JPS6372584A - インクジエツト捺染方法 - Google Patents

インクジエツト捺染方法

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JPS6372584A
JPS6372584A JP61217228A JP21722886A JPS6372584A JP S6372584 A JPS6372584 A JP S6372584A JP 61217228 A JP61217228 A JP 61217228A JP 21722886 A JP21722886 A JP 21722886A JP S6372584 A JPS6372584 A JP S6372584A
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ink
dye
reactive
printing
alkali
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Shoji Koike
祥司 小池
Yasuko Tomita
康子 富田
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    • B41M5/0064Digital printing on surfaces other than ordinary paper on plastics, horn, rubber, or other organic polymers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インクジェット捺染方法に関し、特に、木綿
、麻、キュプラ、レーヨン等の如く、反応染料で染色可
能なmlaからなる織布または不織布あるいはこれらの
HAmと他の合成1a維からなる混紡織布あるいは混紡
不織布の捺染に適したインクジェット捺染方法に関する
(従来の技術) 従来、木綿、麻、キュプラ、レーヨン等の如く、反応染
料で染色可能な!a維からなる織布または不織布あるい
はこれらの繊維と他の合成繊維からなる混紡織布等の捺
染には、ローラー捺染、スクリーン捺染、転写捺染等の
捺染方法が用いられ、また一部にはインクジェット方式
による捺染方法も提案されている。
(発明が解決しようとしている問題点)しかしながら、
従来の一般的な捺染方法は、捺染用プリント版を作成す
る必要があり、これらの版、例えば、捺染用版胴やスク
リーン版の作成が高価であり、また転写捺染においても
転写紙を印刷するための版の作成が高価であるため、か
なりの量を生産しない限り、コストが合わない、また、
一般にプリント布の模様の流行期間が短いため、その都
度製版するのは更にコストアップとなり、それらの流行
に迅速に対応できず、大量の在庫をかかえることがある
という重大な問題がある。これらの欠点を解決すべくイ
ンクジェット方式による捺染も提案されている(特開昭
61−132687号公報参照)、該方法は、予め単一
条件でアルカリ性物質を繊維構造物に含浸せしめ、その
後に反応染料を含むインクを印捺するものである。この
方法によれば上述の問題は、ある程度解決されるものの
インク中の反応染料の種類や濃度によってはインク調製
時に染料が完全に溶解していても、放置しておくと、沈
澱物が生じる等インクの保存安定性に問題があった。ま
た多様な捺染模様を形成するには複数の反応染料インク
が必要となり、インクの品質管理およびコストの面でも
問題が生じる。
更に従来の版を用いた捺染方法では、使用する捺染糊は
多色であることもあるが、それら−色でみれば同じ組成
の捺染糊を使用するため、捺染さ、れる部分は一様に捺
染され、形成される図柄に自由に濃淡を付与するのが困
難であるという欠点がある。
従って1本発明の目的は、インクの品質管理が容易であ
り、上述の如き従来の一般的な捺染方法における経済的
な問題、精確なプリントが得られないという問題、更に
、形成される図柄の濃淡が単調であるという問題を同時
に解決し得るインクジェット方式による捺染方法を提供
することである。
このような本発明の目的および他の目的は以下の本発明
によって達成される。
(発明の開示) すなわち、本発明は、未反応のアルカリ反応性の反応染
料により下漬けされた布帛にアルカリ剤を含有するイン
クをインクジェット方法によりパターン状に付与する過
程および加熱により染色する過程を有することを特徴と
