JPS6369511A - オキサイド類の吸着・分離方法 - Google Patents

オキサイド類の吸着・分離方法

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JPS6369511A
JPS6369511A JP21289286A JP21289286A JPS6369511A JP S6369511 A JPS6369511 A JP S6369511A JP 21289286 A JP21289286 A JP 21289286A JP 21289286 A JP21289286 A JP 21289286A JP S6369511 A JPS6369511 A JP S6369511A
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crystalline
crystalline metal
adsorbent
metal silicate
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はオキサイド類の吸着・分離方法に関し、さら
に詳しく言うと、オキサイド類を含有する溶液からオキ
サイド類を分離する際に、特定の吸着剤を用いることで
、たとえばエポキシ環を開環することなく、かつ温和な
条件下に効率よくオキサイド類を吸着・分離することが
できるオキサイド類の吸着・分離方法に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来、オキサイド類を含有する溶液からオキサイド類を
分離する方法としては、たとえば蒸留法や抽出法が知ら
れている。
一方、オキサイド類は非常に反応性に富み、たとえば酸
、アルカリ、金属、熱などの作用により分解し易く、ま
た、たとえばアミ7基、−31(基、−OH基、−CO
OH基などと容易に反応してしまうという性質を有して
いる。
そのため、オキサイド類の分離は温和な条件下に行なう
のが好ましい。
しかしながら7従来の蒸留法によりオキサイド類を分離
する場合には、比較的高温下に分離操作を行なう必要が
あるため、熱によってオキサイド類の一部が分解してし
まい、高い回収率でオキサイド類を分離することができ
ないという問題があった。また、従来の抽出法によりオ
キサイド類を分離する場合には、溶媒を用いるため副反
応が起こって副生物が生成することがある。従って、純
粋なオキサイドを得るためには、この副生物を除表しな
ければならないという問題があった。
さらに、蒸留法および抽出法のいずれの方法による場合
も、オキサイド類の分離操作が比較的に複雑になるとい
う問題もあった。
この発明は前記事情に基いてなされたものである。
[発IJIの目的] この9.明の[1的は、前記問題点を解決し、熱による
オキサイド類の分解や溶媒の使用に伴う副生物の生成な
どの問題がなく、しかも筒中な操作により高い回収率で
オキサイド類を分離することができる1業−に有利なす
キサイド類の吸着・分離方法を提供することである。
この発明者は、前記の目的を達成すべく、鋭、a研究を
重ねた結果、特定の吸着剤を用いることによって前記の
目的を達成しうることを見い出し、この発明に到達した
[前記目的を達成するためのL段] 前記目的を達成するためのこの発明の要旨は、オキサイ
ド類を含有する溶液からオキサイド類を吸着番分離する
方法において、結晶性シリカおよび/または結晶性金属
シリケートを吸着剤として用いることを特徴とするオキ
サイド類の吸看◆分離方法である。
この発明においては吸着剤として結・9性シリカおよび
/または結晶性金属シリケートを使用する。
前記結晶性シリカとしては、たとえば天然に産出する石
英1M珪石、クリストバル石や人工的に合成されたコー
サイト(シリカC)、スチショバイト、シリカK、シリ
カWなどを挙げることができる。
