着しながら
、ワックスがスタンプ塗布されている加熱状態の共通治
具の表面に搬送し、さらにダミースライダとブロックス
ライダをスクラブパッドで押さえながら左右方向に両者
同時にスクラブし、その後所定位置に位置決めし、その
後両者同時に冷温エアーを吹き付けて急冷を行って素早
くワックスを固めることにより、振動などの外的要因に
よる接着時の位置ずれを有効に防止することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、THFコアスライダの
製造工程における加工治具にブロックスライダ及びダミ
ースライダを自動で高精度位置決め接着することができ
、大幅な生産性の向上と品質の安定化を図ることができ
る。
製造工程における加工治具にブロックスライダ及びダミ
ースライダを自動で高精度位置決め接着することができ
、大幅な生産性の向上と品質の安定化を図ることができ
る。
【図1】位置揃え治具上のダミースライダとブロックス
ライダとの関係を示す上面図。
ライダとの関係を示す上面図。
【図2】位置揃え治具上のダミースライダとブロックス
ライダとの関係を示す側面図。
ライダとの関係を示す側面図。
【図3】位置揃え治具上のダミースライダとブロックス
ライダとの関係を示す側面図。
ライダとの関係を示す側面図。
【図4】本実施例のダミースライダとブロックスライダ
の接着装置における位置決め部の詳細を示す斜視図。
の接着装置における位置決め部の詳細を示す斜視図。
【図5】ウェハからの切り出し位置に起因するブロック
スライダの側面形状の相違を示す説明図。
スライダの側面形状の相違を示す説明図。
【図6】TFHコアスライダのブロックスライダとダミ
ースライダが共通治具上に接着された状態を示す説明図
。
ースライダが共通治具上に接着された状態を示す説明図
。
【図7】TFHコアスライダ7の斜視図である。
1 ウェハ
2 ブロックスライダ
3 ブロックスライダ
4 ブロックスライダ
5 ダミースライダ
6 共通治具
7 THFコアスライダ
8 エアー配管
9 スクラブシャフト
10 スクラブシャフト保持部
11 スプリング
12 スクラブパッド
13a X方向位置決めピン
13b Y方向位置決めピン
14 位置決め基準片
15 位置決めテーブル
16 位置揃え治具
17 段差ピン
18 エアーシリンダ
19 横押しピン
20 エアーシリンダ
21 固定ピン
Claims (1)
- 【請求項1】ダミースライダとブロックスライダを位置
決めして、加工用治具上に接着する薄膜磁気ヘッド用コ
アスライダの加工用治具取付方法において、ダミースラ
イダをその高さ方向に移動し、ダミースライダの側面と
ブロックスライダの側面とを接触させ、この状態でダミ
ースライダとブロックスライダの位置関係を定め、該定
められたダミースライダとブロックスライダの位置関係
を保持したまま、ワックスがスタンプ塗布された過熱状
態にある加工用治具上にダミースライダとブロックスラ
イダを移載し、該定められたダミースライダとブロック
スライダの位置関係を保持したまま加工用治具上で位置
決めした後、急速冷却してダミースライダとブロックス
ライダとを共通治具に接着することを特徴とする薄膜磁
気ヘッド用コアスライダの加工用治具取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4783291A JP2875899B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4783291A JP2875899B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04283412A true JPH04283412A (ja) | 1992-10-08 |
JP2875899B2 JP2875899B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=12786332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4783291A Expired - Lifetime JP2875899B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | 薄膜磁気ヘッド用コアスライダの加工用治具取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2875899B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP4783291A patent/JP2875899B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2875899B2 (ja) | 1999-03-31 |
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