するインクジェ゛ット捺染方法である。
本発明を更に説明すると、本発明の主たる特徴は、従来
の捺染方法における各種の印捺方法に代えて、インクジ
ェット方式を採用し、且つインクとして従来の如き高粘
度の捺染糊や染料を高濃度に含有するインクを調製する
必要のない、アルカリ剤を含有した液体を捺染インク、
すなわちインクジェット用インクとして用いた点にある
すなわち、このようなインクは単にアルカリ剤を含有す
る水溶液でもよいため、その濃度、粘度、表面張力等は
自由に変更でき、且つ不溶分や析出性成分を有さないた
め、インク供給経路やノズルの目詰りが生じない等、従
来の捺染糊や染料を含有するインクジェットインクとは
異なり、その安定性やインクジェット適性が極めて良好
であり、装置上の問題が全く生じない。
また第二の主たる特徴は、上記の如きアルカリ剤を含有
するインクを予め未反応のアルカリ反応性の反応染料に
より下漬けされた布帛に印捺し、加熱により染色する点
である。このようにすることにより、アルカリ剤が付与
された領域においてのみ、反応染料が染着して固定され
、他の部分は後処理によって除去されて、所望の図柄が
形成される点である。
また、本発明の好ましい実施態様では、インクの付与条
件を変化させることにより、布帛に付与されるアルカリ
剤濃度が変化し、反応染料の染着率がアルカリ濃度に従
って変化し、所望の濃淡差を有する図柄が形成される。
すなわち、本発明者の詳細な研究によれば、インクジェ
ット方式により捺染を行うに当っては、種々の利点が生
じるものであったが、捺染される部分は、図柄全体にお
いて濃度が一様であり、形成される図柄に任意の濃淡差
を形成するのが困難であった0本発明者は、インクジェ
ット方式による捺染の場合には、従来のシルクスクリー
ン方式等とは異なり、アルカリ剤を含有するインクの付
与は極めて簡単であり、且つそれらの付与量、インク中
のアルカリ剤の濃度、あるいはアルカリ剤の種類を変更
することが非常に容易であり、このようなインクの付与
条件を変更することによって、布帛にインクが付与され
た部分において全て染料が染着するのではなく、必要に
応じてそれらの染着率を変えることができ、従って濃色
(大部分が染色された領域)−中程度の濃度(ある程度
染色された領域)−淡色(大部分が染色されない領域)
−白色(全て染色されない領域)の如く、布帛の染色率
のコントロールが自由にでき、その結果、従来の図柄の
単調性という問題を解決され、任意の濃淡を有する多彩
な図柄が形成されることを知見したものである。
本発明の第一の過程で使用し、本発明を第一に41ft
flづけるインクジェット方式とは、インクをノズルよ
り効果的に離脱させて、射程体である布帛にインクを付
与し得る方法であれば、いかなる方法でもよく、それら
の方法の代表的なものは、例えば、アイイーイーイー 
トランス アクションズ オン インダストリイー ア
プリケイシ 7ズ(IEEE  Trans acti
ons on  IndustryApplicati
ons)  Vol、IA−1’l、No、] (11
977年23月号)、日経エレクトロニクスの1376
年4月19F1号、1373年1月29日号および19
74年5月8日号に記載されている。これらに記載の方
法は、末完IJIの捺染方法に好適なものであり、その
幾つかを説明すると、先ず静電吸引方法があり、この方
法では、ノズルとノズルのi11腸ル1方に置いた加速
電極との間に強電界を午えて、ノズルよりインクを粒子
化して次々に引出し、引出したインクが偏向電極間を飛
翔する間に情報信号を偏向電極に与えて記録する方法と
、インク粒子を偏向することなく、情報信号に対応して
インク粒子を噴射する方法とがあり、いずれも本発明の
捺染方法に有効である。
第二の方法としては、小型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り、強制的に微少インク粒子を噴射する方法であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。帯電したインク粒子は偏向電極板間を通過
する際、帯電量に応じて偏向される。この方法を利用し
た別の方法としてマイクロドツトインクジェット方式と
称される方法もあり、この方法では、インク圧力、励振
条件をある範囲の適正値に保ち、ノズル先端より大小二
種類のインク液滴を発生し、この中小径液滴のみを記録
により利用するものである。この方法の特徴は、従来並
