JPH05318258A - 被加工体の位置決め方法及びその位置決め装置 - Google Patents

被加工体の位置決め方法及びその位置決め装置

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JPH05318258A
JPH05318258A JP13098992A JP13098992A JPH05318258A JP H05318258 A JPH05318258 A JP H05318258A JP 13098992 A JP13098992 A JP 13098992A JP 13098992 A JP13098992 A JP 13098992A JP H05318258 A JPH05318258 A JP H05318258A
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positioning
jig
axis direction
axis
work
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JP13098992A
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Kenji Sakamaki
賢二 酒巻
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/02Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine for mounting on a work-table, tool-slide, or analogous part
    • B23Q3/06Work-clamping means
    • B23Q3/08Work-clamping means other than mechanically-actuated

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工体の位置決め方法及びその位置決め装
置に於いて、位置決め精度が安定した方法及びその装置
を短時間に得る。 【構成】 予め治具を加熱(ST1 )におき、熱可塑性
の固定剤を塗布(ST2)して、複数のワークを治具に
セット(ST3 )し、位置決め工程(ST4 )に入る。
この位置決め工程ではY軸(又はX軸)位置決めを行
い、且つX軸(又はY軸)位置決め後に再びY軸(又は
X軸)の位置決めを行ってZ軸位置決めを行なう様に
し、治具を冷却して固定剤を固化させて、所定の加工
(ST7 )を行なう様にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の被加工体(以下ワ
ークと記す)を同時加工するに好適な位置決め方法及び
その位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数のワークを同時加工するた
めに治具上にワークを載置し、所定の位置決めを行った
後に、この治具上にこれらワークを固定させて、所定の
加工を行なう様にした複数ワークの位置決め方法は、図
6に示す様な治具を用いて行われていた。
【0003】図6で1は治具であり、例えば複数個の加
工が施されるワーク2,2‥‥は治具1に形成された複
数の位置決め凹部3内に嵌挿される。
【0004】この治具1のすべての位置決め凹部3内に
複数のワーク2,2‥‥を嵌挿した後に位置決め用ロボ
ットによって凹部3,3‥‥内で先ずX,Y軸方向の位
置決めを行なう様に成される。
【0005】この位置決めは図7に示す様に位置決め凹
部3,3‥‥の内径寸法m×nに対し、各ワーク2,2
‥‥の外形寸法は1mm程度小さく構成されるワーク
2,2‥‥の外形寸法は例えば4mmL×4mmW×3
mmH程度であり例えば、位置決め凹部3,3‥‥のコ
ーナに配設されたピン4,4‥‥を介して、ワーク2,
2‥‥のコーナを押圧することでX軸及びY軸方向に同
時に45度方向から位置決めを行なう様に成し、この位
置決め後に接着剤を塗布して、所定の位置に位置決めさ
れた複数のワーク2,2‥‥を固定する。
【0006】この様な固定化が行われた後に各ワーク
2,2‥‥に所定の加工が同時に施され、加工後は接着
剤に溶剤を塗布して剥離することで個々のワーク2,2
‥‥を治具1から取り出す様に成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成による
と、治具1内のワーク2,2‥‥の位置決め精度は、例
