JPH11354530A - バイポーラ型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

バイポーラ型半導体装置およびその製造方法

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JPH11354530A
JPH11354530A JP15579298A JP15579298A JPH11354530A JP H11354530 A JPH11354530 A JP H11354530A JP 15579298 A JP15579298 A JP 15579298A JP 15579298 A JP15579298 A JP 15579298A JP H11354530 A JPH11354530 A JP H11354530A
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JP
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polycrystalline silicon
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type polycrystalline
type
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Akihiro Sawairi
明弘 澤入
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース層を選択的エピタキシャル成長によっ
て形成する自己整合バイポーラトランジスタで、真性ベ
ースと電極ポリシリコンとの接続抵抗を低減する。 【解決手段】 ひさし状の構造を有するベース電極用多
結晶シリコン層8の開口側壁下部および側面に多結晶シ
リコン層13を選択的に成長させ、真性ベース層12と
接続させる際、多結晶シリコン層8を上部の絶縁層より
も多結晶シリコン層13の厚みの1/2以上サイドエッ
チさせることにより、低ベース抵抗と十分な耐圧を有す
るバイポーラトランジスタを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ型半導
体装置に関し、特に、真性ベースと引き出し電極との接
続抵抗を低減した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバイポーラトランジスタの例が公
開特許公報平05−235017に開示されている。こ
れを図3に示す。
【0003】開示された従来のバイポーラトランジスタ
は、抵抗率が10〜20Ω・cmでありかつ(100)
面方位を有するp- 型シリコン基板101の表面に、n
+ 型埋込層102およびチャネルストッパ用のp+ 型埋
込層103を有し、それらの上に濃度約1×1017cm
-3、厚さ約0.4μmのn型シリコンエピタキシャル層
104を有し、素子間を分離するためのロコス層10
5、コレクタ電極引き出し用としてのn+ 型リン拡散層
109、ベース電極用多結晶シリコン層108とエピタ
キシャル層とを分離するシリコン窒化膜106a、p型
3×1018cm-3、厚さ60nm(ナノメータ)の単結
晶シリコン真性ベース層112、真性ベース層112と
多結晶シリコン層108とを接続する多結晶シリコン膜
113およびn型不純物が添加された単結晶エミッタ1
16とを有する。ベース、エミッタおよびコレクタ領域
は各々ベース電極用多結晶シリコン層108、コレクタ
電極用多結晶シリコン層107およびエミッタ用多結晶
シリコン層115を有し、金属電極と電極用多結晶シリ
コンとを分離しているシリコン酸化膜110aを介して
Al系電極117を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では、ベ
ース電極用多結晶シリコン層108と真性ベース層11
2を接続する眞性ベース引出し用多結晶シリコン層11
3はベース電極用多結晶シリコン層108の底面および
側面に設けられているが、多結晶シリコン層108側面
全面に設けていないため、接続抵抗が充分に小さくなら
ない。また、真性ベース層112との接続は、主に多結
晶シリコン層113の下部のみでなされ、この領域は面
と面が接触することにより接続されるため、成長膜厚の
不均一性に基因して一部でしか接触しておらず、接触抵
