JP2003016694A - 光記録媒体及び製造方法 - Google Patents

光記録媒体及び製造方法

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JP2003016694A
JP2003016694A JP2001195426A JP2001195426A JP2003016694A JP 2003016694 A JP2003016694 A JP 2003016694A JP 2001195426 A JP2001195426 A JP 2001195426A JP 2001195426 A JP2001195426 A JP 2001195426A JP 2003016694 A JP2003016694 A JP 2003016694A
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disk
disc
recording
optical
diameter
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JP2001195426A
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English (en)
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Mitsuru Ito
充 伊藤
Yoshiyuki Nagataki
義幸 長瀧
Takuya Hayashi
琢也 林
Yuichi Sakurai
友一 桜井
Kazuhiro Fujikawa
和弘 藤川
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Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、貼り合せ型光記録担体であっても
記録及び再生特性を良好とした記録担体及び製造方法を
提供する。 【解決手段】 本発明の一側面としての光記録担体は、
第1及び第2のディスクを貼り合わせることにより少な
くとも一の記録層を有する貼り合せ型の光記録担体であ
って、前記第2のディスクが貼り合わされる面において
所定の直径を有する第1のディスクと、前記第1のディ
スクが貼り合わされる面において前記所定の直径より小
さい直径を有する第2のディスクとを有し、前記第1及
び第2のディスクを貼り合わせることにより形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、光学的手
段による記録及び/又は再生される記録媒体に係り、特
に、層の構造や形状に特徴のある記録媒体に関する。本
発明は、例えば、記録ディスクを2枚張り合わせた張り
合わせ型ディスクに好適である。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体として普及している光ディス
クには、CD−ROMやDVD(Digital Ve
rsatile Disc)に代表されるROM媒体と
追加記録可能なCD−Rや各種光磁気記録媒体、DVD
−RAMのような相変化記録媒体がある。近年の情報産
業の発達に伴い、光記録媒体に求められる要求は単なる
大容量化に止まらず多種多様な情報の効率的な配列及び
利用にまで及んでいる。かかる要求の一つを満足するた
めに、例えば、DVDでは一方の面に情報を記録したデ
ィスク状基板(記録ディスク)を2枚、或は、情報を記
録したディスク状基板と片側がダミーとなるディスク状
基板(ダミーディスク)を情報を記録した面(信号面)
を対向して貼り合わせることが規格で決められている。
以下、それぞれ両面記録型の光ディスク、片面記録型の
光ディスクと称する。このような光ディスクにおいて、
記録ディスクとしては、透明基板上に記録層、反射層、
保護層を積層し、また、ダミーディスクとして、透明基
板上に反射層、保護層を積層し、この二種類のディスク
の保護層同士が接着層(接着剤など)を介して貼り合わ
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の張り合
わせ型の光ディスクは、特に外周部における再生及び/
又は記録特性が悪いという問題を有していた。かかる光
ディスクにおいて、上述した各ディスクの保護層は紫外
線硬化樹脂等をスピンコート法により塗布するのが一般
的である。ところが、スピンコート法により塗布した紫
外線硬化樹脂はディスク外周エッジ部分に振りきられず
に残存してしまい、その部分が盛り上がった状態で保護
層の紫外線硬化樹脂を硬化させることになる。よって、
相対する面の直径が同径のディスクを用いた場合、貼り
合わせの際に、盛り上がった状態で硬化した紫外線硬化
樹脂が各々ぶつかり合ってしまう。本発明者らは、この
外周エッジ部分の硬化した紫外線硬化樹脂が機械特性の
ラジアルチルトの最大値と最小値の格差を生じさせ、光
ディスクの記録再生特性を悪化させてしまう原因となる
ことを発見した。厚さ1.2mm以上の貼り合せ型ディ
スクよりも、近年頻繁に使用されるDVD−ROMのよ
うな薄型(0.6mm)の貼り合せ型のディスクにおい
ては、特にかかる現象が顕著となり好ましくない。
【0004】この問題に対して、紫外線硬化樹脂をスピ