えば図8の様にX又はY軸基準面5とワーク間に塵埃7
がある場合等は正確な位置出しが出来ない状態で接着剤
が塗布されて固定された時等にワーク2,2‥‥の加工
精度が悪くなる問題があった。
【0008】又、治具1の位置決め凹部3,3‥‥内の
Z軸基準面6は平滑化され、滑り易い状態であり、位置
決めした後の接着剤塗布工程の期間中に振動等が与えら
れて、位置出ししたワーク2,2‥‥の位置が狂う等の
問題があった。
【0009】更に、位置決め工程後に、接着剤塗布工程
があるために全体的な位置決め工程は接着剤塗布工程を
含めなければならず、長時間の位置決め動作となる問題
があった。
【0010】更に、ワーク固定用の固定剤が接着剤であ
るために、溶剤等をもちいて剥離するため剥離作業に長
時間を要し、且つ溶剤等を要する問題があった。
【0011】本発明は叙上の問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは予め治具に塗布
した熱可塑性の固定剤を該治具を加熱することでZ軸基
準面6を滑り難くすると共に、この固定剤上で第1回の
位置出しを行った後に再度位置決めを行なう様にして、
安定した位置出しを行なうと共に、位置決め時間を短縮
し、剥離も容易で且つ固定剤の粘度制御も可能なワーク
の位置決め方法及びその位置決め装置を提供せんとする
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のワーク2,2‥
‥の位置決め方法はその例が図1に示されている様にワ
ーク2,2‥‥の位置決めを行なう治具を加熱する工程
ST1 と、治具1に熱可塑性の固定剤を塗布する工程S
2 と、治具上にワーク2,2‥‥を載置する工程ST
3 と、治具1上のワーク2,2‥‥を二次元方向から位
置決めした後に二次元方向の所定の一次元方向から再度
位置決めを行なう位置決め工程ST4b乃至ST4eと、位
置決めされたワーク2,2‥‥を治具1上で固化して治
具1上で加工する工程ST7 と、治具1を加熱し、ワー
ク1を剥離する工程とより成るものである。
【0013】本発明のワーク2,2‥‥の位置決め装置
はその例が図3に示されている様に、複数のワーク2,
2‥‥を位置決め可能な治具手段1と、この治具手段1
上に塗布した熱可塑性の固定剤23上に載置した複数の
ワーク2,2‥‥を三次元方向から位置出し可能なX,
Y及びZ軸方向位置出し手段10,11及び12と、
X,Y及びZ軸方向位置出し手段10,11及び12を
駆動する駆動手段とより成るものである。
【0014】
【作用】本発明のワークの位置決め方法によればX(又
はY)及びY(又はX)軸方向の二次元方向からの位置
決めの後に、更にY(又はX)軸方向から再度位置決め
を行なう様にしたもので、より安定した位置出し精度が
得られ、更に、予め治具上に塗布した熱可塑性の固定剤
23を治具1を加熱させた状態で適宜粘度にコントロー
ルした後にワーク2,2‥‥を載置し、位置出しを行っ
ているので、位置出し後にワーク2,2‥‥が振動等で
ずれる弊害が除去され、より正確な位置出しが可能なも
のが得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のワーク位置決め方法及びワー
ク位置決め装置を図面を用いて説明する。
【0016】先ず本例のワーク位置決め方法を図1及び
図2を用いて詳記する。
【0017】複数のワーク2,2‥‥を載置する金属性
の治具1は従来構成で説明したと同様に例えば186個
の位置決め凹部3,3‥‥が14行×12列に形成され
ている。この治具1を図1に示す様に第1工程で所定の
方法で、予め90℃程度に加熱する。
【0018】次の第2工程では、この治具1の位置決め
凹部3,3‥‥の底面に0.2mm〜0.3mm厚程度
に熱可塑性の固定剤を塗布する。この熱可塑性の固定剤
は予め200〜250℃程度に加熱して溶融状態とし、
スプレーガンを用いて、所定時間を定めて塗布する。
【0019】この熱可塑性の固定剤としては種々のもの
を選択可能であるが、ワックス等を用いることが出来
る。このワックスとして、例えば、日化精工株式会社製
のエレクトロンワックス、ステッキワックス、マグトロ
ンワックス等を選択可能である。特に下表の特性表で示
したマグトロンワックスのマグトロンY又はマグトロン
Zを用いるを可とする。
【0020】
【表1】
【0021】即ち、マグトロンワックスによれば低軟化
点に係わらず加工程度での軟化やずれがなく、溶融粘度
が低く、濡れ性、遅延性に優れ、安定に位置決めが可能
であり、1ミクロンにて濾過されているのでパーティク