抗が充分に小さくならないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
真性ベース層および接続用p+型多結晶シリコン膜を選
択的に成長させる際に、ベース電極用p+型多結晶シリ
コン層の側面全体を露出し、さらに上部のシリコン窒化
膜等の絶縁層の側面よりも後退させ、接続用p +型多結
晶シリコン膜は、真性ベース層と側面および底面にて接
続され、またp+型多結晶シリコン膜側面での接続幅を
広くするために、ベース電極用p+型多結晶シリコン膜
の下部にあるシリコン酸化膜等の絶縁膜を従来の技術よ
りも薄くするものである。
【0006】すなわち、本発明は、ベース電極用p+
多結晶シリコン層が接続用p+型多結晶シリコン膜を介
して眞性ベース層と接続されるバイポーラ型半導体装置
において、該p+型多結晶シリコン層の側面を該p+型多
結晶シリコン層上部に形成された第2の絶縁膜の側面位
置より後退させ、該p+型多結晶シリコン層の全側面と
+型多結晶シリコン層下部の第1の絶縁膜とにより形
成されるひさし状構造部分に、該p+型多結晶シリコン
膜が形成されてなるバイポーラ型半導体装置である。
【0007】上記した本発明において前記第二の絶縁膜
よりの後退量が前記接続用p+型多結晶シリコン膜の膜
の厚みの1/2以上であることが好ましい。
【0008】上記または前記において、第一の絶縁膜が
シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜、あるいはこれら
の複合膜であることが好ましい。
【0009】上記または前記において、第二の絶縁膜が
シリコン窒化膜またはシリコン酸化膜、あるいはこれら
の多層膜であることが好ましい。
【0010】本発明は更に、n型半導体層上に第一の絶
縁膜、p+型多結晶シリコン層および第二の絶縁膜を順
次形成する工程と、PRにより第二の絶縁膜とp+型多
結晶シリコン層の一部を順次異方性エッチングし開口を
形成する工程と、p+型多結晶シリコン層の側面をエッ
チングして第2の絶縁膜の側面位置より後退させる工程
と、前記第一の絶縁膜を等方性エッチングし前記n型半
導体層表面を露出し、かつ第一の絶縁膜側面をp+型多
結晶シリコン層の側面より後退させてひさし状構造部分
を形成させる工程と、選択的結晶成長法によりn型半導
体層表面に眞性ベース層を成長させ、かつ開口内に露出
したp+型多結晶シリコン層の全側面および底面にp+
多結晶シリコン膜を成長させ、かつ前記n型半導体層が
前記p+型多結晶シリコン膜の底面と側面とで接続され
るように形成する工程と、前記開口内の前記第二の絶縁
膜および前記p+型多結晶シリコン膜の側面にシリコン
酸化膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導
体装置の製造方法をも提供するものである。
【0011】前記第二の絶縁膜よりの後退量が前記接続
用p+型多結晶シリコン膜の膜の厚みの1/2以上であ
ることが好ましい。
【0012】第一の絶縁膜がシリコン酸化膜またはシリ
コン窒化膜、あるいはこれらの複合膜であることが好ま
しい。
【0013】第二の絶縁膜がシリコン窒化膜またはシリ
コン酸化膜、あるいはこれらの多層膜であることが好ま
しい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、n型半導体層である
n型シリコン層4上に第一の絶縁膜であるシリコン酸化
膜6、ベース電極用半導体膜であるp+型多結晶シリコ
ン層8、第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜10を順次
形成し(例えば図2の(a)参照)、PRおよび異方性
エッチングにより第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜1
0およびp+型多結晶シリコン層8の一部を除去する。
【0015】次に、p+型多結晶シリコン層8の全側面
を第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜10の側面よりも
後退させることにより、真性ベース層12を選択的に成
長させる際にp+型多結晶シリコン層8の全側面に同時
に形成されるp+型多結晶シリコン膜13が開口内部に
過度に飛び出さないようにする。シリコン窒化膜の側面
より後退させる量は、好ましくはp+型多結晶シリコン
膜13の膜厚の1/2以上、より好ましくは膜厚と同程
度の後退をさせる。過度の後退は電極までの抵抗が大き
くなり、不都合が生じる。
