JPH077043A - インナ−リ−ドボンディング装置 - Google Patents

インナ−リ−ドボンディング装置

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JPH077043A
JPH077043A JP14472093A JP14472093A JPH077043A JP H077043 A JPH077043 A JP H077043A JP 14472093 A JP14472093 A JP 14472093A JP 14472093 A JP14472093 A JP 14472093A JP H077043 A JPH077043 A JP H077043A
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JP
Japan
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chip
film carrier
bonding
inner lead
distance
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JP14472093A
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Akira Ushijima
彰 牛島
Noriyasu Kashima
規安 加島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フィルムキャリア12に形成されたインナ−
リ−ド15a、15bとボンディングステ−ジ19上に
供給されたICチップ7の電極をボンディングツ−ル2
8a、28bを用いて加圧し加熱することで接続するイ
ンナ−リ−ドボンディング装置であって、ICチップ7
の種類に応じた高さを有する段差面19a〜19cが複
数個形成され、各段差面19a〜19cに所定種類のI
Cチップ7をそれぞれ保持するボンディングステ−ジ1
9を有するものである。 【効果】 複数種類のICチップを1本のフィルムキャ
リアに、このフィルムキャリアの巻き戻しや掛け直し等
を行うことなく、ICチップの種類に応じた条件でボン
ディングできるので、不良品の発生を防止できるととも
に、工数を低減し生産性を向上できるという効果があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、TAB(Tap
e Automated Bonding)技術を用い、フィルムキャリア
(TABテ−プ)にICチップを実装するインナ−リ−
ドボンディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、TAB(Tape Automated Bondin
g)技術を利用してICチップをインナ−リ−ドに接続す
るインナ−リ−ドボンディング装置(以下、ILB装置
と称する)として、図6に示すようなものがある。
【0003】すなわち、このILB装置1は、テ−プ状
のフィルムキャリア2を装置上で矢印で示す方向に走行
させると共に、このフィルムキャリア2に所定間隔で形
成されたデバイスホ−ル3…をボンディング位置Aで間
欠的に停止させる。このデバイスホ−ル3内には、複数
のインナ−リ−ド4…が突設されている。
【0004】そして、このILB装置1はピックアンド
プレ−スユニット5により、ウエハ6に形成されたIC
チップ7…のうちから1つのICチップ7をピックアッ
プしてボンディングステ−ジ8上に供給したのち、上記
デバイスホ−ル3とボンディングステ−ジ8に供給され
たICチップ7とを対向させ位置合せする。
【0005】このボンディングステ−ジ8は、上面にI
Cチップ7を保持した状態で、一定量上昇駆動され、こ
のICチップ7の電極と上記インナ−リ−ド4とを所定
隙間を存して対向させる。
【0006】ついで、ILB装置1は、加熱されたボン
ディングツ−ル9を下降させ、このボンディングツ−ル
9により上記ICチップ7の電極7aとインナ−リ−ド
4…とを加熱圧着して接続する。そして、ILB装置1
は、一つのデバイスホ−ル3につき1つのICチップ7
を装着するとともに、これらのボンディング動作を各デ
バイスホ−ル3毎に繰り返して、フィルムキャリア2の
すべてのデバイスホ−ル3にICチップ7…を順次実装
する。
【0007】また、最近ではTAB部品の多様化に伴っ
て、上記フィルムキャリア2に例えば厚さの異なる2〜
3種類のICチップ7を装着する必要が生じつつある。
この場合重要なことは、上記ボンディングツ−ル9で熱
圧着する場合に、上記ICチップ7の種類(厚さ)に関
係なく上記ICチップ7の電極とインナ−リ−ド4との
隙間を略一定に保つことである。
【0008】したがって、例えば厚さの異なる2複数の
ICチップ7、7´を装着することを上述のようなIL
