JPS6369268A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPS6369268A
JPS6369268A JP21156886A JP21156886A JPS6369268A JP S6369268 A JPS6369268 A JP S6369268A JP 21156886 A JP21156886 A JP 21156886A JP 21156886 A JP21156886 A JP 21156886A JP S6369268 A JPS6369268 A JP S6369268A
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insulating film
transistor
semiconductor device
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JP21156886A
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English (en)
Inventor
Katsutada Horiuchi
勝忠 堀内
Toru Nakamura
徹 中村
Katsuyoshi Washio
勝由 鷲尾
Yoichi Tamaoki
玉置 洋一
Tetsuya Hayashida
哲哉 林田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置とその製造方法に係り、特に高耐圧
で大電流化に好適な超微細バイポーラ型トランジスタと
その製造方法に関する。
【従来の技術〕
半導体装置(集積回路)の性能を表わす際の基本的な目
安である速度と消費電力は使用するトランジスタの電流
値と、この電流で充放電する必要がある寄生素子をも含
めた素子の静電容量により決定される、所定の電流値に
対して、トランジスタを動作させるのに必要な電力値は
この容量値に比例するので容量値が小さければ小さいほ
どよい。
本願の発明者らは先に、半導体装置の活性領域外を絶縁
膜で分離することにより寄生容量を減少させ、消費電力
が小さく、高速で、占有面積の小さいバイポーラ・トラ
ンジスタ(以降、単にトランジスタと略記する)を開発
し、出願した。(例えば特開昭56−1556号、特開
昭59−40571号公報参照)。第2図は上記特開昭
59−40571号の半導体装置を示す断面図である。
図に於て、1はp型半導体基板、2はn十型埋込み層、
21及び22はn−型エピタキシャル領域、11はP−
型領域で縦型nPnトランジスタの真性ベース領域であ
る。83〜8Sはp十型領域で、83,84は各各様型
pnpトランジスタのエミッタ領域とコレクタ領域、8
5は縦型npnトランジスタのグラフトベース領域であ
る。101は縦型npn トランジスタのn+型エミッ
タ領域、31は活性領域を分離する厚い絶縁膜である。
71,141は横型pnp)’ランジスタのエミッタ取
出し電極、61.1!51は横型pnp)’ランジスタ
のコレクタ取出し電極で縦型npnトランジスタのベー
ス取出し電極を兼ねている。61.71は多結晶シリコ
ン膜141,151は金属硅化物膜(あるいは高融点金
属膜)である。17〜20は金属電極である。第2図で
示されるトランジスタを有する半導体装置に於ては、縦
型npnトランジスタの活性領域以外のベース・コレク
タ間接合、及び横型pnp)’ランジスタの活性領域以
外のベース・コレクタ及びベース・エミッタ間の各接合
がいずれも厚い絶縁膜で置換えられており寄生容量が極
めて低減化されている。したがって高速動作が可能であ
り、かつ構造上素子面積も微細にできる等の利点を有し
ている。さらに能動領域からの取り出し電極が金属硅化
物で構成されているため、多結晶シリコン膜だけによる
取り出し電極構成に比べて内部抵抗が低減され、容量・