ンコート法により塗布後、硬化する前に、ディスク外周
エッジ部分の振りきられずに残存している紫外線硬化樹
脂を拭き取る方法もあるが、生産性を考慮するとあまり
好ましい方法とは言えない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、このような課題
を解決する新規かつ有用な光記録媒体及び製造方法を提
供することを本発明の概括的目的とする。
【0006】より特定的には、貼り合せ型光記録媒体で
あっても記録及び再生特性を良好とした記録媒体及び製
造方法を提供することを本発明の例示的目的とする。
【0007】上記目的を達成するために、本発明の一側
面としての光記録媒体は、第1及び第2のディスクを貼
り合わせることにより少なくとも一の記録層を有する貼
り合せ型の光記録媒体であって、前記第2のディスクが
貼り合わされる面において所定の直径を有する第1のデ
ィスクと、前記第1のディスクが貼り合わされる面にお
いて前記所定の直径より小さい直径を有する第2のディ
スクとを有し、前記第1及び第2のディスクを貼り合わ
せることにより形成される。かかる光記録媒体によれ
ば、第1のディスクと貼り合わされる第2の光ディスク
の面における直径が、第2のディスクと貼り合わされる
第1の光ディスクの面における直径より小さく形成され
るので、同一な直径を有する光ディスクを貼り合わせる
場合よりもディスクの形状的な欠陥が互いに干渉するこ
とを防止することができる。これにより、ディスクのラ
ジアルチルトの最大値と最小値を格差を減少し、良好な
記録及び再生特性を得ることができる。前記第1及び第
2のディスクが貼り合わされる面は当該第1及び第2の
ディスクを保護する保護層であって、前記保護層はスピ
ンコート法により成形される。スピンコート法により形
成される保護層は振り切れずに硬化した残留部分が突出
した形状を有するが、本発明の光記録媒体は上述の作用
によりかかる突出した部分がずれた状態で貼り合わされ
るので、その部分が各々干渉しない。これにより、ディ
スクのラジアルチルトの最大値と最小値を格差を減少
し、良好な記録及び再生特性を得ることができる。前記
第1及び第2のディスクのどちらか一方は記録層を有
し、前記光記録媒体は片面記録型であり、前記第1及び
第2のディスクは各々記録層を有し、前記光記録媒体は
両面記録型である。
【0008】また、本発明の別の一側面としての光記録
媒体の製造方法は、第1及び第2のディスクを貼り合わ
せることにより少なくとも一の記録層を有する貼り合わ
せ型の光記録媒体の製造方法であって、前記第2のディ
スクが貼り合わされる面において所定の直径を有する第
1のディスクを成形するステップと、前記第1のディス
クが貼り合わされる面において前記所定の直径より小さ
い直径を有する第2のディスクを成形するステップと、
前記第1及び第2のディスクを貼り合わせるステップと
を有する。かかる光ディスクの製造方法によれば、第2
のディスクの第1のディスクを貼り合わせる面の直径
が、第1のディスクの第2のディスクを貼り合わせる面
の直径よりも小さく形成するステップを有し、上述した
貼り合わせ型の光記録媒体を形成することができる。よ
って、かかる製造方法は上述した光記録媒体と同様の作
用を奏する光記録媒体を提供することができる。また、
本発明の光記録媒体の製造方法は、成形するディスクの
どちらか一方の面がそれと異なる面より小さくなるよう
に形成するだけでよく、煩雑な製造工程を必要としな
い。よって、前記第1及び第2のディスクが貼り合わさ
れる面は当該第1及び第2のディスクを保護する保護層
であって、前記第1及び第2のディスクを生成するステ
ップは、前記保護層をスピンコート法により成形するス
テップを有してもよい。
【0009】本発明の更なる目的又はその他の特徴は添
付図面を参照して説明される好ましい実施例において明
らかにされるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の例示的一態様としての記録媒体である、光ディスク
10を説明する。なお、添付図面の各図において、同一
の参照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重
複説明は省略する。図1は、本発明の例示的一態様とし
ての光ディスク10を示す概略平面図である。図2は、
図1に示す光ディスク10の断面を示す概略斜視図であ
る。図3は、図2に示すディスク10の破線領域を示す
拡大断面図である。なお、図2及び図3において、光デ
ィスク10の第1のディスク100と第2のディスク2
00の形状は若干誇張して描かれている点に留意された
い。
【0011】光ディスク10はディスク状の光記録媒体
であって、第1のディスク100と、第2のディスク2
00とを有し、第1のディスク100と第2のディスク
200の後述する各々の保護層140及び240を張り
合わせ、一のディスクを構成する貼り合せ型のディスク
である。本実施形態において、光ディスク10はDVD
−Rであり、第1のディスク100を記録ディスク、第
2のディスク200をダミーディスクとした、片面記録
型の光ディスクとして実現されている。しかしながら、
光ディスク10は、第1のディスク100及び第2のデ
ィスク200が記録ディスクで構成される両面記録方の