ルによるトラブルも起こし難く、洗浄性にも優れている
特徴を有する。
【0022】次に第3工程では加熱され、ワックスの塗
布された治具1の位置決め凹部3,3‥‥内にロボット
によって、複数のワーク2,2‥‥を挿入して、ワーク
セットが終了して、次工程の第4工程によって位置決め
工程を行なう。
【0023】この位置決め工程を図1の第1ステップ乃
至第9ステップST4a〜ST4iと図2の工程説明図によ
って説明する。
【0024】第1ステップST4aのスタートは図2のS
4aの様に治具1上の位置決め凹部3,3‥‥中にロボ
ットで挿入された、複数のワーク2,2‥‥を爪20で
同時にY軸方向(又はX軸方向)に押圧すべくワーク
2,2‥‥のY軸方向に対向させる。
【0025】次の第4工程の第2のステップST4bでは
Y軸方向移動子10(後述する)の移動に応じてY軸方
向に移動する爪20,20‥‥で、例えば12個のワー
ク2,2‥‥を図2のST4bの様に位置決め凹部3,3
‥‥のY軸基準面5(又はX軸基準面5)に押圧する様
な位置決め動作が行われる。
【0026】次の第4工程の第3ステップST4cでは爪
20,20‥‥を図2のST4cの様にワーク2,2‥‥
から離し、−Y軸方向(又は−X軸方向)に爪20,2
0‥‥を逃す様にする。
【0027】次の第4工程の第4ステップST4dでは図
2のST4dの様に治具1上の位置決め凹部3,3‥‥中
にロボットで挿入された、複数のワーク2,2‥‥を1
2個のピン21で同時にX軸方向(又はY軸方向)に押
圧して、位置決め凹部3,3‥‥のX軸基準面5(又は
Y軸基準面5)に押圧する様な位置決め動作が行われ
る。
【0028】次の第4工程の第5ステップST4eでは再
びY軸方向(又はX軸方向)に12個のワーク2,2‥
‥を同時に再位置決めを行って、X軸方向(又はY軸方
向)位置決め時のずれ量を補正する。この場合X軸方向
のピン21,21‥‥は押圧されたままなのでX軸方向
のずれは生じ難い。
【0029】更に第4工程の第6ステップST4fではプ
ローブ22の位置決めが行なわれるこのプローブ22も
Z軸方向の位置決めで12個のワーク2,2‥‥が同時
に位置決めされ、図2のST4fに示す様に治具1の位置
決め凹部3,3‥‥の底面に塗布した固定剤、即ちワッ
クス23を押圧する様にZ軸基準面6に押し付けられた
位置決めが行われる。
【0030】この第4工程の第6ステップST4fではワ
ーク2,2‥‥のY軸及びX軸方向は爪20,20‥‥
及びピン21,21‥‥で押圧され、且つZ軸方向の押
圧が行われるので、ずれの発生は生じ難い。
【0031】第4工程の第7ステップST4gでは図1及
び図2の様にY軸方向に押圧していた爪20,20‥‥
を後退させて−Y軸方向に戻し、爪の解除が行われる。
【0032】第4工程の第8ステップST4hでも同様に
−X軸方向にピン21,21‥‥を後退させてピン2
1,21‥‥を解除する。
【0033】第4工程の第9ステップST4iでも同様に
Z軸方向のプローブ22,22‥‥を後退させて、プロ
ーブ22,22‥‥を解除させる。上述の第4工程の第
1ステップST4a乃至第9ステップST4iがY軸方向に
例えば14回繰り返して行われる。
【0034】第5工程では治具1が冷却されて、固定剤
23は固化されて、ワーク2,2‥‥は位置決め凹部
3,3‥‥内で固定される。
【0035】第6工程では、この様に治具1上に固定化
されたワークの取付位置の精度の測定を顕微鏡を用いて
目視で行なう。
【0036】第7工程ST7 で治具1の位置決め凹部
3,3‥‥に固定された複数のワーク2,2‥‥の表面
に、例えばスロット等を加工するワーク加工を行う。
【0037】次の第8工程ST8 では治具1を加熱し
て、ワックスの固定剤23を溶解させて、ワークを治具
から取り出す。
【0038】最終工程のST9 では治具1及びワーク
2,2‥‥を洗浄して、ワーク2,2‥‥等を次の工程
へ移行させる様に成される。
【0039】上述の位置決め工程を行なう位置決め装置
の一実施例を図3を用いて説明する。
【0040】図3で、複数のワーク2,2‥‥は治具1
の位置決め凹部3,3‥‥内に挿入され、且つ治具1は
加熱され、位置決め凹部3,3‥‥内の底面に塗布した
固定剤23,23‥‥は所定の粘度で溶融状態にある。
【0041】この様な複数のワーク2,2‥‥上で治具
のX,Y及びZ軸方向に移動可能な爪20,20‥‥、
ピン21,21‥‥、スリーブ22,22‥‥が設けら
れる。
【0042】即ち、略平板状のベース30の平面と直交
する様にL字状のサブベース31が取り付けられて共に
所定位置に固定される。この平板状のベース30にY方