みの太いノズル口径でも微少液滴群を得ることができる
点にある。
第三の方法としてはピエゾ素子方法があり、この方法で
は、インクに加える圧力手段として、他方法の如くポン
プの様な機械的手段でなく、ピエゾ素子を利用する。ピ
エゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさせるこ
とにより、インクに圧力を加え、ノズルより噴射させる
方法である。
また、特開昭54−59936号公報に記載されている
方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体
積変化を生じ、この状態変化による作用力によって、イ
ンクをノズルから吐出させるインクジェット方式も有効
に使用することができる。
本発明では、以上の如きインクジェ−/ ト方式により
、アルカリ剤含有インクを未反応のアルカリ反応性の反
応染料により下情けされた布帛にインクを付与する。好
ましい実施態様では、このインクの付与条件を変化させ
つつパターン状に付与し7、次いで必要に応じて乾燥し
、次いで1例えば、スチーミング法、ITスチーミング
法、サーモフィックス法等の加熱過程によってパターン
状に付与されたインクの存在する部分が反応染料により
染色され、その他の部分はソーピング等により除去され
、染着した染料によるパターンが生じる。また、インク
の付与条件を変化させた場合には、インクの付与条件に
従って、染料の染着率が変化して染色される。このよう
にして形成された図柄のインク付与部分はすべて一様に
染色されるというのではなく、インクの付与条件に従っ
て濃厚に染色された部分と淡色に染色された部分からな
る図柄となっている。
上記の如き方法において、インクの付与条件を変化させ
る好ましい方法としては1例えば、(1)インクの付与
量を変化させ、比較的多量に付与された部分は十分に染
色され、インク付与量の減少に従って染色率を低下させ
る方法。
(2)アルカリ剤濃度の異なる複数のインクを付与して
上記(1)と同様に染色率を変化させる方法。
(3)アルカリ剤の種類の異なる複数のインクを付与し
て、上記(1)と同様に染色率を変化させる方法。
(4)上記方法を組み合わせる方法。
等が有用である。
本発明で使用し、本発明を第二に特徴づける捺染インク
とは、アルカリ剤の水溶液を主体として、これにインク
ジェット記録適性を付与したものである。
本発明に使用するインクにおいて使用できるアルカリ剤
とは、アルカリ反応性の反応染料を布帛に反応させ得る
アルカリ剤であればいずれでもよく、例えば、水酸化ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、アンモニア、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、低級アルカノールアミン等が挙げられる。
これらの化合物は当業者によって、市場から容易に入手
できるものであって、布帛の種類、染料の種類等によっ
て適宜選択し、且つ使用し得るものである。
本発明で使用するインクジェット捺染用インクは、上記
の如きアルカリ剤を媒体中に約0.01〜lO重量%の
濃度に溶解して使用する。インク用の媒体としては、水
単独、好ましくは水と有機溶剤からなるが、水と混合し
て使用する有機溶剤として、例えば、水酸基やアミノ基
等の如く反応染料と反応する活性水素を有しない有機溶
剤を使用することが好ましい。
このような反応染料と反応しない好ましい有機溶剤とし
ては、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド等のアミド類;アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類;N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン等が挙げられるが、特に好ま
しい有機溶剤としては、ポリオキシエチレン(付加数1
〜15個)のジアルキル(炭素数1〜4個)エーテル、
ポリオキシエチレン・オキシプロピレンブロック(また
はランダム)ポリマー(付加モル数1〜15個)のジア
ルキル(炭素数1〜4個)エーテル等が挙げられる。
このような有機溶剤は単独でも混合物としても使用でき
、このような有機溶剤は水との混合物として混合物中で
約1〜60重量%を占める割合で使用するのが好ましい
また反応染料と反応する有機溶剤であっても、染料の染