抵抗積で表わされる時定数は大幅に改善することができ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記第2図のごとき構造を有する従来のトランジスタに
於て、厚い絶ara31は半導体基板1を反応性イオン
エツチング等により基板表面と垂直方向にエツチングし
た溝部底面を熱酸化することにより形成していた。上記
エツチング形状は熱酸化時に転位等の結晶欠陥が生ずる
のを防ぐため購端部をなめらかな形状にしなければなら
ないが端部のみの制御が不可能であり、微細化を損う等
の問題があった。さらに、上記従来技術τこ於ては能動
領域として作用しないグラフトベース領域85は厚い絶
縁膜31上に形成された多結晶シリコン膜によるベース
引出し電極61からの不純物拡散で形成する。したがっ
て上記引出し電極61端は厚い絶縁膜31端と一致する
か、やや能動領域側にはみ出すため、グラフトベース領
域の形成は能動領域の大幅な減少をもたらし、かつベー
ス・コレクタ間耐圧の低下を引起す等の問題があった。
本発明の目的は微細化しても結晶欠陥発生の問題が生じ
ず、かつグラフトベース領域の形成が能動領域の減少や
ベース・コレクタ間耐圧の低下をもたらさない、したが
って超微細でかつ大電流化が可能なバイポーラトランジ
スタを有する半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は単結晶半導体基板にイオン注入した場合に形成
される非晶質層が熱燗V溶液により極めて選択性よく除
去できる事実を見出したことに基づく。すなわち上記目
的は従来技術における厚い絶縁膜31を形成すべき溝部
形成を従来のドライエツチング法のかわりに上記イオン
注入非晶質層形成技術と非晶質領域の選択除去技術を用
いる事により達成される。非晶質領域の選択除去により
形成された溝部には熱酸化法、あるいは堆積法により絶
縁膜を埋込む。イオン注入により形成される非晶質層は
イオン注入条件の設定により半導体基板内部に形成でき
るので単結晶性が維持されている半導体基板表面部分、
すなわち厚い絶縁膜が埋込まれている上部半漂体基板部
分にグラフトベースを形成すれば前述目的は達成される
〔作用〕
シリコン単結晶基板へのイオン注入による非晶質層形成
現象は公知であり例えばジャーナル・オブ・アプライド
・フイジイクス、57 (1985)第180頁から第
185頁(J、 Appl、 Phys、57(198
5)pp180−185)において論じられている。非
晶質領域は注入イオン種、注入エネルギ、注入量、及び
被注入基板種により一義的に決定され、その再現性、及
び制御精度は現在の半導体製造技術の内でもつとも優れ
たものの一つであり、この点でもドライエツチング技術
に対して優位にある。また、本発明者らは半導体基板上
にマスク材を設け、半導体基板内に選択的にイオン注入
を施した場合、非晶質領域はマスク端に対し、水滴状に
形成されることを透過型電子W1微鐙による断面観察に
より確認した。上記事実は、前述の如くして形成された
非晶質領域を選択的に除去することができれば半導体基
板内の所定深さ領域で、所望寸法だけ横方向に開孔でき
、これによって従来のドライエツチング技術では不可能
であった形状加工を、ドライエツチング技術によるより
もさらに制御性良く実現できることを意味する。
さらに加工溝端部の曲率半径も半導体表面部における開
孔面積に関係なく任意に制御できるので素子の微細化を
損うことなく、結晶欠陥の発生を抑止することができる
選択イオン注入を半導体基板表面領域の噴結晶性を維持
したまま深部で非晶質化する条件で実施した後、イオン
注入マスク端と自己整合に所定膜厚の側壁絶縁膜を残置
し、側壁絶縁膜端より基板表面部分の単結晶領域の選択
除去で非晶質領域の露出及び非晶質領域の選択除去を施
せば半導体基板に逆Ω形状の開孔を形成することができ
る。上記開孔面を絶縁膜で埋込んだ構造に於て、上記埋
込み絶縁膜上に残置される単結晶領域は上記側壁絶縁膜