光ディスクであってもよい。なお、後述する説明からも
明らかと成るように、本発明の光ディスク10は特徴的
に第2のディスク200の第1のディスク100と貼り
合せる面の直径が第1のディスク100の第2のディス
ク200と貼り合せる面の直径よりも短くなるように形
成されている。
【0012】光ディスク10は、一般的に、ディスク中
心にクランプ部12と呼ばれる透孔部を有する。かかる
クランプ部は、光ディスクを記録及び/又は再生する光
ディスクの駆動機構が光ディスクを固定し、回転するた
めに使用される。また、クランプ部12は、貫通孔と透
明部に分けることができる。特に、貫通孔は主に光ディ
スクの固定に、透明部は主に保持に使用される。しかし
ながら、本実施形態の光ディスク10は貫通孔及び/又
は透明部を有さない光ディスクとして構成されても良い
ことは言うまでもない。
【0013】第1のディスク100は記録ディスクとし
て機能し、基板110と、記録層120と、反射層13
0と、保護層140とを有する。第1のディスク100
において、基板110、記録層120、反射層130、
保護層140は順次積層されており、第1のディスク1
00は積層構造を有する。
【0014】基板110はディスク形状を有し、透明な
材質、例えば、ポリカーボネート樹脂を射出成形するこ
とにより成形される。しかし、基板110の材質はこれ
に限定されず、ポリメタクリル酸メチル樹脂、アクリル
樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂等に代表される樹脂
や、ガラス等を用いることができる。本実施形態におい
て、光ディスク10はディスク形状を有し、基板110
もこれと同様にディスク形状に形成される。しかし、光
ディスク10は記録及び/又は再生を妨げない程度に所
望の形状を形成することが可能であり、基板110もこ
れと同様の形状に形成することができる。
【0015】基板110は、更に、基板110の一の面
(以下、記録面)にトラッキング用のプリグルーブが形
成されていても良い。プリグルーブは、基板110の記
録面に0.02μm乃至1.6μmの間隔で、同心円状
にまたはスパイラル状に形成され、形成されるプリグル
ーブの溝深さは、光の干渉効果を利用して増幅された再
生信号を得るために駆動装置のおけるレーザ光源の波長
の約1/4mm(例えば、50nm乃至250nm)と
することが望ましい。また、基板110の記録面には、
情報を記録したプリピット或いはトラッキング用やアド
レス用のためにグルーブ等の所定のパターンが必要に応
じて設けられていてもよい。
【0016】記録層120は、前述の基板110の記録
面に直接、あるいは無機系、有機系の他の層を介して形
成される。記録層120は、例えば、スピンコート法に
より20nm乃至200nmの膜厚で成膜されている。
本実施形態において、記録層120は、記録レーザの照
射により、分解、昇華、溶融、気化等の化学変化が起こ
る性質を有する有機色素を含有している。かかる有機色
素としては、シアニン系色素、スクアリリウム系色素、
クロコニウム系色素、アズレニウム系色素、トリアリー
ルアミン系色素、アントラキノン系色素、含金属アゾ系
色素、ジチオール金属錯塩系色素、インドアニリン金属
錯体系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン
系色素、分子間CTコンプレックス系色素等がある。本
発明の色素を含有する記録層120は、これらの色素を
単独もしくは、併用して用いてもよい。また、これら有
機色素以外に、酸化防止剤、ジチオール錯体などのクエ
ンチャー、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ケトン
樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリカー
ボネート、ポリオレフィン等のバインダー等を添加して
もよい。本実施形態において、記録層120は色素を含
有する記録層として実現されるが、これに限定されるも
のではない。記録層120としては、例えば、誘電体層
で保護されたGeSbTe系、InSbTe系、AgI
nSb系等の相変化記録材料などを代替的に使用するこ
ともできる。また、再生専用の光ディスク10であれ
ば、記録層120(の形成)を後述する金属反射膜のみ
とすることが可能である。
【0017】反射層130は光反射層であって、前述の
記録層120上に膜厚0.02μm乃至0.5μmで形
成される。反射層130はAgまたは、Agを主成分と
する合金である。なお、記録層130がAgを主成分と
する合金として形成される場合、かかる合金を形成する
元素としては、Al、Au、Cu、Cr、Ni、Pt、
Pd等が挙げられるが、これらの元素に特に限定される
ものではない。また、合金中のAgの組成比率も特に限
定はされない。反射層130は、真空蒸着、スパッタリ
ング及びイオンプレーティングなどにより成膜すること
ができる。
【0018】保護層140は第1のディスク100の記
録領域を保護するために設けられており、上述の反射層
130上に膜厚0.1μm乃至100μm、好ましくは
2μm乃至20μmで形成される。保護層140として
は、紫外線硬化性アクリル樹脂、紫外線硬化性エポキシ
