JPS6369042A

JPS6369042A - 情報記録媒体の製造方法

Info

Publication number: JPS6369042A
Application number: JP61211473A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Miyazaki; 健宮崎
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1986-09-10
Filing date: 1986-09-10
Publication date: 1988-03-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、情報記録媒体の製造方法、さらに詳しくは光
学的に情報の記録を行う中空構造を有する情報記録媒体
の製造法に関するものである。

〔従来の技術〕

近年、光学的に情報を記録再生できる情報記録媒体につ
いては、これか高密度、大容量であり、ランダムアクセ
スにモミ、ビット当りの価格が安いなどの理由で、特に
活発に研究開発が行われている。

従来より提案されている中空構造の光情報記録媒体（両
面記録タイプ）の断面構造の１例を模式的に第１図に示
す。

第１図において１．１°は記録レーザー光に対して、透
過性の高い基板であり、ガラスやポリカーボネート、ア
クリル樹脂などのグラスチックで作られる。

２．２゛は情報記録層であり、レーザー光により形状変
化、相変化、磁気光学変化、誘電性変化、分解等をする
物質で形成され、更に、その前後に反射層や保護層等の
補助層を積層させる場合もある。３，４は１．１°の基
板を間隔を保って接着しているスペーサー兼接着層であ
る。

５は情報記録層が直接対向する基板や情報記録層に接す
ることをさけるための中空層である。もちろん７Ｊｒｊ
１図において記録層か片面にしかない構造（第１図にお
いて２゛がない）も一般的に知られている。

このような中空構造を有する記録媒体においては、３．
４のスペーサー兼接着層の膜厚は均一に形成することが
必要である。もし中空部５の基板１．１゛間隔にムラが
生じた場合、このディスク基板をターンテーブルの上に
置いてこわを回転させると面のぶれが起こりフォーカシ
ングやトラッキングが困難になる。そのために基板１゜
１゛間の厚みムラを厳しく管理する必要があり。

製造工程において品質管理上多大な努力と注意が必要で
あった。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、上記諸点に鑑みて成されたものであり、貼合
せた基板間に厚みムラのない中空構造をもつ情報記録媒
体を簡便に大量かつ低コストに製造する方法を提供する
ものである。

〔問題点を解決するための手段〕本発明は少なくとも１枚には情報記録層が形成された２
枚のドーナツ状基板を記録層を内側にして貼合せ、かつ
２枚の基板間に中空部をもつ構造の情報記録媒体の製造
法において、少なくとも片方の基板上の内周および外周
縁部に接着剤をロール状の版胴又はブランケット胴から
転移させてスペーサーを兼ねた接着層をリング状に形成
し、ついで両基板を重ね合せて接着することを特徴とす
る中空構造をもつ情報記録媒体の製造方法である。

以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。

第２図は本発明における接着剤をロール状の版胴又はブ
ランケット胴から転移させディスク基板上にリング状の
スペーサーを兼ねた接着層を形成する方式の基本図であ
る。

第２図において１は、ドーナツ状基板すなわち中心穴を
有するディスク基板でその表面に情報記録層を設けてあ
ってもよい。６，６゛は、中心穴及び外周縁部にそって
リング状に形成される接着層の内外周部の位置を示し、
７は、接着剤８を転移させることを目的としだ版胴もし
くはブランケット胴である。版胴から直接ディスク基板
に転写する場合の模式図を、第３図に示す。９は版胴で
、凸版、凹版、平版などが一般に用いることができるが
凸版、凹版が転移効率の面で有利である。また第４図で
示すようにブランケット胴１０から接着層を転写させる
場合には、版胴９からブランケット胴ｌＯにリング状に
接着剤を転移させてから、さらに基板に転移させていく
方式をとる。