【0016】その後、第一の絶縁膜であるシリコン酸化
膜6を等方性エッチングすることによりn型シリコン層
4を露出し、かつp+型多結晶シリコン層8の下部にひ
さし状構造部分を形成し、その後選択的結晶成長を行う
ことにより、n型シリコン層4表面にボロンを含む真性
ベース層12を形成し、同時にp+型多結晶シリコン層
8の露出した全側面および下部にp+型多結晶シリコン
膜13を形成する。
【0017】真性ベース層12の上面とp+型多結晶シ
リコン膜13の底面は成長途中で接触し、更に成長する
ことでp+型多結晶シリコン膜13と真性ベース層であ
るp+型多結晶シリコン層8表面が界面を挟むことなく
連続し、確実に接続される。これにより、接続により生
じるベース抵抗を更に低減することができる。
【0018】p+型多結晶シリコン層8は、単結晶でも
よく、また、高融点金属シリサイド層等の950℃程度
の耐熱性を有する低抵抗膜との複合膜でもよい。
【0019】第一の絶縁膜であるシリコン酸化膜6と第
二の絶縁膜であるシリコン窒化膜10の構成は、第一の
絶縁膜であるシリコン酸化膜6を等方性エッチングする
際に第二の絶縁膜であるシリコン窒化膜10がほとんど
エッチングされないようにする。第一の絶縁膜であるシ
リコン酸化膜6は少なくとも表面がシリコン酸化膜、第
二の絶縁膜であるシリコン窒化膜10は少なくとも表面
がシリコン窒化膜となるようにするのが一般的である
が、他の構成も可能である。
【0020】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0021】実施例1 図1は本発明の第一の実施例となる半導体装置の縦断面
図である。npn型バイポーラトランジスタについて説
明するが、pnp型についても同様である。
【0022】本発明の半導体装置は、抵抗率が10〜2
0Ω・cmであり、(100)面方位のp- 型シリコン
基板1表面にn+ 型埋込層2およびチャンネルストッパ
となるp+ 型埋込層3を有し、それらの上に濃度約1×
1017cm-3、厚さ約0.4μmのn型シリコン層4を
有し、n型シリコン層4表面から半導体基板に達する酸
化膜のロコス層5を部分的に有する。
【0023】第一の絶縁膜であるシリコン酸化膜6がn
型シリコン層4およびロコス層5上に設けられており、
ロコス層のない領域に部分的に設けられた開口の一方に
コレクタ電極となるn+ 型多結晶シリコン層7を有し、
+ 型多結晶シリコン層7と接するn型シリコン層4の
表面から下方にn+ 型シリコン領域9を有する。
【0024】他方の開口の周囲上部には、開口から一定
の長さだけ開口上に水平に突き出したベース電極用p+
型多結晶シリコン層8を有し、その上にp+ 型多結晶シ
リコン層8よりも開口上に水平に突き出した第二の絶縁
膜であるシリコン窒化膜10を有する。
【0025】開口内部のn型シリコン層4上にはボロン
濃度が約3×1018cm-3、厚さが約60nmである真
性ベース層12を有し、p+ 型多結晶シリコン層8の全
側面および底面に設けられたp+ 型多結晶シリコン膜1
3の底面および側面と接続されている。
【0026】真性ベース層12の周囲の開口側面には真
性ベース層12に接するシリコン酸化膜14を有し、シ
リコン酸化膜14によって形成された開口内の真性ベー
ス層12表面にエミッタ16を有し、その上部にn+
多結晶シリコン層15を有し、n+ 型多結晶シリコン層
7およびp+ 型多結晶シリコン層8の上部に部分的に設
けられた開口部内、およびn+ 型多結晶シリコン層15
上にAl系電極17を有する。
【0027】次に、図2を用いて本発明の第1の実施例
となる半導体装置の主要な作製工程を示す。
【0028】図1に示すp- 型シリコン基板1にヒ素を
拡散させたn+ 型埋込層2、およびボロンを拡散させた
+ 型埋込層3を形成後、エピタキシャル成長によりn
型半導体(n型シリコン層4)を形成し、窒化膜とPR
による選択酸化法によりロコス層5を形成する。その
後、厚さ約40nmのシリコン酸化膜6を成長し、コレ
クタ電極を形成する領域のみシリコン酸化膜6を開口す
る。
【0029】次に厚さ約200nmの多結晶シリコン層
8を成長後PRによりコレクタ電極およびベース電極と
なる部分を形成し、コレクタ電極部にはリンを、ベース
電極部にはボロンをイオン注入し、全面にシリコン窒化
膜10を形成後、熱処理を施すことでコレクタ電極とな
るn+ 型多結晶シリコン層7下部にn+ 型シリコン領域
9を形成する。
【0030】次に、p+ 型多結晶シリコン層8上にPR