向の移動子10を駆動させるシリンダ9Yが固定され、
このシリンダ9YでY軸方向移動子10は治具1の矢印
で示すY軸方向に移動する。
【0043】Y軸原点位置調整ピン14はベース30に
固定され、Y軸方向(前進)位置調整はY軸前進位置調
整ピン13によって規定される。
【0044】即ち、Y軸方向移動子10の上端に固定し
たL字状部材32がピン14と13内を移動することに
なる。
【0045】15はY軸平行度調整金具でX軸方向ブロ
ック34はY軸方向移動子10に固定されている。この
Y軸方向ブロック34には図示されていないが、X軸方
向移動子11をX軸方向に移動させてピン21をワーク
2,2‥‥のX軸方向に押圧させる様に成すX軸用のシ
リンダが設けられている。
【0046】このX軸方向ブロック34にはX軸ブロッ
クベース35にY軸平行度調整金具15が取り付けられ
ると共にZ軸方向にX軸方向移動子11を上下動させる
ための小揺動用Z軸方向用シリンダ36が取り付けら
れ、この小揺動用Z軸方向用シリンダ36にレバー37
を枢着させる。このレバー37には上下のZ軸方向に揺
動するZ軸方向揺動板38が取り付けられ、複数のピン
21を上下動させる。
【0047】レバー37はX軸ブロックベース35にZ
軸方向位置調整ピン16で枢着されて片持指示され、レ
バー37の両端はX軸原点調整ピン18及びX軸前進位
置調整ピン17間で治具1のX軸方向に移動してX軸方
向のX軸方向移動子11の動きを規制している。
【0048】このX軸原点調整ピン18及びX軸前進位
置調整ピン17はZ軸用ベース39に固定されている。
【0049】このZ軸用ベース39はサブベース31に
固定され、Z軸用シリンダ9Zはサブベース31上に固
定されたL金具40上に固定されている。Z軸方向移動
子62はZ軸用ベース39に取り付けられて、治具1の
Z軸方向に上下動し、図2で説明した複数のプローブ2
2を上下動させる。
【0050】本例の位置決め装置ではX軸方向移動子1
1の下端に設けられた1行分の例えば12個の爪20,
20‥‥で12個のワークをY軸方向に押圧させてY軸
基準面に押し当て、Y軸の爪を解除後に更にX軸方向の
12個のピン21,21‥‥でX軸方向に押圧したまま
再度Y軸方向に爪20,20‥‥で再位置決めを行い、
Y軸用爪20,20‥‥及びX軸用ピン21,21‥‥
がワーク2,2‥‥を押圧した状態で独立にZ軸方向か
らプローブ22でワーク2,2‥‥を押圧する様に位置
決めが成され、爪20、ピン21並びにプローブ22の
解除が成されるが、爪20及びピン12を解除状態で次
の列(Y方向)に移動させると、爪20やピン21が治
具のX及びY基準面上部や次のワークに当たるために小
揺動用Z軸方向用シリンダ36を動作させてX軸方向移
動子11を上動さて、次の列に移動する。この様な移動
をY軸方向に例えば14回繰り返すことで位置決めが終
了することになる。
【0051】上述の実施例ではワーク2,2‥‥として
ブロック状の被加工体について説明したが実際に治具1
の位置決め凹部3,3‥‥内に挿入するワークの1例を
フロッピーディスクに用いるコアヘッドについて説明す
る。
【0052】図4Aは本例のワークの1例を示すヘッド
コア41であり、42及び43はスライダ44はフェラ
イトヘッドチップであり、これら3部品はガラスで接合
され、ヘッド上面45はすでに加工が施された状態にあ
り、この様な状態のコアヘッド41が治具1の位置決め
凹部3,3‥‥内に位置決め固定される。
【0053】この様な複数のヘッドコア41,41‥‥
が治具1上で位置決めされた状態で図4Bに示す様にコ
アヘッド41の下面のY軸方向からスライダ42及び4
3に砥石46でカット溝47及び48を形成する。
【0054】更にコアヘッド41の下面のX軸方向から
スライダ42及び43並びにフェライトヘッドチップ4
4に砥石47でカット溝49及び50を形成する。
【0055】この場合の加工の仕上り精度はカット溝4
9及び50の幅が0.825mmであり、カット溝の深
さは1.1mm程度のカットであるが加工時の精度は2
0/100〜30/100程度に抑える必要が生ずる。
【0056】この様にカット溝47及び48並にカット
溝49及び50の形成されたコアヘッド41は図5Cに
示される様な形状に成され、これに図5Bに示す様にボ
ビン51及び52にコイルを巻回した再生・記録コイル
54及び消去用コイル55を突部56及び57に挿通
し、更に、図5Aに示すE字状のバックコア58及びバ
ネ59を図5Dの様にボビン51及び52の開口に挿入
し、ヘッドコア41をシールドリング60に挿入し、図