樹脂、シリコーン系ハードコート樹脂などの有機材料や
SiO、SiN、AlNなどの無機材料や紫外線硬化性
樹脂などの有機材料を使用することができる。保護層1
40は、スピンコート、グラビア塗布、スプレーコー
ト、ロールコート等、通常の方法により形成することが
できる。
【0019】第2のディスク200はダミーディスクと
して機能し、基板210と、反射層230と、保護層2
40とを有する。第2のディスク200において、基板
210、反射層230、保護層240は順次積層されて
おり、第2のディスク200も積層構造を有する。しか
し、第2のディスク200が記録ディスクとして実現さ
れるのであれば、上述の第1のディスク100と同様の
構成を有するディスクが第2のディスクと置換されるで
あろう。上述したように、第2のディスク200の第1
のディスク100と貼り合せる面の直径が第1のディス
ク100の第2のディスク200と貼り合せる面の直径
よりも短くなるように形成されている。なお、かかる条
件は後述するものとして、ここでの説明は省略する。
【0020】基板210はディスク形状を有し、透明な
材質、例えば、ポリカーボネート樹脂を射出成形するこ
とにより成形される。しかし、基板210の材質はこれ
に限定されず、ポリメタクリル酸メチル樹脂、アクリル
樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂等に代表される樹脂
や、ガラス等を用いることができる。本実施形態におい
て、光ディスク10はディスク形状を有し、基板210
もこれと同様にディスク形状に形成される。しかし、光
ディスク10は記録及び/又は再生を妨げない程度に所
望の形状を形成することが可能であり、基板210もこ
れと同様の形状に形成することができる。
【0021】基板210は、その表面が第1のディスク
100の基板110と同様の形状に形成されてもよく、
また異なる形状であってもよい。異なる形状の例とし
て、トラックピッチが1.6μm、最小ピット長が0.
87μm、ピット幅が0.5乃至0.8μm、ピットの
深さが0.11μmのピット形状を有しているCD−R
OMの基板や、トラックピッチが1.6μm、グルーブ
幅が0.5乃至0.7μm、グルーブの深さが0.14
乃至0.20μmのグルーブを有しているCD−Rの基
板、トラックピッチが0.7乃至0.8μm、最小ピッ
ト長が0.40μm、ピット幅が0.2乃至0.3μ
m、ピットの深さが0.10乃至0.14μmのピット
形状を有しているDVD−ROMの基板等が挙げられる
が、これらに限定されなくともよい。
【0022】反射層230は光反射層であって、上述の
基板210の表面に膜厚0.02μm乃至0.5μmで
形成される。反射層230はAgまたは、Agを主成分
とする合金である。なお、記録層230がAgを主成分
とする合金として形成される場合、かかる合金を形成す
る元素としては、Al、Au、Cu、Cr、Ni、P
t、Pd等が挙げられるが、これらの元素に特に限定さ
れるものではない。また、合金中のAgの組成比率も特
に限定はされない。反射層230は、真空蒸着、スパッ
タリング及びイオンプレーティングなどにより成膜する
ことができる。
【0023】保護層240は第2のディスク200を保
護するために設けられており、上述の反射層230上に
膜厚0.1μm乃至100μm、好ましくは2μm乃至
20μmに形成される。保護層240としては、紫外線
硬化性アクリル樹脂、紫外線硬化性エポキシ樹脂、シリ
コーン系ハードコート樹脂などの有機材料やSiO、S
iN、AlNなどの無機材料や紫外線硬化性樹脂などの
有機材料を使用することができる。保護層240は、ス
ピンコート、グラビア塗布、スプレーコート、ロールコ
ート等、通常の方法により形成することができる。
【0024】光ディスク10において、上述した第1の
ディスク100及び第2のディスク200は接着剤によ
って(接着層300)、第1のディスク100の保護層
140と第2のディスク200の保護層240とが接着
されている。貼りあわせ用の接着剤としてホットメルト
接着剤、紫外線硬化接着剤、エポキシ接着剤、シリコー
ン接着剤などを使用することができる。
【0025】ここで、図2を参照するに、第1のディス
ク100と第2のディスク200の大きさを説明する。
ここで、接着層300により貼りあわされる第1のディ
スク100と第2のディスク200のそれぞれの直径に
ついて、第1のディスク100の接着層300側(即
ち、保護層140側)の直径をbmm、接着されない面
(即ち、基板110)の直径をammとし、第2のディ
スク200の接着層300側(即ち、保護層240側)
の直径をcmm、接着されない面(即ち、基板210)
の直径をdmmとする。
【0026】上述したように、第2のディスク200の
第1のディスク100と貼り合せる面の直径が第1のデ
ィスク100の第2のディスク200と貼り合せる面の
直径よりも短くなるようにするためには、次のような例
が考えられる。まず、1番目の例として、b>c、且
つ、a>b、且つ、d>cの条件を満たす光ディスク1
0である。2番目の例として、b>c、且つ、a=b、
且つ、d>cの条件を満たす光ディスク10である。3
番目の例として、b>c、且つ、a>b、且つ、d=c
の条件を満たす光ディスク10である。4番目のディス