幅とイオン注入非晶質領域の横方内拡り量により決定さ
れる。したがってグラフトベース領域が上記単結晶領域
内に留まる様に側壁絶縁膜端を設定すれば、イオン注入
マスク直下の半導体基板内に形成されるエミッタ、真性
ベース、コレクタの能動領域はグラフトベースの影響を
うけない構成を実現することができる。さらに逆方向電
圧が印加されるグラフトベースとコレクタ間には厚い埋
込み絶縁膜が存在する為ベース・コレクタ間耐圧を従来
構造に比して大幅に向上させることができる。したがっ
て実効的な能動領域の拡大と相乗されて超微細構造にも
かかわらず大電流化で超高速なトランジスタを実現でき
る。尚、イオン注入により形成される非晶質層は500
℃以上の昇温により結晶性の回復が起るため上記側壁絶
縁膜の形成は500℃程度以下の温度で形成されること
が望ましい。
非晶質層の形成領域と注入イオン分布との関連について
透過電子f!11微鏡による断面W■及び非晶質層1択
除去面の不純物分布測定により評価したが、非晶質領域
除去面には注入不純物の影響はまったく検出されず、不
純物分布領域を越えたさらに幅広い領域が非晶質化され
ていることがわかった。上記は不純物注入により格子を
破2Nされた基板原子がさらに深部の格子を破壊するノ
ックオン幼児によるものと思われる。ヒ記結果は)ψΩ
Ω型溝形成後注注入イオン影響は残らず、したがってい
かなるイオン種でも本発明に適用でき、製j告された半
導体装置に何ら悪影’F%を及ぼさない。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。
説明の都合−Fユ1図面上の要部は拡大して示しである
。また、説明を簡明にするため各部の材質、半導体層の
導電型を規定(第1導電型をn型、反対導電型すなわち
第2の導電型をn型とする)して述べるが材質、導電型
はこれに限定されるものでないことは勿論である。
実施例1 第3図(A)〜(F)は〕・〜発明による半導体装置及
びその製造方法の第1の実施例を示した図である。
p型シリコン基板1上にn÷型埋込み層2を不純物拡散
により選択的に形成し、その後n型シリコンエピタキシ
ャル層23を成長させる。しかる後、全面に薄いシリコ
ン酸化膜とシリコン窒化膜の重合せ膜24.シリコン酸
化膜25.多結晶シリコン膜(または非晶質シリコン膜
)26.及びシリコン窒化膜27を順次形成し、パター
ニングによりトランジスタの能動領域形成部分にのみ上
記多層膜を残置させる。重合せ膜24はパターニングし
ない、28はパターニングに用いたレジスト膜である(
第3図(A))。
しかる後、加速エネルギ300にeV 、注入量I X
 10 ”(:!l−”の条件で燐(P)をイオン注入
しシリコン基板1表面より0.1μm = 0 、5μ
mの深部に非晶質領域29を形成した。その後、レジス
ト膜28を除去してかられずかに燐が添加されたシリコ
ン酸化膜30を0.4μm厚、堆積させた。上記堆積に
はモノシラン(SiHa)の化学気相反応を用い、42
0℃の温度で行った。シリコン酸化膜30の堆積の後反
応性スパッタエツチング法によりシリコン基板1表面と
垂直方向にのみエツチングし、パターニングされたシリ
コン窒化膜27.多結晶シリコン膜26.シリコン酸化
膜25の側壁部にのみ選択的に載置させた、上記シリコ
ン窒化膜(側壁絶縁膜)30をマスクにしてシリコン窒
化膜とシリコン酸化膜の重合せ膜を選択的に除去した(
第3図(B))。
第3図(B)の状態より露出されているシリコン基板1
を約0.1μm除去し非晶質領域29を露出させた。次
に160℃に加熱した燐酸(HsPOa)溶液中に5分
間浸し、非晶質領域29を選択的に除去した。上記工程
中、シリコン窒化膜27はわずかにエツチングされるが
膜厚減少分はあらかじめ堆積時に考慮しておけば何ら問
題は生じない。非晶質領域29と単結晶基板界面に残在
する結晶欠陥面は弗硝酸溶液で軽く除去する。