前記結晶性金属シリケートとしては、たとえば式[1]
; %式%[1] (ただし、式[1]中、mH2Oは結晶の構造水を示し
、mはMの種類、Xの値などによって変化する。) で表わされる3価の金属酸化物とケイ素酸化物とから構
成され1Mが、An、Ga、B、Fe、I n、La、
Sc、Y、Cr、Tiよりなる群から選択される1種も
しくは2種以上の金属元素であり、かつ、Xすなわち1
モル比(SiO2/M703)がlO以」二、好ましく
は15以上である結晶性の空1j441造を持ち、かつ
陽イオン交換箋を有する結晶性の金属シリケートを挙げ
ることができる。ここで、■−、記モル比(S i 0
2 /M2O+ )が10未満であるとオキサイド類の
回収率が低い場合があるので好ましくない、なお H7
4ゼオライトもこれに含まれる。これらのうち、酸1 
tog環の主空洞を有するZSM−5型構造のゼオライ
トすなわちペンタシルJ!l構造の金属シリケートに属
する結晶性金属シリケートが好ましい、このような結晶
性金属シリケートとして、たとえば1MがAn(1’)
場合ニツイテ特公1j’(46−X0O84号。
米国特許第3.7f30,471号などに記載されてい
るZSM−5,特開IW(47−25097号に記載さ
れているZSM−8,特公昭53−23280号に記載
されているZSM−11,特開+1i 52−1190
29号などに記載されているZSM−35,米国特許第
4,001,348号などに記載されているZSM−2
1などの結晶性アルミノシリケートであって、S i 
02 /fVb O3がlO以にのものを好適に使用す
ることかでさる。
また、MがFeの例として、ジャーナルφオブQキャタ
リシス(Journal of Catalysis)
第35a258頁〜272 Q(1974年)、特開N
(50−127898号あるいは特開昭55−8541
5号などに記載されているフェリフェライトなどの結晶
性鉄シリケートがある0MがGaの例としては、ZSM
−5型構造を有するガロシリケートなどの結晶性ガロシ
リケートがある0Mが、B、In、La、Sc、Y、C
r、Tiである例としては、前記結晶性アルミノシリケ
ート中の3価のB、In、La、Sc、Y、Crイオン
で置き換わった構造を有する結晶性金属シリケートがあ
る。
これらのうち、前記[1]式中のMがAn、Ga、Fe
であるものが好ましく、Anであるものが特に好ましい
この発明の方法において用いられる前記結品性金属シリ
ケートは、公知の方法によって調製することができる。
たとえば、前記ZSM−5型ゼオライトもしくはペンタ
シル型の結晶性金属シリケートを合成する方法としては
、炭素数が2〜5であるテトラアルキルアンモニウムハ
ライド、その他のアミン類の存在下において、シリカ源
としてコロイド状シリカまたは木ガラスなどのケイ酸ま
たはその縮合物、あるいはケイ酸塩、全屈酸化物(M2
O3 )源として、たとえば、WL酸アルミニウム、硝
酸ガリウム、硫酸第2鉄、Wi#クロム、アルミン酸ナ
トリウムなどの金属元素Mの硫酸塩、硝酸塩などの塩あ
るいは酸素酸塩などを主成分とする混合物を用いて水熱
合成によって調製できることが知られている。
また、前記の水熱合成の際に、ナトリウムなどのアルカ
リ金属水酸化物、ハライドなどのアルカリ金属化合物を
共存させてg!Jg1する方法も知られている。
これらの方法によって得られる結晶性金属シリケートは
一般にH°型 ではなく、H・の代わりに4級アンモニ
ウムイオンおよび/またはNa。
などのアルカリ金属イオンが置換されているので、これ
をH″型に変えるのが好ましい、この変換は公知の方法
によって容易に達成できる。
たとえば、4級アンモニウムイオンをH゛に変えるには
、空気巾約500〜600℃の温度で焼成することによ
って達成できることが知られており。
一方、Na・などのアルカリ金属イオンをH゛に変える
には、たとえば、アルカリ金属塩型結晶性金属シリケー
