JP2809025B2 - バイポーラトランジスタ - Google Patents

バイポーラトランジスタ

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JP2809025B2
JP2809025B2 JP1298293A JP1298293A JP2809025B2 JP 2809025 B2 JP2809025 B2 JP 2809025B2 JP 1298293 A JP1298293 A JP 1298293A JP 1298293 A JP1298293 A JP 1298293A JP 2809025 B2 JP2809025 B2 JP 2809025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイポーラトランジスタ
に係わり、特に集積度を向上しかつエミッタ−ベース間
の寄生容量を低減したバイポーラトランジスタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ集積回路の集積度を向上させ
高速化を実現するために種々のバイポーラトランジスタ
が提案されている。そのなかで、1990年10月16
日発行の米国特許第4,963,957号にはエミッタ
領域とグラフトベース領域とを自己整合で形成し、かつ
+ 型コレクタ埋込層に直接コレクタ引き出し導電体を
接続する技術が開示されている。すなわちN+ 型コレク
タ埋込層にN+ 型拡散層を接続してコレクタを引き出し
ていた慣習的なバイポーラトランジスタから脱却して、
素子分離に用いていたトレンチ構造をコレクタ引き出し
部に採用し、N+型コレクタ埋込層の外周側面にトレン
チ内の低抵抗の導電体を基板内部で接続したバイポーラ
トランジスタが同米国特許に提案されている。これによ
りコレクタ抵抗が低減されそれだけバイポーラトランジ
スタの動作は高速化される。
【0003】図4(A)および図4(B)を参照して従
来技術のバイポーラトランジスタを説明する。P型シリ
コン基体1上にN+ 型コレクタ埋込層14を介してN型
コレクタ領域16が形成され、主面40とN型コレクタ
領域16との間にP型真性ベース領域11が形成されて
いる。P型真性ベース領域11の全外周に接してP+
グラフトベース領域13がリング状に形成され、またP
型真性ベース領域11内にN+ 型エミッタ領域12が形
成されている。そしてP+ 型グラフトベース領域13を
囲んでN+ 型コレクタ埋込層14に達するトレンチ15
がリング状に形成され、その内壁上に絶縁膜32が形成
され、絶縁膜32を選択的に除去して得られたコンタク
ト部31においてN+ 型コレクタ埋込層14に接続する
導電体17がコレクタ引き出し導電体としてトレンチ1
5を充填している。
【0004】次に図4(A)を参照して上記バイポーラ
トランジスタにおける各寸法を例示する。 まずW=
1.0μm,L=5μmとするとエミッタ領域12の面
積はW×L=5.0μm2 となる。そしてその周囲を幅
E=0.2μmのP型真性ベース領域11の部分を介し
て、幅F=0.3μmのP+ 型グラフトベース領域13
が囲み、さらにその周囲を幅T=1.0μmのトレンチ
15が囲んでいる。
【0005】したがってフィールド酸化膜等の素子分離
領域2より区画された1個のバイポーラトランジスタ形
成領域10の面積X1 ×Y1 は、X1 =W+2×(E+
F+T)から4.0μm、Y1 =L+2×(E+F+
T)から8.0μmであるからX1 ×Y1 =32.0μ
2 となる。またグラフトベース領域13に対向してい
るエミッタ領域12の外周18の長さは2×(L+W)
から12μmとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来は、
エミッタ領域の電流分布に着目してエミッタ領域とコレ
クタ引き出し部との関係を言及することはなされていな
かったので、エミッタ−ベース間の寄生容量を低減して
さらに高速動作を実現することや一段と集積度を向上す
ることに限界を生じていた。
【0007】すなわち図4(C)を参照して説明する。
同図にエミッタ領域12における各位置とエミッタ電流
密度との関係を曲線30で示す。トランジスタの高周波