着率の低下において実質上問題のない範囲であればイン
ク中に使用することができ、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール(
分子量200〜600)、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、チオジエチレングリコール等のグ
リコール類およびそのモノアルキル(炭素数1〜4個)
エーテル、グリセリン等が挙げられ、インク中に1〜2
0重量%の割合で使用することができる。
本発明で使用するインクの必須成分は上記の通りである
が、その他従来公知の各種の分散剤、界面活性剤、粘度
調整剤等を必要に応じて添加することができる。勿論こ
れらの添加剤も反応染料と反応しないものを選択して使
用するのが好ましいが、使用量が非常に少量であれば1
反応性のものであっても実質上問題は生じない。
必要に応じて添加し得る分散剤あるいは界面活性剤とし
ては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩
、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン醜エステ
ル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオ
キシエチレンアルキル硫酸エステル塩等の7ニオン系分
散剤若しくは界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、グリセリ
ン脂肪酸エステル、オキシエチレンオキシプロピレンプ
ロツクポリマー等のノニオン型分散剤あるいは界面活性
剤が重要である。
粘度調整剤としては、カルボキシメチルセルロース、ポ
リアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アラビア
ゴム、スターチ等の主として水溶性の天然あるいは合成
高分子物が好ましい。
また、インクを帯電するタイプのインクジニー2ト記録
方法に使用されるインクを調合する為には、lfl化リ
チリチウム化アンモニウム、塩化ナトリウムの無機塩類
等の比抵抗調整剤が添加される。
尚、熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタ
イプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的な
物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調
整されることもある。
また、上記三種の添加剤以外についても必要に応じて、
例えば、消泡剤、浸透剤、防カビ剤等を適宜添加するこ
とができる。
以上の如き本発明で使用するアルカリ剤含有インクは、
特にその粘度を約30cpg以下、そして表面張力を約
35〜65dyne/cmの範囲(いずれも25℃)に
調節することによって、最も優れたインクジェット適性
を得ることができる。
本発明に使用する捺染用インクは、基本的には上記の如
き成分および性状からなり、前記の如きインクジェット
方式により、未反応のアルカリ反応性の反応染料により
下情けされた布帛にパターン状に付与し1次いで加熱工
程および後処理により所望の図柄を形成する。また、イ
ンクの付与条件を変化させる態様では、各種の染色率の
異なる濃淡模様を形成するものである。
本発明で使用する布帛とは、木綿、麻等の天然繊維、キ
ュプラ、レーヨン等の再生la雄等、反応染料で染色可
1Eなm維からなる織布あるいは不織布あるいは上記の
如きm維からなる混紡の織布あるいは不織布を未反応の
アルカリ反応性の反応染料により下清けされたものであ
る。これらの布帛のうちで特に好ましいのは布帛として
は、いわゆるセルロース系および再生セルロース系のも
のであり、これらセルロース系の布帛を用いると、布帛
自体が高い親木性および親アルカリ剤性を有するため、
水性インクの吸収性が良好であり、布帛がインクの付与
条件に従って正確に染色されるので、繊細な図柄が形成
できる。これに対して、親水性の低い布帛を用いる場合
には水性インクの吸収性が劣る点から、付与されたイン
クが滲んだり、流れたりして繊細な図柄を形成できない
場合もある。勿論このような欠点は、布帛を親水性化し
たり、インクの成分を変更することにより解決すること
ができる。
また、上記セルロース系m維の含有率が70%以上であ
