JP2510919Y2 - 磁気ヘッド製造用クランプ治具 - Google Patents

磁気ヘッド製造用クランプ治具

Info

Publication number
JP2510919Y2
JP2510919Y2 JP1990055612U JP5561290U JP2510919Y2 JP 2510919 Y2 JP2510919 Y2 JP 2510919Y2 JP 1990055612 U JP1990055612 U JP 1990055612U JP 5561290 U JP5561290 U JP 5561290U JP 2510919 Y2 JP2510919 Y2 JP 2510919Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
work member
head work
jig
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990055612U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0416602U (ja
Inventor
達雄 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP1990055612U priority Critical patent/JP2510919Y2/ja
Publication of JPH0416602U publication Critical patent/JPH0416602U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2510919Y2 publication Critical patent/JP2510919Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、磁気ヘッドワーク部材の加工を行なう際に
用いられる位置決め用の磁気ヘッド製造用クランプ治具
に関する。
(従来の技術) 一般に、第3図に示されているような複数の磁気ヘッ
ドを備える構成の磁気ヘッドチップ1は、例えば第4図
に示されている各製造工程を通して製造される。
まず第4図(a)に示されるように磁気ヘッドワーク
部材2が形成されると、第4図(b)に示されているよ
うなブロック状をなす子治具3の上面溝部内に上記磁気
ヘッドワーク部材2が装着され、第4図(c)に示され
るようなクランプ状態になされる。この子治具3は、第
4図(d)に示されているような親治具4に対して複数
体装着され、第4図(e)にようなセット状態に置かれ
る。そしてスライス砥石5に向かって親治具4が搬送さ
れることにより磁気ヘッドワーク部材2のスライス加工
が行なわれ、上述した磁気ヘッドチップ(第3図)が形
成される。
磁気ヘッドチップ1における各磁気ヘッドは、例えば
第5図に示される構成を有している。すなわち各磁気ヘ
ッドに設けられている一対の磁気コア11,12は、磁気ギ
ャップ13を介して対向配置されており、上記磁気コア1
1,12どうしはガラス体14により接着・固定されている。
このような磁気ヘッドの規格としては、スライス幅
t、磁気ギャップ面の決定幅x1,x2(x1=x2)およびア
ジマス角α等があり、それぞれが所定の規格範囲内に形
成されることが要求される。したがって上述した磁気ヘ
ッドワーク部材2のスライス加工工程においては、クラ
ンプ用の子治具3によって磁気ヘッドワーク部材2が精
度良く位置決めされることが必要になってくる。
このため第6図に示されているように、上記子治具3
には、磁気ヘッドワーク部材2を位置決めするための基
準面3aが設けられており、この基準面3aに対して上記磁
気ヘッドワーク部材2の一側面(第6図示左側面)を当
接させることによって磁気ヘッドワーク部材2の位置決
めが行なわれている。このとき磁気ヘッドワーク部材2
は、子治具3に対してワックス材を用いた接着工程によ
り固定されている。
(考案が解決しようとする課題) ところがこのように子治具3に対して磁気ヘッドワー
ク部材2をワックス接着する場合には、以下述べるよう
な問題がある。
すなわち子治具3に対して磁気ヘッドワーク部材2を
ワックス接着するためには、まず子治具3および磁気ヘ
ッドワーク部材2の加温を行ない、つぎに子治具3にワ
ックスを塗布し、磁気ヘッドワーク部材2を貼着しなけ
ればならない。さらにスライス工程後には、再び上記子
治具3および磁気ヘッドワーク部材2を加温することに
よって両者を分離し、最後に有機溶剤を用いた超音波洗
浄等によって子治具3上の残留ワックスを取り除く必要
がある。このように子治具3に対して磁気ヘッドワーク
部材2をワックス接着するには、非常に多くの工程を経
ねばならず生産性低下の原因となっている。
また子治具3と磁気ヘッドワーク部材2との固定にワ
ックスを用いる場合には、子治具3と磁気ヘッドワーク
部材2との間にワックス接着層が必然的に形成されるこ
ととなり、このワックス接着層の厚さ分に、子治具3と
磁気ヘッドワーク部材2との寸法公差を加えた隙間を、
両者の嵌合部分に予め形成しておく必要がある。そのた
め第6図に示されているように、上述した隙間6に相当
する部分で磁気ヘッドワーク部材2のセット位置に傾き
θを生じることになり、その傾きθ分だけ、前述したア
ジマス角α(第5図参照)に誤差を生じて、ヘッド加工
精度が低下してしまうという問題がある。
そこで本考案は、磁気ヘッドワーク部材に対する位置
決め保持を容易かつ正確に行なうことができ、磁気ヘッ