トを、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウムなどのアン
モニウム塩の水溶液で処理してアンモニウム塩型結晶性
金属シリケートを得る方法がよく用いられる。
これらのほか、直接、希塩酸などの!i薄な酸で処理す
る方式を用いることもできる。
結晶性金属シリケートの合成法としては、これら以外に
も種々の方法が知られている。
この発明の方法において吸着剤として用いる結晶性金属
シリケートはこれらのいずれの方法によっても合成する
ことができ、この発明は、特定の調製法による吸着剤の
使用に限定されるものではない。
なお、この発明では、結晶性金属シリケートはH・型で
あるのが好ましいが、この発明の目的を阻害しない限り
、吸着剤中のH・が他の陽イオンたとえばアンモニウム
イオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン等で置き
換わっていてもよい。
この発明における吸着剤の形状は、微粉状1粒状、細片
状1球状、ベレット状などのいずれの形状でも使用する
ことができる。
この発明においては、吸着剤の活性を向上させるために
反応前に空気および/または窒素などの不活性ガス気流
中で、前記結晶性金属シリケートを焼成することが好ま
しい。
焼成条件は前記結晶性金属シリケートの種類。
4級アンモニウムイオンおよび構造水の残存の度合など
により異なるが、通常、400〜600℃、好ましくは
450〜550℃の温度で1時間以上、好ましくは3時
間以上加熱することによって十分な活性が得られる。
この発明においては前記結晶性シリカおよび結晶性金属
シリケートのうち、少なくとも1種または2種以上から
なる混合物を吸着剤として用いることができる。
前記オキサイド類の具体例としては、たとえば以下に示
す式[2]〜[6]のいずれかで表わされる各種のオキ
サイド類を挙げることができる。
式[2]: (ただし、式[2]中、R1、R2は水素および/また
はRIおよびR2のL12数が1〜18となるようなア
ルキル、アルケンおよびそのハロゲン21検体をそれぞ
れ表わす、) 式[3]: (ただし1式[3]中、Xは水素、ハロゲン、−0H1
−OCHx、アルキル、 −MHz 、 −3H。
−SCH3のいずれかを表わし、qおよびnはそれぞれ
q+nが0−18の範囲内になる整数である。) 式[4]および式[5]: (ただし、式[4]および式[5]中、R1およびR2
はアルキル、アルケン、ベンゼン、シクロアルカン、お
よびそのハロゲン置換体のいずれか奢表わし、Pは1〜
6の範囲内の整数である。) 式[6]; (ただし1式[6]中、Yはハロゲンおよびアルキルの
いずれかを表わす、) この発明の方法では、オキサイド類のうち、たとえば前
記式[21〜[6]で表わされるようなエボ午シトを特
に好適に吸着・分離することができる。
この発IJIにおいては、オキサイド含有溶液をpH3
以上に調製すると共に1反応温度80℃以下で前記結晶
性シリカおよび/または前記結晶性金属シリケートによ
るオキサイド類の吸着反応を進行させるのが好ましい、
オキサイド含有溶液のpHが3より小さい場合には該溶
液中のオキサイド類が酸によって分解したり、酸と反応
して副生物が生成することがある。また、反応温度が8
0℃を越えるとオキサイド類が熱により分解することが
ある。
ここで、前記すキサイド含有溶液のpHを調整するには
、たとえばリン酸緩衝液やグリシン緩衝液などの緩衝液
を必要に応じて使用すればよい。
前記結晶性シリカおよび/または前記結晶性金属シリケ
ートに吸着されたオキサイド類を回収するには回収溶媒
を用いる。
前記回収溶媒としては、たとえばメタノール、エタノー
ル、n−プロパツール、インプロパツール、n−ブタノ
ール、インブタノール、5ec−ブタノール、 ter
t−7’タノール、ペンタノール。
