JPS6370068A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷蔵庫に係り、特に野菜容器内を凍結点に近ず
けた温度まで冷却し、上記容器内の湿度を高めるに好適
な冷蔵庫に関するものである。

〔従来の技術〕

最近、野菜室内に収納された野菜の萎凋という脱水反応
を軽減させる手段として、上記野菜室上面に該野菜室内
の湿度を確保すべ（仕切板や蓋を一般けることが提案さ
れるようになってきている。

この種冷蔵庫に関連するものとして、例えば、実公昭６
１−４２０６号があげられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は野菜容器には、湿度を確保したいと言う
試みはあったものの、収納された野菜を何度の温度で保
存したら良いかと言う検討はあまりなされていなかった
。又容器に野菜を一杯入れたとき等など、野菜から蒸散
した水分が蓋の裏側、或いは野菜室を形成する容器の内
壁に結露したとき、この結露水が野菜に滴下したり接触
したりして、該野菜の損傷を速めると言う現象に付いて
あまり検討されていなかった。この為、全体として野菜
の品質、外観を損なうことなく長期間保存すると言うこ
とは出来なかった。即ち、野菜（（だものを含む）の貯
蔵温度と温度との関係を“キュウリ°の例で説明すると
、下記の如（なる。

、班溝繁 貯蔵温度および湿度と“キュウリ”の低温障害上表から
も明らかな如（、野菜は温度をさげれｌｆ萎凋の割合は
減少するが、代りにピッティングの発生（野菜の低温障
害）と言う現象を引き起す。

このピッティングの発生を防止する高番こは湿度が大き
く関係していることも上記表より明らかである。

以上の如（野菜の品質低下の尺度となっている萎凋の割
合を最少限にし、且つピッティング等の一発生を防止す
る為には温度湿度コントロールが最重要課題であること
が判る。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、野菜容器上面に、容器内を他の部屋と隔離
する区画板を或いは蓋を設け、冷却器を経た冷気で上記
容器内を間接的に５℃以下の温度まで冷却すると共に、
該容器内に野菜等を貯蔵したとき、その容器内湿度を先
の区画板或いは蓋の密封度等をもって、８５〜９５％位
に保持することにより達成される。

〔作用〕

冷蔵室内の冷気は容器の外周から間接的に容器内を冷却
するので、容器内の食品は脱水することな（冷却される
。容器内は収納された食品自身の蒸散作用により高湿度
に保たれる。

〔実施例〕

以下本発明の詳細を図に示す一実施例で説明すると、ｌ
は冷蔵庫本体、２はその本体１の内部に形成された庫内
を示す。３は上記庫内２の下部に設けられた野菜容器、
この容器３は扉４の引□出し１こ伴なって庫内２より第
２図に示す如（引出される。５は第１図に示すように容
器３が庫内２に位置しているとき、上記容器３の開口を
閉塞する蓋である。この蓋５は第２図に示す如く容器３
が庫内２より引出されたとき、例えば自重で庫内２の内
箱２ａ側壁に設けられたりプロの位置まで後部が下がる
。換言すると、上記蓋５は後方が下になるよう傾斜する
。７は上記容器３の背壁３ａ、底壁３ｂ、前壁３Ｃ部に
形成された冷気循環路を示す。８は先の冷気循環路７の
冷気取入口９に対向して設けられた冷気吐出口である。

１０は上記容器３の背壁３ａと後述するトレイ１１との
間に形成された間隔である。１１は野菜容器３の底壁３
ｂ上に空間を設けて設置されたトレイである。１２は庫
内２を形成する内箱２ａの底部に形成された水溜部であ
る。上記容器３内は間接冷却で、しかも容器内食品温度
を凍結温度に近ずけた例えば５℃以下の温度としている
。そしてこの容器内の湿度は先に説明した蓋５の働きに
より通常８５〜９５％位に保持されるようなされている
ものである。

更に、上記容器３を形成する樹脂中には抗菌剤（例えば
パラオキシ安息香酸ｎ−ブチル）が混入されている。即
ち、容器３は合成樹脂製であり、この容器３を射出成形
等で作る時、この原料中に０６５〜５％位の抗菌剤を混
入させておくものである。

即ち、冷気吐出ダンパー８より吐出される冷気量は冷気
循環路７を形成する野菜容器の背壁３ａ、底壁３ｂ、前
壁３Ｃと熱交換し、容器３内の温度を凍結点に近ずけた
温度、例えば５℃以下位にまで冷却するものである。一
方、この容器３内の湿度は容器３内の貯蔵した野菜、く
だものより蒸散する水分と先の冷気吐出ダンパー８より
吐出された冷気の一部を蓋付容器３内に入れることより
、丁度８５〜９５％位に保持されるものである。又この
蓋５及び野菜容器の背壁３ａの内側に付着した水滴は次
のようにして処理され容器内食品にかかることがないも
のである。即ち、背壁３ａの内側に付着した水滴はその
表面を伝わって流れ、背壁３ａと後述するトレイ１１と
の間隔１０を通して野菜容器の底壁３ｂ上に設けられた
トレイ１１の下側に溜るようになっている。一方、蓋５
の裏側に付いた水滴は容器３を第２図に示す如く引出し
たと＠蓋５の後方が下になるよう傾斜して、付着した水
滴を容器３外の蓋５の後方部に集めると共に、この部分
で滴下させ内箱底部に設けた水溜部１２に溜るようにな
っている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、容器内に収納された野菜、（だもの等
の代謝が抑制され品質変化が少ないものである。又、凍
結点に近ずけた温度にしているので、呼吸量が減少し、
呼吸熱か下がり品温上昇が小さくなるので品質変化が少
ないことは勿論、最大水蒸気圧が減少し相対湿度か上が
る他容器上に蓋を設けているので野菜等からの蒸散が最
少限に出来るものである。更に病源微生物の繁殖生長か
抑制され感染及び病源の進展が抑制される等の効果が得
られるので野菜、（だものに低温障害を与えることな（
長期保存が可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を備えた冷蔵庫の要部断面図、第２図は
野菜容器を引きだした状態を示す説明図である。 １・・・冷蔵庫本体、２・・・庫内、３・・・野菜容器
、４・・・扉、５・・・蓋、６・・・リブ、７・・・冷
気循環路、８・・・冷気吐出ダンパー、９・・・冷気取
入口、１０・・・間隔、１１・・・トレイ、１２・・・
水溜部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、野菜容器上面に、上記容器内を他の部屋と隔離する
   区画板或いは蓋を設け、冷却器を経た冷気で上記容器内
   を間接的に５℃以下の温度まで冷却すると共に、上記容
   器内に野菜等を貯蔵したとき、上記容器内湿度を先の区
   画板或いは蓋の密封度等をもって８５〜９５％位に保持
   することを特徴とする冷蔵庫。