ドを効率的かつ高精度に加工することができるようにし
た磁気ヘッド製造用クランプ治具を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案は、磁気ヘッドワーク
部材に対して所定の加工を施すべく、上記磁気ヘッドワ
ーク部材の一側面を基準面に当接させることにより磁気
ヘッドワーク部材の位置決めを行なうようにした磁気ヘ
ッド製造用クランプ治具において、板ばね体と、この板
ばね体を貫通して磁気ヘッド製造用クランプ治具に捩じ
込まれたビスとを有し、このビスの頭部が上記板ばね体
を押圧することにより上記板ばね体を上記磁気ヘッド製
造用クランプ治具に固定してなる弾性押圧手段を有し、
上記弾性押圧手段により上記磁気ヘッドワーク部材を基
準面側に向かって押し付けることを特徴とする。
(作用) このような構成を有する手段においては、弾性押圧手
段の押圧作用によって、クランプ治具の基準面に対し磁
気ヘッドワーク部材が隙間なく密着され、クランプ治具
の基準面に完全に沿って磁気ヘッドワーク部材が位置決
めされるようになっている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
磁気ヘッドワーク部材から磁気ヘッドチップを形成す
るまでの加工工程そのものは第3図ないし第5図に表わ
された従来の工程と同様であり、説明は省略する。本考
案では、磁気ヘッドワーク部材(第4図(a)符号2参
照)を位置決め固定する子治具の構成が従来と異なる。
第1図および第2図に示されている実施例における子
治具23の本体胴231は、磁気ヘッドワーク部材2より長
尺状のブロック体から形成されており、この本体胴231
の上面部分に形成された平坦面部232上に上記磁気ヘッ
ドワーク部材2が載置されるようになっている。なお磁
気ヘッドワーク部材2の内部分にはガラス体14(第5図
参照)が充填されている。
上記本体胴231の上部平坦面部232の幅寸法(第2図左
右方向寸法)は、磁気ヘッドワーク部材2の幅寸法とほ
ぼ同一になされており、当該上部平坦面部232の一端側
(第2図示左端側)には、段部233が連設されている。
この段部233の垂直立上り面234は、基準面として所定の
基準にて仕上げられている。
さらに上記本体胴231には、磁気ヘッドワーク部材2
を上記基準面234側に向かって押し付ける弾性押圧手段2
4が取り付けられている。この弾性押圧手段24は、板ば
ね体241と、この板ばね体241を貫通して前記本体胴231
に捩じ込まれたビス242とからなり、このビス242の頭部
が上記板ばね体241を押圧することにより上記板ばね体2
41を本体胴231の側面部に固定してなるものであり、上
記基準面234と反対側の部分に配置されている。
上記板ばね体241は、磁気ヘッドワーク部材2とほぼ
同一の長さを有しており、本体胴231の側面上部に沿っ
て配置されている。またこの板ばね体241の長手方向両
端部分には、磁気ヘッドワーク部材2側に向かって突出
する当接片241aが設けられている。この当接片241aは、
両端部分の上縁部および下縁部にそれぞれ設けられてお
り、上縁部側に設けられている一対は、磁気ヘッドワー
ク部材2の側面部に当接されるように配置されていると
ともに、下縁部側に設けられている一対は、本体胴231
の側面部に当接されるように配置されている。一方本体
胴231の側面部の下方には、支持ブロック体235が設けら
れており、この支持ブロック体235の面部を度当たりと
して、上記下縁部側の当接片241aが当接されている。
このような実施例においては、まず子治具23の本体胴
231の平坦面部232上に磁気ヘッドワーク部材2が載置さ
れ、ついで弾性押圧手段24のビス242が板ばね体241を貫
通して本体胴231に締め込まれる。これにより板ばね体2
41の当接片241aが磁気ヘッドワーク部材2に押し付けら
れ、板ばね体241の押圧付勢作用によって磁気ヘッドワ
ーク部材2は、子治具23の基準面234に対し隙間なく密
着され、基準面234に完全に沿うようにして位置決めさ
れる。
すなわち従来のような加温、塗布、貼着、洗浄等の各
工程を経ることなく、弾性押圧手段24の締め付け力によ
って、磁気ヘッドワーク部材2の位置決めが簡易に行な
われるとともに、子治具23と磁気ヘッドワーク部材2と
の間には隙間がないため、アジマス角α等に誤差を生じ
ることなく磁気ヘッドワーク部材2の位置決めは行なわ
れる。
(考案の効果) 以上述べたように本考案は、磁気ヘッドワーク部材の
位置決めを簡易かつ隙間なく行なう弾性押圧手段を設け
ることとしたから、少ない工程でしかもアジマス角等の
誤差を生じることなく、磁気ヘッドワーク部材をクラン
プ治具に位置決めさせることができ、したがって磁気ヘ
ッドを効率的かつ高精度に加工することができる。ま
た、弾性押圧手段は、板ばね体と、この板ばね体を貫通
して磁気ヘッド製造用クランプ治具に捩じ込まれたビス
とを有し、このビスの頭部が上記板ばね体を押圧するこ
とにより上記板ばね体を上記磁気ヘッド製造用クランプ
治具に固定してなることから、板ばね体の厚さ方向が上
記ビスの長さ範囲内に含まれるし、またビスは磁気ヘッ
ドクランプ治具に捩じ込まれることから、磁気ヘッド製
造用クランプ治具を小型化できる。よって、研削盤等に
磁気ヘッド製造用クランプ治具を多数個並べて同時加工
する場合に生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例における磁気ヘ
ッド製造用クランプ治具を表わした外観斜視図および側