ペンタノール−1、ペンタノール−2,ペンタノール−
3,2−メチルブタノール−1,2−メチルブタノール
−2,2−メチルブタノール−3,2−メチルブタノー
ル−4、ジメチルプロパツール等のアルコール;メタン
、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデ
カン等のアルカン:エテノ、プロペン、ブ7ン−1゜ペ
ンテン−1、ヘキセン−1,ヘプテン−1,オクテン−
1,ノネン−1,デセン−1,ウンデセン−1,ドデセ
ン−1等のアルケン;アセトン、メチルエチルケトン、
ピルビン酸、アセト酢酸、レブリン酸等のケトン;ベン
ゼン、トルエン?pノ芳香族溶媒およびシクロヘキサン
などを挙げることができる。
この発明においては、吸着剤として使用される結晶性シ
リカおよび/または結晶性金属シリケートは、焼成操作
を行なうことにより破壊損失するまで繰り返し吸着剤と
して有効に使用することができる。
[発明の効果] この発明の方法によると、オキサイド含有溶液からオキ
サイド類を分離するにあたって、結晶性シリカおよび/
または結晶性金属シリケートを吸着剤として用いるため
、従来の蒸留法や抽出法に比較して温和な条件下にオキ
サイド類の分離・回収ができる。従って、この発明の方
法によれば。
従来の蒸留法による場合のように熱によってオキサイド
類の一部が分解してしまうといったことがなくなると共
に、従来の抽出法による場合のように溶媒とオキサイド
類とが反応して副生物が生成することもない、そのため
、この発明の方法によれば、オキサイド類の回収率が高
く、かつ、操作が簡単なオキサイド類の吸着・分離方法
を提供することができる。さらに、この発明の方法で使
用する吸着剤は焼成操作を綴り返すことにより何回でも
吸着剤として有効に使用することができるので、経済的
にも有利なオキサイド類の吸着・分離方法を提供するこ
とができる。
[実施例] この発明の方法における、吸着剤調製例、実施例および
比較例を以下に示す。
吸着剤調製例1 硫酸アルミニウム(18水塩) 18.92 g、硫酸
15.0g、テトラノルマルプロピルアンモニウムブロ
マイド26.3gを水25QmfLに溶解してA液を調
製した。また、水ガラス(SiO229.0重量%。
Nazo 9.4重量%、水61.6重量%) 211
 gを水250malに溶解してB液を31製した。さ
らに、 Ha(:179.0 gを水122℃見に溶解
してC液を調製した。C液にA液とB液とを徐々に滴下
混合した後、該混合溶液に50%硫酸3.0gを加えて
攪拌し、pHを3.5に調製した。続いて得られた水性
混合物を容積itのオートクレーブに入れ、攪拌しなが
ら温度170℃、自己圧力下にて2O時間反応を行なっ
た0反応混合物を冷却した後、生成物を1゜5文の水で
5回洗浄した0次いで、濾過により固形分を分離し、1
2O℃で6時間乾燥して、58gの結晶性金属シリケー
トを得た。この生成物の組成比(モル比)は0.3Na
2O−1.1(TPA)2O− Al2O3・38.0
3iO?−4,9)12Oであった。ここでTPAとは
テトラノルマルプロピルアンモニウム基を示ス(以下、
単にTPAということがある。)。
さらにこの結晶性シリカを空気中550℃で6時間焼成
した後、同シリカIg当り5m見の1規定硝酸アンモニ
ウム溶液を用いて室温にて一昼夜イオン交換を行なった
0次いで、純水1.51を用いて洗浄を3回行ない、1
2O℃で6時間乾燥した後、さらに550℃で6時間乾
燥して結晶性金属シリケートの吸着剤を得た。
iL薄員l璽ヱ ft酸アルミニウム(18水塩)7.52g、975M
M17.8g、テトラノルマルアンモニウムブロマイド
26.3gを木250m見に溶解してA液を調製した。
また、前記吸着剤調製例1と同様のB液およびC液をW
S2した。
C液にA液とB液とを同時に徐々に滴下混合し1次いで
50%硫酸5.0gを加えて攪拌し、piを3.5に7