クとして、b>c、且つ、a=b、且つ、d=cの条件
を満たす光ディスク10である。本発明の光ディスク1
0はこれらの条件を満足していれば良い。なお、本実施
形態では第2のディスク200の貼り合せ面が第1のデ
ィスク100の貼り合せ面より小さくなるように形成さ
れるが、これは逆であっても良い。しかしながら、記録
容量を考慮すると、貼り合せ面が大きく形成される側の
ディスクを記録ディスクとして用いることが好ましい。
これにより、第1のディスク100と貼り合わされる第
2の光ディスク200の面における直径が、第2のディ
スクと貼り合わされる第1の光ディスク100の面にお
ける直径より小さく形成されるので、同一な直径を有す
る光ディスクを貼り合わせる場合よりもディスクの形状
的な欠陥が互いに干渉することを防止することができ
る。上述のように、第1のディスク100及び第2のデ
ィスク200が貼り合わされる面は当該第1のディスク
100及び第2のディスク200を保護する保護層14
0及び240であって、かかる保護層140及び240
はスピンコート法により成形される。スピンコート法に
より形成される保護層140及び240は振り切れずに
硬化した残留部分が突出した形状を有するが、本発明の
光ディスク10は上述の作用によりかかる突出した部分
がずれた状態で貼り合わされるので、その突出した部分
が各々干渉しない。これにより、光ディスク10のラジ
アルチルトの最大値と最小値を格差を減少し、良好な記
録及び再生特性を得ることができる。
【0027】以上説明したように、本発明の光ディスク
10によれば、第2のディスク200の第1のディスク
100と貼り合せる面の直径が第1のディスク100の
第2のディスク200と貼り合せる面の直径よりも短く
なるように形成されていることにより、保護層140及
び240の形成に伴う出っ張りが干渉しない。よって、
従来では、第1及び第2のディスクを張り合わせるさい
にかかる出っ張りが干渉することで、ラジアルチルトの
最大値と最小値の格差を生じさせる問題があったが、本
発明では後述する実施例からも明らかなようにかかる問
題を解決している。よって、本発明の光ディスク10
は、ラジアルチルトの最大値と最小値の格差が少なく、
再生及び記録性能のよい光ディスクを提供することがで
きる。
【0028】以下、本発明の光ディスク10の製造方法
を説明する。なお、上述した説明からも明らかなよう
に、第1のディスク100と第2のディスク200は基
本的に同一の構成であり、重複する説明は省略するもの
とする。
【0029】第1のディスク100及び第2のディスク
200ともに、基板110及び210としては、プリフ
ォーマットパターンが形成されているスタンパを装着し
た射出成形機を用いて、ポリカーボネード樹脂を射出成
形することにより形成される。例えば、基板110は、
直径120mm、板厚0.6mmの基板として成形さ
れ、基板120は基板110より小さくなるように、直
径119.5mm、板厚0.6mmの基板として成形さ
れる。なお、かかる値は例示的であり、本発明を限定す
るものではないことに理解されたい。本実施形態の製造
方法では、基板120の直径を基板110の直径より小
さくしているが、上述の条件のように、本発明の光ディ
スク10は第2のディスク200の貼り合せ面が第1の
ディスク100の貼り合せ面より小さくなるように製造
されるに足りるものである。
【0030】第1のディスク100ポリカーボネート樹
脂を射出成形することは薄型の基板を容易に作成できる
などの利点がある。また、スタンパは、所望の製品(レ
プリカ(replica):量産するディスク)とは逆の凹凸の
形状が刻まれている金型であり、ニッケル(Ni)材料
等で作製されている。スタンパの凹凸部は、例えば、プ
リフォーマット信号やデータ(data)信号を形成するため
に設けられている。これにより、トラッキング用のプリ
グルーブがトラックピッチ0.02μm乃至1.6μm
で形成される。なお、上述したように、基板110及び
120はアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂等に
代表される樹脂やガラス等を用いて形成しても良いこと
は言うまでもない。
【0031】次いで、第1のディスク100には記録層
120が形成される。記録層120は、溶媒を使用する
スピンコート法によって第1のディスク100の記録面
に、20nm乃至200nmで薄膜成形される。そし
て、スピンコート法によって成形された記録層120
は、所定の時間、所定の温度下で乾燥される。
【0032】ここで、スピンコート法とは、高速で回転
する基板110上に液体状の材料を滴下し、その遠心力
を利用して材料を基板上に広げるという方法である。ま
た、成膜時に用いる溶媒としては、例えば、エチルセロ
ソルブ、メチルセロソルブ、メタノール及びテトラフル
オロプロパノールなどを用いることができる。上述した
ように記録層120は種々の材料より選択可能であり、
本実施例のように有機色素を含有する記録層130に限
定されない。
【0033】次いで、第1のディスク100の記録層1
20、及び第2のディスク200の基板110上に反射
層130及び230が成形される。反射層130及び2
30は、Agをスパッタリングすることで、膜厚が0.
