JPS637657Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS637657Y2 JPS637657Y2 JP8660682U JP8660682U JPS637657Y2 JP S637657 Y2 JPS637657 Y2 JP S637657Y2 JP 8660682 U JP8660682 U JP 8660682U JP 8660682 U JP8660682 U JP 8660682U JP S637657 Y2 JPS637657 Y2 JP S637657Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine room
- floor
- space
- elevator car
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000002837 heart atrium Anatomy 0.000 claims 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 239000004035 construction material Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エレベーターかごの昇降通路の上方
に、平面視において当該エレベーターかご昇降通
路よりも一側に張り出す部分を有するエレベータ
ーかご昇降制御用の機械室を、当該機械室の床構
造と最上階で停止したエレベーターかごの天井と
の間に作業空間が形成される状態に設け、前記機
械室の張出し部分における床構造外周部と屋上ス
ラブとの間に縦壁を設けた多層集合住宅における
エレベーター塔屋の構造に関するものである。
に、平面視において当該エレベーターかご昇降通
路よりも一側に張り出す部分を有するエレベータ
ーかご昇降制御用の機械室を、当該機械室の床構
造と最上階で停止したエレベーターかごの天井と
の間に作業空間が形成される状態に設け、前記機
械室の張出し部分における床構造外周部と屋上ス
ラブとの間に縦壁を設けた多層集合住宅における
エレベーター塔屋の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のエレベーター塔屋では、機械室
が２階建てとなつていた。そして１階部分、つま
り、縦壁で囲まれた機械室張出し部分の下部空間
は、エレベーターかごを最上階に停止（着床）さ
てた状態において、エレベーターかごの天井と機
械室の床構造（２階部分の床）と間に形成される
作業空間に対応する階高であり、一般階の階高よ
りも低いので、物置程度にしか利用されていなか
つた。
が２階建てとなつていた。そして１階部分、つま
り、縦壁で囲まれた機械室張出し部分の下部空間
は、エレベーターかごを最上階に停止（着床）さ
てた状態において、エレベーターかごの天井と機
械室の床構造（２階部分の床）と間に形成される
作業空間に対応する階高であり、一般階の階高よ
りも低いので、物置程度にしか利用されていなか
つた。
上記のように利用度の低い空間をエレベーター
機械室に形成することは、単に、躯体の構築資
材、工事手間等の増大を招いてコスト的に不利で
あるばかりでなく、機械室の１階部分はマンシヨ
ン住民の共用部分であるから、共用面積に算入さ
れ、相対的に専用面積が狭くなるものであつた。
即ち、集合住宅の共用面積と専用面積の延面積
は、敷地の面積に容積率を掛け合わせた値以下に
なるように法的に規制されており、従つて、延面
積の絶対量が決まつていることから、共用面積が
多くなるほど専用面積が狭くなるのである。
機械室に形成することは、単に、躯体の構築資
材、工事手間等の増大を招いてコスト的に不利で
あるばかりでなく、機械室の１階部分はマンシヨ
ン住民の共用部分であるから、共用面積に算入さ
れ、相対的に専用面積が狭くなるものであつた。
即ち、集合住宅の共用面積と専用面積の延面積
は、敷地の面積に容積率を掛け合わせた値以下に
なるように法的に規制されており、従つて、延面
積の絶対量が決まつていることから、共用面積が
多くなるほど専用面積が狭くなるのである。
かかる現状に鑑み、本考案は、構築資材や工事
手間の軽減によるコストダウンを可能にすると共
に、延面積の割に専用面積を大きくできるように
することを目的とするものである。
手間の軽減によるコストダウンを可能にすると共
に、延面積の割に専用面積を大きくできるように
することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本考案は、冒頭
に記載した多層集合住宅におけるエレベーター塔
屋の構造において、前記機械室張出し部分の下部
空間を最上階の住戸の空間に連通させたことを特
徴としている。
に記載した多層集合住宅におけるエレベーター塔
屋の構造において、前記機械室張出し部分の下部
空間を最上階の住戸の空間に連通させたことを特
徴としている。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図は、多層集合住宅の塔屋を水平断面した
状態（第２図の−線断面）を示し、第２図及