A製した。続いて得られた水性混合物を容積1文のオー
トクレーブに入れ、攪拌しながら温度170℃、自己圧
力下にて2O時間反応を行なった6反応混合物を冷却し
た後、生成物を1.51の木で5回洗浄した1次いで、
濾過により固形分を分離し、12O℃で6時間乾燥して
、53gの結晶性全屈シリケートを得た。この生成物の
組成比(七に比)は0.5Na2O・1.8(丁PA)
2O・AIz(h 48.0SiO?・4.8H2Oで
あった。
さらにこの結晶性シリカを空気中550℃で6時間焼成
した後2同シリカ1g当り5 m lの1規定硝酸アン
モニウム溶液を用いて室温にて一昼夜イオン交換を行な
った0次いで、純水1.5立を用いて洗浄を3回行ない
、12O℃で6時間乾燥した後、さらに550℃で6時
間乾燥して結晶性金属シリケートの吸着剤を得た。
i豆鼠スl碧ユ 硫酸17.8g、テトラノルマルアンモニウムブロマイ
ド28.3gを水250mJLに溶解してA液をa製し
た。また、前記吸着剤調製例1と同様のB液およびC液
を調製した。
C液にA液とB液とを同時に徐々に滴下混合し1次いで
50%硫酸10.1gを加えて攪拌し、 pHを8.5
に3J製した。続いて得られた水性混合物を容積11の
オートクレーブに入れ、攪拌しながら温度170℃、自
己圧力下にて2O時間反応を行なった0反応混合物を冷
却した後、生成物を1.5 Mの水で5回洗浄した6次
いで、濾過により固形分を分離し、12O℃で6時間乾
燥して、50gの結晶性金属シリケートを得た。この生
成物の組成比(モル比)はEl、5Na2O43.8(
TPA)z0412O3・82−OSiO2・1.8H
2Oであった。
さらにこの結晶性シリカを空気中550℃で6時間焼成
した後、同シリカ1g当り5m文の1規定硝酸アンモニ
ウム溶液を用いて室温にて一昼夜イオン交換を行なった
0次いで、純水1.51を用いて洗浄を3回行ない、1
2O℃で6蒔間乾燥した後、さらに550℃で6時間乾
燥して結晶性金属シリケートの吸着剤を得た。
i丘鼠1梨1J 水酸化ナトリウム11.18 gを水32Om1に溶解
して得られた溶液に高純度シリカ72.85 gを徐々
に添加し、1時間攪拌してA液を:AS1した。また、
テトラノルマルアンモニウムブロマイド32.4gを水
235℃見に溶解してB液を7JJ製した。
A液にB液を徐々に滴下混合して得られた水性混合物を
61111文のオートクレーブに入れ、攪拌しながら温
度170℃、自己圧力下にて2O時間反応を行なった0
反応混合物を冷却後、濾過した。その後、濾液のpHが
9以下になるまで蒸留水を用いて洗浄・濾過を繰り返し
た。
次いで、12O℃で6時間乾燥して、48gの結晶性金
属シリートを得た。この生成物のモル比(S i 02
 /M2O3 )は32O0であった。
さらに、この結晶性金属シリケートを空気中550℃で
6時間焼成した後、放冷して結晶性金属シリケートの吸
着剤を得た。
i髭晟青1勇1 水150m1、テトラノルマルアンモニウムブロマイド
29.28 g、メタノール50m1からなる溶液にテ
トラメチルオルトシリケー) 187.2 gを加え、
ヘリウム雰囲気下80℃で1時間、加熱しながら攪拌し
てA液を調製した。また、水345℃見に水酸化ナトリ
ウム10.12 gを溶解してB液を調製した。
次いで、12O℃で6時間乾燥して58gの結晶性金属
シリケートを得た。この生成物のモル比(S i 02
 /M2O3 )は10000以上であった。
さらに、この結晶性金属シリケートを空気中に550℃
で6時間焼成した後、放冷して結晶性金属シリケートの
吸着剤を得た。
(実施例1) 前記吸着剤調製例3で得た結晶性金属シリケート吸着剤
2O01gを容alOmMの試験管に入れ。
0.1 Mリン酸緩衝液(pH7,4)2mJlを加え
た。さらに1.2−ブチレンオキサイド3018を加え
て密栓後、所定の温度で1時間振とう攪拌した。その後