れば、ポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成m維
との混紡の織布あるいは不織布であっても不都合は生じ
ない。
このような布帛は予め、従来良く知られている耐アルカ
リ剤性に優れた塩基性染料、直接染料、酸性染料、反応
染料、反応分散型染料、分散染料、ぜ染染料、可溶性建
染染料、硫化染料、媒染染料、酸化染料、ナフトール染
料、各種顔料等によって、染色される色相とは異なる色
相に、あるいは同一色相であるときは濃度に差をつけて
染色しておいてもよい、このようにすれば、非染色部分
(インクが付与されない部分)は、これらの染料の色と
なり、染色部分はこれらの染料とアルカリ反応性の反応
染料の混色となる。
以上の如くしてインクを付与された布帛、あるいは付与
条件を変えてインクが付与された布帛の染色方法自体は
、いずれも前述した従来公知の加熱力法に準じてアルカ
リ反応性の反応染料で染色することによって行われる。
未反応の反応染ネ1を布帛に下漬けする方法としては、
染料を酸性または中性の状態で付着させておく方法であ
り、布帛を染料溶液中に浸漬したり、染料溶液をパディ
ングする方法等である。
本発明を第二に特徴つけ、本発明において使用するアル
カリ反応性の反応染料とは、それ自体公知の材料であり
、繊維の染色あるいは従来の捺染において広く使用され
ている水溶性のアゾ系、アントラキノン系、フタロシア
ニン系その他の染料である。これらの反応染料は、その
構造中にスルホン酸基やカルボキシル基の如き水溶性の
基を有し、且つ繊維の水酸基またはアミノ基と反応して
繊維と共有結合を生じ得る基、例えば、ジクロルトリア
ジン基、モノクロルトリアジン基、トリクロルピリミジ
ン基、モノクロルジフルオロピリミジン基、クロルベン
ゾチアゾール基、ジクロルピリダゾン基、ジクロルピリ
ダジン基、ジクロルキノキサリン基、エポキシ基、3−
カルボキシピリジニオトリアジン基、−5o2C112
011□OSO□11、−502N11C11,C11
□050.II+、−N+1(:0CII□C1l□O
5O,II、NllCDCl+2 CIIzCl、  
NlIC0C1l=CIh、−5O2CII=C1h、
Ctl □N11GOCGl=C112−NIICOC
Br=CII2    NlIC0CII、+CI  
、−N11(:111201!、−PO3+1等の基を
イ1゛するものである。
本発明においては、これら従来公知の反応染料はいずれ
も使用することができ、本発明において好ましい反応染
料としては、 C,1,リアクティブイエロー 2、3、13゜15.
17.18.23.24.37.42.57.5B、6
4,75.76.77.79.81.84.85.87
.88.91.92゜93.95.102,111.1
15.116.130.131.132,133.13
5.136.137.139.140.142゜143
.144.145.146.147.148.151,
162.163; C,1,リアクティブオレンジ 5、7、11.12.
13.15.16.35.45.46.56.62.7
0,72.74.82.84.87.91,92.93
.95.97.99;c、 r、リアクティブレッド 
3.13、16.21.22.23.24.29.31
.33.35.45.49.55.63.85.106
.109.111.112.113.114.118 
、126. 128、130、131.141 、15
1 、170、171. 174.176、177.1
83、184. 186゜187 、188.190.
 193、194.195、196、200、201.
202゜204、206.218.221 ; C1Lリアクテイブバイオレツト 1.4.5.6.2
2.24.33.36.38: C,1,リアクティブブルー 2、3、5.8.10.
13.14.15.18.19,21.25.27.2
8.38.39.40.41.49.52.63.71
.72.74.75.77.78.79.89.100
,101.104.105.119,122.147.
158、 160.162.166.169.170.
171,172.173,174゜176.179.1
84.190.191.194.195.198,20
4,211゜216.217; c、r、リアクティブグリーン 5.8、12.15、
19.23; C,1,リアクティブブラウン 2.7.8.9.11
.16.17.1B、21.24.26.31.32.