5Eに示すジンバル61に固定する様に成される。
【0057】本発明は叙上の如きワークの位置決め方法
及びワークの位置決め装置とし、所定の位置決め後に再
位置決めを行ったので、ずれの生じない安定した位置決
めが可能となり、固定剤のワックスを熱によって溶融し
ているので、固定剤の粘度制御が容易であり、粘度を適
宜選択することで振動が与えられても、これらをダンプ
出来るものが得られ、更に固定剤の塗布工程が位置決め
工程中にまたがって位置決め動作時間が長びく弊害が除
去出来る等の多くの効果を有する。
【0058】
【発明の効果】本発明のワークの位置出し方法及びその
位置出し装置によれば下記の各項目に示す様な多くの効
果が得られる。 (1)安定した位置決めが出来て、高精度加工が可能と
なる。 (2)固定剤の粘度のコントロールが容易である。 (3)位置決め工程と固定剤塗布工程を分離することが
でき、柔軟性のあるシステム構成が可能である。 (4)熱で融解するワーク固定剤を使用する為、加工後
のワーク分離が加熱により容易である。 (5)治具を加熱することによりワーク取出し時の溶融
を速め、剥離が短時間でできる。 (6)固定剤使用の多数個ワークの同時位置決めで、位
置決めと固定化を同時に行なうことができる。 (7)ワークの多数個同時位置決めにより位置決め工程
の大巾時間短縮ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワークの位置決め方法の一実施例を示
す工程図である。
【図2】本発明のワークの位置決め方法の一実施例を示
す工程説明図である。
【図3】本発明のワークの位置決め装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図4】本発明のワークの1例を示すヘッドコアの加工
説明図である。
【図5】本発明のワークのヘッドコアの組立状態斜視図
である。
【図6】従来の治具を示す斜視図である。
【図7】図6に示す治具の要部拡大図である。
【図8】従来のワークの位置決め説明図である。
【符号の説明】
1 治具 2 ワーク 3 位置決め凹部 10 Y軸方向移動子 11 X軸方向移動子 20 爪 21 ピン 22 プローブ 41 ヘッドコア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工体の位置決めを行なう治具を加熱
    する工程と、 上記治具に熱可塑性の固定剤を塗布する工程と、 上記治具上に上記被加工体を載置する工程と、 上記治具上の被加工体を二次元方向から位置決めした後
    に上記二次元方向の所定の一次元方向から再度位置決め
    を行なう位置決め工程と、 上記位置決めされた被加工体を治具上で固化して該治具
    上で加工する工程と、 上記治具を加熱し、被加工体を剥離する工程とより成る
    被加工体の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 複数の被加工体を位置決め可能な治具手
    段と、 上記治具手段上に塗布した熱可塑性の固定剤上に載置し
    た複数の被加工体を三次元方向から位置出し可能なX,
    Y及びZ軸方向位置出し手段と、 上記X,Y及びZ軸方向位置出し手段を駆動する駆動手
    段とより成ることを特徴とする被加工体の位置決め装
    置。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性の固定剤がワックスである
    ことを特徴とする請求項1記載の被加工体の位置決め方
    法。
  4. 【請求項4】 前記被加工体がフロッピ用コアヘッドで
    あることを特徴とする請求項1記載の被加工体の位置決
    め方法。
JP13098992A 1992-05-22 1992-05-22 被加工体の位置決め方法及びその位置決め装置 Pending JPH05318258A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346836A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Disco Abrasive Syst Ltd 支持基板からの被加工物の取り外し方法
JP2008018483A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Read Co Ltd 被加工物の固定方法

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