上記工程により、シリコン基板1に逆Ω形状の開孔が施
されるが開孔面に熱酸化を施し+ 50nm厚のシリコ
ン酸化膜を形成した後、テトラエトキシシラン(Si(
OCzH+、)4)を用いた化学気相反応により0.8
  μmのシリコン酸化膜3を全面に堆積させた。上記
堆積により逆Ω形状開孔部は完全にシリコン酸化膜で埋
込まれた。シリコン酸化膜3の堆積表面の平坦化をさら
に進める為、溶液性絶縁膜を全面に塗布し熱処理により
硬化させた。しかる後、反応性イオンエツチングにより
シリコン基板1表面と垂直方向に塗布絶縁膜、及びシリ
コン酸化膜3をエツチングし、逆Ω形状開孔部にのみシ
リコン酸化膜3を残置させた。この状態より、0.3μ
m厚のシリコン酸化膜5を再び堆積し、反応性イオンエ
ツチングによる垂直方向エツチングを再び施し、パター
ニングされたシリコン窒化膜27.多結晶シリコン膜2
6.シリコン酸化膜25の側壁にのみ選択的に残置させ
た。尚、上記側壁残置のシリコン酸化膜5は多結晶シリ
コン膜26側面の熱酸化により形成してもよい(第3図
(C))。
第3図(C)の状態より、逆Ω形開孔部上部に露出して
いるシリコン窒化膜とシリコン酸化膜の重合せ膜24を
除去した後、全面に0.3μm厚の多結晶シリコン膜(
あるいは非晶質シリコン膜)35の全面堆積と、上記膜
中へ高濃度の硼素(B)イオン注入を行った。続いて、
ホトレジスト膜36(例えばシップレイ社製AZ135
0J )を厚さ1.5μm塗布し、凹部領域よりやや狭
くパターニングする。次にホトレジスト膜37(例えば
東京応化製0MR83)を厚さ1.5μm塗布する。
この時ホトレジスト膜37は凸形部類域とホトレジスト
膜36との溝内に入り込み、さらにそれらの上部にも塗
布されるため、塗布後の表面は平坦になる(第3図(D
))。
次に酸素ガス雰囲気でホトレジスト膜37をドライエツ
チングし、凸形部領域上の多結晶シリコン膜35が露出
したところでホトレジスト膜のエツチングを停止する。
次に多結晶シリコン膜35を反応性スパッタエツチング
法により除去すると凸形部領域上及び同側面部上部の多
結晶シリコン膜35が除去される。続いてホトレジスト
膜36゜及び37を除去し、凹形部領域上の多結晶シリ
コン膜6.及び7を露出させ、その熱酸化によりシリコ
ン酸化膜13を形成した。上記熱酸化により先たち、多
結晶シリコン膜6、及び7内に添加されている硼素の活
性化と横型pnp)’ランジスタのエミッタ領域8及び
コレクタ領域81.縦型npnトランジスタのグラフト
ベース領域82の形成のための熱処理を別途実施しても
よい。
次に縦型npnトランジスタのコレクタ電極取り出し予
定領域上のシリコン窒化膜27.多結晶シリコン膜26
.シリコン酸化膜25、及びシリコン酸化膜とシリコン
窒化膜の重合せ膜24を選択的に除去し、同領域へ燐の
高濃度イオン注入とその活性化熱処理によりn−エピタ
キシャル層23をn十化させ、n十埋込み層2と接続さ
せた。
次に縦型npnトランジスタのエピツタ領域形成予定領
域上のシリコン窒化膜27.多結晶シリコン膜26.シ
リコン酸化膜25、及びシリコン酸化膜とシリコン窒化
膜の重合せ膜24を選択的に除去し、同除去領域への硼
素イオン注入とその活性化熱処理によりp−型の真性ベ
ース領域9を形成した0次に全面に多結晶シリコン膜(
又は非晶質シリコン膜)11を堆積させ、砒素イオンl
五人を施した後、縦型npnトランジスタのエミッタ領
域及びコレクタ領域部以外の多結晶シリコン膜を選択的
に除去した0次に上記注入イオンの活性化と拡散の為の
熱処理を施し、エミッタ領域10を形成した。尚、真性
ベース領域9形成の為の熱処理は省略し、エミッタ領域
10形成熱処理で代用してもさしつかえない(第3図(
E))。
第3図(E)の状態より、燐をわずかシこ添加したシリ
コン酸化膜16を全面に堆積させ、横型pnp)’ラン
ジスタのエミッタ引出しffi横71W型npn)ラン
ジスタのベース引出し1嘱6.エミッタ引出し1′t!