特性等を良くするためにP型真性ベース領域11を浅く
形成すると、その層抵抗は非常に大きくなる。このため
にエミッタ−ベース電位差が大きいP+ 型グラフトベー
ス領域13近傍のエミッタ領域12の部分すなわちエミ
ッタ領域12の周辺部18に電流が集中してそこにおけ
るエミッタ電流密度dが最も大きくなり(エミッタクラ
ウド効果)、グラフトベース領域13から一番離間して
いるエミッタ領域12の部分である中央部19、すなわ
ち図4では周辺部18から0.5μm離間している中央
部19ではそこにおけるエミッタ−ベース電位差がP型
真性ベース領域の層抵抗による電圧降下により小さくな
るのでエミッタ電流密度sは最も小さくなる。そして周
辺部18から0.3μm離間している中間部では最大電
流密度dと最小電流密度sとの間の電流密度tとなって
いる。
【0008】このエミッタ電流密度の分布は周辺部18
から中央部19に向って指数関数で減少するから中央部
およびその近傍はほとんど不要であるばかりでなく、そ
の存在によるエミッタ−ベース接合寄生容量によりバイ
ポーラトランジスタの高速動作を妨げている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、主面を
有する半導体基板と、前記半導体基板に形成された第1
導電型のコレクタ領域と、前記コレクタ領域の底部に接
して前記半導体基板の内部に形成され、前記コレクタ領
域より高不純物濃度を有する第1導電型のコレクタ埋込
領域と、前記主面と前記コレクタ領域間に形成された第
2導電型の真性ベース領域と、前記真性ベース領域の周
辺に接して形成され、前記真性ベース領域より高不純物
濃度を有する第2導電型のグラフトベース領域と、前記
主面から前記真性ベース領域内に形成された第1導電型
のエミッタ領域と、前記主面から前記エミッタ領域の周
辺より離間した前記エミッタ領域の部分を貫通しかつそ
の下の前記真性ベース領域の部分および前記コレクタ領
域の部分を貫通して前記コレクタ埋込領域に達するトレ
ンチと、前記トレンチの側壁上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜により前記真性ベース領域および前記エミッ
タ領域と電気的に絶縁して前記トレンチを充填し、前記
コレクタ埋込領域に接続するコレクタ引き出し導電体と
を有するバイポーラトランジスタにある。
【0010】
【実施例】図1(A)および図1(B)を参照して本発
明の一実施例を、上記図4の従来技術と比較して説明す
る。尚、図4と同様に図1においても、煩雑さを避ける
ために基板上方の電極配線構造は図示を省略している。
【0011】P型シリコン基体1上にN+ 型コレクタ埋
込層24を介してN型コレクタ領域26が形成され、主
面40とN型コレクタ領域26との間にP型真性ベース
領域21が形成されている。またP型真性ベース領域2
1内にN+ 型エミッタ領域22が形成され、またP+
グラフトベース領域23がP型真性ベース領域21に全
内周を接しかつフィ−ルド酸化膜2に全外周を接してリ
ング状に形成されている。
【0012】そして本実施例では、主面40からエミッ
タ領域22の周辺部28から0.3μm離間したエミッ
タ領域22の部分を貫通しかつその下の真性ベース領域
21の部分およびコレクタ領域26の部分を貫通してコ
レクタ埋込領域24に達するトレンチ25が形成されて
いる。これによりエミッタ領域22は0.3μmの幅
(w)でトレンチ25をリング状に囲む形状となり、そ
の外周部28は真性ベース領域21を介してP+ 型グラ
フトベース領域23に対向しており、内周部29はトレ
ンチ25に接しトレンチ25の側壁の一部を構成してい
る。さらにトレンチ25の全側壁を絶縁膜42で被覆
し、絶縁膜42により真性ベース領域21およびエミッ
タ領域22と電気的に絶縁されてトレンチ25を充填
し、コレクタ埋込領域24にトレンチ25の底部におけ
るコンタクト部41でに接続したコレクタ引き出し導電
体27を形成されている。
【0013】次に図1(A)を参照して上記実施例のバ
イポーラトランジスタにおける各寸法を例示する。
【0014】まずトレンチ25の寸法はT=1.0μ
m、K=4.4μmであり、これを幅w=0.3μmで
リング状で囲むエミッタ領域22の外形寸法はH=1.