B装置1を用いて行う場合には、まず、この第1のIC
チップ7の厚さに応じた高さで成形されこの第1のIC
チップ7と上記インナ−リ−ド4の隙間を所定の値に設
定する第1のボンディングステ−ジ8を上記ILB装置
1のボンディングステ−ジ駆動機構(駆動シリンダ)1
0に取り付ける。
【0009】そして、この第1のボンディングステ−ジ
8上に保持された第1のICチップ7をフィルムキャリ
ア2に実装したのち、このフィルムキャリア2を図示し
ない送出側リ−ルに一旦巻き戻す。
【0010】次に、再び、上記送出側リ−ルから上記フ
ィルムキャリア2を繰出して装置上で走行させ、このフ
ィルムキャリア2に異なる種類の第2のICチップ7´
(図示しない)を実装する。この場合、この第2のIC
チップ7´の種類(厚さ)に応じた高さを有する第2の
ボンディングステ−ジ8´(図示しない)を選択し、上
記第1のボンディングステ−ジを取り外す代わりにこの
第2のボンディングステ−ジ8´を上記ILB装置1の
ボンディングステ−ジ駆動機構(駆動シリンダ)10に
取り付ける。
【0011】そして、上記フィルムキャリア2を走行さ
せると共に、上述と同様の動作により上記第2のICチ
ップ7´を実装する。したがって、複数種類のICチッ
プ7…を一本のフィルムキャリア2に実装する場合に
は、このようにフィルムキャリア2の走行と巻き戻しお
よびボンディングステ−ジ8の交換をICチップ7の種
類が異なる毎に繰り返すことで行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、実装されるICチップ7の種類毎にフィルムキャリ
ア2を走行させ、何度も巻き戻すと、未だ対応するIC
チップ7がボンディングされていないインナ−リ−ド4
を曲げてしまうことがあった。そして、このインナ−リ
−ド4の曲りを原因として不良品が生じ、歩留まりが低
下してしまうことがあった。
【0013】また、従来、ボンディングステ−ジ駆動機
構10として、ボンディングツ−ル9の加圧力に耐える
ために一定量のみ移動するタイプのものを採用している
ため、上述したように上記ボンディングステ−ジ8をI
Cチップ7の種類に応じていちいち交換する必要があ
る。このため作業効率が悪いということがあった。
【0014】さらに、走行および巻き戻しの回数が多い
ので、フィルムキャリア2の掛け直しやボンディング条
件のパラメ−タ、即ち、加熱温度、加熱時間、加圧力等
の変更作業に要する手間や工数が大となり、生産性が低
くなることがあった。
【0015】一方、ボンディングするICチップ7が一
種類のみであっても、種々の条件により、各ICチップ
7の厚さにばらつきがある場合がある。しかし、従来の
インナ−リ−ドボンディング装置1は、このような事態
に対処することができず、接合時にインナ−リ−ド4を
押圧する力が足りなかったり、反対にインナ−リ−ド4
を押し込み過ぎてICチップ7のエッジに接触(エッジ
タッチ)させてしまうことがあった。
【0016】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、不良品の発生の防止および工数の低減が可能
で、生産性に優れたインナ−リ−ドボンディング装置を
提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、フィルムキャリアに形成されたインナ−リ−ドをI
Cチップの電極にボンディングツ−ルを用いて接続する
インナ−リ−ドボンディング装置において、上記ICチ
ップの電極とフィルムキャリアのインナ−リ−ドとの距
離を所定値に保つ距離制御手段を具備することを特徴と
するものである。
【0018】第2の手段は、フィルムキャリアに形成さ
れたインナ−リ−ドをICチップの電極にボンディング
ツ−ルを用いて接続するインナ−リ−ドボンディング装
置において、互いに対向するICチップとフィルムキャ
リアの距離を測定する距離測定手段と、この距離測定手
段の測定値に基づき上記ICチップの電極とフィルムキ
ャリアのインナ−リ−ドとの距離を所定値に保つ距離制
御手段とを具備することを特徴とするものである。
【0019】第3の手段は、上記第1あるいは第2の手
段において、上記距離制御手段は、上面にICチップを
保持する複数の段差面を具備し、各段差面に対応する厚
さのICチップを保持することで、ICチップの電極と
フィルムキャリアのインナ−リ−ドの距離を所定値に保
つことを特徴とするものである。
【0020】第4の手段は、上記第1あるいは第2の手
段において、上記距離制御手段は、上面に上記ICチッ
プを保持し、このICチップを上記インナ−リ−ドに接
離する方向に位置決め駆動することを特徴とするもので
ある。
【0021】
【作用】このような構成によれば、ICチップの種類や
高さのばらつきによらずに、ICチップの電極とフィル
