JPS6368985A - 面ぬり方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ビットマツプメモリを有するプリンタ装置、ディスプレ
イ装置など走査方式により図形を面ぬりする装置におい
て、複雑な任意形状の面ぬりを、その形状を走査方向の
直線の集合としてとらえ、その直線情報を格納したテー
ブルを参照しながらそれらを直線を描画して実現するこ
とにより、簡単な構成で高速に面ぬりを可能としたもの
である。

〔産業上の利用分野〕

本発明はビットマツプメモリを有するプリンタ装置やデ
ィスプレイ装置における図形の面ぬり方式に関する。

近年プリンタ装置やディスプレイ装置のビデオ画像、コ
ンピュータグラフィック、コンピュータエイデツドデザ
イン等画像処理におけるデータ量は、その描画の精緻さ
および高解像度の要求により膨大なものになりつつある
。このためこれら装置の画像処理は高速化が要求されて
いるとともに、画像処理の普及に伴い装置の低価格化も
要求されている。画像処理の面ぬり方式も上記要求に沿
って精緻で複雑な図形に対応でき、しかもより簡単で高
速のものが求められている。

〔従来の技術〕

従来走査方式により図形を描画する装置における面ぬり
は、第４図（イ）に示すような台形の而ぬりを例にした
場合、面ぬりを開始する走査行の走査開始桁Ａと走査終
了桁Ｂ及び面ぬりを終了する走査行の走査開始桁Ｃと走
査終了桁りだげが与えられ、その途中の走査行の走査開
始桁と走査終了桁は、一つの方法として直線補間のハー
ドウェアにより台形の左側の傾きＡＣと、右側の傾きＢ
Ｄを計算により求めて、走査開始桁の直線を描画をくり
返して面ぬりを行っていた。例えば第４図（ロ）に示す
ようように台形の各点が（ａ、ｂ）　（ａ、ｃ）。

（ａ＋６．ｂ−１）＋　（ａ＋６．ｃ＋２）と与えられ
た場合、直線補間のハードウェアにより左の傾きは走査
３行毎に一１桁、右の傾きは走査２桁毎に＋１桁となる
ように計算される。又、台形の傾きを求める他の方法と
しては、直線補間のハードウェアによらずソフトウェア
によって計算し成行ごとに走査開始桁と走査終了桁を更
新する方法もあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術においては次のような問題点があった。

まず、直線補間のハードウェアを用いた場合、直線補間
の回路が左右の傾きの計算に必要なため、ハードウェア
の物量が増えるばか、面ぬりが台形ではなく複雑な形状
乙こなると対応しきれないという問題点があった。

次にソフトウェアを用いた場合は、１走査行毎に走査開
始桁と走査終了桁を与えるため、複雑な形状でも容易に
面ぬりが可能であるが、１走査行毎にソフトウェアの介
入を要するため、処理が遅いという問題点があった。

本発明は上記問題点を解決するだめのもので〜ハードウ
ェアを複雑にすることなく、任意図形に対応が可能であ
りしかも高速な面ぬり方式を提供することを目的とする
。

〔問題点を解決するだめの手段〕

第１図は本発明の原理説明用のブロック図である。上記
目的を達成するため、本発明の面ぬり方式は、ビットマ
ツプメモリ１０の走査行毎の走査桁方向に直線を描画す
る描画部３と、該直線の走査開始桁と走査終了桁に関す
る情報を格納するテーブル４と、前記一つの走査行の直
線描画終了毎に前記テーブル４から次の走査行の前記情
報を読み出し前記走査開始桁と走査終了桁とを更新して
前記描画部３へ指示する桁情報作成部】１とを備え、予
め前記テーブル４に任意図形の前記情報を格納した後に
前記直線描画を行ないその直線の集合によって面ぬりを
行なうようにしたことである。