極11.及びコレクタ引出し電極に対応する各々の多結
晶シリコン膜上のシリコン酸化膜13及び16に開孔を
設けた。しかる後、全面にアルミニウム(AQ)膜の蒸
着と所望回路構成に基づく選択加工により、横型Pnp
トランジスタのエミッタ電極17.縦型npnトランジ
スタのベース電極18.エミッタ電極19、及びコレク
タ電極20を含む種々の金属電極及び金属配aWIを形
成した(第3図(F))。
上記の製造工程を経て本実施例の半導体装置が製造され
るが、本実施例に基づく縦型npnトランジスタ断面と
透過型電子顕微鏡で観察したところエミッタ接合幅1μ
mの素子に於て、グラフト・ベース領域82はエミッタ
領域とまったく重複しておらず能動領域の最小幅はエミ
ッタ接合幅で決定されていることが判明した。一方、従
来方法によるトランジスタに於ては同一エミッタ寸法に
対し、グラフトベースが片側0.2av+ずつ真性ベー
ス側に侵入してきており、能動領域の最小幅は真性ベー
ス幅(0,6μm)で決定されており、本実施例に基づ
けば能動領域の最小幅をほぼ倍に改善できることが判明
した。さらに本実施例に基づく縦型npnトランジスタ
のグラフトベース・コレクタ間間隔は埋込みシリコン酸
化膜3形状の効果で従来構造に比べて実効的にほぼ2倍
程度あけることができた。上記構造上の改善の結果、ベ
ース・コレクタ間耐圧を従来(約5V)に比して8vも
向上することができた。上記耐圧向上結果確認の基に、
n−エピタキシャル層23を従来構造の一倍の厚さに設
定した本実施俯に基づ< npnトランジスタに於ては
ベース・コレクタ間耐圧は7vに低下したが電流密度を
従来比で2.5倍も増大させることができた。また本実
施例に基づいて製造したECL (エミッタ・コレクタ
 ロジック: Emitter Co11ecter 
Logic )サングオシレータによる遅延時間を測定
したところ従来(60ps)に比して格段に高速(40
ps)の特性が得られた。
上記の特性は従来構造に比較して本実施例に基づ<np
nトランジスタのグラフト・ベースが能動領域に侵入し
ておらず、したがって実効的な能動領域の拡大と、n−
エピタキシャル層厚の低減がグラフトベース・コレクタ
間耐圧特性向上により可能になった為と考えられる。
実施例2 第1図は本発明の半導体装置の第2の実施例を示す図で
ある。前記実施例1に於て、縦型npnトランジスタの
ベース引出し電極6形成工程の前にエミッタ、及びコレ
クタ形成予定領域上のシリコン酸化膜25.多結晶シリ
コン膜26.シリコン窒化膜27、及びシリコン窒化膜
とシリコン酸化膜の重合せ膜24を選択的に除去し、同
除去領域に真性ベース領域9形成の為の硼素イオン打込
みとその活性化熱処理を施した後、多結晶シリコン膜1
1及びタングステン硅化物膜(WSizと略記する)1
2の二層導電膜よりなるエミッタ及びコレクタ引出し電
極を選択的に形成した。上記多結晶シリコン膜11また
はWSiz[には砒素をあらかじめイオン注入したが、
上記電極加工後、熱処理によりエミッタ領域10を拡散
させた。尚、npn縦型トランジスタのコレクタ領域に
関しては絶縁膜24,25.27及び多結晶シリコン膜
26の選択除去の後フォトレジスト膜をマスクにしてコ
レクタ形成予定領域のみに燐イオンを高エネルギーで注
入し、活性化熱処理を加えてn十埋込み層2と接続した
。エミッタ引出′し電極11及び12の形成、及びエミ
ッタ領域10の形成の後、全面にシリコン酸化膜13を
堆積させ、グラフトベース形成予定領域部を選択的に開
孔し、前記実施例1に従って縦型npnトランジスタの
ベース引出し電I7@6とグラフトベース領域82.横
型pnpトランジスタのエミッタ引出し電極7とエミッ
タ領域8、及びコレクタ領域81を形成した。
しかる後ベース引出し電極6に一部接続され、かつエミ
ッタ領域10上のシリコン酸化膜13上にも一部延在す
るごとく第2の多結晶シリコン膜を薄く、選択的に形成
した。この状態より六弗化タングステン(WFe)によ
る化学気相反応によりタングステン(W)膜14及び1
5を露出されている多結晶シリコン膜6及び7上に選択
的に堆積した。しかる後シリコン酸化膜16の全面堆積
工程、及びその所望部への開孔とAQによる金属電極1
7〜20の形成を前記実施例1に従って実施した。
上記の製造工程を経て製造された半導体装置に於てはエ
ミッタ領域10の形成以降にグラフトベース領域82を
形成するので前記実施例1に基づくトランジスタに比し
てもグラフトベースの伸びを低減できる。したがってベ
ース・コレクタ間耐圧の向上、又はn−エピタキシャル
層21の一層の薄型化が可能になった。さらにベース引
出し電極、及びエミッタ引出し電極部に高融点金属膜1
5.2は金属砒化物12を重合せたことによりベース・
エミッタ抵抗rbb’は20Ωと従来のものの約171
0に低減された。本実施例に基づいて製造された4コレ
クタを有するI”L  (インテグレーテッド インジ
ェクションロジック:IntegratCd Inje
ction Log、Lc)の速度t1は従来のもの(