ムキャリアのインナ−リ−ドとの距離を一定に保つこと
が可能である。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1はこの発明の一実施例の要部を示すもの
で、図中11は、TAB(TapeAutomated Bonding)技術
を利用してICチップをインナ−リ−ドに接続するイン
ナ−リ−ドボンディング装置(以下、ILB装置と称す
る)、12はこのILB装置11上を走行するフィルム
キャリアを示している。
【0023】フィルムキャリア12は、ILB装置11
上に取り付けられた供給リ−ル(図示しない)から引き
出され、ガイドロ−ラ13、13等に案内されて間欠的
に送り駆動されようになっている。そして、フィルムキ
ャリア12は、このILB装置11の中央に設けられた
フィルムキャリアガイド16に案内されてボンディング
位置Aを通過したのち、巻取リ−ル(図示しない)によ
り巻き取られて収納されるようになっている。
【0024】このフィルムキャリア12には、長手方向
に沿って交互に配置され互いに異なる種類のICチップ
7を実装する2種類のデバイスホ−ル14a、14bが
形成されている。このデバイスホ−ル14a、14b内
には、それぞれ複数本のインナ−リ−ド15a…、15
b…が突設されている。
【0025】そして、このフィルムキャリア12は、停
止時に各デバイスホ−ル14a、14bを、上記フィル
ムキャリアガイド16の開口17内に位置させる。ま
た、このフィルムキャリアガイド16の下側には、上面
にICチップ7を保持するボンディングステ−ジ19が
設けられている。このボンディングステ−ジ19は、図
2に示すように、厚さの異なる例えば3種類の第1〜第
3のICチップ7a〜7cを保持することができる第1
〜第3の段差面19a〜19cを有する。
【0026】すなわち、この第1〜第3の段差面19a
〜19cは、それぞれ上記第1〜第3のICチップ7a
〜7cの厚さの違いに対応する高さに形成され、各IC
チップ7a〜7cを載置した場合に各ICチップ7a〜
7cの上面設けられた突起電極(バンプ)とインナ−リ
−ド15a、15bの距離eが各々等しくなるように形
成されている。
【0027】このボンディングステ−ジ19は、図1に
示すように、上下方向に高精度に位置決め可能な例えば
ボ−ルねじ機構20に取り付けられている。またこのボ
−ルねじ機構20はXY駆動機構21に取り付けられ
て、上記ボンディングステ−ジ19と共にXY方向に位
置決め駆動される。
【0028】また、図1中に23で示すのはICチップ
供給部であり、このICチップ供給部23には、ウエハ
ステ−ジ24aと、トレイステ−ジ24bと、ピックア
ンドプレ−スユニット25とが設けられている。
【0029】ウエハステ−ジ24aおよびトレイステ−
ジ24bは、図示しないウエハマガジンおよびトレイマ
ガジンから例えば自動搬送されたウエハ26aおよび第
1、第2のトレイ26b、26cを、それぞれその上面
に載置し固定している。
【0030】上記ピックアンドプレ−スユニット25は
ウエハ26aあるいはトレイ26b、26cから、第1
〜第3のICチップ7a…、7b…、7c…をピックア
ップして上記ボンディングステ−ジ19の第1〜第3の
段差面19a〜19c上に搬送するものである。
【0031】さらに、ILB装置11は、互いに略平行
に並んだ第1、第2のボンディングツ−ル28a、28
bを具備している。この第1、第2のボンディングツ−
ル28a、28bは、支持体29の先端部に第1、第2
の上下スライド体30a、30bを介して取り付けられ
ている。
【0032】さらに、第1、第2のボンディングツ−ル
28a、28bは、支持体26と一体的に水平方向に移
動できるようになっている。そして、第1、第2のボン
ディングツ−ル28a、28bは上端面を加圧機構部3
1により下方に押されることにより、それぞれ第1、第
2のスライド体30a、30bと共に、独立に上下駆動
されるようになっている。なお、上記加圧機構部31は
第1〜第3のICチップ7a〜7cの種類に応じて最適
な加圧力を発生するように制御されるようになってい
る。
【0033】また、第1、第2のこのボンディングツ−
ル28a、28bは例えばその先端部を加熱され昇温さ
せるようになっている。そして、各ボンディングツ−ル
28a、28bはその温度を、上記第1第2のデバイス
ホ−ルにボンディングされる2種類のICチップ(例え
ば第2、第1のICチップ7b、7a)の各々のインナ
−リ−ドボンディングに適した値に制御される。
【0034】一方、図1および図2に示すように、上記
支持体26の先端部には、上記ボンディング位置Aに停
止された上記フィルムキャリア12のデバイスホ−ル1
4a、14bを通して上記ボンディングステ−ジ9上に
保持されたICチップ7を撮像可能なCCDカメラ32
が固定されている。
【0035】このCCDカメラ32は、上記ICチップ