び第３図は塔屋を２方向において縦断した状態を
示す。
状態（第２図の−線断面）を示し、第２図及
び第３図は塔屋を２方向において縦断した状態を
示す。
図において、１は防水処理された非歩行の屋上
スラブで、その周囲にはパラペツト２が設けられ
ている。３は最上階の住戸であり、４はその下の
階の住戸である。９…は各階の廊下であり、廊下
９…に面する外壁には、各住戸３，４の玄関扉ｂ
…が設けられている。
スラブで、その周囲にはパラペツト２が設けられ
ている。３は最上階の住戸であり、４はその下の
階の住戸である。９…は各階の廊下であり、廊下
９…に面する外壁には、各住戸３，４の玄関扉ｂ
…が設けられている。
５は昇降通路６内に吊下げ設置されたエレベー
ターかごであり、廊下９側から乗り降りするよう
になつている。エレベーターかご５は、第１図の
−′線で断面した場合に、第２図に仮想線で
示す通り、住戸３の玄関ホールの空間Ｃよりも手
前側に位置している。第１図、第３図中の６ａは
エレベーターかご５の昇降通路６と住戸３，４と
を区画する壁である。
ターかごであり、廊下９側から乗り降りするよう
になつている。エレベーターかご５は、第１図の
−′線で断面した場合に、第２図に仮想線で
示す通り、住戸３の玄関ホールの空間Ｃよりも手
前側に位置している。第１図、第３図中の６ａは
エレベーターかご５の昇降通路６と住戸３，４と
を区画する壁である。
昇降通路６の上方には、エレベーターかご５を
昇降制御するための機械室７が設けられている。
第１〜３図中のａは機械室７内に設置されたエレ
ベーター昇降駆動装置を示している。
昇降制御するための機械室７が設けられている。
第１〜３図中のａは機械室７内に設置されたエレ
ベーター昇降駆動装置を示している。
機械室７は、前記エレベーターかご５を最上階
に停止（着床）させた状態において、当該エレベ
ーターかご５の天井と機械室７の床構造８との間
に作業空間Ａを形成するように、その床構造８が
屋上スラブ１よりも上方に位置しており、しかも
平面視において前記昇降通路６よりも廊下９の長
手方向一側に大きく張り出していて、その張出し
部分１０における床構造８外周部と屋上スラブ１
との間には前記作業空間Ａの上下寸法に対応する
上下長さの縦壁１１が設置されている。
に停止（着床）させた状態において、当該エレベ
ーターかご５の天井と機械室７の床構造８との間
に作業空間Ａを形成するように、その床構造８が
屋上スラブ１よりも上方に位置しており、しかも
平面視において前記昇降通路６よりも廊下９の長
手方向一側に大きく張り出していて、その張出し
部分１０における床構造８外周部と屋上スラブ１
との間には前記作業空間Ａの上下寸法に対応する
上下長さの縦壁１１が設置されている。
前記機械室７の張出し部分１０の下部空間Ｂに
おいては、躯体床（屋上スラブ部分）が構築され
ておらず、前記下部空間Ｂが最上階の住戸３の玄
関ホールの空間Ｃに連通している。そして第２図
及び第３図に示すように、廊下９側の外壁とそれ
とは反対側の縦壁１１の上部には、採光窓１２，
１２が設けられていて、前記下部空間Ｂが吹抜け
構造となつている。
おいては、躯体床（屋上スラブ部分）が構築され
ておらず、前記下部空間Ｂが最上階の住戸３の玄
関ホールの空間Ｃに連通している。そして第２図
及び第３図に示すように、廊下９側の外壁とそれ
とは反対側の縦壁１１の上部には、採光窓１２，
１２が設けられていて、前記下部空間Ｂが吹抜け
構造となつている。
１３は、廊下９よりも外方に立設された外部階
段で、通常は最上階の住戸３に対する廊下９に踊
り場１４を連ねる状態で設けられるものである
が、この実施例では、更に階段部分と踊り場１５
を上方に連設して、該踊り場１５を前記機械室７
の出入口１６に連ねてあり、外部階段１３を通じ
て機械室７に出入りできるようになつている。ま
た機械室７の屋上スラブ１に面する外壁には、出
入口１７とタラツプ１８を設けてあつて、屋上ス
ラブ１に対するメンテナンスのために、作業者が
外部階段１３から機械室７を通つて屋上に出られ
るようにしてある。１９は前記機械室７の上部に
搭載した高架水槽で、その周囲をルーバー２０で
覆つてある。２１は高架水槽１９側に昇り降りす
るためのタラツプである。
段で、通常は最上階の住戸３に対する廊下９に踊
り場１４を連ねる状態で設けられるものである
が、この実施例では、更に階段部分と踊り場１５
を上方に連設して、該踊り場１５を前記機械室７
の出入口１６に連ねてあり、外部階段１３を通じ
て機械室７に出入りできるようになつている。ま
た機械室７の屋上スラブ１に面する外壁には、出
入口１７とタラツプ１８を設けてあつて、屋上ス
ラブ１に対するメンテナンスのために、作業者が
外部階段１３から機械室７を通つて屋上に出られ
るようにしてある。１９は前記機械室７の上部に
搭載した高架水槽で、その周囲をルーバー２０で
覆つてある。２１は高架水槽１９側に昇り降りす
るためのタラツプである。
上記の実施例では、前記下部空間Ｂを最上階の
住戸３における玄関ホールの空間Ｃに連通させて
吹抜けの玄関ホールを構成したが、最上階の住戸
３の間取りや、機械室７の張出し部分１０を設け
る方向の如何によつては、前記下部空間Ｂの下方