、ただちに遠心分離して結晶性金属シリケートと水とを
分離し、水中の残存ブチレンオキサイドをガスクロマト
グラフィーにより定量した。
さらに、遠心分離後の水相を別のマイヤーフラスコに移
した。一方、沈殿した結晶性全屈シリケートに2 m 
lのメタノールを加え、 15℃で10 分間攪拌した
後、遠心分離してメタノール相を集めた。メタノールを
加える操作を2回繰り返し、その後、水相とメタノール
相を混合し、この木−メタノール相中のブチレングリコ
ール、ブチレンオキサイドをガスクロマトグラフィーに
より定量した。結果を第1表に示す。
(以下、余白、) (実施例2) 前記吸着剤調製例1で得た結晶性金属シリケート2O0
霞gを容積10m lの各ネジロ試験管に入れ。
第2表に示した0、1モル緩衝液(pH1,5〜1O)
2+nJlを加えた。さらに1.2ブチレンオキサイド
2O−gを加えて密栓後、振とう攪拌した。その後、試
験管を氷水中で冷却し、4℃で遠心分離を行ない、水相
と結晶性金属シリケートとを分けてから水相中のブチレ
ンオキサイド量をガスクロマトグラフィーにより定量し
た。
次いで、ピペットを用いて静かに水相を取り、マイヤー
フラスコに移した。残った結晶性金属シリケートにメタ
ノール2 m lを加え、密栓後!5℃で30分間振と
う攪拌した。その後、遠心分離により結晶性金属シリケ
ートとメタノール相とを分離した。このメタノール相を
ピペットを用いて静かに取り、先の水相と混合した。さ
らにメタノール2 m lを加え、同様の操作を行ない
、水−メタノール相中のブチレンオキサイド及びブチレ
ンゲリコールをガスクロマトグラフィーにより定量した
。結果を第2表に示す。
(以下、余白、) (実施例3) 前記吸着削調型側3で得た結晶性金属シリケート250
腸gを容JfilOm文の各ネジロ試験管に入れ。
それぞれの試験管に0.1 Mリン#緩衝液(pH7,
4)5m文を加えた。
さらに第3表に示すオキサイドを一定量加えた後、シリ
コンゴムで密栓し、45℃で30分間振とう攪拌した。
その後、試験管を氷水中で冷却し、4℃で遠心分離を行
ない、水相と結晶性金属シリケートとを分けてから水相
中のすキサイド量をガスクロマトグラフィーにより定量
した。
次いで、ピペットを用いて静かに水相を取り、マイヤー
フラスコに移した。残った結晶性金属シリケートにメタ
ノール5 m lを加え、密栓1&30℃で30分間振
とうした。その後、遠心分離により結晶性金属シリケー
トとメタノール相とを分離した。このメタノール相をピ
ペットを用いて静かに取り、先の水相と混合した。さら
にメタノール5mlを加え、同様の操作を行ない、水−
メタノール相中のオキサイド及びグリコールをガスクロ
マトグラフィーにより定量した。結果を第3表に示す。
(以F、余白、) (実施例4) 前記実施例2において前記吸着剤J型側2および3で得
た結晶性金属シリケートを用いたほかは実施例2と同様
に実施して、ブチレンオキサイドの吸着および溶出を調
べた。なお、本実施例においては0.1 Mリン酸緩衝
液(PH7,4)を用いた。
結果を第4表に示す。
第   4   表 (ただし、第4表中、吸着ブチレンオキサイド量は吸着
剤2O(lsg当りの驕を示す、)(実施例5) 前記吸着剤調製例2で得た結晶性金属シリケー) 25
0mgを容Q10m文の各ネジロ試験管に入れ。
それぞれの試験管に0.1Mリン酸緩衝液(pH7,4
)5m文を加えた。これらの各試験管に第5表に示すオ
キサイド類を種々の濃度になるように加え、シリコンゴ
ムで密栓した後、45℃で30分間振とう攪拌した。
その後、試験管を氷水中で冷却し、4℃で遠心分離を行
ない、水相と結晶性金属シリケートとを分けてから水相
中のオキサイド類をガスクロマトグラフィーにより定量
した。結果を第5表に示す。
(以下、余白、) (実施例6) 前記吸着剤調製例1で得た結晶性金属シリケー) 25