7上に設けられた十字マークI(図4に示すモニタ−3
7に写し出されマークI)を撮像する。このCCDカメ
ラ32からの撮像信号は、画像信号の2値化処理あるい
は多値化処理を行う画像処理ユニット33に入力され、
この画像処理ユニット33からの処理信号はCPU34
に入力される。このCPU34は、この処理信号をあら
かじめ記憶された基準のマークと比較し、この基準のマ
ークと実際に撮像したマークIとが一致するように、上
記ボンディングステ−ジ9の駆動信号を上記ボ−ルねじ
機構20に出力するようになっている。
【0036】次に、このILB装置の動作について説明
する。まず、段取りとして、上記CPU34に位置合わ
せ用の基準のマークを記憶させる。すなわち、上記IC
チップ7の高さを上記インナ−リ−ド15aとの距離が
所定の値になるように調整し、このときのマークIの像
を撮像する。そしてこのように撮像されたマークIを基
準のマークとして上記CPU34に記憶させる。
【0037】次に、上記フィルムキャリア12は間欠的
に送り駆動され、図1に示すように、例えば、第1のデ
バイスホ−ル14aを上記フィルムキャリアガイド16
の開口17内に位置させる。
【0038】つまり、ピックアンドプレ−スユニット2
5は、3種類のICチップ7a…、7b…、7c…のう
ちから、上記第1のデバイスホ−ル14aに対応するI
Cチップ、例えば第2のICチップ7bを選択する。
【0039】そして、ピックアンドプレ−スユニット2
5は、上記第2のICチップ7bをその先端部に吸着し
たのち、例えば水平方向に回動変位して、吸着した第2
のICチップ7bを図2(a)に示すように上記ボンデ
ィングステ−ジ19の第2の段差面19b上に供給す
る。このとき、上記ボンディングステ−ジ19はXY方
向に位置決め駆動されることによって、上記第2の段差
面19bを上記ピックアップアンドプレ−スユニット2
5の先端に対向するように位置させている。
【0040】そして、上記ボンディングステ−ジ19は
XY方向に駆動され、同図に示すように、上記第2の段
差面19b上に保持した第2のICチップ7bを上記第
1のデバイスホ−ル14aの下方に対向位置決めする。
【0041】次に、上記CCDカメラ32が作動し、こ
のデバイスホ−ル14aを通して、上記ICチップ7b
の上面の位置合わせマークIを撮像する。この撮像信号
は、画像処理ユニット33およびCPU34で処理さ
れ、それに基づいて上記ボ−ルねじ機構20が作動し、
上記ボンディングステ−ジ9の高さを微調整する。この
ことで、上記マークIを上記基準のマークと一致させ、
上記第2のICチップ7aの突起電極(バンプ)を上記
第1のデバイスホ−ル14aの第1のインナ−リ−ド1
5aに所定間隔eを存して対向させる。
【0042】図示しない制御部は、各ボンディングツ−
ル28a、28bのうち、ボンディングステ−ジ19に
供給された第2のICチップ7bに応じた方、例えば第
1のボンディングツ−ル28aを選択し、上記第1のデ
バイスホ−ル14aの上方に位置決めした後、上記加圧
機構部30の所定の加圧力により下降駆動される。
【0043】このことによって、このILB装置11
は、第1のデバイスホ−ル14a内これと対応する第2
のICチップ7bをボンディングする。この第2のIC
チップ7bがボンディングされたならば、上記フィルム
キャリア12は間欠送り駆動され、第2のデバイスホ−
ル14bを上記フィルムキャリアガイド16の開口17
内に位置させる。
【0044】これと同時に、上記ボンディングステ−ジ
19には、この第2のデバイスホ−ル14bに対応する
種類の例えば第1のICチップ7aが、第1の段差面1
9a上に供給される。そして、上記ボンディングステ−
ジ19はXY方向に位置決め駆動され、図2(b)に示
すように、この第1のICチップ7aを上記第2のデバ
イスホ−ル14bの下側に位置決めし、上昇駆動する。
【0045】また、上記第1、第2のボンディングツ−
ル28a、28bのうち今度は第2のボンディングツ−
ル28bが選択され、上記第2のデバイスホ−ル14b
の上方に対向位置決めされる。ついで、この第2のボン
ディングツ−ル28bが上記加圧機構部31により所定
の加圧力で下降駆動される。
【0046】このような動作により、上記フィルムキャ
リア12の第1、第2のデバイスホ−ル14a、14b
にはそれぞれ異なる種類の第2、第1のICチップ7a
が、7bがボンディングされる。そして、このILB装
置11は上記フィルムキャリア12を間欠送り駆動する
と共に、上述の動作をすべての第1、第2のデバイスホ
−ル14a、14bについて繰り返すことで、このフィ
ルムキャリア12に一すべての種類のICチップ7を実
装する。
【0047】このような構成のILB装置11によれ
ば、2つのボンディングツ−ル28a、28bとこれら
を駆動する加圧機構部31を具備すると共に、実装され