この場合、ブランケット胴は、ゴム製又は金属製のどち
らでもよいか転写するディスク基板は比較的固いので、
ゴム製ブランケットが好ましい。第３図、第４図におい
て１１は転移させる接着剤、１２はドクターを示す。接
着剤としては、紫外線硬化型、熱硬化型、溶剤揮発型、
湿気硬化型、ホットメルト型、二液硬化型等の接着剤を
用いることができる。なかでも紫外線硬化型および二液
硬化型接着剤は、作業性、生産性の面で有利である。ま
たこの接着剤に均一な大きさをもつ粒状体を混入させて
もよい。この場合、粒状体の大きさにより基板間の厚み
が制御できるので基板間の厚みを精度よく一定にするこ
とができる。

粒状体の大きさは、一般には１０μ〜１０００−のもの
が用いられる。材質としてはガラス、シリカ、アルミナ
等の無機系材料、ポリスチレン、ポリスチレン−ジビニ
ルベンゼン架橋物、アクリルポリマー、アクリル架橋ポ
リマー、シリコン樹脂、ナイロン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル樹脂等の有機系材料など広く
用いられるが、使用する接着剤に溶解もしくは司滑する
ものは不適当である。

以下、本発明の実施例を示す。

（実施例）実施例１外径１３０ｖｎ、内径１５ｍｍ、厚さ　１．２ｍｍのデ
ィスク状ポリカーホネート基板に８３０鱗付近に光吸収
ピークを有するポリメチン系染料を１０００人の厚さに
なるようスピンナー塗布で形成し記録層とした。

一方、紫外線硬化接着剤（日本合成化学工業製　コセラ
ックＩＪＶ−１６５２）に直径１００〜＋２０ｕ（７）
ガラスビーズを１０重量％添加して混合した。

上記接着剤を第３図に示すような、転写方式で基板上の
外周部と内周部に接着剤層を１３ｍｍの巾でリング状に
塗布した。版胴にはリング状パターンをグラビア製版し
たシリンダーを用いた。

上述の染料層を形成した基板を染料層を内側にして、重
ね合せ、紫外線を照射（２０ｍＷ、３０秒）し硬化接着
した。以上の工程で中空構造をもつ情報記録ディスクが
簡便に作成でき、重ね合された基板間の厚みは１２０μ
で均一であった。

実施例２二液硬化型エポキシ系接着剤（大日本インキ製エピクロ
ン８５０）を第４図に示す転写方式で染料層を形成した
ディスクにリング状に塗布した。版胴にはリング状パタ
ーンをグラビア製版したシリンダーを用い、ブランケッ
ト胴にはゴム製ブランケットローラーを用いた。

基板にリング状に転写された接着層は巾３ｍｍ、厚み８
０騨であった。この基板上に染料層を形成したもう１枚
の基板を貼合せて２０時間固定し、硬化接着させた。

以上の工程で中空構造をもつ情報記録ディスクが簡便に
作成でき、重ね合された基板間の１５みは７０−で均一
であった。

〔発明の効果〕

以上のように本発明の方法によれば貼合せた基板間に厚
みムラのない中空構造をもつ情報記録媒体が簡便に大量
かつ低コストに製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は中空構造を存する光情報記録媒体の１例を模式
的に示す断面図である。第２図は本発明の方法の基本を示す模式図、第３図、第
４図は、具体的方法の模式図である。１．１“・・・基板、　　　２．２°・・・情報記録層
、３．３°・・・接着層、５・・・中空部、６．６′・・・リング状接着層、７・・・版胴もしくはブランケット胴、８・・・接着剤
、　　　　　９・・・版胴、１０・・・ブランケット胴
、１１・・・接着剤、　　　　　１２−・・ドクター。

Claims

【特許請求の範囲】

少なくとも１枚には情報記録層が形成された２枚のドー
ナツ状基板を記録層を内側にして貼合せ、かつ２枚の基
板間に中空部をもつ構造の情報記録媒体の製造法におい
て、少なくとも片方の基板上の内周および外周縁部に接
着剤をロール状の版胴又はブランケット胴から転移させ
てスペーサーを兼ねた接着層をリング状に形成し、つい
で両基板を重ね合せて接着することを特徴とする中空構
造をもつ情報記録媒体の製造方法。