に台所やリビングルームが位置することがある。
いずれの場合も、前記下部空間Ｂを吹抜けにする
ことができる。またリビングルームが前記下部空
間Ｂの下方に来る場合、当該下部空間Ｂに梯子付
きの棚や押入を設けて書庫や収納庫に利用しても
よい。
住戸３における玄関ホールの空間Ｃに連通させて
吹抜けの玄関ホールを構成したが、最上階の住戸
３の間取りや、機械室７の張出し部分１０を設け
る方向の如何によつては、前記下部空間Ｂの下方
に台所やリビングルームが位置することがある。
いずれの場合も、前記下部空間Ｂを吹抜けにする
ことができる。またリビングルームが前記下部空
間Ｂの下方に来る場合、当該下部空間Ｂに梯子付
きの棚や押入を設けて書庫や収納庫に利用しても
よい。
本考案は、上述した構成よりなり、機械室張出
し部分の下部空間を最上階の住戸の空間に連通さ
せ、住戸の一部とするので、前記下部空間の床面
積に相当する分だけ共用面積を減少し、延面積の
割に専用面積を大きくすることができる。
し部分の下部空間を最上階の住戸の空間に連通さ
せ、住戸の一部とするので、前記下部空間の床面
積に相当する分だけ共用面積を減少し、延面積の
割に専用面積を大きくすることができる。
また、前記下部空間の床面を無くすことによつ
て、躯体の構築資材が減少し、この部分の工事手
間も不要になるので、コストダウンが可能であ
る。
て、躯体の構築資材が減少し、この部分の工事手
間も不要になるので、コストダウンが可能であ
る。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は塔屋
を水平断面（第２図の−線断面）した多層集
合住宅の部分平面図、第２図は第１図の−線
断面図、第３図は第１図の−線断面図であ
る。 １……屋上スラブ、３……最上階の住戸、５…
…エレベーターかご、６……昇降通路、７……機
械室、８……床構造、１０……機械室張出し部
分、１１……縦壁、１２……採光窓、Ａ……作業
空間、Ｂ……下部空間、Ｃ……空間。
を水平断面（第２図の−線断面）した多層集
合住宅の部分平面図、第２図は第１図の−線
断面図、第３図は第１図の−線断面図であ
る。 １……屋上スラブ、３……最上階の住戸、５…
…エレベーターかご、６……昇降通路、７……機
械室、８……床構造、１０……機械室張出し部
分、１１……縦壁、１２……採光窓、Ａ……作業
空間、Ｂ……下部空間、Ｃ……空間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エレベーターかごの昇降通路の上方に、平面
視において当該エレベーターかご昇降通路より
も一側に張り出す部分を有するエレベーターか
ご昇降制御用の機械室を、当該機械室の床構造
と最上階で停止したエレベーターかごの天井と
の間に作業空間が形成される状態に設け、前記
機械室の張出し部分における床構造外周部と屋
上スラブとの間に縦壁を設けた多層集合住宅に
おけるエレベーター塔屋の構造であつて、前記
機械室張出し部分の下部空間を最上階の住戸の
空間に連通させてあることを特徴とする多層集
合住宅におけるエレベーター塔屋の構造。 (2) 前記縦壁に採光窓を設けて、前記下部空間を
吹抜けに構成してあることを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第(1)項に記載の多層集合住宅
におけるエレベーター塔屋の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8660682U JPS58188452U (ja) | 1982-06-09 | 1982-06-09 | 多層集合住宅におけるエレベ−タ−塔屋の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8660682U JPS58188452U (ja) | 1982-06-09 | 1982-06-09 | 多層集合住宅におけるエレベ−タ−塔屋の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58188452U JPS58188452U (ja) | 1983-12-14 |
| JPS637657Y2 true JPS637657Y2 (ja) | 1988-03-04 |
Family
ID=30095397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8660682U Granted JPS58188452U (ja) | 1982-06-09 | 1982-06-09 | 多層集合住宅におけるエレベ−タ−塔屋の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58188452U (ja) |
-
1982
- 1982-06-09 JP JP8660682U patent/JPS58188452U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58188452U (ja) | 1983-12-14 |
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