るICチップ7の種類に応じた段差面19a〜19cを
有するボンディングステ−ジ19を具備するので、フィ
ルムキャリア12の巻き戻しや掛け直しを行うことな
く、1本のフィルムキャリア12に複数種類のICチッ
プ7を実装することができる。したがって、インナ−リ
−ド15a、15bに曲げを生じることがなく、不良品
の発生を防止することができ、歩留まりを向上させるこ
とができる。
【0048】また、1種類のICチップにおいて厚さの
ばらつきがある場合にも、上記ボ−ルねじ機構で微調整
するようにしたので、ボンディングを高精度に行うこと
ができる効果がある。
【0049】さらに、加熱温度、加熱時間、および、加
圧力等のボンディング条件のパラメ−タを、ICチップ
7の種類に応じて、ボンディングツ−ル28a、28b
毎に設定しているので、品種の切替えに際してボンディ
ング条件の変更等を行うことなく、複数種類のICチッ
プ7の実装を行うことができる。
【0050】そして、これらのことにより工数が大幅に
低減し、生産性を向上させることが可能になる。また、
上記一実施例では、上記ボンディングステ−ジ19には
段差面19a〜19cが設けられているものであった
が、第2の実施例として図4に示すようなものも考えら
れる。
【0051】このボンディングステ−ジ33は、上下方
向に高精度に位置決め可能でかつ上記第1の実施例のボ
−ルねじ機構20よりも大きなストロ−クをもつボ−ル
ねじ機構34に取り付けられ、このボ−ルねじ機構34
の上昇量をICチップ7の種類に応じて制御し、上記I
Cチップ7の突起電極と上記インナ−リ−ド15a(1
5b)の距離を一定に保つようにしたものである。
【0052】このようなボンディングステ−ジ33を採
用するようにすれば、上記第1の実施例と同様の効果を
得ることができる。このような構成によれば、より簡単
な構成で複数種類のICチップの実装を高精度に行える
効果がある。
【0053】なお、この発明は上記一実施例に限定され
るものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変
形可能である。上記一実施例では、デバイスホ−ル14
a、14bは2種類であったが、これに限定されるもの
ではなく、図5(a)に示すように、3種類14a〜1
4cであっても良い。あるいはそれ以上であっても良
い。
【0054】また図5(b)に示すように、2種類のフ
ィルムキャリア12a、12bを平行に配置し、同時に
走行させるようにしても良い。一方、上記第1の実施例
では、上記ボンディングステ−ジ19は、微調整用のボ
−ルねじ機構20により上下位置決め駆動されるように
なっていたが、同じ種類における厚さのばらつきが小さ
く場合には、ボンディングステ−ジ9の高さの微調整が
不要になるから一定のストロ−クを持つ上下駆動機構を
用いるか、あるいはこのような上下駆動機構が不要にな
る。
【0055】また、上記一実施例ではボンディングツ−
ルを2つ(28a、28b)具備していたが、これに限
定されるものではなく、3つ以上のボンディングツ−ル
を互いに平行に配置するようにしても良い。
【0056】また、4つのボンディングツ−ルを支持体
の先端部に垂直軸線回りに回転自在に設けられた回転体
の下面に略同心円上に下向きに配置してもよい。そし
て、この場合には、回転体を回転させて所定のボンディ
ングツ−ルを選択し、選択されたボンディングツ−ルを
加圧機構部31により押して下降させることが考えられ
る。
【0057】また、4つのボンディングツ−ルを、水平
軸線まわりに回転自在な円筒状のヘッド部の外周面に放
射状に突設するようにしてもよい。そして、ヘッド部を
支持体の先端部に設けられたスライド部と一体に上下動
させるとともに、ヘッド部を回転させて所定のボンディ
ングツ−ルを選択し、選択されたボンディングツ−ルを
ヘッド部に対して突没させるようにしてもよい。
【0058】一方、上記一実施例では、上記ボンディン
グステ−ジを上昇駆動するようにしていたが、上記フィ
ルムキャリアガイド22を上下変位可能とし、上記フィ
ルムキャリア12のインナ−リ−ド15a、15bを上
記ICチップ7a〜7cの突起電極の近傍に移動させる
ようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
構成は、フィルムキャリアに形成されたインナ−リ−ド
をICチップの電極にボンディングツ−ルを用いて接続
するインナ−リ−ドボンディング装置において、上記I
Cチップの電極とフィルムキャリアのインナ−リ−ドと
の距離を所定値に保つ距離制御手段を具備するものであ
る。
【0060】第2の構成は、フィルムキャリアに形成さ
れたインナ−リ−ドをICチップの電極にボンディング
ツ−ルを用いて接続するインナ−リ−ドボンディング装
置において、互いに対向するICチップとフィルムキャ