特開昭59−40571号公報参照)が500PSであ
ったが本実施例に基づけば大電化、及びrbb’の低減
化に伴って120PSと格段に達成され、従来不可能で
あった4コレクタ以上を有する超高速のPLA (プロ
グラマブル ロジックアレイ: Programmab
le Logic Array)が実現できた。
前記実施例1に基づく半導体装置の場合も同様であるが
、埋込み酸化膜3形成工程に於て転位等の結晶欠陥は能
動領域の微細化にもかかわらず透過型電子顕微鏡による
断面a察によれば皆無であった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、グラフトベース
を逆Ω形状に埋込まれた厚い絶縁膜上の薄い単結晶領域
に形成できるので上記ノブい絶縁:摸側部に構成される
コレクタ領域との実効的な間隔を微細化にもかかわらず
はなすことができる。したがってベース・コレクタ間耐
圧値を所望値以上に設計する場合はn−エピタキシャル
層をより薄型化できる。かつグラフトベース領域を真性
ベース側に侵入させることもないので能動領域は従来構
造に比して大幅に拡大することができる。上記構成によ
り電流密度は従来構造に比して約2.5倍も増加するこ
とができ、超微!!I構造でかつ超高速なトランジスタ
を実現することができる。
さらに本発明によればグラフトベース下にtl;成され
る厚い絶縁膜領域はイ万ン注六法による非晶質領域で決
定されるので逆Ω形状の曲率半径は素子の微細化と関連
なく自由に設定できる。したがって製造工程中の熱処理
による転位等の結晶欠陥の発生を防止できる効果がある
さらに本発明によれば上記逆Ω形状の加工に用いるイオ
ン注入種はイオン注入後、ただちに除去され、後に何の
履歴も残さない。したがって、イオン注入可能なあらゆ
るイオン種、例えばHe 。
Ne、B、C,N、09Sit P+ S、 GetA
s、やAu、W、Go、Ni、Cu、等何であっても所
望の注入条件の設定により選定でき、逆Ω形状を任意に
制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第2の実施例を示す断面図、第2図は
従来の半導体装置の一例を示す断面図、第3図(A)〜
(F)は本発明の第1の実施例を示す断面図、第4図は
本発明の第1〜第2の実施例の半導体装置の等価回路を
示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、単結晶半導体基板内に第1の導電型を有する第1の
    領域と、該第1の領域に隣接し第1の導電形と反対導電
    型の第2の導電型を有する第2の領域と、該第2の領域
    に隣接し第1の導電型を有する第3の領域を有し、該第
    2の領域は低不純物濃度を有する領域と高不純物濃度を
    有し電極と接続される領域とで構成される半導体装置に
    於て、該高不純物濃度を有する領域は絶縁膜上に構成さ
    れ、かつ該絶縁膜の端部は該絶縁膜の膜厚以上を直径と
    する曲率半径で近似される形状を有することを特徴とす
    る半導体装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の半導体装置に於て、該
    第2の領域に接続される電極は半導体薄膜又は金属硅化
    膜、あるいはそれらの重合せ膜により構成され、第1の
    領域上で金属配線と直接又は間接的に接続されたことを
    特徴とする半導体装置。 3、単結晶半導体基板内に第1の導電型を有する第1の
    領域と、該第1の領域に隣接し第1の導電形と反対導電
    型の第2の導電型を有する第2の領域と、該第2の領域
    に隣接し第1の導電型を有する第3の領域を有し、該第
    2の領域は低不純物濃度を有する領域と高不純物濃度を
    有し電極と接続される領域とで構成され、該高不純物濃
    度を有する領域は絶縁膜上に構成され、かつ該絶縁膜の
    端部は該絶縁膜の膜厚以上を直径とする曲率半径で近似
    される形状を有する半導体装置の製造方法において、該
    絶縁膜は、単結晶半導体基板へのイオン注入工程と該注
    入により非晶質化された領域を選択的に除去する工程を
    経た後、該除去領域の少なくとも一部を埋めるごとく形
    成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5047823A (en) * 1989-05-11 1991-09-10 Siemens Aktiengesellschaft Circuit structure having a lateral bipolar transistor and its method of manufacture

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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