02μm乃至0.5μmとなるように薄膜成形される。
なお、上述したように、反射層130及び230は真空
着及びイオンプレーティングなどにより成膜することで
あってもよい。
【0034】次いで、第1のディスク100の反射層1
30、及び第2のディスク200の反射層130上に保
護層140及び240が成形される。保護層140及び
240は、紫外線硬化性アクリル樹脂をスピンコート法
により膜厚2μm乃至20μmとなるように薄膜成形す
る。そして、成膜後、紫外線照射機を用いて所定の光強
度の紫外線を照射して保護層140及び240を硬化さ
せる。保護層140及び240としては、その他に、紫
外線硬化性エポキシ樹脂、シリコーン系ハードコート樹
脂などの有機材料やSiO、SiN、AlNなどの無機
材料や紫外線硬化性樹脂などの有機材料を使用すること
ができる。また、保護層140はグラビア塗布、スプレ
ーコート、ロールコート等、通常の方法によって形成す
ることもできる。
【0035】最後に、以上の方法にて作成された光ディ
スク100と光ディスク200を各々の保護層140及
び240同士上に、紫外線硬化接着剤をスクリーン印刷
により膜厚60μmにて塗布し、紫外線を照射後、両デ
ィスク100及び200を貼り合せる。以上の工程によ
り片面記録方の光ディスク10を作成することができ
る。なお、光ディスク10が両面記録方の光ディスクと
して実現されるのであれば、第2のディスク200も上
述の工程において記録層が成形されることは言うまでも
ない。
【0036】かかる製造方法によれば、第2のディスク
200の第1のディスク100と貼り合せる面の直径が
第1のディスク100の第2のディスク200と貼り合
せる面の直径よりも短くなるように製造されることによ
り、保護層140及び240の成形に伴う出っ張りが干
渉しない。よって、従来では、第1及び第2のディスク
を張り合わせるさいにかかる出っ張りが干渉すること
で、ラジアルチルトの最大値と最小値の格差を生じさせ
る問題があったが、本発明では後述する実施例からも明
らかなようにかかる問題を解決している。よって、本発
明の光ディスク10は、ラジアルチルトの最大値と最小
値の格差が少なく、再生及び記録性能のよい光ディスク
を提供することができる。なお、本発明の光記録媒体の
製造方法は、成形するディスクのどちらか一方の面がそ
れと異なる面より小さくなるように形成するだけでよ
く、煩雑な製造工程を必要としない。
【0037】
【実施例】
【実施例1】上述の製造方法に従い、片面記録型の光デ
ィスクを作成した。より詳細には、最初に、第1の光デ
ィスク(記録ディスク)100の基板を以下のように作
成した。プリフォーマットパターンが形成されているス
タンパを装着した射出成形機を用いて、ポリカーボネー
ト樹脂を射出成形することにより直径120.0mm、
板厚0.6mm、の光透過性基板110を作製した。得
られた基板110には、トラッキング用のプリグルーブ
がトラックピッチ0.74μm、溝幅0.3μmで同心
円状に形成した。ここで、接着層300を挟み相対する
面の直径に、第1の光ディスク100の基板110は、
120.0mmのディスクを作製した。作製された基板
110に対して、プリグルーブが形成された表面上に、
記録層として、下記の化学式に示す構造式で表されるア
ゾ系色素1重量%の濃度の溶液を作製し、スピンコート
法により膜厚200nmで塗布し有機色素記録層120
を作成した。
【0038】
【化1】
【0039】なお、前記色素を塗布する際には、テトラ
フルオロプロパノールを溶媒として用いてアゾ系色素溶
媒とし、フィルターで濾過して不溶物を取り除いた。こ
の有機色素を塗布した基板110は、色素塗布後70℃
により1時間乾燥した。更に、前述の反射層130上
に、記録層120及び反射層130を保護するための保
護層140として紫外線硬化性樹脂(大日本インキ化学
工業株式会社製 SD−1700)をスピンコート法に
より膜厚7.0μmにて成膜した。保護層140を成膜
後、紫外線照射機を用いて所定の光強度の紫外線を照射
して保護層を硬化させた。
【0040】次ぎに、第2のディスク(ダミーディス
ク)200を以下のように作成した。第2のディスク2
00として作製された基板210(直径119.5m
m)に対して、プリグルーブが形成された表面上に、前
述の反射層230を形成し、反射層230を保護するた
めの保護層240として紫外線硬化性樹脂(大日本イン
キ化学工業株式会社製 SD−1700)をスピンコー
ト法により膜厚7.0μmにて成膜した。保護層240
を成膜後、紫外線照射機を用いて所定の光強度の紫外線
を照射して保護層を硬化させた。
【0041】最後に、以上の方法にて、作成された第1
のディスク100及び第2のディスク200を、それぞ
れの保護層140及び240同士上に、接着層300と
して、遅硬性紫外線硬化接着剤(ソニーケミカル株式会
社製 SK−7000)をスクリーン印刷により膜厚6
0μmにて塗布した。そして、かかる遅硬性紫外線硬化
接着剤に紫外線を照射後、両ディスクを貼りあわせて、
光ディスク10を作成した。
【0042】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、ジャパンEM社製DLD−3000で測
定した。ラジアルチルトを測定すると、最大値は0.3
2(deg.)であり、最小値は−0.04(de
g.)であった。光ディスク10のラジアルチルトは、
ディスクの半径57mmを測定したときの最大値、及び
最小値である。
【0043】