を施し、異方性エッチングによりシリコン窒化膜10お
よびp+ 型多結晶シリコン層8に開口を設ける(図2
(a))。
【0031】次に、p+ 型多結晶シリコン層8を等方性
エッチングすることによりp+ 型多結晶シリコン層側面
位置をシリコン窒化膜10の側面位置より後退させ、次
いで希釈弗酸液を用いて酸化膜をエッチングすることに
よりn型シリコン層4を露出させ、更にp+ 型多結晶シ
リコン層8下部にひさし状構造部分を設ける(図2
(b))。p+ 型多結晶シリコン層8を後退させる方法
の例としては、等方性プラズマガスにさらす方法、弗酸
と硝酸の混合液で等方性エッチングする方法がある。
【0032】次に、ガスソースのSiMBE(分子線エ
ピタキシー)または超高真空CVD(UHV/CVD)
技術により選択的結晶成長を行う。その結果、n型半導
体層(n型シリコン層4)表面に真性ベース層12、p
+ 型多結晶シリコン層8全側面および底面にp+ 型多結
晶シリコン膜13が形成される。この際、成長途中で真
性ベース層12とp+ 型多結晶シリコン膜13が接触
し、更に真性ベース層12を成長させることでp+型多
結晶シリコン膜側面と真性ベース層表面が界面を挟むこ
となく連続し、確実に接続される。また、p+ 型多結晶
シリコン層8の全側面に成長したp+ 型多結晶シリコン
膜13(図2(c))の選択的結晶成長の一例として
は、ガスソースSiMBEによる場合は基板温度560
℃、Si2 6 :70sccm程度である。
【0033】次に、全面にシリコン酸化膜を形成後、異
方性エッチングにより開口内側壁にシリコン酸化膜14
を形成する。次いで開口内シリコン表面に選択的に多結
晶シリコンを成長させ、ヒ素をイオン注入し熱処理する
ことでn+ 型多結晶シリコン層15が形成され、更にそ
れからヒ素が真性ベース層12へと拡散してエミッタ1
6が形成される(図2(d))。次にシリコン窒化膜1
0にコンタクト開口後、各電極用多結晶シリコン層上に
Al系電極17を形成することで図1の半導体装置を実
現できる。
【0034】p+ 型多結晶シリコン層8の後退量は、p
+ 型多結晶シリコン膜13の側面への成長量の1/2以
上が好ましく、より好ましくは成長量と同程度を後退さ
せる。この際、p+ 型多結晶シリコン膜13はp+ 型多
結晶シリコン層8の全側面に露出したシリコン結晶の面
方位によって厚さにばらつきが出るが、所望の膜厚に応
じてp+ 型多結晶シリコン層8を後退させることによ
り、開口内部に多結晶シリコン膜が過度に飛び出すこと
を押さえ、開口寸法を安定化させることができ、また、
シリコン酸化膜14の寸法を安定させることができるこ
とから、エミッタ−ベース間耐圧を安定化できる。
【0035】実施例2 この実施例は、シリコン窒化膜10の代わりにシリコン
酸化膜を用いる場合である。この場合には、シリコン酸
化膜6の代わりに、下部をシリコン酸化膜6、上部をシ
リコン窒化膜6aの二層構造とし、図2(b)において
シリコン酸化膜6を等方性エッチングする代わりにシリ
コン窒化膜6aを等方性エッチングし、その後露出した
シリコン酸化膜をエッチングすることにより、シリコン
酸化膜10aのエッチング量を最小限にとどめることが
できる。
【0036】また、本発明では、エミッタ16を真性ベ
ース層12と同様に選択的にエピタキシャル成長しても
よい。
【0037】また、p+ 型多結晶シリコン層8上をその
上面にWSi(タングステンシリサイド)層等の950
℃以上の耐熱性を有する膜を形成した2層構造とするこ
とでベース電極の抵抗を低減できる。
【0038】
【発明の効果】以上に示したように、本発明によれば、 (1)ベース引き出し抵抗を充分に低減できる。シリコ
ン酸化膜6を更に薄くすれば側面での接続が更に増え、
更に抵抗を下げることができ、また、シリコン酸化膜6
のサイドエッチを少なくすることができるためベース−
コレクタ接合面積が小さくなり小型化、低容量化も同時
に実現できる。 (2)ベース電極側面を上部の窒化膜より後退させてい
るため、ベース電極側面からのポリ成長厚が面方位によ
りばらつきが生じても、エミッタ寸法やエミッタ−ベー
ス間耐圧に影響を与えないため、安定したトランジスタ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例による半導体装置の縦断
面図。
【図2】本発明の第一の実施例作製方法を示す主要工程
の断面図。
【図3】従来技術の半導体装置を示す断面図。
【符号の説明】