6μm、G=5.0μmとなり、エミッタ領域22の面
積は(H×G−T×K)から3.6μm2 となる。
【0015】また図4と同様に、エミッタ領域22の周
囲を幅E=0.2μmのP型真性ベース領域21の部分
を介して、幅F=0.3μmのP+ 型グラフトベース領
域23が囲んでおり、グラフトベース領域23の外周が
トランジスタ形成領域20の外周となるから、フィール
ド酸化膜等の素子分離領域2より区画された1個のバイ
ポーラトランジスタ形成領域20の面積X2 ×Y2 は、
2 =H+2×(E+F)が2.6μm、Y2 =G+2
×(E+F)が6.0μmであるから、X2 ×Y2 =1
5.6μm2 となる。
【0016】そしてグラフトベース領域23に対向して
いるエミッタ領域22の外周28の長さは2×(G+
H)から13.2μmとなる。
【0017】このような本発明の実施例のバイポーラト
ランジスタを図4の従来技術のバイポーラトランジスタ
と比較すると、トランジスタの占有面積が15.6/3
2.0=0.49=49%に減少するから高集積度のバ
イポーラICが得られ、エミッタ領域の面積が3.6/
5.0=0.72=72%に減少するからエミッタ−ベ
ース間の寄生容量も72%減少しそれだけ高速動作を可
能にする。
【0018】一方エミッタ領域の面積が72%に減少す
るが、グラフトベース領域23に対向するエミッタ領域
の外周の長さは13.2/12.0から10%増加しか
つこれは、図1(C)の電流密度分布30に示すよう
に、エミッタクラウド効果によるエミッタ電流密度最大
dを含む大きい電流密度(d−t)の箇所のみの増加で
あるから、同じ印加電圧において図4と同等以上のエミ
ッタ電流が得られる。
【0019】種々のバイポーラトランジスタにおいて、
エミッタクラウド効果による電流密度の大きい箇所を利
用することを考慮すると、エミッタの外周28と内周2
9との間隔幅wは0.2μm以上であることが好まし
い。一方、上限はエミッタクラウド効果、トランジスタ
の占有面積や電流容量等を総合的に考慮して決定される
が、いずれにせよエミッタ領域を貫通する本発明のトレ
ンチ型コレクタ引き出し構造を採用することにより上記
効果を得ることができる。
【0020】次に図2(A)乃至図2(C)を参照して
本発明の実施例をその製造方法により説明する。
【0021】まずP型単結晶シリコン基体1上にエピタ
キシャル法でN型の単結晶シリコン層を形成し、両者間
に選択的に設けられているN+ 型コレクタ埋込層24と
ともに、シリコン層の表面を主面40とするシリコン基
板を構成する。次に主面40からP型シリコン基体1に
達するフィールドシリコン酸化膜2を選択熱酸化法によ
り形成してトランジスタ形成領域20を区画する。次に
P型ポリシリコン膜33および第1の層間絶縁層として
のシリコン酸化膜34を順次積層し、リソグラフィーに
よりこれら膜を選択的に除去して開口L1 を形成してト
ランジスタ形成領域20のシリコン層を露出させ、ベー
ス引き出し層となるP型ポリシリコン膜33およびシリ
コン酸化膜34をフィールドシリコン酸化膜2上からト
ランジスタ形成領域のシリコン層上に一部突出させる。
次にボロン(硼素)をイオン注入したのち、900−1
000℃でアニールして不純物濃度が2×1018/cm
3のP型真性ベース領域21を形成し、P型真性ベース
領域21とN+ 型コレクタ埋込層24との間のN型シリ
コン層がN型コレクタ領域26となる。また上記アニー
ルによりP型ポリシリコン膜33の突出部からボロンが
シリコン層に拡散されて自己整合的に不純物濃度が1×
1020/cm3 以上のP+ 型グラフトベース領域23が
形成される。次に全面にシリコン酸化膜を堆積させて異
方性のドライエッチングによりエッチバックして、P型
ポリシリコン膜33およびシリコン酸化膜34の側面上
に側壁(サイドウオール)34’を形成する。次にN型
ポリシリコン膜35を堆積させてた後、熱処理によりN
型ポリシリコン膜35内のリン、砒素等のN型不純物を
拡散させて、P+ 型グラフトベース領域23から離間し
たP型真性ベース領域21の部分に、側壁34’により
自己整合的に不純物濃度が1×1020/cm3 のN+
エミッタ領域22を形成する。次にN型ポリシリコン膜
35を選択的にエッチングしてエミッタ引き出し層35
を形状形成する。次に第2の層間絶縁層としてのPSG
膜36を堆積した後、上面を平坦化してそこにレジスト
37を塗布しパターニングして開口L2 を形成する。以
上までの工程で図2(A)の状態となる。
【0022】しかる後、図2(B)に示すように、レジ
スト37をマスクとして異方性のドライエッチングを行
ない、PSG膜36、N型ポリシリコン膜35、N+
エミッタ領域22、P型真性ベース領域21およびN型
コレクタ領域26を順次貫通してN+ 型コレクタ埋込層
24に達するトレンチ25を形成する。次に膜厚が50