33: c、r、リアクティブブラック l、5.8,13.1
4.23.31.34.39等が挙げられる。
以上の如き本発明によれば、アルカリ剤を溶液として且
つインクジェット記録適性を付与したインクとして使用
し、且つこのようなインクをインクジェット方式によっ
て未反応のアルカリ反応性の反応染料により下情けされ
た布帛に適用して、その部分にのみアルカリ反応性の反
応染料を染着させて図柄の形成を行うものであるため、
従来の捺染方法の如く高価なプリント版等の作成が不要
であり、インクジェット装置に連結したコンピューター
によって容易且つ任意に各種の画像が作成でき、直ちに
その画像を捺染に使用できるので、プリント布の模様の
短い流行期間にいつでも追従でき、必ずしも大量生産し
なくてもコストが合うことになり、少量多種生産が可使
となった。
また、従来方法の如く、高粘度の捺染糊や多量の染料を
含むインクを使用することは不要であるので、これら高
粘度の捺染糊や染料含有のインクに基づく種々の問題点
、特に形成される模様の色むらや不要の斑点および滲み
等が生じるという問題更にはインクジェットノズルの目
詰り等の装を上の問題も生じることがない。
また、本発明においては、アルカリ剤含有インクの付与
にあたって、インクジェット方式を利用する点から、こ
れらのインクの付与条件を任意に変化させることが容易
にできるので、布帛の任意の濃度差の染色が回部である
ため、濃厚な部分から淡色は至る範囲で種々の染色が可
簡であり、その結果非常に多彩な図柄を形成でき、従来
技術の図柄の単謂性という問題が解決された。
次に実施例を挙げて木発す1を更に具体的に説明する。
なお、文中、部または%とあるのは特に断りのない限り
重量基準である。
参考例1 (実施例に用いるアルカリ含有インクの調製
) グリセリン             5部テトラエチ
レングリコールジメチル エーテル             20部エチレング
リコール           5部水       
               70部上記全成分を2
時間撹拌し、ベースインクとした。次にベースインク1
00部に対して下記第1表に示したアルカリ剤を加え3
時間攪拌後、フロロボアフィルターFP−100(商品
名;住友電工製)にて濾通して本発明の実施例に用いる
インク(AND)を得た。
尚、第1表に各インクの25℃における物性値も同時に
示した。
γ  1 −=′− インクA 無水炭酸ナトリウム         5部(表面張力
=55、粘度=3.7) インクB 無水炭酸ナトリウム         2部(表面張力
=55.粘度=3.4) インクC 無水炭酸ナトリウム       0.5部(表面張力
=55.粘度=3.3) インクD 水酸化ナトリウム        0.5部(表面張力
=54、粘度=3.3) 尚、表面張力(dyne/cm )は、 KYOWA 
CBVP 5URFACETENS IOMETERA
−1(東亜電波工業製)にて25℃で測定し、粘度(C
F2 )は、VISCONIC; El、D(東京計器
製)にて25℃で測定した。
参考例2(下漬布帛の調製) 反応染ネ4C,1,リアクティブブルー27(商品名;
 Reaazol Br111.Blue B。
ヘキスト製)             5部塩化ナト
リウム           10部水       
                 85811上記全
成分を10℃にて2時間混合し、酢酸にてpHを4に調
整した染浴に、綿lOO%す戸ン布地を浴比1:30で
10分間浸した。マングルにて絞って乾燥して本発明で
使用する染色布帛(イ)を得た。
参考例3(下漬布帛の調製) 参考例2における綿100%サテン布地を予め直接染料
(商品名; Sumilight 5upra Red
 4BL17oz、住友化学製)にて浸染(染浴;染料
5z水溶液、浴比;1:50 85℃ 60分間で処理
)処理したものを用いた以外は参考例2と同様な処理を
行い本発明で使用する染色布帛(ロ)を得た。
実施例1 ピエゾ素子を利用したインクジェットプリンターPJ−
108OA (商品名;キャノン製、以下プリンター(
甲)と云う、)の4木ノズルのうち3木に参考例1中で
示したインク(A−C)をそれぞれ搭載し、参考例2の
下積布帛(イ)に対して各ノズルから直線上に各300