【実施例2】実施例2では、上述の製造方法により、実
施例1と同じ第1のディスク100を作成し、第2のデ
ィスク200を直径119.0mmで作成し、接着層3
00を挟み相対する面の直径が実施例1とは異なる光デ
ィスク10を作成した。
【0044】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.34(deg.)であ
り、最小値は−0.05(deg.)であった。
【0045】
【実施例3】実施例3では、上述の製造方法により、実
施例1と同じ第1のディスク100を用いたが、第2の
ディスク200を直径119.8mmで作成し、接着層
300を挟み相対する面の直径が実施例1とは異なる光
ディスク10を作成した。
【0046】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.33(deg.)であ
り、最小値は−0.03(deg.)であった。
【0047】
【実施例4】実施例4では、上述の製造方法により、第
2のディスクを直径120.0mmで作成し、第1のデ
ィスク100を直径119.5mmで作成し、接着層3
00を挟み相対する面の直径が異なる光ディスク10を
作成した。
【0048】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.30(deg.)であ
り、最小値は−0.06(deg.)であった。
【0049】
【実施例5】実施例5では、上述の製造方法により、第
2のディスクを直径120.0mmで作成し、第1のデ
ィスク100を直径119.0mmで作成し、接着層3
00を挟み相対する面の直径が実施例4とは異なる光デ
ィスク10を作成した。
【0050】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.31(deg.)であ
り、最小値は−0.04(deg.)であった。
【0051】
【実施例6】実施例6では、上述の製造方法により、第
2のディスクを直径120.0mmで作成し、第1のデ
ィスク100を直径119.8mmで作成し、接着層3
00を挟み相対する面の直径が実施例4とは異なる光デ
ィスク10を作成した。
【0052】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.32(deg.)であ
り、最小値は−0.02(deg.)であった。
【0053】
【実施例7】実施例7では、上述の製造方法により、両
面記録型の光ディスク10を作製したが、実施例1に示
された方法で作製された2枚の記録ディスクを、それぞ
れの保護層同士を貼りあわせることによって作成した。
ただし、接着層を挟み相対する面の直径に異なる記録デ
ィスク(第1のディスク100の直径120mm、第2
のディスク200の直径119.5)を用いて光ディス
ク作成した。
【0054】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.33(deg.)であ
り、最小値は−0.03(deg.)であった。
【0055】
【実施例8】実施例8では、上述の製造方法により、実
施例7と同じ第1のディスク100を用いたが、第2の
ディスク200を直径119.0mmで作成し、接着層
300を挟み相対する面の直径が実施例7とは異なる光
ディスク10を作成した。
【0056】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.32(deg.)であ
り、最小値は−0.02(deg.)であった。
【0057】
【実施例9】実施例9では、上述の製造方法により、実
施例7と同じ第1のディスク100を用いたが、第2の
ディスク200を直径119.8mmで作成し、接着層
300を挟み相対する面の直径が実施例7とは異なる光
ディスク10を作成した。
【0058】かかる光ディスク10に関し、ラジアルチ
ルトのα値を、実施例1と同様に測定した。ラジアルチ
ルトを測定すると、最大値は0.31(deg.)であ
り、最小値は−0.03(deg.)であった。
【0059】これら実施例1乃至実施例9と比較するた
めに、比較例1、比較例2として第1のディスク(記録
ディスク)100と第2のディスク(ダミーディスク)
200に、接着層300により貼り合わされるディスク
の相対する面の直径が同じ片面記録型の光ディスクを作
成した。また、比較例3、比較例4として第1のディス
ク(記録ディスク)100と第2のディスク(記録ディ
スク)200に、接着層300により貼り合わされるデ
ィスクの相対する面の直径が同じ両面記録ディスクを作
成した。以下に示す表に、実施例1乃至実施例9、及び
比較例1乃至比較例4の諸元及びラジアルチルトの最大
値及び最小値を示す。ここで、ダミー面基板の貼り合わ
される面と反対の面の直径について実施例1乃至実施例
9及び、比較例1乃至比較例4に対して119.0乃至
120.0(mm)の範囲において変動させたが、張り
合わせ後のラジアルチルト(の値)には、実施例乃至実
施例9及び比較例1乃至比較例4の結果には、ほぼ影響
しなかった。
【0060】
【表1】
【0061】実施例1乃至実施例9は、接着層300を
挟み相対する面の直径に異なるディスクを用いて、第1
のディスク100及び第2のディスク200を作製し、
それらを用いて光ディスク10を作成したが、本発明の
光ディスク10では、ラジアルチルトの最大値と最小値
の格差が少ない。また、比較例1乃至比較例4に示した
ような接着層により貼りあわされるディスクの相対する