−100nmのシリコン窒化膜を堆積し異方性のドライ
エッチングを行ないトレンチ25の側壁のみにシリコン
窒化膜42を残余させる。またトレンチ25の底面のシ
リコン窒化膜は除去されてN+ 型コレクタ埋込層24の
コンタクト部41が露出する。
【0023】しかる後、図2(C)に示すように、PS
G膜36およびシリコン酸化膜34にベース引き出し層
となるP型ポリシリコン膜33に達するスルーホール4
4を形成し、PSG膜36にエミッタ引き出し層となる
N型ポリシリコン膜35に達するスルーホール45を形
成する。次にCVD法でタングステンを成長させてトレ
ンチ25およびスルーホール44,45を充填した後、
エッチバックによりトレンチ25内にコレクタ引き出し
導電体27すなわちコレクタ電極を形成し、スルーホー
ル44内にベース電極46を形成し、スルーホール45
内にエミッタ電極47を形成し、これらタングステンの
各電極にそれぞれ金属配線層48を接続する。またこの
タングステンに代わりに高不純物濃度のN型のポリシリ
コンを用いてよい。
【0024】図3は図1および図2の実施例の一部を変
更したものであり、図3において図1および図2と同一
もしくは類似の箇所は同じ符号で示してあるから、重複
する説明は省略する。
【0025】出力トランジスタなど大電流を駆動するエ
ミッタ面積の大きなバイポーラトランジスタでは、当然
コレクタ部にも大面積を必要とする。しかしコレクタ引
き出し用のトレンチを大面積にすると、CVDタングス
テンの膜厚を極端に厚くしなければならずCVDタング
ステンを埋め込むことが困難となる。
【0026】したがって図3の構造では一つの大面積の
コレクタ部に対して複数のトレンチ25’を形成し、複
数のトレンチ25’内のタングステンから成るコレクタ
引き出し導電体27を金属配線層47により共通接続す
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、エミッタ領
域の周辺より離間したエミッタ領域の部分を貫通しかつ
その下の真性ベースおよびコレクタ領域の部分を貫通し
てコレクタ埋込領域に達するトレンチを形成し、ここに
コレクタ埋込領域に接続するコレクタ引き出し導電体を
充填させたから、トランジスタの占有面積が大幅に減少
し高集積度のバイポーラICが得られる。また、エミッ
タ領域の面積も減少するからエミッタ−ベース間の寄生
容量も72%減少しそれだけ高速動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバイポーラトランジスタを
示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)を切断
線B−B’で切断し矢印の方向を視た断面図、(C)は
切断線B−B’に沿ったエミッタ領域におけるエミッタ
電流の分布を示す図である。
【図2】本発明の一実施例のバイポーラトランジスタを
製造工程順に示した断面図である。
【図3】本発明の一実施例の一部を変更したバイポーラ
トランジスタを示す断面図である。
【図4】従来技術のバイポーラトランジスタを示す図で
あり、(A)は平面図、(B)は(A)を切断線A−
A’で切断し矢印の方向を視た断面図、(C)は切断線
A−A’に沿ったエミッタ領域におけるエミッタ電流の
分布を示す図である。
【符号の説明】
1 P型シリコン基体 2 フィールド酸化膜 10,20 トランジスタ形成領域 11,21 P型真性ベース領域 12,22 N+ 型エミッタ領域 13,23 P+ 型グラフトベース領域 14,24 N+ 型コレクタ埋込層 15,25,25’ トレンチ 16,26 N型コレクタ領域 17,27 コレクタ引き出し導電体 18 エミッタ領域12の周辺部 19 エミッタ領域12の中央部 28 エミッタ領域22の外周辺部 29 エミッタ領域22の内周辺部 30 エミッタ電流密度分布曲線 31,41 コンタクト部 32,42 絶縁膜 33 ベース引き出し層としてのP型ポリシリコン膜 34 シリコン酸化膜 34’ 側壁(サイドウオール)34’ 35 エミッタ引き出し層としてのN型ポリシリコ
ン膜 36 PSG膜 37 レジスト 40 半導体基板の主面 44,45 スルーホール 46 ベース電極 47 エミッタ電極 48 金属配線層

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面を有する半導体基板と、前記半導体
    基板に形成された第1導電型のコレクタ領域と、前記コ
    レクタ領域の底部に接して前記半導体基板の内部に形成
    され、前記コレクタ領域より高不純物濃度を有する第1
    導電型のコレクタ埋込領域と、前記主面と前記コレクタ
    領域間に形成された第2導電型の真性ベース領域と、前
    記真性ベース領域の周辺に接して形成され、前記真性ベ
    ース領域より高不純物濃度を有する第2導電型のグラフ