個のドツトを10列印捺した。
乾燥後、ioo℃、1分間のスチーム処理を行いンービ
ングを繰返した。
(結  果) インク(A)による印捺部は濃色にブルーに染色された
が、インク(B)、(C)となるに従って染色濃度が低
下して中間的な捺染となった。このようにアルカリ剤濃
度の異なるインクを複数用いることで捺染模様の多様化
が達成できた。
また10列の直線状捺染部分はエツジが極めてシャープ
であり、且つ目視では殆ど判別できない程度の同一性を
示した。従来の版を用いた捺染方法に比較して正確さお
よび再現性の点で明らかに優れていた。
実施例2 熱エネルギーを利用したインクジェットプリンターBJ
−80(商品名;キャノン製、以下プリンター(乙)と
云う、)にまず参考例1中のインク(C)を搭載し、参
考例2の染色布帛(イ)に対し10本のノズルから直線
上に各100ドツトの印捺をした0次にインク(C)に
代えてインク(D)を用いて同様な印捺を平行して行っ
た。
乾燥後、実施例1と同様な染色処理を行った。
(結  果) インク(C)とインク(D)はアルカリ剤濃度が等しい
が、染着率はインク(D)を使用した方が高かった。こ
のようにアルカリ剤の種類の異なるインクを複数用いる
ことで捺染模様の多様化が達成できた。また直線状捺染
部分はいずれもエツジが極めてシャープであり正確さお
よび再現性の点で優れていた。
実施例3 実施例1における下積布帛(イ)の代わりに参考例3の
下積布帛(ロ)を用いた以外は実−流側1と同様な処理
を行った。
(結  果) インクの載らない部分は直接染料による地染めのレッド
が残り、インク(A)の印捺部分は鮮明なバイオレット
に発色した。インク(B)、(C)の印捺部分はその中
間色に発色され着色抜染調の染色模様が達成できた。
実施例4 プリンター(乙)に参考例1中のインク(B)を搭載し
、参考例2の染色布帛(イ)に対し10本のノズルから
直線上に各100ドツトの印捺を行った。熱エネルギー
によってインクを吐出させるヒーターにかかる電圧を測
定したところ24Vであった0次にヒーターにかかる電
圧を22Vおよび26Vに設定してインク付与量を変化
をさせ、同様な印捺を平行して行った。
乾燥後、実施例1と同様な染色処理を行った。
(結  果) 捺染部を観察すると電圧が増すに従って捺染部のドツト
が大きくなり、染料の染着率も高くなった。アルカリ剤
含有捺染インクのインク付与量を変化させることで捺染
模様の多様化が達成できた。
(発明の効果) 本発明は一液によるインクジェット記録方法による捺染
方法を提供するものである。
本発明によれば従来の版による捺染方法における経済的
な問題と正確なプリントが得られないという問題を同時
に解決するばかりか、従来のインクジェット捺染用イン
クと異なりインク中に染料を含有しないためインクの保
存性、品質管理の点での問題をも解決することにより、
従来の捺染方法では得られなかった微細模様を製版工程
なしに得ることが可能となる。
またインク付与条件を変化させる場合には1種々の捺染
手法が可能となり非常に多彩な捺染図柄が形成できる。
従来技術の図柄の単調性という問題も解決される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)未反応のアルカリ反応性の反応染料により下漬け
    された布帛にアルカリ剤を含有するインクをインクジェ
    ット方法によりパターン状に付与する過程および加熱に
    より染色する過程を有することを特徴とするインクジェ
    ット捺染方法。
  2. (2)インクの付与条件を変化させる特許請求の範囲第
    (1)項に記載のインクジェット捺染方法。
  3. (3)インクの付与を、インク付与量を変化させて行う
    特許請求の範囲第(2)項に記載のインクジェット捺染
    方法。
  4. (4)インクの付与を、インクのアルカリ剤濃度を変化
    させて行う特許請求の範囲第(2)項に記載のインクジ
    ェット捺染方法。
  5. (5)インクの付与を、アルカリ剤の種類を変化させて
    行う特許請求の範囲第(2)項に記載のインクジェット
    捺染方法。
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