0mgを容積10m lの各ネジロ試験管に入れ。
これに0.1 Mグリシン緩衝液(pH9,0) 5 
m文およびエポキシヘキサデカン2O騰gを加えた後、
シリコンゴムで密栓し、60℃で2時間振とう攪拌した
その後、45℃で遠心分離して結晶性金属シリケートを
tert−ブチルメチルエーテル5mJLで洗浄し、水
相およびtart−ブチルメチルエーテル相に含まれる
未吸着のエポキシヘキサデカンをガスクロマトグラフィ
ーにより定量した。
その結語、未吸着のエポキシヘキサデカン1.2■gが
検出された。さらに結晶性金属シリケートにメタノール
5mlを加えてエポキシヘキサデカンを溶出させた結果
、エポキシヘキサデカン18.1腸gが回収され、ヘキ
サデカン1.2−ジオールは0.1■g以下であった。
(実施例7) 前記吸着剤W51例4および5で得た結晶性金属シリケ
ートを用いたほかは前記実施例4と同様にして実施した
。結果を第6表に示す。
第   6   表 (ただし、第6表中、吸着ブチレンオキサイド量は吸着
剤2O0mg当りの量を示す、)(比較例1) 市販無定形シリカ(「シリカゲル」;和光紬薬工業(株
)製)2O01gを容積10mILのネジロ試験管に取
り、0.1 Mリン酸緩衝液(pH7,4) 2 m 
lを加えた後、1.2−ブチレンオキサイド2(lsg
を加えて密栓し、45℃で30分間攪拌した。その後、
該試験管を氷水中で冷却し、4℃で遠心分離を行なって
水相とシリカゲルとを分離した。水相中のブチレンオキ
サイドにを測定した結果、19 、2mgのブチレンオ
キサイドが検出され、オキサイドは吸着されなかった。
(比較例2) 強酸性イオン交換樹脂(商品名「アンバーライトIR−
12OBJ ;ローム−アンド・ハース社!l)230
mgを1規定塩酸および水酸化ナトリウムで洗浄し、続
いて蒸留水を用いてpHが7.5になるまで洗浄を繰り
返した。この樹脂を5mJlメスフラスコに入れ、全量
が5mMになるように蒸留水を加えた0次いで、ブチレ
ンオキサイド2O1gを加え。
さらにマグネットを入れた後、密栓し、45℃で30分
間攪拌した。その後、水中のブチレンオキサイドを定量
したところ、ブチレンオキサイドはわずかじか検出され
ず、ブチレングリコール13.31gが生成していた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オキサイド類を含有する溶液からオキサイド類を
    分離する方法において、結晶性シリカおよび/または結
    晶性金属シリケートを吸着剤として用いることを特徴と
    するオキサイド類の吸着・分離方法。
  2. (2)前記結晶性金属シリケートが、次式;M_2O_
    3・XSiO_2・mH_2O[1](ただし、式[1
    ]中、mH_2Oは結晶の構造水を示し、mはMの種類
    、Xの値などに よって変化する。) で表わされる3価の金属酸化物とケイ素酸化物とから構
    成され、Mが、Al、Ga、B、Fe、In、La、S
    c、Y、Cr、Tiよりなる群から選択される1種もし
    くは2種以上の金属元素である前記特許請求の範囲第1
    項に記載のオキサイド類の吸着・分離方法。
  3. (3)前記結晶性金属シリケートにおける、ケイ素酸化
    物(SiO_2)と3価金属(M_2O_3)の酸化物
    とのモル比(SiO_2/M_2O_3)が10以上で
    ある前記特許請求の範囲第2項に記載のオキサイド類の
    吸着・分離方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105214606A (zh) * 2015-11-03 2016-01-06 中国人民解放军后勤工程学院 一种提高介孔分子筛吸附重金属效能的方法

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