上記桁情報作成部の実施態様として前記桁情報作成部１
１は走査開始桁および走査終了桁を格納し初期値がセッ
ト可能なレジスタ１，２と、前記テーブル４から読み出
された前記情報を前記レジスタ１．２へ加算して前記更
新をする加算回路５とを備えたものがテーブル構成を簡
単にする上で好適である。

〔作用〕

本発明は走査行を更新しながら走査桁方向へ直線を描画
し、そのくり返しによって面ぬりを行なうものであり、
その直線の走査開始桁と走査終了桁に関する情報を予め
テーブル４に与えておき、そのテーブル４を走査行の更
新毎に読み出して直線の描画を行なうので、複雑な形状
の任意図形であっても予めテーブル４に用意しておくこ
とにより、容易すこ面ぬりすることが出来る。

また面ぬりすべき範囲が広い場合でも一度の面ぬり指示
により、指定された範囲の面ぬりが可能となる。また、
本発明は描画の際に、ハードウェアやソフトウェアによ
る直線補間の処理を必要としないので、より高速な面ぬ
りができる。

〔実施例〕

以下本発明の１実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図は本発明の１実施例を示すブロック図である。プ
ロセッサ６はメモリに奮各納されたプログラムの手順に
よって、面ぬり制御に必要なデータの作成や指示２その
信金般的な処理を行なう。プロセッサ６はパスライン６
ａを有し、このハスラインには、ビットマツプメモリｌ
Ｏ上に描画すべき図形の走査開始桁、走査終了桁を各々
格納する走査開始桁レジスタ１．走査終了桁レジスタ２
と、走査を開始する走査行を格納する走査行レジスタ７
と、走査行数を格納する走査行数レジスタ８と、描画す
べき直線の走査開始桁および走査終了桁に関する情報と
して走査行間の変化値を格納するテーブル４及び描画回
路３３等が接続され、プロセッサと必要なデータの授受
を行なう。テーブル４はプロセッサ６からのアクセスと
テーブル読出回路９からの読み出しが可能であり、テー
ブルのアドレスライン・データラインは例えばバスマス
ク等によってプロセッサ６またはテーブル続出回路９の
指示で接続の切換えを行なう。以上の構成において、走
査開始桁レジスタ１．走査終了桁レジスタ２．加算回路
５は本発明の桁情報作成部１１を構成するものであり、
走査行レジスタ７、走査行数レジスタ８．描画回路３ａ
、テーブル読出回路９は本発明の描画部を構成している
。ビットマツプメモリＩＯには、プリントコントローラ
またはディスプレイコントローラ等が接続されており、
ビットマツプメモリ１０に格納されている面ぬり図形を
プリントまたは表示する。

以下上記実施例での動作の説明を行なう。まずプロセッ
サ６はパスライン６ａを介して描画すべき図形の走査開
始桁と走査終了桁と走査開始行および走査行数を各々走
査開始桁レジスタ１．走査終了桁レジスタ２．走査行レ
ジスタ７、走査行数レジスフ８に初期値として格納し、
また後続の走査行において描画すべき直線の走査開始桁
および走査終了桁の変化値をテーブル４に格納した後、
描画回路３ａに面ぬり描画開始の指示を与える。

描画回路３ａは走査開始桁レジスター及び走査終了桁レ
ジスタ２から、走査開始行における走査開始桁と走査終
了桁を得、走査開始桁から走査終了桁までを走査桁方向
に直線描画し、ビットマツプメモリ１（Ｈこ書込む。ま
た描画回路３ａは１直線描画終了毎に走査行レジスタ７
をインクリメントして更新し、走査行数レジスタ８を１
づつ減算し、その更新、減算毎にテーブル続出回路９を
介してテーブル４から次走査行の走査開始桁と走査終了
桁の変化値を読み出す。読み出された変化値はそれぞれ
走査開始桁レジスター、走査終了桁レジメタ２に加算回
路５によって加算され、新たな走査開始桁と走査終了桁
に更新され、ビットマソブメそりｌＯに順次直線が描画
される。全部の直線描画が終了すると、面ぬりは完了し
、図示しないが割込ラインを用いて、描画終了をプロセ
ッサ６に通知される。このようにプロセッサ６の介入を
描画開始時点と、描画終了時点とすることにより、プロ
セッサ６の負荷を軽減させることが出来るとともに、予
めテーブル４へのデータ操作により複雑な任意図形に対
応することができ、しかも描画の際に直線補間処理がな
いので高速な面ぬりが可能となる。