面の直径が同じ直径のディスクを用いて作成された光デ
ィスクより、本発明における光ディスク10は、ラジア
ルチルトの最大値と最小値の格差が少ない光ディスク1
0を作製することができた。以上の結果より、本発明の
光ディスク10はチルト特性に優れ、記録及び/又は再
生特性に優れた貼り合せ型の光ディスクを提供すること
ができる。
【0062】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可
能である。
【0063】
【発明の効果】本発明の光記録媒体及び製造方法によれ
ば、スピンコート法により成形される保護層の振り切れ
ずに硬化した残留部分は突出した形状を有するが、第1
のディスクと貼り合わされる第2の光ディスクの面にお
ける直径が、第2のディスクと貼り合わされる第1の光
ディスクの面における直径より小さく形成されるので、
同一な直径を有する光ディスクを貼り合わせる場合より
もその突出した部分がずれた状態で貼り合わされる。よ
って、本発明の光記録媒体は、かかる突出した部分がそ
れぞれ干渉しないので、ディスクのラジアルチルトの最
大値と最小値を格差を減少し、良好な記録及び再生特性
を得ることができる。また、この光記録媒体の製造方法
は、成形するディスクのどちらか一方の面がそれと異な
る面より小さくなるように形成するだけでよく、煩雑な
製造工程を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての光ディスク1
0を示す概略平面図である。
【図2】 図1に示す光ディスク10の断面を示す概略
斜視図である。
【図3】 図2に示すディスク10の破線領域を示す拡
大断面図である。
【符号の説明】
10 光ディスク 100 第1のディスク 110 基板 120 記録層 130 反射層 140 保護層 200 第2のディスク 210 基板 230 反射層 240 保護層
フロントページの続き (72)発明者 林 琢也 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 桜井 友一 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 藤川 和弘 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 5D029 JB32 RA08 RA35 5D121 AA04 AA07 EE22 EE30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のディスクを貼り合わせる
    ことにより少なくとも一の記録層を有する貼り合せ型の
    光記録媒体であって、 前記第2のディスクが貼り合わされる面において所定の
    直径を有する第1のディスクと、 前記第1のディスクが貼り合わされる面において前記所
    定の直径より小さい直径を有する第2のディスクとを有
    し、 前記第1及び第2のディスクを貼り合わせることにより
    形成される光記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のディスクが貼り合わ
    される面は当該第1及び第2のディスクを保護する保護
    層であって、前記保護層はスピンコート法により成形さ
    れる請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のディスクのどちらか
    一方は記録層を有し、前記光記録媒体は片面記録型であ
    る請求項1記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のディスクの各々は記
    録層を有し、前記光記録媒体は両面記録型である請求項
    1記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 第1及び第2のディスクを貼り合わせる
    ことにより少なくとも一の記録層を有する貼り合わせ型
    の光記録媒体の製造方法であって、 前記第2のディスクが貼り合わされる面において所定の
    直径を有する第1のディスクを成形するステップと、 前記第1のディスクが貼り合わされる面において前記所
    定の直径より小さい直径を有する第2のディスクを成形
    するステップと、 前記第1及び第2のディスクを貼り合わせるステップと
    を有する光記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のディスクが貼り合わ
    される面は当該第1及び第2のディスクを保護する保護
    層であって、前記第1及び第2のディスクを生成するス
    テップは、前記保護層をスピンコート法により成形する
    ステップを有する請求項5記載の光記録媒体の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101842278B1 (ko) * 2010-12-22 2018-03-26 엔지케이 인슐레이터 엘티디 복합 기판 및 복합 기판의 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101842278B1 (ko) * 2010-12-22 2018-03-26 엔지케이 인슐레이터 엘티디 복합 기판 및 복합 기판의 제조 방법

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