リアの距離を測定する距離測定手段と、この距離測定手
段の測定値に基づき上記ICチップの電極とフィルムキ
ャリアのインナ−リ−ドとの距離を所定値に保つ距離制
御手段とを具備するものである。
【0061】第3の構成は、上記第1あるいは第2の構
成において、上記距離制御手段は、上面にICチップを
保持する複数の段差面を具備し、各段差面に対応する厚
さのICチップを保持することで、ICチップの電極と
フィルムキャリアのインナ−リ−ドの距離を所定値に保
つものである。
【0062】第4の構成は、上記第1あるいは第2の構
成において、上記距離制御手段は、上面に上記ICチッ
プを保持し、このICチップを上記インナ−リ−ドに接
離する方向に位置決め駆動するものである。
【0063】このような構成によれば、複数種類のIC
チップを1本のフィルムキャリアに、このフィルムキャ
リアの巻き戻しや掛け直し等を行うことなく、ICチッ
プの種類に応じた条件でボンディングできる。また、1
種類のICチップの厚さにばらつきがある場合でも、高
精度にボンディングを行うことができる。これらのこと
により、不良品の発生を防止できるとともに、工数を低
減し生産性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】(a)、(b)は要部を拡大して示す工程図
【図3】モニタ−画像を示す正面図。
【図4】他の実施例を示す正面図。
【図5】(a)、(b)は、同じくフィルムキャリアを
示す平面図。
【図6】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
12…フィルムキャリア、15a〜15b…インナ−リ
−ド、20…Z駆動手段、21…XY駆動手段、28a
〜28b…ボンディングツ−ル、7a〜7c…ICチッ
プ、19…ボンディングステ−ジ(部品保持手段)、1
9a〜19c…段差面。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムキャリアに形成されたインナ−
    リ−ドをICチップの電極にボンディングツ−ルを用い
    て接続するインナ−リ−ドボンディング装置において、 上記ICチップの電極とフィルムキャリアのインナ−リ
    −ドとの距離を所定値に保つ距離制御手段を具備するこ
    とを特徴とするインナ−リ−ドボンディング装置。
  2. 【請求項2】 フィルムキャリアに形成されたインナ−
    リ−ドをICチップの電極にボンディングツ−ルを用い
    て接続するインナ−リ−ドボンディング装置において、 互いに対向するICチップとフィルムキャリアの距離を
    測定する距離測定手段と、この距離測定手段の測定値に
    基づき上記ICチップの電極とフィルムキャリアのイン
    ナ−リ−ドとの距離を所定値に保つ距離制御手段とを具
    備することを特徴とするインナ−リ−ドボンディング装
    置。
  3. 【請求項3】 上記距離制御手段は、上面にICチップ
    を保持する複数の段差面を具備し、各段差面に対応する
    厚さのICチップを保持することで、ICチップの電極
    とフィルムキャリアのインナ−リ−ドの距離を所定値に
    保つものであることを特徴とする請求項1記載あるいは
    請求項2記載のボンディング装置。
  4. 【請求項4】 上記距離制御手段は、上面に上記ICチ
    ップを保持し、このICチップを上記インナ−リ−ドに
    接離する方向に位置決め駆動することで、ICチップの
    電極とフィルムキャリアのインナ−リ−ドの距離を所定
    値に保つものであることを特徴とする請求項1記載ある
    いは請求項2記載のインナ−リ−ドボンディング装置。
JP14472093A 1993-06-16 1993-06-16 インナ−リ−ドボンディング装置 Pending JPH077043A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004047927A (ja) * 2002-04-05 2004-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置
US6911729B1 (en) 1999-05-14 2005-06-28 Sharp Kabushiki Kaisha Tape carrier semiconductor device

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US6911729B1 (en) 1999-05-14 2005-06-28 Sharp Kabushiki Kaisha Tape carrier semiconductor device
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