面図、第3図はスライス加工によって得られた磁気ヘッ
ドチップを表わした外観斜視図、第4図(a)ないし
(e)は磁気ヘッドワーク部材から磁気ヘッドチップを
形成するまでの加工工程を表わした外観斜視図、第5図
は磁気ヘッドの構成を表わした平面図、第6図は従来の
磁気ヘッド製造用クランプ治具を表わした平面図であ
る。 2……磁気ヘッドワーク部材、23……子治具、234……
基準面、24……弾性押圧手段、241……板ばね体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドワーク部材に対して所定の加工
    を施すべく、上記磁気ヘッドワーク部材の一側面を基準
    面に当接させることにより磁気ヘッドワーク部材の位置
    決めを行なうようにした磁気ヘッド製造用クランプ治具
    において、 板ばね体と、この板ばね体を貫通して磁気ヘッド製造用
    クランプ治具に捩じ込まれたビスとを有し、このビスの
    頭部が上記板ばね体を押圧することにより上記板ばね体
    を上記磁気ヘッド製造用クランプ治具に固定してなる弾
    性押圧手段を有し、 上記弾性押圧手段により上記磁気ヘッドワーク部材を基
    準面側に向かって押し付けてなることを特徴とする磁気
    ヘッド製造用クランプ治具。
JP1990055612U 1990-05-28 1990-05-28 磁気ヘッド製造用クランプ治具 Expired - Lifetime JP2510919Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990055612U JP2510919Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 磁気ヘッド製造用クランプ治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990055612U JP2510919Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 磁気ヘッド製造用クランプ治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0416602U JPH0416602U (ja) 1992-02-12
JP2510919Y2 true JP2510919Y2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=31578717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990055612U Expired - Lifetime JP2510919Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 磁気ヘッド製造用クランプ治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2510919Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62298007A (ja) * 1986-06-17 1987-12-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ヘツドの製造治具
JPH0262704A (ja) * 1988-08-29 1990-03-02 Nec Kansai Ltd コアブロックの曲面研磨方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0416602U (ja) 1992-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2510919Y2 (ja) 磁気ヘッド製造用クランプ治具
JP2565367B2 (ja) 曲面ハニカムコアの成形方法
JPS60227423A (ja) インゴツトの接着方法
JPH0217794Y2 (ja)
JPS6270241A (ja) 模様印刷片の加工方法
US5077881A (en) Tape scraper and process for producing same
JPS6019791B2 (ja) 接着装置およびその方法
JP2709622B2 (ja) レンズの加工方法およびそれに用いるレンズ接着装置
JPS62298007A (ja) 磁気ヘツドの製造治具
JPH0673843B2 (ja) 建築用飾り枠体の製造法
JPS6288564A (ja) 切断治具
JPS62188637A (ja) 精密部品加工治具
KR0154000B1 (ko) 로터리 트랜스 접착장치
JPH01246070A (ja) ラッピング研磨用定盤
JPH06254763A (ja) 平面研磨装置における加圧ヘッド
JPH01153267A (ja) セラミックス板の表面仕上げ方法
JPH0623712A (ja) 曲面隅部を有するカウンター部材及びその製造方法
JPS62219310A (ja) 磁気ヘツドの加工治具
JPH0115500Y2 (ja)
JPS61209842A (ja) 加工治具
JPH02185366A (ja) 研磨方法
JPS63127870A (ja) 研磨方法
JPS59172108A (ja) 薄膜磁気ヘツドの前面研削装置
JPH0647661A (ja) 研磨用加工治具およびそれを用いた研磨方法
JPH08107033A (ja) ワーク固定治具およびそれを用いたワーク研磨方法