    トベース領域と、前記主面から前記真性ベース領域内に
    形成された第1導電型のエミッタ領域と、前記主面から
    前記エミッタ領域の周辺より離間した前記エミッタ領域
    の部分を貫通しかつその下の前記真性ベースおよびコレ
    クタ領域の部分を貫通して前記コレクタ埋込領域に達す
    るトレンチと、前記トレンチの側壁上に形成された絶縁
    膜と、前記絶縁膜により前記真性ベース領域および前記
    エミッタ領域と電気的に絶縁されて前記トレンチを充填
    し、前記コレクタ埋込領域に接続するコレクタ引き出し
    導電体とを有することを特徴とするバイポーラトランジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 前記グラフトベース領域にベース引き出
    し層が接続され、前記エミッタ領域にエミッタ引き出し
    層が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の
    バイポーラトランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記ベース引き出し層と前記エミッタ引
    き出し層との間には第1の層間絶縁膜が形成され、前記
    エミッタ引き出し層上に第2の層間絶縁膜が形成されて
    いることを特徴とする請求項2に記載のバイポーラトラ
    ンジスタ。
  4. 【請求項4】 前記トレンチが前記エミッタ引き出し層
    および前記第2の層間絶縁膜を貫通してそのまま前記主
    面の上方に突出し、前記絶縁膜により前記エミッタ引き
    出し層と電気的に絶縁されて前記コレクタ引き出し導電
    体が前記トレンチを充填していることを特徴とする請求
    項3に記載のバイポーラトランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記バイポーラトランジスタは前記主面
    から前記半導体基板に埋設するフィールド絶縁膜により
    囲まれていることを特徴とする請求項1に記載のバイポ
    ーラトランジスタ。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板は第2導電型の半導体基
    体と前記半導体基体上にエピタキシャル成長された半導
    体層とを有して構成され、第1導電型の前記コレクタ領
    域は前記半導体層内に位置し、高不純物濃度の第1導電
    型の前記コレクタ埋込領域は前記半導体基体と前記半導
    体層との間に形成され、前記半導体層の表面が前記半導
    体基板の前記主面であることを特徴とする請求項1に記
    載のバイポーラトランジスタ。
  7. 【請求項7】 前記半導体基体は単結晶シリコン基体で
    あり、前記半導体層は前記半導体基体上にエピタキシャ
    ル成長された単結晶シリコン層であることを特徴とする
    請求項6に記載のバイポーラトランジスタ。
  8. 【請求項8】 前記第1導電型はN型であり、前記第2
    導電型はP型であることを特徴とする請求項1に記載の
    バイポーラトランジスタ。
  9. 【請求項9】 前記エミッタ領域の中央部分を貫通して
    前記コレクタ埋込領域に達する前記トレンチを複数形成
    し、複数の前記トレンチのそれぞれの内に前記絶縁膜お
    よび前記コレクタ引き出し導電体を形成したことを特徴
    とする請求項1に記載のバイポーラトランジスタ。
  10. 【請求項10】 前記コレクタ引き出し導電体は高融点
    金属により構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のバイポーラトランジスタ。
  11. 【請求項11】 前記高融点金属はタングステンである
    ことを特徴とする請求項10に記載のバイポーラトラン
    ジスタ。
  12. 【請求項12】 前記コレクタ引き出し導電体は第1導
    電型の多結晶シリコンにより構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のバイポーラトランジスタ。
  13. 【請求項13】 前記半導体基板は第2導電型の半導体
    基体と前記半導体基体上にエピタキシャル成長された半
    導体層とを有して構成され、第1導電型の前記コレクタ
    領域は前記半導体層内に位置し、前記主面より前記半導
    体基体に達するフィールド絶縁膜により前記コレクタ領
    域および前記グラフトベース領域が囲まれていることを
    特徴とする請求項1に記載のバイポーラトランジスタ。
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