なお本発明は上記実施例に限るものではな（、テーブル
４には走査開始桁、走査終了桁そのものを格納してもに
よいし、また、テーブル４は独立したメモリにより構成
してもプロセッサ６に付随したメモリの一部を使用して
もよい。さらにテーブルは１個番こ限定するものではな
く複数設けても良いなど、本発明の主旨に沿って種々の
応用と実施態様を取り得ることは当然である。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明の面ぬり方式は
、走査行への直線描画によって行なう面ぬりの際、その
直線の描画情報が走査行毎にテーブルとして与えられる
ことにより複雑な形状の図形でも、その情報を元に容易
に面ぬりすることが出来、また、面ぬりすべき範囲が広
い場合でも、一度の面ぬり指示により指定された範囲の
面ぬりが可能なため、描画回路の高速制御が可能であり
、ビットマツプメモリを用いたレーザプリンタ、ディス
プレイ等高速制御を必要するものに最適なものである。

また面ぬり制御におけるプロセッサの介入は描画開始の
１回のみでよいため、面ぬり中は他の処理に専念出来る
など、プロセッサの負荷を軽減することが出来る。また
テーブルを複数持つことにより、面ぬり中に並行して他
のテーブルに次の面ぬり情報を書込むことが出来るため
面ぬり速度をより向上させることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明用ブロック図、第２図は本発
明−実施例のブロック図、第３図は実施例のテーブルお
よび描画概念図、第４図は台形の面ぬりと従来例の描画
概念図である。 図中、 １・・・走査開始桁レジスタ ２・・・走査終了桁レジスタ ３・・・描画部　　　　　　３ａ・・・描画回路４・・
・テーブル　　　　　５・・・加算回路６・・・プロセ
ッサ　　　　６ａ・・・ハスライン７・・・走査行レジ
スタ　　８・・・走査行数レジスタ９・・・テーブル続
出回路 １０・・・ビットマツプメモリ １１・・・桁情報作成部 （イ）　　　子−プル ＣＩ］）　　ｉｆ色４１　才既他ｉう 本光咀の岨帆イタ“１のチー１゛ル８謬゛４番鳥オａ匁
図第３図 （１）台形の面ぬ１ｊ （０）犠１／ｆ！聴１ 台形の而べｌル伎東４Ｗ’＋つ桶画川東欠図第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ビットマップメモリ（１０）の走査行毎の走査桁
   方向に直線を描画する描画部（３）と、 該直線の走査開始桁と走査終了桁に関する情報を格納す
   るテーブル（４）と、 前記一つの走査行の直線描画終了毎に前記テーブル（４
   ）から次の走査行の前記情報を読み出し前記走査開始桁
   と走査終了桁とを更新して前記描画部（３）へ指示する
   桁情報作成部（１１）とを備え、予め前記テーブル（４
   ）に任意図形の前記情報を格納した後に前記直線描画を
   行ないその直線の集合によって面ぬりを行なうことを特
   徴とする面ぬり方式。
2. （２）前記桁情報作成部（１１）は走査開始桁および走
   査終了桁を格納し初期値がセット可能なレジスタ（１）
   、（２）と、 前記テーブル（４）から読み出された前記情報を前記レ
   ジスタ（１）、（２）へ加算して前記更新をする加算回
   路（５）とを備えることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の面ぬり方式。