1 p- 型シリコン基板 2 n+ 型埋込層 3 p+ 型埋込層 4 n型シリコン層 5 ロコス層 6 シリコン酸化膜 6a シリコン窒化膜 7 n+ 型多結晶シリコン層 8 p+ 型多結晶シリコン層 9 n+ 型シリコン領域 10 シリコン窒化膜 10a シリコン酸化膜 11 シリコン酸化膜 12 真性ベース層 13 p+ 型多結晶シリコン膜 14 シリコン酸化膜 15 n+ 型多結晶シリコン層 16 エミッタ 17 Al系電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース電極用p+型多結晶シリコン層が
    接続用p+型多結晶シリコン膜を介して眞性ベース層と
    接続されるバイポーラ型半導体装置において、該p+
    多結晶シリコン層の側面を該p+型多結晶シリコン層上
    部に形成された第2の絶縁膜の側面位置より後退させ、
    該p+型多結晶シリコン層の全側面とp+型多結晶シリコ
    ン層下部の第1の絶縁膜とにより形成されるひさし状構
    造部分に、該p+型多結晶シリコン膜が形成されてなる
    バイポーラ型半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の絶縁膜よりの後退量が前記接
    続用p+型多結晶シリコン膜の膜の厚みの1/2以上で
    あることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 第一の絶縁膜がシリコン酸化膜またはシ
    リコン窒化膜、あるいはこれらの複合膜であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 第二の絶縁膜がシリコン窒化膜またはシ
    リコン酸化膜、あるいはこれらの多層膜であることを特
    徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 n型半導体層上に第一の絶縁膜、p+
    多結晶シリコン層および第二の絶縁膜を順次形成する工
    程と、PRにより第二の絶縁膜とp+型多結晶シリコン
    層の一部を順次異方性エッチングし開口を形成する工程
    と、p+型多結晶シリコン層の側面をエッチングして第
    2の絶縁膜の側面位置より後退させる工程と、前記第一
    の絶縁膜を等方性エッチングし前記n型半導体層表面を
    露出し、かつ第一の絶縁膜側面をp+型多結晶シリコン
    層の側面より後退させてひさし状構造部分を形成させる
    工程と、選択的結晶成長法によりn型半導体層表面に眞
    性ベース層を成長させ、かつ開口内に露出したp+型多
    結晶シリコン層の全側面および底面にp+型多結晶シリ
    コン膜を成長させ、かつ前記n型半導体層が前記p+
    多結晶シリコン膜の底面と側面とで接続されるように形
    成する工程と、前記開口内の前記第二の絶縁膜および前
    記p+型多結晶シリコン膜の側面にシリコン酸化膜を形
    成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記第二の絶縁膜よりの後退量が前記接
    続用p+型多結晶シリコン膜の膜の厚みの1/2以上で
    あることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 第一の絶縁膜がシリコン酸化膜またはシ
    リコン窒化膜、あるいはこれらの複合膜であることを特
    徴とする請求項5または6に記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 第二の絶縁膜がシリコン窒化膜またはシ
    リコン酸化膜、あるいはこれらの多層膜であることを特
    徴とする請求項5〜7の何れかに記載の半導体装置の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002013252A1 (de) * 2000-08-09 2002-02-14 Infineon Technologies Ag Verfahren zur herstellung eines bipolartransistors
JP2008112939A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造方法

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